晴徨雨読

晴れた日は自転車で彷徨い、雨の日は本を読む。こんな旅をしたときに始めたブログです。

湿気憂鬱 8/15

2009-08-16 | 日記・エッセイ・コラム

2009.8.15(土)曇

 湿気のきついのを記事にしたが実はもっとおそれていることがいくつか起きている。一つは干したキヌガサタケにカビが来ていることである。15本生えた中で最初の2本はなんだか解らず、次の数本は干し方が解らず、ようやく干し方が解った3本が上手に姿干しとなった。Img_2747

正当な干し方。

 ところがだ、上手に干し上がったものを取り入れて冷蔵庫や冷凍庫に保存すればいいものをそのまま干し続けていたところ、連日の雨の中で湿気を吸って元の木阿弥となっているのだ。あの真夏の日光は望むべくもないし、気温はずいぶん高くなっている。カビが来るぞ、だけどどうしようもない、せめてもとアルコールを霧吹きで振りかけて祈る思いで時間のたつのを待つ。しかし上林の湿気はそんな柔なもんじゃない、水気のあるものは例えそれが数パーセントでも容赦がない。翌日には黒カビが点々と生え、その翌日は真っ黒となり、その翌日には何とも言えない青緑のカビが覆ってしまった。Img_2798
 
こりゃあ食いもんにはならない。

最後の2本がまだ残っていたが、雨の中で収穫したためか、どろどろに溶けてしまった。この一ヶ月弱のキノコ騒動は一体何だったんだ。食することが出来なくて何のためのキノコ騒動だったのだろう。
 それにしても矛盾した話である、雨が多くて湿気が多くなければ発生しないだろうキノコを黴びる前に乾燥しなくてはならないのだ。しかも収穫できるときは発生したその日のみなのである。自然乾燥以外に何らかの方法を考えるか、偶然の幸運を待つしかない。今年の発生はもう望めないだろう。来年またしても発生するかどうか解らないけれど、発生したらしたで悩ましい問題である。
 同様に昨冬作製のゆべしもみんな黴びてしまった。あの苦労は一体どうしてくれるんだ。そして倉庫の工具や刃物類である、油で予防はしていても強烈な錆びに襲われている。最も心を痛めているのは地下室の書籍である。大切なものだけ運び出して、二階ででも保管しようと思うが、ボール箱をあけて見るのが怖いのだ。
 上林の憂鬱は雪でも雑草でもなかった、湿気である。
【作業日誌 8/15】
芝生広場雑草抜き

今日のじょん:午後11時、急に玄関のセンサーライトが点灯、続いて車庫のライトも点灯する。何者かが徘徊している、慌てて外に出てみるが既に逃げられたのか何者もいない。じょんはというと腹放り出して寝ている。いつもの吠えは一体何なんだ。

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一区納涼祭 8/14

2009-08-15 | 日記・エッセイ・コラム

2009.8.14(金)雨、晴

 一区の最大の行事納涼祭に出店することとなり、コーヒーメーカーの試運転を兼ねて準備を進めてきた。もっとも小さな地域の行事で何百人という参加者があるわけではないので、少しでもお祭りが盛り上がればという気持で参加させていただいた。
 朝から雨で不安な一日だったが、午後から晴れてきて開催時にはすっかりいい天気となった。ただ寒いくらいの涼しさで、放っておいても納涼できる夕べとなった。いつもの親父バンドRC2007の他に中学生のバンド無限ジュニアがデビューして盛り上がった。子供達が少ないなかで子供達の活躍は頼もしい限りである。Img_2808 Img_2812

じょん君もいらっしゃーい
無限ジュニアも初舞台、二曲を披露

カラオケ大会やビンゴゲーム、大花火大会もあって年に一度、地元の人や帰省の方が楽しんで貰える催しは大切に続けたい。
【作業日誌 8/14】
草刈り

今日のじょん:月に一度のフロントライン接種は痛くも痒くもないのだが、なんかされるという不安からか、妙に嫌がる。終わった後も憮然としてボンレスじょんしていた。Img_2800 Img_2802

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両墓制(2) 8/13

2009-08-15 | 歴史・民俗

2009.8.13(木)曇、雨

 両墓制のことを先日記事にしたが、我が家の周りにあるお墓が必ずしも詣り墓だというわけでは無いようだ。各家個別にお墓があったとして必ず両墓制ということでは無いようだ。普段はあまり話題にしにくいお墓の話も、お盆の時期ならすんなり出来る。草壁は両墓制であり、埋け墓が別にあると言うことだ。水梨は各戸別に墓があるが、かつてはその地に埋葬していたということだ。これは単墓制ということになるようだ。肝心の念道あたりはというと、近所のお客さまが無く今のところ解らない。いずれにしても、現在はすべてが火葬の上、お骨を納めているので単墓制となっている。火葬骨単墓制というそうだ。
 この墓制の違いについて、歴史上あるいは民俗学的にどのような意味があるのだろう。そこの処を追求している文書が見あたらない。ましてや埋け墓と詣り墓の間の距離をよく問題にしている。これもその理由が分からない。げすの勘ぐりではどなたか高名な歴史、民俗学者さんが墓間の距離について分類し、論文を書かれたのではないか。それを各地の郷土史などで真似て調査しただけのものではないか。いやあそれは重要な意味があるのだといわれる方があれば、是非お教えいただきたい。
【作業日誌 8/13】
なし

今日のじょん:雨は大嫌い。合羽着るのも大嫌い。雨の日は小屋から出てこない。それでもようやく外に連れ出すと、屋根のあるところに入って、嗅がなくてもいいものを次々と臭いで、いかにも忙しそーにする。そんな浅知恵がカワイイのよね。

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強烈湿気 8/12

2009-08-14 | 日記・エッセイ・コラム

2009.8.12(水)晴れ、曇

 今夏はギラギラ太陽というような暑さは無くて、どちらかと言えば冷夏と言われる夏なんだが強烈な湿気に襲われている。店に温湿度計を設置しているが、開店時気温30度弱、湿度80%が通常となっている。二回目の夏なのでいつもこんなものなのか、今年は特別なのか解らないのだが、どうも特別のようである。少なくとも昨夏はもっともっと暑かったが、ここまで湿気がきついことはなかった。
 今夏越してきた斉藤さんが第一声、「荷物が黴びてびっくりしました」ということだ。そう、湿度が高い上に気温もそこそこだから、そこいら中が黴びるのである。強烈なのは、ドアに雨のしぶきがかかって、翌日そのしぶきの形に黒カビが発生しているのである。そんなだから、風呂場や洗面所など水回りの状況も推して知るべしだ。
 先日の地域の寄り合いでも、今年は見たこともないようなキノコが出てくるという話題が出ていた。話題になっているキヌガサタケもそうだが、同じスッポンタケ科のキツネノロウソクという変なキノコも数回出ている。Img_2795 一月ほど前から花壇に出ているようで、かみさんがよく「ネコがカニの身をくわえてきた」と言っていたがよくよく見るとキノコだったということだ。彼女が調べたらキツネノロウソクといういかにもという名前だそうだ。
 キノコ研究者にはとってもいい夏かも知れないが、どうも困った湿気である。
【作業日誌 8/12】
ベランダ扉作製準備
今日のじょん:夜のお知らせが頻繁になってきた。あんなに吠えることのないじょんがこの時ばかりはしっかり吠えるのだ。こればっかりはおかあでは駄目なようで、おとうがおっかなびっくりで外に飛び出す。その時は何もいないのだが、翌朝には何者かが畑に入ったりしている。

 

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両墓制 8/11

2009-08-12 | 歴史・民俗

2009.8.11(火)雨、曇

 お盆前の定休日なので川合のお墓掃除に行く。カイチの墓揃えは日曜日なのだが天気が良くなかったので、どこの墓も中途半端な掃除となっている。墓石を洗剤で洗うが強烈な苔がなかなかしぶとい。私の元気な内はこのお墓の守もしてあげようと思うが、その先は一体どうなるやら解らない。川合のお墓は小原株のお墓で10件ほどの家が集まってお墓を構成しているのだが、これはいわゆる単墓というものである。斎場で火葬する現在では単墓も両墓も余り関係ないが、土葬をしている過去においては大きな違いがあった。Img_0889

我が家の墓地、私の父親は石塔の前に土葬されている。

葬制には関心があったので新書などで研究をしたが、両墓制というのはどういうものか理解できなかった。単墓制の地で育った者に両墓制というのは凄い異文化のように感じるのだ。
 上林の多くの地区が両墓制だそうだ。この地に家を建てたとき西側の山の斜面にお墓があるのに気付く、えらいこっちゃ家のすぐ近くに墓地があると思ったものだ。ところが北の斜面にも、府道の脇にもあちこちに墓があるのだ。これが両墓制である。
両墓制とは遺体を土葬する埋め墓と石塔を建ててお参りする詣り墓の二つの墓がある制度である。埋め墓は埋け墓(いけばか)などと呼ばれているようで、お寺の脇にあったりするそうだ。これは村全体など大きな単位であり、この地域の埋め墓がどこにあるのかは確認していない。一般的に葬儀時、初七日、四十九日などに詣るがその後は訪れることもないようで、石塔を置くこともなく単に石などを置いているそうだ。
調べているとムソバと言うところもあるそうだ。これは沖縄、久高島で探したグソーと同義語ではないか。そういえば沖縄の洗骨も両墓といえば両墓だ。両墓制の原点は洗骨などの改葬にあるのではないだろうか。
 お盆などで墓掃除をしてお詣りするのは詣り墓で家の近くに家毎の墓がある。これがそこいら中にバラバラとあるわけだ。沖縄の門中墓も似た感じである。
 余談であるが、かつて牛馬などの死体を埋めた箇所もある。これはサンマイなどと呼ばれているそうだ。一区のサンマイは向山の東の谷のおくにあるそうだ。ただ一般的にはサンマイは墓地のことで埋め墓をそう呼ぶところもあるそうだ。

【作業日誌 8/11】
お墓の掃除
真砂土運び

今日のじょん:散歩でもご飯でも「待ってなさい」というとこのポーズで待っている。これで上目遣いでもされたら、弱いのよね。Img_2755

 

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念道のこと(2) 8/10

2009-08-12 | 歴史・民俗

2009.8.10(月)雨

 雨の合間をじょんの散歩を済まして、帰ってくる。又降り出した雨の中木小屋周辺に行くと例の臭いが漂ってきた。最近は目で探すというより臭いで気付くようになってきた。トリフを探すブタのようなものだ。もっともキヌガサタケは誰にでも解る鶏糞のような臭いがきついのですぐに解るのだが、、、。今日のは東北角の切り株のところとその南側の森井さんの小屋の脇である。Img_2790 Img_2792

14、15本目

前者は雨のためグレバが落ちて白くなっており、後者は小屋の屋根のおかげでまだ頭が黒い。こうまで出るとアルバムにして整理しなければと思っている。
 じょんのびの地旧念道村について稚拙な仮説を書いたが(7.9参照)その後上林風土記などで解ったことがあるので追加しておこう。
渡辺さんに寛政十一年の丹波の国古地図の写しを頂いた。今から二百九年前の地図である。各郡の村名まで載っており、里程の載った詳細なものである。私は旧の地名、あるいは旧の漢字使いが載っていることを期待したのだが、ほとんどが今と同様で、逆に驚いている。現在と違うのは強木(小和木)草賀部(草壁)ぐらいで、小和木の語源は強木であることは間違いがないようだ。念道は念道小山となっている。
地名というのは二百年前から変わっていないのだと感心する。上林風土記にある古文書などを見るともっと古い年代でも「念道」の文字があり、薬師堂の鰐口(1704)にも念道の文字がある。
 明治七年の社倉籾積立御届書という文書に「子ント村」という記述があり、当初何のことかなあと思っていたのだが、これは念道村のことである。略して書いてあるという解釈も出来るが、同じ文書の同じ項目欄に西屋村とか浅原村、忠村とか正しく書いてあるので、子ント村という記述方法もあったのではないか。
念道の念は子か根か音ではないかという私の仮説は当たらずとも遠からずと言うことか。
 「子のト」のトは私は「渡」ではないかと言ったが、「戸」「門」も考えられないか。特に「門」は出入り口、水流の最も狭いところを意味するので、北の門という意味から考えられないことはない。古語辞典を引くと「処」場所、ところ、「土」領土、国土などもあり、なんとでも取れそうである。
 念道という地名はそう多くない、和束町の小字に念道という地があって、どのような地形か行ってみたいと思うのである。
なお、安永年間(1772年~1781年)頃の清林寺釣鐘の銘に寄進者の名があるが、温井、森井、四方、石原、角山、長井、辻木、中林、小林の姓があり、大丹生の姓は見あたらない。ところが前述明治7年の文書には大丹生氏が登場している。これはまだ発表していない上林に関する仮説に少し関連するので、憶えておいていただきたい。
【作業日誌 8/10】
無し
今日のじょん:雨が降って運動量が減っている。食事は同じように取っているので今度の体重測定が心配?18Kg台なら合格。 
 
 

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嗚呼、雑草 8/9

2009-08-11 | 日記・エッセイ・コラム

2009.8.9(日)曇、雨

 昨日は一日だけの真夏日だった。今日はもう熱帯低気圧が台風に変わって北上しているとかで雨模様となってきた。昨日書き忘れたのだが実は又してもキヌガサタケが発生したのだ。梅雨明けをし真夏日のギラギラ太陽の下で出てくるのはちと予想外というかセオリーを無視しているというか奇妙な現象である。Img_2787

13個目のキヌガサタケ、場所は前回のやや右方向。

直射日光には弱そうなので、そうそうに収穫して乾燥する。ところが今日になると又しても雨模様となってきた。もう最後かと思ったのが昨日出たわけだから、雨ならまだまだ出るかなと思って探すが、さすがにもうでない。
 それに比して、雑草だけはこれでもかというほど生えてくる。天候的には昨日が絶好の草刈りチャンスだったのだが所用で出来ず、今日は繁忙で出来ず、明日以降も雨天が予想されている。 西側、じょんのびファーム周辺、じょんのび谷周辺、府道のり面の雑草を見ると憂鬱になってくる。昨晩の寄り合いでも話題になっていたが、イノシシやシカなどは必ず草が生い茂っているところから侵入すると言うことだ。そういえばじょんのびファームへの侵入も草の茂っている場所から入り、そこから出て行っている。草を刈ることが侵入を防ぐ第一歩と思うのだが、その時間が取れないのが精神的にプレッシャーとなる。
 【作業日誌 8/9】
なし、、、イライラ
今日のじょん:Img_2789そんなのカンケイネエ、そんなのカンケイネエ。

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綾鷹のこと 8/8

2009-08-10 | 歴史・民俗

2009.8.8(土)快晴

 月に一度の土曜定休である。いつものように福知山東ゴルフの例会に行く。草刈り他やらにゃあならんことが溜まりに溜まっているので本当はゴルフなんてやってる場合じゃないのだけれど、ストレス解消とかリラクゼーションが必要と出かけるのだが、猛烈な暑さで余計ストレスになる。物部で村上建設さんの新築改築展示会があったので覗いてみる。いつも土曜日曜の開催なので定休日の第二土曜しか見られないので、この機会は逃せない。その後綾部温泉で夕食と入浴を済まし、地域の寄り合いに行く。なんとも中身の濃い一日であった。
 6月19日農協の農機具展示会に行ったとき、酔っぱらいのおじさんが「あんた綾鷹って知ってるか。東京では一番売れているお茶やで。このお茶は上林から出たんやで。」とペットボトルを片手に誰彼なしに言ってまわっている。一体何のこっちゃ、こちとらコンビニで売られているペットボトルのお茶なんぞ関係ないわいと思っていたのだが、実はこの宇治のお茶屋さんが上林の歴史に大いに関わっていることがわかった。検索で「上林」と入れると数軒の宇治のお茶屋さんが照会される。宇治にも上林という人がいるんだなあ程度で深く考えなかったのだが、実はこれらが上林の豪族上林氏の末裔ということである。Img_2651

上林春松本店の綾鷹


ペットボトルはコカコーラが扱っているようで、テレビのCMもみることができ、相当な人気の様子だが、もちろん茶葉の販売もなされている。
 通説では兵庫県氷上郡の土豪である赤井氏が上林庄に定着し上林姓を名乗ったと言うことである。その後織田信長に追放され、宇治に定着して茶業を営み、幕府の御用茶師まで勤めることとなるのである。上林郷ですでに茶栽培の経験があったと推定され、上林における茶の栽培が相当古いものと思われる。
 近年まで茶の栽培が盛んであったようで、先日来じょんされたお茶屋さんがお話をされていた。それは上林のお茶は地域がら味の良いお茶が出来るのだが、収穫時期が遅くて新茶が値崩れするころに出荷されたそうである。したがって茶業として成り立たず、廃れてしまったそうである。小西町あたりの立派な茶園を見るととても残念な気がするが、かつての茶栽培が盛んであったことの証左に、今どこでも茶の木が生えてくるのが見られる。じょんのび村もかつては茶畑だったそうで、初夏にはあちこちから茶の木が生えてくる。いつかはひととこで栽培し、自家製の茶を作ってみたいものだ。

【作業日誌 8/8】
無し
今日のじょん:今日は一日留守番だ。悪さもしないでよいこで留守番してくれるので本当に助かる。長時間の留守番の時は帰ってきたときの反応がひとしおだ。
 

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百鬼夜行 8/7

2009-08-09 | 日記・エッセイ・コラム

2009.8.7(金)晴れ、曇

 いよいよ本格的な夏になってきた。今日なんざ照りつけはたいしたこと無いが、湿度が80%にもなり、しんどいことこの上ない。今まで涼しかった分、これからどっとお返しが来るのかな。
 さて先日来夜中にじょんが吠えたりそわそわしたりしていたが、何者が来ているのか確認は出来ない。朝になってじょんに臭がすとその立ち回り先がわかる。アナグマが立ち回った様な形跡はかなりあったのだが、今朝のは強烈だった。足跡も残っており、蹄の跡からイノシシであることが明白だ。

Img_2778_2 Img_2780 Img_2781



左:侵入の跡  中:メロンの根も掘り起こされた。  右:ネギの予定地もこのとおり

イノシシは隣の畑はよく入っているが、じょんのびファームには入ったことはなかった。今回草が伸びて入ったのかも知れない。いよいよ柵作りに本格的に取り組まなくてはならない。畑にじょんがいるのならともかく、臭いだけでは限界があろう。
イノシシ、シカ、アナグマ、ヌートリア、イタチ、キツネ、クマ、、、、、まさに百鬼夜行である。
【作業日誌 8/7】
無し

今日のじょん:ちょいとじょんネタなのでお休み

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コード宿のこと 8/6

2009-08-07 | 歴史・民俗

2009.8.6(木)曇、雨

 先日カイチの話を書いたら栗町生まれの村上さんが「カイチは聞いたこと無いけどコーゾはちいさいとき耳にしたなあ」ということを言っておられた。コーゾとはどうも「丹波の話」にあるコード宿のことらしい。コードとは年一度カイチ内で宿を決めて行う宴会のようで、「丹波の話」にもたびたび登場し、一項を設けて説明したいとあるがついにその説明はなく、本当のところは何のことか解らない。母親に確認するとコードというのは聞いたことがないが、「オヒマチ」と言って年末頃にカイチの人が集まって宴会をしていたという。交替で宿が来るので、宿になった家は大変だったそうだ。何か特別な行事をしていなかったかと聞くと、宴会の始まる前に心経をあげて、挨拶があって始まるらしい。朝まで夜通しで飲むので「お陽待ち」なのか、寄って飲むのが楽しみなので「お日待ち」なのかも知れない。「丹波の話」の中で延(綾部市)の古老が、「コードは土地の誕生日のようなお祭りだ」と言っているのでやはりそういう類の行事なのだろう。
 コードといつもカタカナで書いてあるので実際の字は解らないのだが、宿を替えて行うので講戸、あるいは講渡かも知れない。上林でこういう風習があるのか否か確認はしていないが、先日近所の方が「最近は皆で寄って飲んだり話したりする機会がなくなったなあ」とおっしゃっていたので、かつてはあったとしても廃れているのかもしれない。
 さて先日大騒ぎした芝の様子だが、ヨトウを駆除し目土を入れて水遣りなどしていたら少し回復してきた。北側のハーブの影になっていたところは回復しないかも知れないが、その他の大部分は緑の芽が出てきた。玄関前は落着したものの芝生広場も困ったことが起きている。スギナはもう諦めているのだが、小さなクローバのような雑草が白樫の北にはびこってきたのだ。昨日芝生の除草剤というのを試しに撒いてみたのだが生憎の雨で効果のほどは疑わしくなった。Img_2770

そして白樫のあたりに目をやったときに、マッシュルーム状のキノコが生えているのに気付く。よく見ると木の周囲、半径2mぐらいの円内に怖ろしいぐらい生えている。もう胞子を出し切ってしぼんでいるものから、これから育っていこうという豆粒みたいなのが無数にはびこっている。これはもう手で取っていくしかない。一時間余り格闘しみーに1/3ほど取る。これはちょっと食えそうにもないキノコだ。
Img_2771 Img_2772


 

【作業日誌 8/6】
芝のキノコ取り

今日のじょん:じょん語録(44)ボンレスじょん
室内でオシッコしなくなってから何ヶ月もなるが念のためといってシーツは用意してある。シーツはボックスに引いてその上に100円ショップで買った網を乗せている。シーツがずれないし、噛んだり出来ないのでいいアイデアだと思っているのだが、オシッコをしない今では無用の長物となっている。ところが暑くなってくると、この網の上でくつろぐことが多くなってきた。床がぴったりくっつかないので涼しいのだろう。その代わり網の跡が付くのでボンレスじょんと呼んでいる。Img_2777

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ゴーヤのカーテン 8/5

2009-08-06 | 日記・エッセイ・コラム

2009.8.5(水)曇

 本来なら夏本番の時期なのだが、天候も不順で気温も低い。野菜などの作物の不作がニュースになっており、価格の高騰が懸念されるところだ。じょんのび村のキヌガサタケの記事が朝日新聞に掲載されたそうで、色んな方から聞いたり電話貰ったりしているのだが、当の本人は朝日新聞も取っていないので内容は解らない。掲載紙送ってこいよなあ。
 気温が低いためゴーヤの成長が遅くようやくカーテンが完成したようだ。ゴーヤの初物は7月27日で昨年より十日遅れている。実の方も、なってもなかなか大きくならず、収穫できるのは三日おきぐらいだ。それでも自作のゴーヤは美味しいし、カーテンの緑は涼しさを感じさせるものである。Img_2775 Img_2773







昨年もゴーヤカーテンはしていたが、プランターでしかも二株だけの栽培だったので寂しい限りのカーテンだった。その上真夏には日に三度も水遣りが必要なので参ってしまった。今年は地に下ろして大正解、10株ほど植えたが水遣りはほとんど無し、大正解である。でもこんなもんでエコだなんては決して言わないぞ。エコというのは充分使えるけれど、補助が出るので新しい車を買ったり、エコポイントが貰えるのでまだまだ使える電化製品を買い換えることなのだ。
【作業日誌 8/5】
無し

今日のじょん:子犬を欲しい人が居るので頼んでいたところ、6匹生まれたとサリーちゃんのママから連絡が入った。柴とラブのミックスで皆既日食の日に生まれたんだって。さっそくKさんとSさんに連絡、お盆明けに見に行くこととなった。じょんにも新しいお友達ができそーでとっても楽しみ、できれば一緒に見に行くこととする。

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上林探訪・草壁 8/4

2009-08-05 | 日記・エッセイ・コラム

2009.8.4(火)晴

 健康診断後の健康相談が故屋岡町の林業者等健康管理センターで行われた。中上林の観光センターでもあったのだが、奥上林に行ったのは実は旧奥上林村の役場を確認したかったからである。村誌には役場の写真もあり、記事の中にも役場は幾度となく登場するのだが、その所在地は書いてないのである。なぜ書いてないかというと、それはだれもが知っていて当然のことだからだ。村誌が村民あるいは関係者のみを対象として書いてあるもので、広く一般に知らしめるためのものではないようだ。もちろん奥上林のお年寄りに聞けばすぐに解ることだが、なんとなく聞くこともなく今日に至っている。村誌の地図にある「支所」というのがおそらく村役場の跡だろう。健康管理センターの向かいの建物がそれらしい建物だが、村誌の写真とはちと違うようだ。Img_2762  

川原バス停のところにある建物。


郵便局や駐在所などがあり、奥上林の中心地であったことが覗える。
相談が終わって古井から草壁に向かって府道を離れる。「や神」さんに寄ろうと思ったが車では位置が解らなかった。草壁を訪ねた理由は京都から斉藤さんが越してきて、一体どんなところだろうと見てみたかったというものである。途中草刈りをしている土井さんにお会いして斉藤さんの家を聞く。草壁ってもっと山間かなあと思っていたら意外と開けたところで、川は上林川本流よりずっときれいで周りの景色も落ち着いていて良いところだ。Img_2763
4WDの軽トラで精一杯のような道を一番上まで上がり宅を訪ねる。振り返る草壁の景色もいいが、雪が積もったらどうなるかと先の心配もする。主はあいにく不在だったが、勝手にあたりを散策し、新しい生活にエールを贈る。
ここまで来たら古屋まで行ってみようと府道を右にとる。この街道は洞峠から鶴ヶ岡に出、都に向かう古代の幹線道路だ。一つの鯖街道といっていい街道だ。モータリゼーションにどっぷり浸かった現在では考えられないことだけれど、徒歩に頼る時代には幹線道路となるわけだ。歩けさえすれば如何に急峻でも短距離で目的地に着けることが最優先されたようだ。道は段々細くなり、杉林の間を抜けて行く。北山の村々を走っているような気分となる。
谷間の道となり、勾配もきつくなってきた頃右手に大きな滝が現れる。大岩の滝である。うっそうとした梢の中に何段にも分かれて天空から草壁川に落ちる様はまったく素晴らしい。どこにあっても一大観光地になりそうな滝だけれど、この地にあるばかりにひっそりと訪れたものだけに姿を見せるこの大滝にこの上ない愛おしさを感じるのは私だけでなく、かみさんも感じているようだ。
Img_2767 Img_2768
広角でないと一枚に収まらない。


滝の先でユンボが工事をしており、通してくれるけど帰ることにする。9月の里山サイクリングではこのコースを走るので、その時にはじっくりと見学できそうだ。
【作業日誌 8/4】
草刈り

今日のじょん:深夜のことである、足おっぴろげて熟睡しているじょんがいきなりウーと凄いうなり声を上げて、吠えだした。何か獣が来ているようだ。こちとら風呂上がりのままのスタイルなのでおっかなびっくり服を着て外に飛び出す。月明かりだけでは何も見えない。部屋に帰ると「どうやった?」というような顔をして待っている。「やっつけたで」と言って撫でてやると、また足放り上げて寝てしまった。

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ヨトウ全滅 8/3

2009-08-03 | 日記・エッセイ・コラム

2009.8.3(月)晴

 ブログの編集がうまく行かなくなったので昨日の続きを書くことにする。
さて店玄関の芝の状況だが、すっかり食い荒らされて茶色く変色している。芝生広場の緑に比べると大違いだ。スミチオンの効果でもがいてるのか、それとも効果がなくて元気なのか解らないがとにかくあちこちでスジキリヨトウがうごめいている。ピンセットでつまんで瓶に入れてゆくと10分もたたないうちにびっしりつまって気味悪いこと。Img_2742 Img_2749

食い荒らされた芝と犯人。


【作業日誌 8/2】
スジキリヨトウ薬剤散布と捕虫
花壇用焼杭切断、塗装

今日のじょん:チャコちゃんのお母さんアンドーが脱走したことを聞く。子供達はみんな無事に貰われて暮らしているというのに、やっぱり野犬の血がそうさせるのかなあと感心してしまう。じょんの母親レンに思いを馳せてしまう。イノシシシやサルが自然の中で生きていると同様に犬も生きていけるのかも知れないが、犬であるがためのリスクってあるんじゃないだろうか。

Img_2752
じょんはのんきに暮らしてるよ~ん。


とまあここまでが2日の記事、ここからは3日のお話となる。
 さて、朝が明けると芝の様子を見る。ヨトウの死骸が地面にいくつもあり、スミチオンの効果が出ている。しかし中にはしっかりうごめいているのもあり、もう一度散布する。昼頃には動いている虫も居なくなったので雑草を抜き、熊手でサッチを取り除く。充分に掃除し、通気をよくして目地土を薄く撒く。これで芝が再生すればヨトウ騒動も一件落着ということだ。衆議院選挙をひかえてヨトウ全滅って凄いタイトルだよね。
 こんな虫害が芝生広場にも発生したら堪らないので、遅れ遅れになっていた芝刈りを行う。やはり虫害も病害も芝の条件が悪いところに発生するのだと思う。玄関前で起こった虫害は長雨で水はけが悪かったのではと危惧している。幸い芝生広場はすべてが坂となっており、水はけは抜群だ。これは後から解ったことだけど芝生を造成する場合故意に傾斜を付けるそうだ。芝生広場の場合は自然とそうなっていたわけだ。
 今日もキヌガサだけが出た。いつものところから離れた車庫の前のバラスとの際に出たのでちょっと驚きである。それと今までが雨の後に出ていたのが、昨日は雨が降っていないのに出たので、これもちょっと違うところだ。日に当たると早く傷むようで、昼前には収穫して乾燥に廻した。

Img_2761 Img_2760
こんなところに出てきたのだ。(12本目)

【作業日誌 8/3】
芝生の虫害処理
芝生広場刈り込み(B地区)

今日のじょん:夏野菜の季節となった。ゴーヤ、オクラはX、キュウリ、ナスは△
枝豆○ってところか。

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まだまだキヌガサタケ 8/2

2009-08-03 | 日記・エッセイ・コラム

2009.8.2(日)曇

 今朝方にバケツをひっくり返したような雨が降った。また出るかなと思ったらしっかり出ていた。10本目のキヌガサタケだ。以前に収穫した数本が上手く乾燥できていないのでもう何本か欲しいなあと思っていたところだ。日曜日だし、来じょんのお客さまに見ていただければいいかと思っていたところへ朝日新聞のH記者が先日の取材の報告なんかに立ち寄った。Img_2735

 10本目(木小屋の西)

いいところに来たと早速写真を撮影し、いきさつをおはなしする。彼も初めて見るらしく珍しそうにしていたが、強烈な日光が当たってくるとレースが黄ばんできてキノコも幾分元気がなくなってきた。やむなく収穫することにし、グレバを水溶きし増殖することや、串刺しの乾燥法なども見て貰う。おまけに隣に竹の根に押さえられて伸び上がれないキヌガサタケを発見、珍しい光景も見られた。Img_2746 Img_2748

竹の根の下から生えたため成長できなかった11本目
右は正しい乾燥法

この時点では記事になるもんやら解らなかったようだけど、帰社して調べると大変珍しいものだとわかり、記事になるかもよという連絡があった。いやあキヌガサタケネタは途切れませんなあ。
 さて、問題の芝生の虫害だが今日になって北側の芝もやられてしまった。玄関先の芝生がすっかり食い荒らされて惨めなこととなっている。そこら中にムシがうごめいており、ピンセットで摘んで見ると、犯人はスジキリヨトウだった。青虫の間はよく解らないが大きくなると背に斑点状の筋が入り一目瞭然となる。先日撒いていたカダンセーフではとてもじゃないが太刀打ちできない。早速購入済みのスミチオンを1000倍にして散布する。こうなったら無農薬だ無肥料だなんて言ってられない。つづく

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出発記念日 8/1

2009-08-01 | 日記・エッセイ・コラム

2009.8.1(土)雨

 朝方から強烈な雨、梅雨末期の集中豪雨と思いきやどうも様子が違う。太平洋の高気圧がふにゃふにゃでボンと梅雨前線を北へ放り上げることが出来ないようだ。
 実は今日は日本一周自転車旅の出発記念日なのだ。かみさんに言うと、「なんべんもなんべんも何が記念日やねんな」と素っ気ない。記念日はなんべんもあるもんじゃと3年前を懐かしむ。とにかく暑かった、その暑さが8月いっぱい続いたのだから堪らない。外環五条のエレベータ横断、逢坂山、比良山の坂など苦しいことはよく憶えている。百何回宿泊する中で最初の宿は比良山の民宿田沼はとっても素敵な宿だった。自転車の走り方も宿の探し方も解らず不安に充ち満ちたスタートというのは思い出深いものである。(2006.8.1参照)
Img_0036
こんな暑い日に出発したんやで。

 キヌガサタケにかまけている間に芝に異変が起きた。玄関の南側の芝に芝枯れが広がっている。雨が続いて病気でも発生したかなあ。とりあえずゴミを取り除いて、目土でも入れようかと熊手でゴミを掻き出す。すると出るわ出るわ、青虫が茎や根の間から出てくる。そして所々大きなヨトウムシみたいなのがいる、よく見ると胴体の半分が青い。どうも青虫が育ってでかくなっているみたいだ。ネットで調べるが、スジキリヨトウ、シバツトガの二大害虫でもないようだ。それにしても相当の数がいるので、虫害には違いない。芝の病害は予想していたが虫害は考えなかった。そんなわけで我が家には殺虫剤がない。厳密に言えばパイベニカなどのピレスノイド系のやわな殺虫剤はあるのだが、本格的なものはない。てなわけで、定番のスミチオン乳剤を買ってきて、やっつけるつもりだ。うまく駆除できたら新たに目土を入れてやればなんとか回復するのではないか。かみさんは、「駄目ならレンガ敷きにでもしたら」なんてノー天気な事を言っているが、ここまで芝生にするためにどんな苦労をしてきたか思い出して欲しい。今後他にも芝を育てる予定なのだから、虫害なんぞなんとか克服したいものと思っている。
 それにしても雨が降り続く、これでは薬剤散布もその他の処理も出来やしない。イライラの続く今日この頃ではある。

Img_2718 虫害?



【作業日誌 8/1】
なし

今日のじょん:朝夕の散歩でいろんなものに遭遇している。ここ一週間でじょんが遭遇したもの、ヌートリア、ヘビ、大毛虫、大ナメクジ。そして今日はでかいマムシの死骸に出合った。念道橋に渡る府道の路上だが、交通事故にあったものだか草刈りの途中で見つかって府道に遺棄されたものか解らないが、臭いが強烈なのかクンクンと興味を示していたようだ。

コメント (1)
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