晴徨雨読

晴れた日は自転車で彷徨い、雨の日は本を読む。こんな旅をしたときに始めたブログです。

熊情報 10/15 

2010-10-17 | 日記・エッセイ・コラム

2010.10.15(金)晴

 今年は熊の出没が異常に多いということだ。綾部市でも出没情報が99件とか、これから冬が近づくにつれてますます多くなるだろう。とにかく彼らにとっては冬ごもりが出来るか否か生命の問題だから、人間のご都合をいちいち伺っている余裕はない。今朝5時前だろうか、我が家の下に車が停まりなにやら話し声が聞こえる。新聞配達の人が世間話でもしているのだろうかと思ったが、この早朝に出会う人も居ないだろうし、長々としゃべるのは不思議である。ひょっとして熊でも出没したかなあと思ったが、それ以上騒ぎは拡がることはなかった。結局なんだか解らなかったのだが、夕方に知り合いの方に「念道にも熊が出たんですか?」と言われて驚く。熊の出没情報はオフトークという有線放送によって行われている。従ってオフトークに加入していない我が家では自分とこの地域のことでも解らないのだ。ここで綾部市の危機管理に対して疑問を抱く。有償のオフトークに加入していない住民に対しては、危機に関する情報が入らないのだ。熊の出没は各地で人身被害も出ており、今後もあらゆる危険が予想される事態である。現にその夕方も念道で唯一の小学生が薄暗くなりはじめた道を一人で帰ってきた。これって無策じゃないの。Img_1209
 
これ熊の糞、見つけたら要注意。


 市に情報を流すように言えば、オフトークで流しておりますと答えられるだろう。それじゃあ加入していない人はどうなるのだ。インターネットで流しているかなあと思ったら市の広報はくだらない記事ばかりでそれらしいものは載っていない。他の自治体では画像入りのリアルタイムな情報を流しているところもあり、対策についても丁寧に説明している。
 選挙前は「安心安全、安心安全」なんてお題目のように唱えていた議員さんたちは今一体何をしているのだろう。

今日のじょん:じょんはお留守番名人。サークルもペットドアも開けて部屋を自由に動き回れるようにしているが、蹴飛ばしたり、囓ったりすることなくお留守番をする。問題はおしっこうんPは絶対にしないので、長時間留守に出来ないことだ。Img_1461
 
こんな感じでお座敷犬になっている。 

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JAROに言うジャロ 10/14

2010-10-14 | 日記・エッセイ・コラム

2010.10.14(木)晴

 一週間ほど前のことだ、電気ポットの底にモロモロの滓が溜まっているのに気づく。なんとも気持ちの悪いものだ。たまには掃除せなあかんなあと思いつつ流し台に持っていってスポンジで洗う。ところが単なる水あかと思っていたらとんでも八分、歩いて十分で、それは水道水のカルキなどが結晶した丁度歯石のようなものであった。スポンジなんぞで取れるわけでもなく、無理に擦ると槽の表面が傷みそうでいかんともしがたい。そんなときテレビのCMでポット洗浄中という製品を知る。観ているといとも簡単にきれいに滓が取れている。入れ歯洗浄剤と同様にシューと泡が出て、一晩で何ともきれいになっている。さっそくその商品を買ってきて夕べから仕掛ける。朝の楽しみはあの忌まわしい滓がごそっと洗い流せることだ。ワクワクしながら手で触ってみる。確かにザラザラと分解した粒状のものが確認できる。核心部のあの苔のようにこびりついた部分は、スポンジで少し擦ればごそっと剥がれるのだろう。治りかけの傷のかさぶたを剥がすようなワクワクした気分で擦り始める。アレレ、幾らやっても剥がれない、あの魔法の水に一晩漬けたんだぜ、ちょっとぐらい剥がれろよなあ。Img_1531 Img_1532

錠剤を放り込んで一晩おく、結果は右の通り。(アップにして見てね)


 あのテレビCMの映像は何だ、誇大広告じゃないのか、JAROにいうじゃろ。
 バンテリンという関節などの痛みを取るという塗り薬がある。CMでは腰痛で倒れたバレリーナが塗布した途端にまた踊り出すという場面がある。そんな薬無いやろと思うのだが、一向に問題にならないようだ。要するに視聴者総てが、虚構であると認識しているから問題にならないのだろうか。そうなるとポット洗浄中も騙された私が悪いということになるんだろうかねえ、JAROさん。Img_1544


今日は倒れたバレリーナも生まれ変わって踊り出すよ~

 さて今日はベランダのゴーヤのカーテンを片づけた。記念に残っていたゴーヤでチャンプルーをすることとした。丁度先日買ってきた木綿豆腐が有ったので、ちょっと気合いを入れて作ってみる。本来は沖縄の島豆腐のような硬い豆腐でしたいのだが、木綿豆腐で我慢しよう。そのかわりキッチンペーパーで水気を取ったり、電子レンジにかけたりして水気を少なくする工夫をする。ところがだ、この豆腐、どう考えても木綿豆腐ではない。べちゃべちゃふにゃふにゃでケースから出しただけでも型くずれしている。ありゃあ、買い間違えたかなあ、確か陳列ケースにはもめん豆腐と書いてあったのだけど、、、、。安物の豆腐ならよくあることだが、この豆腐は168円もする高級品だ。ゴミ箱から捨てたケースを引っ張りだす。すると「豆腐」とだけ書いてある。Img_1539

こんな木綿豆腐あるかい?


やっぱり間違って買ったのかなあと思ったりするが諦めきれずにレシートを探す。そこにはしっかりもめん豆腐と書いてあるのだ。まただまされた。でもこれはJAROじゃねいな。結局チャンプルーは大失敗で、ほとんど捨ててしまった。くやぴい。Img_1545_2 Img_1541
 
いかにもまずそー。


【作業日誌 10/14】
ゴーヤカーテン片付け
ゴミ箱作製

今日のじょん:固まるのはじょんだけかと思っていたら、ヘイヘイもこのスタイルで固まっている。散歩の時家の前を通ると、飛んで出てきて遠くで見つめ合って固まっている。左手を上げて固まるのがおもしろい。Img_1530

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今更聞けないあのこと 10/13

2010-10-13 | 日記・エッセイ・コラム

2010.10.13(水)快晴

 先日テレビのくだらないクイズ番組を見るともなく見ていたら天気と雲量の問題をやっていた。こちとらその道のプロなのでかんちこちんと思っていたのだが、答を聞いて愕然とする。私の思っていたのと違うのだ。思いこみというのは怖ろしい、なにしろ十八才から今日まで間違い続けていたのだから、、、、。正解は雲量0、1は快晴、2~8は晴、9,10は曇である。えっ今までどう思っていたのだって、恥ずかしくてそれは言えない。というわけで四年つづいているこのブログの天気ももう少し晴が多くなる。クイズ番組も真剣に見るもんですなあ。
 今ひとつとんだ思い違いをしていたことを御紹介する。それは今年の5月8日に七百石町の岩王寺(しゃくおうじ)を訪れたときのこと。山門の下の檜の大木が皮を剥がれて真っ赤になっていたのだ。何ともまあひどいことをするもんだ、きっと鹿の仕業に違いないと思っていたわけだ。幸い他の記事が沢山あったのでブログには載せなかったのだが、実は鹿のせいでは無いことが判明した。物知りなお客さまが来られてしゃべっている間に、それは檜皮をとった後の姿であったということが解った。鹿でなくて人間の仕業なのだ。このことはM上さんにしか話してないので恥をかかずに済んだが、知らないということは怖ろしいものである。
Img_4474_2

道理で隣の木は無傷なわけだ。


【作業日誌 10/13】
草刈り9回目(マムシ事件のためやむなく開始)
ゴミ箱作製

今日のじょん:サチが来て桐の木の下に繋いでいたら、急に妙な鳴き方を始めた。「あの鳴き方は猿やで、猿が来とらへんか」といわれて山手を見ると、隣の栗の木にしっかり来ている。獣害多発地の犬はさすがである。じょんはというと居眠りはしていないが、きょとんとして一体何だという顔をしている。ちったー見習えよ。Img_1360

名犬サチ(9月の写真)

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やっぱり居るんだ 10/12

2010-10-12 | 日記・エッセイ・コラム

2010.10.12(火)晴

 一週間ほど前からじょんのび水道が止まっている。直す暇が無くて放ってあったのだが、ようやく時間ができて修理することとなった。もっともいつものようにサイホンに空気が入って止まっているだけで、そう難しくはない。嫌なのは草むらの谷に入ることだけである。なんとか開通して気持ちよく流れ出し、やれやれと思ってホースの先を谷の中に放りこんだその時である、葦の間でこそっと動くものがある。いつものシマヘビかなと思ってのぞき込んだら、あらショック、しっかりしたマムシである。
 この谷にマムシがいるでというのは近所の人から聞いていた。ところが出てくるのは蛇ばかりで、マムシはついぞや見ることがなかった。似たようなのは何度も見るが、それは青大将の幼蛇であって、細くて頭が長くてしかもすばしっこい。
 今回は正真正銘のマムシで立派な銭形紋と細い首、三角の頭、太い胴、そして蛇と違うところはちょっくらちょいと逃げ出さないこと。カメラを取りに行って、写真に納め、やっつけるための物干し竿を取りに行っても同じ状態でいる。やおら狙いを付けて突き刺すが失敗、なにしろ葦の根がびっしりと張っているので取り逃がしてしまった。
Img_1517 Img_1518
 
写真に撮るとわかりにくいが、あの紋も保護色なんかなあ。ホースの下から上にかけて胴が見える。


 もうこの谷のマムシは絶滅してしまったのかと勝手に決め込んでいただけにショックである。草刈りも今年はお終いと思っていたがそういうわけにも行かないようだ。夜は出歩かないこと、サンダル履きで出ないこと、じょんのうんPの前に点検をすること、など注意するに越したことはない。それにしても今度ホースが詰まったら、恐怖やなあ。

【作業日誌 10/12】
ゴミ箱作製
扇風機片付け
じょんのび水道修理

今日のじょん:というわけでじょんも気安く草むらに顔突っ込まないこと。といってもわからんだろうから草むらを無くすしかない。いやはや仕事が増えるなあ。Img_1513 のんきにうんPしてる場合じゃないのだ。

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獣害談義 10/11 

2010-10-11 | 日記・エッセイ・コラム

2010.10.11(月)曇

 地元の方が寄ると触ると必ず獣害の話になる。年々歳々被害が拡大し、出口の見えない対策に追われる人びとの苦悩である。解決策は解っているけれども実現不可能であるというジレンマとその原因を作ったのが自らであり、国策というか経済の発展(これは決して発展とは言えないが)の過程による現象であるというジレンマが人びとを苦しめる。身近なところから里山を再生させよう、循環社会を取り戻そうという動きもあるようだ。しかしそれで食っていける経済力もなければ、労働力もない。結局国がその気になってくれなければ、、、ということになる。よしんば国がその気になって何兆円という予算を組んだとしよう、わけの解らん林道やダムが出来るだけで、里山の再生などというのは到底不可能だろう。農山村の民の力が今や無いのだ。金さえあれば何でも出来るというのは高度成長期に生まれた単なる幻想である。
 随分レベルは違うのだが、じょんのび村では新たな恐怖が襲っている。アナグマだかアライグマだかが小さな穴を掘るのは日常茶飯事だったが、妙に固い地盤に大きな穴が掘られているのだ。イノシシがやってきてもちっとも不思議ではない。隣地にはしょっちゅう来ているし、昼間にも目撃されている。むしろいままで村内に来ていないのが不思議なくらいだ。出入り口も通路も解っている、尖閣列島のように少しずつ少しずつ侵略されている。やがて畑に来たら、芝生をやられたらと不安になる。なによりもつらいのは、通路を塞ぐ柵作りや身を隠している草の刈り取りをする時間的余裕がないことである。Img_1511 Img_1510
進入路と掘った形跡

【作業日誌 10/11】
白菜間引き

今日のじょん:今日は氏神さまのお祭りである。店があっていけないので幟のところで写真を撮る。ゆらゆら揺れる幟が怖くていい写真が撮れなかった。Img_1506
 

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都会の毒 10/10

2010-10-10 | 日記・エッセイ・コラム

2010.10.10(日)曇

 田舎暮らしの本なんかには、三代都市に住むと人間が駄目になるとか強烈なことが書いてある。きっとその筆者も都会暮らしをしている人だろうが、、、。
 この一週間、京都方面にに4回車で往復した。なつかしいというよりよくぞこんなところで住んでいたなあと思う。それは車の運転と渋滞である。上林から大枝までの時間と大枝から南ICまでの所要時間が一緒なのだから溜まらない。その上車が多くてよく事故がおきないなあと思っていたら、この間二件の交通事故を目撃した。昨日の渋滞は最高で、縦貫道の降り口から混み始め、九号線も大渋滞、どしゃ降りの土曜日、一体どこへ行こうというのか。名神に乗ったら十数キロの大渋滞、たまらず東ICで降りたのが、これまた大失敗、一号線はその比ではなかった。イライラ、カッカ、こりゃあストレスも溜まるわな。移動でストレスを溜め、もっとストレスのかかる仕事をし、その上家庭でもストレスがあった日にゃあこりゃあ溜まりませんぞ。
 しかし都会では医療はしっかりしている。都会でしこたまストレス溜めて病気になり、優秀な医療機関にかかる、というのは勘定があっているようだ。
 帰路縦貫道を降りて、27号線に入るとほっとする。信号も少なく、車線変更の心配もない、もちろん渋滞なんてありゃしない。ただ獣の飛び出しには要注意だ。田舎ではまともな医療機関が無いぶん、ストレスを溜めない生活を心がけねばならない。

今日のじょん:じょんじょんジャーキーの作り方
 (1)鳥の胸肉(本来はもも肉がよいようだが、いかんせん高価だ)500gの皮を捨てて適当に切る。薄めに切るほど早くできるが、充分に焼くので厚くてもいいみたい。大体1cmぐらいがよろしいようだ。
 (2)鍋に入れてひたひたの水を足し、しっかりゆがく。これは火を通すことと油抜きが目的のようだ。
 (3)ゆであがったものを笊に開け、煮汁はそのまま野菜炊きに使う。このスープで炊いた野菜をドッグフードにかけてやると大変喜ぶ。Img_1491 Img_1492 Img_1495  




(4)オーブントースターにアルミホイルを引き、160℃で片面25分ずつ焼く。低温でじっくり焼くのがいいようだ。
 (5)焼き上がったら、キッチンペーパーで油を取り、冷蔵保管する。一部を冷凍し長期の使用に備える。Img_1496 Img_1500
 これはもと里親のH利さんに教えて貰った方法で、私が作るのは初めて、ちょっと焼きすぎて硬くなったようだ。あくまで犬の好みで焼くべきで、人間の好みに合わせてはいけない。でもビールのつまみにはいいようだ。じょんも試食だワン。Img_1499

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筆休め 10/6

2010-10-06 | 日記・エッセイ・コラム

2010.10.6(水)晴

 10月2日から一週間晴徨雨読を休むことにした。旅に出て以来続けて書いてきたが、超多忙なこと、プレッシャーを掛けるとじょんのび精神に反することの理由である。この間の原稿は未定稿で残してあるのでいつか公開できるかもしれないが、金本選手の気持ちが理解できるような妙な心境である。
 じょんは元気にしているのでご心配なく。10日には晴徨雨読を開いてみて欲しい。では、しばらくごめん。 じょんのび村村長。

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修理の怪 10/1

2010-10-04 | 日記・エッセイ・コラム

2010.10.1(金)晴

 高速道路無料化路線を使う。ETCが故障中のため一般ゲートを使う。無料の路線の料金所で一体何をするのかと思ったら、おじさんがレシートみたいなのを配っている。うーむこれは一体なんなんだ。京都縦貫道は全線無料で、どこの高速ともつながっていない。ということは発券の必要は何もない、料金所そのものも不要なわけだ。篠の料金所は赤いボタンを押すとゲートが開く仕組みになっている。どうも実験だから通行車両をカウントしているようだ。帰路の八木の料金所では停まって窓を開けると、「どうぞ」と言って手をさしのべてくれる。片方の手でカウンターを押しているのだろうか。いずれにしても停める必要は何もないと思うのだが。
 さてこのここ一番で役に立たないカーナビの修理見積もりが解った。なななんと4万円である。これは本体のモーターなど駆動部分の修理交換料で工賃は別に3,000円程度必要とのことである。工賃は持ち込んだ修理工場で取り外しや取り付けの工賃で妥当な金額だと思うが、メーカーの要求する40,000円というのは納得のいかない金額だ。正確に見積もりの原価を教えて貰う方法もあるのだろうが、どうせ適当な金額を言ってくるだろう。Img_1467

カーナビを修理に出して情けないダッシュボードと故障中のカメラ。


 大体同等の新品を購入する場合の7,8割程度の金額を言ってくるのがメーカーの常套手段である。これはキャノンのカメラで嫌というほど思い知らされた。大体すぐに壊れる程度の低い商品を作っておいて、故障修理を頼むと新品と近い法外な金額を要求する大手メーカーのやり方が気にくわない。今回のカーナビは購入後3年2ヶ月である。ちなみにカメラは2台とも3年半である。
パイオニア 修理提出中のため品名解らず。
キャノンPowerShot A530(レンズのシャッターが作動不良、電池がすぐ切れる)
キャノンPowerShot PS25IS(露出オーバー)
もう一台かみさんのカメラでキャノンのEXYDIGTAL30なんてのはほとんど使わない内に故障したそうだ。
日本の物作りもこんなインチキなことをやっていてはお先が真っ暗である。

今日のじょん:帰りがいつになるか解らないので、餌と水をやって出かけたが0時過ぎに帰ってくることができた。普通のワンちゃんなら当たり前の留守番だが、いつも一緒にいるじょんには応えたようだ。帰るまで一切食べ物には手を着けず、顔を見て初めて食べてすぐに寝てしまった。
Img_1454 

 おとーの顔を見たらすぐに完食

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虫対策 9/30

2010-10-02 | 違いのわからん農学士

2010.9.30(木)曇

 涼しくなっても虫は減らない。大根、白菜の幼苗にも容赦なく穴を開けている。よく育った白菜 をざっくり切って鍋でもしようかって時に青虫がうにょうにょと這っていたひにゃあ、どっちらけである。葉物だけに薬をやるのも気が引ける。結局防虫ネットを導入することとなった。使い捨てで安いものかと思いきや、立派なネットでかなり高価である。16株の白菜に千数百円のネットは、いかにも割が合わない。「こうたほうが安いやないけー」となるんだが、野菜作りはそれを言っちゃ駄目、美味しくて新鮮で安心な野菜を作るのが目的なんだから、、、。さすがに塩ビかなんかの支柱は買う気にならず、その辺の竹で間に合わす。苦労するなあ。Img_1451
 ふと目をやると、秋ナスにしたヒスイナスの茎に妙な物体が取り付いている。7,8cmもあろうかという大きな芋虫だ。グロテスクな模様に一本の大きな角があり、ピンセットで摘むと、キリキリキリと妙な音を出す。これって結構不気味なのよね。へたすらたたりがあるかもしんねえと思ったが、いつもどおり火あぶりの刑に処す。いきてりゃあ一体何になるか見たかったものだ。Img_1445
 
ピンぼけだが大きさはわかるだろう。


 さて最後は恐怖のカメムシである。夏の間緑のカメムシがちょいちょい出没していたが、今は端境期である。もうすぐあのくさーいのが、ウンカのごとく現れるかと思うとぞっとする。憂いあれば備え無し?あれっ、備えあれば憂い無しか。さっそくカメムシバスターを用意しておく。Img_1450




 今日のじょん:虫に対してはじょんは反応が早い。しかも反応が大げさ、ちっちゃな虫にも大声で吠える。飯食ってるときなんざ、びっくりしてひっくり返しそうだ。吠えるのは獣だけにしてよね。
Img_1449

おとー虫がおるでの図

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困った奴ら 9/29

2010-10-02 | 違いのわからん農学士

2010.9.29(水)曇

 吉右衛門の努力の結晶である稲の天日干しに感動したところだが、実は彼にも不安というか腹立たしい事態が起こっている。その稲が何者かに荒らされているのだ。稲木に架けた束が引っ張り落とされて地面に散らばっている。籾を食べられている様子は無いようなんだが、周囲に鼻で掘ったような跡もあるのでアナグマかハクビシンかというところだ。吉右衛門は本当に悔しそうだった。今までも野菜を動物にやられたこともあったろうが、今回は力の入れ方が今までとは違うから余計悔しいのだろう。Img_1444
 都市生活をしていると絶対に気づくことのない獣害という災いは、実質的な損害もさることながら心理的な被害は相当なものである。やっと実った田んぼをイノシシに踏み荒らされた人、今年はよく育ったなあと喜んでいた小豆を総て鹿に食べられた人、手塩に掛けて育てたハウスの野菜をヌートリアにすっかりやられた人、例え補償制度があったとしても、お金には換えられない心理的な損失は償えない。Img_1426
立派に育っているようでも、頭を鹿に食べられている。

 生産農家だけでなく、畑で自家用の野菜を作っている人、庭に花木を植えてガーデニングを楽しんでいる人などもひどい目に遭っている。鹿、猿、猪、アナグマ、アライグマ、ハクビシン、ヌートリア、そして今年多いのは熊、獣以外にも鳥類、昆虫類など無数の敵がいるわけだ。人間の生活そのものが自然破壊であり、農耕自体がそうであるからには、敵だらけになってしまって戦わざるを得ないのだが、鳥獣保護とか動物愛護とか色々あって、自分とこの畑を荒らした動物を捕獲しても罰せられたりするもんだからいかんともしがたい。Img_1448

アライグマにやられた秋ナス。


 今日のじょん:涼しくなって朝の散歩が完全復活、そろそろ河原に降りようかと思っていたら一昨日の雨で増水、でも泥が流れてきれいになるかも。Img_1436

まだ河原には降りられないワン。 

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