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11月15日の朝刊を見て驚いた。もちろん、パククネの件でもトランプ氏の言動でもない。高井研一郎氏の逝去の報である。実は昨日の退社時にビックコミックを買った。本来は10日発売日に買うのだが、バタバタしていて買いそびれたのをようやくコンビニで見つけ求めたところで、そして、丁度『総務部総務課山口六平太』を読んだところだったからである。
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彼の作風は今更ではあるが、飄々と生きる六平太と周りの人間くさい登場人物の掛け合いがなかなか面白い。小物ながらやる時はやる今西課長、典型的な平目サラリーマンだが、憎めない有馬係長、のんびりしているが人がいい後輩村木、小説家の宮本桃子、いかにも周りに居そうなハイミスの真弓と京子とどれをとってもキャラが立っていて、平凡な話題や問題を六平太が上手く解決する。
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最後の1話となってしまった『ひげ』の話もなかなか面白かった。このシリーズは終わりなく続くものと勝手に考えたので突然の終わりが信じられない気分である。スタートが1986年だから30年も読んでいたことになる。
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先日、水島新司氏の『あぶさん』が最終回を迎えたり、同じように原作者の西ゆうじ氏の死去により、2013年に突然最終回となった『あんどーなつ』『華中華』同様、長年にわたり、月に2回読んでいた好きな漫画が無くなるのは寂しいの一言である。高井氏のご冥福を祈りたい。