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『ぶらっと橋めぐり』その11。今回は隅田川に架かる新大橋を渡る。新大橋というくらいだから新しいのではと思われがちだが、初代の橋が作られたのは5代将軍綱吉の頃で隅田川に架かる橋としては千住大橋、両国橋に次ぐ3番目のもので、両国橋が『大橋』と呼ばれたため、その次の橋で新大橋と名付けられた。
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上を通るのが新大橋通り、隅田川はこの辺りで曲がっているため、すぐ上流にある青く塗られた清洲橋は斜めに見える。
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隅田川もこの辺りでは川幅が広く、ゆっくり流れている。現在の橋は1977年に竣工したもので長さが170m、幅が24mある斜張橋でオレンジ色に塗装された柱が印象的。
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江戸時代は何度も破損し、加えて幕府の財政悪化のため、廃橋になりそうになったが、住民らが維持のために奔走、廃橋にはならなかった。明治時代に入り、西洋式の木橋に建て替えられ、さらに1912年にピストンラス式鉄橋に架け替えられた。
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この橋はアールヌーボー式の高欄に白い花崗岩の親柱と美しい橋であったため、架け替えの際にその遺構は明治村に、親柱は橋のたもとに保存されている。
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隣には美しい清洲橋、反対側には高速道路を見ることができる。また、親柱には橋の成り立ちやかつての鉄橋、江戸時代の風景などをレリーフにして貼られていてそれを眺めるのも楽しい。
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