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コロナ禍の影響が大きく、行動範囲が狭くなっていることをひしひしと感じている。5月上旬は花や青葉が1番素晴らしい時期でいつも神代植物公園に行ってはサツキやボタン、薔薇などを見に行くことにしている。
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ただ、今は行っても休園中で久我山周辺を散歩するのがせいぜいである。それでも意外に新たな発見があるものだ。
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ハナミズキの後、アジサイの前に何が咲くのだろうと頭では考えていたが、目の前に咲いていたのはエニシダ、鮮やかなミモザの花を思わせる黄色の花である。
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マメ科の植物で花をよく見るとエンドウの花を小さくしたような形状でそれがたくさん房のように咲いている。原産地は地中海地方、日本に入ってきたのは明治時代らしい。庭木や鉢植えにしている家も多く、花が終わると小さなエンドウのような種子ができるのも面白い。
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さらに少し歩くと紫色の香りたつ花が咲いているが、これはニオイバンマツリ。『春のパン祭り』のような名前だが、漢字で書くと『匂蕃茉莉』となる。ナス科の常緑樹で茉莉はジャスミンのこと、そのまま訳すと『香りたつ外国からのジャスミン』とでもなるが、ジャスミンはモクセイの仲間で関係はない。
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花は最初は紫色だが、次第に色が薄くなり、最後は白い花になる。一斉に咲くわけではないから今の時期は紫色の花と白い花が混ざって咲く不思議な光景を見ることができる。その取り合せが面白くて以前鉢植えを買ったが、匂いがキツすぎて参ったことがある。
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最後にオマケ。近くの家の駐車場のコンクリートの切れ目に咲いたカタバミ。カタバミには色々な種類があるが、ピンクの花を咲かせるのはイモカタバミかムラサキカタバミだろうと思ったが、この花は全体がピンク(イモカタバミは花の中心が濃い色)のため、ムラサキカタバミの仲間だろうか。ただ、葉の形が違うようだが。こんな厳しい条件でも綺麗に咲く花はいじらしい。