京王線府中駅近くで昼時となったのだが、以前とは異なりすっかり近代的に建て替えられた駅舎は昔ながらの食堂は見つからず、とりあえず立ち食い蕎麦を探して線路に沿って歩く。
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するとお洒落なカフェの向かいの新しいビルの1階に『元禄そば 江戸一』という蕎麦屋さんを発見。メニューが貼り出してあるが、とにかく種類が多い。『元禄そば』『だるまそば』は店の名前を由来にしたメニューらしいが、券売機で食券を買うスタイルではなかなか選択しづらい。やむなく『たぬきそば』(380円)を選択。
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しかし、まだ食券も渡す前からフロアのおばさんは厨房に向かって『たぬき一丁』と叫んでいる。食券を渡し、後でおばさんが配膳してくれるシステム、ただ、お冷はセルフである。
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すぐにたぬきそばは出来上がり、着いた席まで持ってきてはくれる。おばさんは暇そうで厨房のおじさんに話しかけてばかり。
蕎麦に七味を掛けて、一箸頂くが、茹で麺ながら細く、するっと喉越しはいい。しかし、ツユを飲もうとすると恐ろしく熱い。まあ、席に座ってだから、苦にはならないが。(以前、真夏に成増駅前の椅子のないタイプの立ち食い蕎麦で丼が持ち上げられず往生した)
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少し経ってツユを飲むが、出汁もそれなりに出ていて味もそれほど濃くなく、割りに美味い。揚げ玉も天ぷらを揚げているため、嫌な香りもなく、ゆっくりと味わう。
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次から次とはいかないが、お客さんは昼時のため、丼ものや蕎麦と丼のセットが人気がある。というのはおばさんがいちいち読むからよくわかるのである。
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店は新しく清潔、おばさんとおじさんのコンビで頑張る店であった。たぶん、この新しいビルができる前からの店のような気がしました。ご馳走さまでした。
元禄そば江戸一
府中市宮町1ー100
0423619481