hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

天ぷらすずき〜人形町グルメ

2021-05-24 05:00:00 | グルメ
新しく店ができるとつい行きたくなる。人形町通り沿い、水天宮前交差点近くに『天ぷら鈴木』がオープンしたのはGW直前だった気がする。以前はお煎餅屋さんがあった場所でお隣は魚串の店である。

最近はブログでも嘆いたとおり、次々と閉店や休業が相次ぎ、人形町交差点近くにあった出汁巻の店も1年持たずに閉店など悲しい状態。その厳しい時代に天丼ではなく、揚げたて天ぷらの定食を売りにする店ができたことは嬉しい。そばにはあの黒天丼で有名な『中山』などもあるのに大した覚悟である。

ということで早速夕飯を食べにお邪魔した。ランチもディナーも同じメニュー、天ぷら定食はネタで3種類、さらに野菜天ぷらと4つしか選択肢はない。私はその中で一番スタンダードな『天ぷら定食』(税込970円)をお願いした。

カウンターに座ると天つゆ、ご飯、味噌汁と天ぷらを乗せる器が並べられる。そして、『席の前に2つの壺があり、一方が鶏そぼろ、もう一つが高菜めんたいと説明があり、これは自由にお食べ下さい、ご飯もおかわりできます』と説明があった。



取り敢えず壺の中身を確認して、少しずつご飯に載せて食べる。鶏そぼろは優しい甘み、高菜はめんたいと和えてあるがかなり辛味がある。ただ、これでご飯を食べると腹が膨れるため、しばし我慢。



天ぷらは揚げて一つずつ運んでくる方式(金子半之助の天ぷらめしと同じ)で最初は海老と茄子。海老には驚く、この値段でちゃんとした才巻海老がカラッと揚がり、身が甘い。天つゆでなく、塩の方がいい。茄子もジューシー、技術もそれなり。

続いて玉子、別容器に甘めのツユが掛けてある。おすすめの食べ方は鶏そぼろをご飯に乗せて、潰してツユごと載せるのがいいとアドバイスがある。その通りにすると半熟玉子と鶏そぼろの相性がよく、飯が進む。

次にサツマイモ、鶏天、メゴチが揚がってくる。サツマイモは薄く切りすぎなのか、揚げ時間なのか、あまり甘味が引きたっていない。鶏天は普通、しかし、メゴチは生きがよく、身がホロっと崩れ、美味い。

(イカとメゴチ)

最後のイカも厚みがあり、一流の天ぷら屋さんの揚げたてと変わりない。周りを見ると鶏そぼろや高菜を食べながらご飯お代わりが普通のようである。

書きそびれたが、高菜はピリッと辛くて後を引く、もちろん私が辛子高菜が大好きだからでもあるが。これで千円札で釣りが来るのならばお値打ちだろう。ご馳走さまでした。

天ぷらすずき
中央区日本橋人形町2ー7ー1