hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

駒込付近の坂道②

2021-05-13 05:00:00 | 坂道
『東京の坂、日本の坂』その132。前回に引き続き駒込付近の坂道を歩く。染井の里公園を出て、染井墓地に向かい歩く。すると手前に温浴施設があるが、右に曲がると『有松坂』。

この道は江戸時代からある道でかつては植木屋並んでいたらしい。坂の名前の由来は坂上に有松という人が住んでたためである。



染井墓地は今回行かず、反対に歩いていく。古い建物や樹齢のかなり経ったソメイヨシノ、民間の後を区が買い取った小さな公園が点在する。

都会には珍しくゴルフ練習場があるが、その駐車場の真ん中にヒマラヤスギと思われる大木、思わず見上げてしまった。

さらに歩くとJR山手線の跨線橋、染井橋と名付けられている。本郷通りと接するあたりに休業中の六義園の門がある。

本郷通りを渡り、駒込東公園を目指す。この公園は元々明治の元勲である木戸孝允の屋敷跡である。四角い公園の反対側は崖となっていてそこから東に下る坂道が『木戸坂』と呼ばれている。かなりジグザグの坂道で崖下に道が出てくる。



この周辺は旧名が駒込神明町、しばらく歩き不忍通りに出るが左側に下る坂道が『神明坂』である。



安売りの紳士服店カツロの前を通るとその先の信号機に『駒込稲荷坂』とある。この交差点を右折すると『稲荷坂』となる。



これは神明神社に続く道だが、名前は以前にあった宗十郎稲荷に由来する。宗十郎稲荷は『おこり』(マラリア)にご利益があると言われ、大層賑わったようである。



不忍通りを更にいくと右側に神明町車庫跡公園。かつての都電車庫だった場所で、都電6000系が1両、貨物車乙2号が1両が置かれている。周りに柵があるため、触れることはできないが、懐かしい電車をしばし眺めることができた。



因みに私は半世紀前に江戸川橋〜須田町を走っていた20系統に乗り、確か降りたことがある。