hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

キッチン南海〜神保町グルメ

2021-09-27 05:00:00 | グルメ
神保町との付き合いは高校時代に予備校に講習を受けに行った頃からだから45年にもなる。予備校生の頃によく行ったのはまずは『いもや』、これは天丼や天麩羅、トンカツなどを安く食べることができた。不思議なことに蕎麦屋やラーメン屋の記憶はないが、洋食は『キッチンジロー』『赤ひょうたん』『キッチン南海』『バンビ』などいくつもあり、当時はハンバーグに味噌汁、ご飯がついて350円で食べられた記憶がある。(店はどの店かはわからないが)

しかし、洋食屋さんは殆どファミレスとファーストフードにとって変わられ、お茶の水・神保町界隈には新たな店主が始めた『キッチン南海』しか残っていない。

一旦閉店後は中々訪れる機会がなかったが、今日は思い切って神保町の『キッチン南海』を目指す。今のお店はすずらん通りから2本ほど奥に行ったところにある。ぽつりぽつりと店舗はあるが、キッチン南海は列ができているのですぐにわかる。

メニューは悩んだが、名物カレーは捨てがたく、『カツカレー』(700円)を注文。夜でもカレーの比率はやはり高い。周りを見渡すと殆どがお一人様、中年以上のおっさんが6割、若者が3割、後はおじいさんや男2人で女性は私が帰り際にすれ違った1人のみであった。

気がつくと後ろから『お待ちどう様』と声がして皿から溢れそうなルーのかかったカツカレー登場。奥にはキャベツ、とにかくどこからスプーンを入れるか悩むほど。

ルーを一口、真っ黒なルーの割には焦がし感があまりない。味付けは昔よりやや甘めかもしれないが、私にとっては懐かしの味。食べ始めると結構辛味もある。

トンカツは揚げたてで肉薄め、よく肉の厚いトンカツがいいと主張する人がいるが、私はことカツカレーに関しては薄くて衣がカリッとしているのが好き。この条件にぴったりである。

昔はキャベツの千切りも混ぜて食べた記憶があるが、今日は箸でキャベツを食べながらスプーンでカレーを食べる。キャベツの場所が空くとようやくたっぷり赤い福神漬を取って合間に食べる。これが至福の時である。
ルーの量は普通盛りには多すぎる位だが、ビールのつまみには持ってこい。しかし、緊急事態宣言中はそれも我慢である。

中には異論のある方もいらっしゃるかもしれないがちゃんとキッチン南海でした。外でお待ちの人も増えたので早々に退散。いやー、美味かった。ご馳走さま。

キッチン南海
千代田区神田神保町1ー39ー8
0332191616