hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

ジョウモン〜渋谷グルメ

2024-03-13 05:00:00 | グルメ
博多名物のレタス巻が名物の『ジョウモン』という店に行った。ところでこの店の名前だが、漢字で書くと『縄文』『城門』『定紋』ではなく、『上物』。つまり通常より優れたものという言い方で博多では高い服地のスーツを着ていると、『その服ジョウモンと違いますの?』などと使うこのジョウモンのことである。

渋谷駅を降りて道玄坂をえっちら上がり、百軒店(ひゃっけんだな)の方に曲がり、次を左に行ったあたりにある。一階はムルギーという老舗カレー店だが、夜は営業していないので真っ暗。よく壁を見て、最初の写メが付いた戸を開けて階段を登る。ここが、結構難しい。

店内は2階がオープンキッチンとなっていて周囲には焼酎の樽が並んでいる。今回は4人で伺ったため、3階に行く。



席に座るとキャベツに酸っぱいポン酢(?)がかかった大皿。これは博多の定番である。早々にメンバーが揃い、名物の野菜巻きを選ぶ。

見本がドカンと置かれて悩む。野菜串焼きと言っても『野菜で巻いた』のではなく、『野菜を豚バラで巻いた』ものを炭火で焼いて供される。



まず野菜串焼きの前に3品をお願いした。『ごまカンパチ』は博多料理の定番『ごま鯖』のアレンジ。よく鯖の種類である『ゴマサバ』と間違えられるが、魚の刺身に胡麻と醤油で作ったタレをかけて胡麻、ネギ、海苔、ワカメなどを加え、好みでワサビを加えたもの。これを肴に生ビールで乾杯。

この店では鯖の代わりにカンパチを使用、九州の甘い醤油と新鮮なカンパチがよく合っていて、酒のつまみに持ってこい。
『玉子焼き』は甘めに味付けした玉子焼きの真ん中に紅生姜と海苔をいこんだもの。甘塩っぱい味がいい。

季節ものは『鴨肉と菜の花の和え物』、菜の花のほろ苦さに合わせてタレがやや甘め、肉が意外にしっかりとしていた。



焼物登場。まずは『いちごモッツァレラ』『トマト』『しんじゃが』『すき焼き風』の4品。いちごの串焼きは珍しいが高温で豚バラをカリカリに焼き、中にふんわりしたいちごの食感、甘みも濃くなっている。すき焼き風は春菊を芯に豚バラで巻き、すき焼き味のタレでつけ焼き、卵黄を付けて食べると味はすき焼きだった。
日本酒を注文、ほぼ1合は980円。まずは鳳凰美田(栃木県)と瀉樂(福島県)を注文。4人で2合はすぐ空くペース。瀉樂の方が味が濃いと評判。

一番人気のレタス巻、左側はチーズ乗せ、右側はソースとマヨネーズでお好み焼き風。いずれも大変美味いが、私はお好み焼き風が好きである。

焼鳥は『豚バラ』『さがり』、いずれも『鶏』ではないが、博多の屋台では串に刺さり、焼いたものは全て焼鳥。特に豚バラは懐かしくて涙が出そうになる。
酒は続いて『貴』(山口県)、『鍋島』(佐賀県)、いい酒を置いている。他には『紀土』(和歌山県)、『而今』(愛知県)が揃っている。



串焼きの追加は『ニラ巻き』『しそ巻き』『アスパラ巻き』、タレ焼きと塩焼き2品。いずれもバラのカリカリ感が全体を美味くしている。



フライドポテトを追加、酒はハイボールに。それにしてもみんなよく飲む。締めは『山芋焼き』、小ぶりの鍋にすりおろした山芋を乗せて後はお好み焼き風に焼く。トロトロの山芋が少し焦げて熱々、ハイボールにベストマッチ。

ここで今日は終了。口直しのピノ(小さなアイス)が美味かった。ご馳走さまでした。
ジョウモン渋谷店
渋谷区道玄坂2ー19ー2
0364161633