『昭和レトロカレー』⑩、今回お邪魔したのは『日乃屋カレー人形町店』。東京のカレー好きならば大抵知っている店で第3回神田カレーフェスタのグランプリに輝いている店である。人形町にも店があり、何回かは行ったことがあるのだが、9月13日をもって閉店(公式には九段下店への移転)となってしまうのである。
日乃屋カレーの特徴は一口目は甘く、食べ進めていくうちに辛くなる不思議なルーである。もちろんこのブログの趣旨にあったレトロなトロッとしたルーである。
カレーの種類は多いが値段差が少なく、カツカレーもエビフライカレーもメンチカツカレーも全て950円。ということもあり、店内の券売機でカツカレーの食券を購入、店内の女性に渡して席に座って待つ。
店は背中合わせのカウンター席、基本は1〜2名の来店が90%。皆、携帯電話や本を読んで静かに待っている。5分ほどでカツカレー到着、銀の大皿に端から端までご飯、カツ、カレーで綺麗に埋められている。端にテーブルにある福神漬をたっぷり乗せ、一味を振って食べ始める。
カツはたぶん10切れほどに切られていて一口食べるのにちょうど良い。一味で辛くなっただけでなく、なぜか食べ進めるうちにルーを辛く感じるようになる。
机の上に『にんにくチップ入り揚げ玉』があることを発見。試しに使ってみるが、食感が変わって美味い。ただ、大きめなカツがご飯の上にあり、あまり掛けるところがなかった。
店を出る時な知ったのだが、日乃屋カレーの店の中で人形町のみ『牛すじカレー』をメニューに乗せている。
もし、もう一度行く機会があれば食べてみたいものである。ご馳走さまでした。
日乃屋カレー人形町店
中央区日本橋堀留町1ー8ー9
0366616839