9月20日〜23日の阪神タイガースは天国と地獄そのものであった。20日対DeNA20回戦はスターティングラインナップを聞いて嫌な予感がした。阪神の先発が西勇輝だからである。
今期ここまでの西投手の成績は6勝6敗、防御率も2.24とそれほど悪くない、しかし、直前は9月1日甲子園巨人戦で菅野に投げ負け、9月8日ヤクルト戦も5回でKOされていていかにも勝ち運がない。なぜなら9月は5つしか負けていないにも関わらず西が3敗(含む当試合)だからである。たぶん、投手コーチは7月4日DeNA戦勝利から推したのだろうが。
さらに阪神タイガースが先発投手が払底しているならわかるが、青柳・ビーズリーという選択肢もあるはずなのだが。
西投手は立ち上がりこそ良かったもの、2回にはオースチンからの4連打で2点、3回も連打からオースチンのHRで3点取られて降板。打線は一回り後連打で4点返すが追いつけず敗戦となった。同日、巨人は勝ったため、マジックは2減った。
21日DeNA戦は前の試合のお礼参りと3回表に大山タイムリー、井上3ランで4点先制するが、5回にタイムリー2本とオースチンの3ランであっという間に逆転される。
しかし、8回にヒット2本と四球で無死満塁から代打渡辺の内野ゴロの際に牧の悪送球で同点、10回の佐藤輝明の逆転HRで何とか勝った。(しかし8回同点後に木浪の併殺打は頂けない。)
この時点で阪神巨人は2ゲーム差、頑張ればホーム甲子園でゲーム差なしまでと阪神ファンは皆夢見る。
9月22日巨人24回戦は才木の気迫の投球に尽きる。3回裏に1死からの木浪のヒット、才木の送りバントで2死2塁のチャンスを作り、近本・中野の連打で先取点。
あとで振り返っても本当にワンチャンスをものにできた。才木は6回浅野の2塁打を機に無死満塁と攻められるが、速球で長野、坂本、大城をフライで打ち取り、ゲラ・岩崎と完璧なリレーして勝利、ここで巨人に1ゲーム差に肉薄した。(以下、次回)