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3月3日はひな祭りだが、現在、私の周りは女性ばかりのためなのか、端午の節句よりこちらが盛り上がる。しかし、ふとひな祭りに飾るお雛様のことをあまりよく知らないことに気づき、調べみた。
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まずはトップにならぶ2人、男雛と女雛に
ついてである。この2人の正しい名称は何?と聞かれるとかなりの人が間違えて覚えている。つまり、男雛=御内裏様、女雛=お雛様、と思い込んでいる点、これは『うれしいひなまつり』という童謡の歌い出しに『御内裏様とお雛様、2人並んですまし顔〜』とあるから間違えているのである。
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実はこの2人ともがいずれも御内裏様(内裏雛)、そして区別するのならば男雛と女雛なのだ。
よく分からなくなるのが並べ方だが、向かって左が男雛、右が女雛が一般的、しかし、京都など一部では逆もある。
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続いて『三人官女』、この3人の並べ方は持っているもので区別する。向かって左から『銚子』『三方』『長銚子』で両側が立ち姿、真ん中の人が座っている。ちなみに真ん中の人だけがお歯黒をしているので既婚(または歳が上)なのだそうだ。それにしても両側の人が酒を持ち、真ん中の人が盃を持つということは酒宴なのであろうか。(天皇と皇后の結婚式とも言われる。)
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『五人囃子』、この5人は簡単に言えば楽隊なのだが、この順番は難しい。向かって左から『太鼓』『大鼓(おおかわ)』『小鼓』『笛』『謡』となる。
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普通のお家の雛人形はここで終わりだが、この下にいるのが『五楽人』、これは『横笛』『縦笛』『火焔太鼓』『笙』『鞨鼓』の5人である。分かりにくいが、五人囃子は能楽、五楽人は雅楽を奏でるところが違う。
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最後は随身だが、黒い服を着ているのが右大臣、赤い服を着ているのが左大臣である。それではどちらが偉いのか、これは左大臣の方である。
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とは言うものの、中々5段飾りなど見かけることは滅多になく、2人きりと言う御内裏様が多いのでこの知識はあまり役に立たないかもしれない。