hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

新嘉坡麺飯店〜日本橋ランチグルメ

2022-06-12 05:00:00 | グルメ
だんだんランチを求めて昼休みは遠くまで歩くようになってきた。エリアとしては秋葉原、浅草橋、岩本町、東日本橋。横山町の問屋街近くに新しくできたシンガポール料理の店『新嘉坡麺飯店』を発見。

日を改めてお店に行くと店内はこじんまりではあるが、コンクリート打ちっぱなし、ジャズのかかるモダンなお店である。

メニューはシンガポール名物のチキンライスを中心に混ぜ麺、塩味のヌードルなどがランチに提供されている。迷ってしまうが、そんな時に有難いのはハーフ&ハーフランチ。



チキンライスと汁なし・汁ありのヌードルのセット(1000円)がある。汁ありヌードルを選び席で待つ。

最初に汁ありヌードルが到着。中には魚のすり身のお団子が3つ、下にはラーメンより幅太めの麺。さらにフライドオニオンなどがトッピングされている。スープを頂くとやや塩がキツ目ながら、優しい味わい。ついてきた唐辛子入り醤油に団子を付けると味がシャープになる。もちろん麺も美味い。

続いてチキンライス、西荻窪のムーハンなどでも頂いているスタイル。タレのうち黒・濃いめの醤油だがカラメルか黒砂糖のような味、黄色・生姜ソースでニンニクを効かせている。赤・唐辛子と辛味噌で作ったシャープな切れ味である。

まずは黒タレに茹で鶏を漬けるが、思いの外甘い。次に黄タレにするとこちらは生姜が強く効いている。赤いタレは豆板醤やニンニクから作られたもの。



ヌードルの方は優しい味。この店のメニューにはパクチーが入っているものはなく、私としては助かる。魚のすり身団子はあっさりとしているが、先程のタレをつけると一転存在感が増す。

いつもチキンライスを食べるときはタレを幾つも付けて食べるのだが、だんだん複雑になってきて、長粒米の良さを生かした料理である。西荻窪にあるムーハンに行き始めた頃はこのチキンライスにはなかなかお目にかかれなかったが、最近は色々なところで食べられるのが嬉しい。

次回は混ぜ麺に挑戦したい。感じのいい男女2人で切り盛りしているお店でした。ご馳走さま。
新嘉坡麺飯店
中央区日本橋富沢町15ー6
05088824264

神宮外苑の史跡を巡る②

2022-06-11 05:00:00 | 日記
外苑外周道路を歩き、神宮球場の裏を通過。

左手にこんもりとした森のような場所があるが、この森の中に『建国記念文庫』が静かに立っている。一見、お寺の鐘撞堂のように見える建物は1967年建国記念日制定にあたり全国から数十万通の建白書・意見書が寄せられた。この書類を保管するため、奄美地方の高倉様式を移築、天井部分にテンパガラスを施工したものである。



建国記念日制定にあたり、当時は賛否両論があり、かなりの紆余曲折があったが、今はその事実を知る人も少なくなった。

目の前には新国立競技場、外苑外周道路を渡り、絵画館に向かう。絵画館の案内板の隣に『お鷹の松』と名付けられた松が植えられている。



その由緒はかつてここには境妙寺があり、3代将軍家光が鷹狩りで休んでいた。すると江戸城から飛び去った『遊女』と名付けた愛鷹が松の枝に止まった。これを家光は大層喜び、『遊女の松』と名づけた。その後碑文にある2代目の松は東京オリンピックの工事のため、取り去られたが、1979年に新たな松を植え、石碑が戻されたものである。



絵画館の横にひっそりと置かれている石碑は『樺太国境画定標石』である。1905年日露戦争に勝利した日本は南樺太を併合したが、1906年9月に日露両国は4基の天標石と17の小標石を置いたがそのレプリカを絵画館前に記念して置いたもの。



前面には日本を表す菊の紋章があるが、裏にはロシアを表す鷲の紋章が刻まれている。



絵画館の裏に回るが、『葬場殿跡』がある。1912年7月に明治天皇は崩御、9月13日に葬儀が行われた場所である。もちろん、当時この一帯は青山練兵場であった。葬儀をした場所を残すために植えられた楠木が今はこれだけ茂っている。



絵画館の正面から軟式野球場に行くとちょうど草野球の真っ最中。ユニホームを着ている人はわずか、でも女子が応援しにきているからか盛り上がっている。また、バッティングセンターも横に。



ヤクルトスワローズのマスコットキャラクターつば九郎の店ではヤクルト関連のグッズならレプリカユニホームから鉛筆までなんでも揃う広いお店であった。


天龍〜日本橋ランチグルメ

2022-06-10 05:00:00 | グルメ
今の職場に来てからは昼飯はほぼ外食、出来るだけ新しい店を探そうとウロウロしている。ただ、さすがに9年も人形町に通っていると新しい店も減ってくる。ましてや蕎麦屋さんだけで何軒行ったのかわからないほどである。

今日もウロウロと新しい店を探すが、グルメサイトに載っていても店がない。iPhoneのGPSも頼りにならないなあとぐるぐる回っているうちに肝心なお店の前を通過していたことにようやく2周目で気がついた。
お店の名前は『天龍』、黒を基調とした渋い店構えでしかも間口が狭い。看板も張り出していないが、幟にはそばと書いてなければ分からなかったかも。

店内に入ると静かな雰囲気。横には4人掛け、縦には2人掛けのテーブルがあるが、もちろん2人掛けに座る。テーブルは埋まっているが、食べている人はわずか。フロア担当の女性もバタバタしているようでこちらは悠然とメニューを見る。

暑い日だったので冷たい蕎麦の欄をみたが、冷やしたぬきや冷やしきつねはないのでお冷やを持ってきた女性にたぬきそば(650円)をお願いする。

ちょうど注文の品ができるタイミングでカツ丼や親子丼のセットが次々と運ばれていく。すると新しいお客さんがやってきて『冷やしたぬき大盛』と言う。次のお客さんも同じものを注文。なんだ冷やしもあるのかと思った時は既に遅い。

しかも意外にたぬき蕎麦はすぐにできた。蕎麦の上にはたった今できたばかりの天かすが乗り、さらにワカメも乗っている。ネギを降り、七味をかけてツユを木さじで一口。熱い、味はこの辺りとしては薄めで出汁が良く効いて美味いが、熱い。



麺はやや太めの二八蕎麦、かけそばにしても腰がある。天かすも思った通り新しいものでごま油の良い香り、ただ、揚げた油のおかげでツユは冷めない。フーフー言って食べているのは店の中でわたしだけのようであった。

味がいい、いわゆる街中の蕎麦屋としてはレベルが高かった。文句のないお店、ただ、店の場所が分かりにくいことを除いては。ご夫婦で経営されている地元に根ざしたお店だと思われました。ご馳走さまでした。
天龍
中央区日本橋蛎殻町2ー7ー10
0336666854

神宮外苑の史跡を巡る①

2022-06-09 05:00:00 | 日記
外苑、正しくは明治神宮外苑は原宿駅前にある明治神宮(内苑)に対して作られた施設。明治天皇・昭憲皇后の遺徳を後世に伝えるべく1926年に民間有志により青山練兵場跡に造成された。



本来の趣旨を弁えた施設に加えてその後スポーツが盛んになったことを踏まえ野球場(明治神宮球場)、ラグビー場などを備えた洋風庭園なのである。

外苑の入口は東京メトロ外苑前駅から青山通りを少し歩いたところにあり、絵画館に向かって右手に大きな石碑がある。『明治神宮外苑之記』とあり、明治神宮奉賛会が造成したなどと外苑の由来が書かれている。



その並びにある『銀杏並木』の説明板には『この銀杏の木は折下吉延博士により新宿御苑の銀杏を育てたもの』『銀杏の本数は146本、うち雌木が104本、雄木が32本』などと書かれていた。

絵画館に向かって歩くが、日差しを銀杏が遮ってくれて急に爽やかになった気がする。

歩道の最後近くに右に曲がって行く道を発見、案内板には『御観兵榎』とある。御観兵榎は明治天皇が観兵式に出席する際に恒にこの榎の前にご座所が設けられたためにつけられた名前である。石碑もあるが、その揮毫をしたのは海軍大将、伯爵東郷平八郎であった。



木の中に続く道を歩くと外苑外周道路に出る。左に曲がり、少し歩くと正面に絵画館が見えてくる。

ただ、間には軟式野球場があり、直接行くことは出来なかった。(以下、次回)

磯美家本店〜外苑前ランチグルメ

2022-06-08 05:00:00 | グルメ
外苑前駅を降りだ時にちょうど12時となったため、先にランチをと周りを見る。

頭に横断歩道を渡ると増田屋という蕎麦屋さんがあったはずという記憶(これはいつのものかは分からないが)があり、行ってみるが、確かに店はあった。しかし、綺麗な店に建てかわり、しかも6人の列までできている。



少し待ってみたが、一向に進まないので青山通りの反対側に渡る。街中華と天ぷら屋さんを発見、まず天ぷら屋のメニューを見るとリーズナブルのため、店に入る。混んではいたが、カウンターの席に案内され、ようやく席は確保できた。

店の名前は『磯美家』、外から見ると高級そうだが、サラリーマンも多く安心。メニューは刺身系のサーモン丼や鉄火丼などと天丼の2つのパターンがあり、その組み合わせもある。



時間もないので単純に天丼並(940円)にした。天丼は海老・キス・かき揚げだが、穴子丼は穴子・野菜、海老丼は海老3本・かき揚げとバリエーションは多い。

お茶を頂きながら店内を見るとラグビーのトップリーグ(昨年まで、今年はリーグワン)やラグビー日本代表のユニホームが飾られていて秩父宮ラグビー場に行く観客や選手が立ち寄るのだろう。

店の中で待っている人は多かったが意外にすぐに天丼は到着。丼の上には海老・キス・かき揚げ。他に味噌汁・おしんこがついてきた。

天丼はまずキスの天ぷらから頂く。天ぷらは濃いきつね色、タレも黒っぽいので濃い目の味を覚悟していたが、それほどではない。衣はフニャではなく、カリッとしたタイプで天ぷらにはタレは染みているが、ご飯はそれほどでもなく、そのためかバランスがいい。次にかき揚げ、見た目はボテっとしていて粉っぽくみえるが、揚げる技術が高く、中までカリッとしている。

春菊、小エビなどが入っていて美味い。海老天は言うことなし。いつも蕎麦屋の揚げて置いてある天丼を食べることが多いが、さすがに天ぷら専門店だけのことはある。

漬物も黄色い沢庵が添えてあるのは嬉しい。ただ、味噌汁がやや煮詰まっているのか、塩味が強すぎるのが残念。全体的には美味しく、満足致しました。ご馳走さま。
磯美家本店
渋谷区南青山2ー26ー36
0334012308

谷中周辺の坂道②

2022-06-07 05:00:00 | 坂道
『東京の坂、日本の坂』その156。前回に引き続き谷中周辺の坂道を巡る。三段坂の坂上まで歩き、突き当たりを左に曲がる。すると谷中清水町公園がある。旧町名がまだまだ残っている界隈、因みに清水町の名前は明治時代まであった護国院清水門によるらしい。





広い言問通りに出る。目の前に一乗院という大きな寺が出てくる。寺の前の案内板には『大田錦城の墓』があると書かれていた。江戸時代中期の儒学者らしい。



言問通りが下り坂となっているが、これが『善光寺坂』。坂を降って行くと煉瓦造りの倉があったり、手焼きのお煎餅屋さんがあったりと風情がある。



善光寺坂には一乗寺、香華院、玉林寺、信行寺、天眼寺などお寺もたくさんある。但し、坂の名前に付けられている善光寺は現在は玉林寺があるあたりに建っていたらしいが、1703年の火災で焼失している。



信濃善光寺の宿院であり、焼失後は青山に移り、町名(善光寺門前町)と坂の名前のみが残った。信濃善光寺との関係から信濃坂の別名もある。

坂を下りながら電信柱に紙が貼ってあり、そこには『もも(猫)が4月21日の朝、トラックに轢かれて亡くなりました。(享年10歳)谷中坂町で皆様に愛されて幸せな猫生でした。以下略』と書かれていた。

古い家は減り、雰囲気は変わりつつあるが、地域猫を町内の人が可愛がる下町らしい風景であった。(以下、次回)


スンガリー新宿東口本店(再訪)〜新宿グルメ

2022-06-06 05:00:00 | グルメ
ロシアのウクライナ侵攻、ウクライナ・ロシア双方の言い分はあるようだが、いずれにしろ武力を以って侵略することに幸せは望めないのは間違いない。その為に不幸になっているのはウクライナだけではなく、ロシアの国民も同じだろう。

そんな毎日だが、久しぶりに『スンガリー』のピロシキが懐かしくなってお邪魔した。スンガリーは新宿東口に本店を構えるロシア・ウクライナ・ジョージア料理店。加藤登紀子さんのご両親が経営されていることは有名である。



いつも混み合っているスンガリーもやはり普段よりは空いている気がする。暑い日だったのでいつものロシアのビールと思ったが、やはり入荷なしとのこと。ハートランドで乾杯、ビールは美味い。

まずは『マリノーブヤ・ケタ』をいただくのが定番。ニシンの酢漬けサラダも旨いがやはり特製スモークサーモンをパンケーキにオニオン、トマトなどの野菜とともに挟む。サワークリームとディルの味付けが特徴的、とても美味しい。これを家で作ろうと思ってもできないわけではないが、やはり本物とは全く違う。

ここでジョージアワインをいただく。対して高いものではないが、味がしっかり、コクもあり大好きな赤ワインである。

(右側が焼き、左側が揚げ)

パンがわりのピロシキ、私は揚げたもの、相方は焼いたもの、いずれも美味いが、焼いた物は本店のみの提供。

壺入りマッシュルームのクリームシチューは『クリヴィ・ヴ・スミターニュ』。小さな壺に小麦粉の皮を乗せて蒸し焼きにした物。小さいが本当にコッテリしていて2人で1つを分けて頂くくらいで丁度良い。

メインは『ゴルヴィツィ(ウクライナ風ロールキャベツ)』と『ビーフストロガノフ』をシェアして頂く。ゴルヴィツィはトマトとクリームソースでやや酸味のあるまろやかな味。肉たっぷりのロールキャベツ、とにかくソースが美味い。

ビーフストロガノフは定番だが、ここで頂くのはブラウンソース、しっかりとした味付けだが、サワークリームが入っているせいか、しつこく感じない。添えてあるバターライスをソースと共に食べるのがいい。ビーフストロガノフは16世紀にロシア・ウラル地方の貴族ストロガノフが起源、一方ロールキャベツはウクライナ風、2国は切っては切れない縁があるはずなのにと食べながら考える。 



(チョコレート風味)

お楽しみは最後のウォッカ、ここでは色々な味付けをされたものが楽しめる。相方はチョコレート、私はバニラ風味、いずれも飲み口は美味かったがやはり胃袋にどしんと来た。

(バニラ風味)

とにかく美味いこのお店、雰囲気もよく、今後も厳しい環境ながら頑張ってもらいたいものである。ご馳走さまでした。



スンガリー新宿東口本店
新宿区歌舞伎町2ー45ー6
05058726300

ダメ虎からの脱却〜阪神ファンの戯言

2022-06-05 05:00:00 | 阪神タイガース
6月2日対西武3回戦に勝利して我が阪神タイガースの勝率が4割に乗った。あまり得意でない交流戦も2カード続けて勝ち越し、まあ、少しはマシになってきた。

もともと交流戦は点が取れない、これは今までの経験からわかりきっている。しかし、チャンスが皆無ではないのだ。それを点に結びつけ、勝利するかはわずかな勘の冴えと確率論だと思う。

まずはダメなケース。5月26日対楽天3回戦はガンケル・岸両投手が好投、お互いにチャンスを潰して8回裏まで0対0。1死から8番長坂がクリーンヒット、代打北条が見事にバンドを決め、2死2塁。ここで点が入った方の勝利と誰しも思う。

1番近本が打席に、私はなぜ2塁ランナーを代走に変えないのかと不思議に思ったがベンチは変える気配もない。すると近本がレフト前ヒット。坂本は本塁までよく走ったが、案の定本塁直前で憤死。矢野監督のリクエストでも判定は変わらず。試合は9回に阪神抑えの岩崎が代打銀次にタイムリーを浴びて1対0で敗戦となった。

野球に『もし』や『たら』はない。代走だったら必ずセーフになったかもわからない。しかし、点が入った確率が高くなることは確かなのである。阪神ベンチには足の速い島田や熊谷もいたし、交代捕手の片山もいたのである。

次は良かったケース、6月2日の対西武3回戦。阪神ガンケル、西武隅田の投げ合いだが、阪神がリードしていたが7回表に西武が1点を取って3対1となった。
7回裏は西武は投手が宮川に代わる。トップバッターの3番近本がセンターにヒット、さらに4番佐藤は西武の二塁手呉の緩慢な守備で出塁、無死1、2塁となる。2点差に追いつかれ、阪神としては喉から手が出るほど点が欲しい。

ここで5番大山、セオリーならばバントで1死2、3塁を作るところ。ただ、大山にバントさせたことは殆どな。ここでベンチが中軸にバントをさせる是非が問われる。
普通に打たせてダブルプレーを喰らうリスクと大山がヒットを打つ確率を考える場面。すると矢野監督はバントのサイン、見事に大山はバントを決める。確率論からすると私はこの判断は正しいと思う。というのは自由に打たせてダブルプレーが成立すると2死3塁、ここで糸原が出てきてもまともに勝負はしないであろう。

1死2、3塁となり、西武が前進守備を引く中、糸原は1塁寄りの強いゴロ、これを山川が取れず、タイムリーとなり2点入る。(5対1)これで試合の流れは完全に阪神となり、17安打の猛攻で勝利した。
この2試合から得られる教訓は1点の重い試合では是が非でも点を取りに行くのにどうすべきかである。

そして6月3日対日ハム1回戦。前の試合でバントを命じられた大山が3HR、また6点のビハインドを泥臭く1点ずつ取り、最後は8回裏代打山本のタイムリーで同点、島田の押し出し四球で逆転、近本のタイムリーでダメ押しと逆転勝利を生んだ。決して個人の打撃は大きく良くはなってはいないが、チームとして勝ちに行くことがこの段階でようやくできてきた。1つ1つこなしてチームの浮上を期待できると信じたい。

関西割烹なごみ〜人形町ランチグルメ

2022-06-04 05:00:00 | グルメ
人形町の路地を歩いていたら和食の店を発見。店の名前は『なごみ(和)』というが、関西割烹と書かれている。江戸っ子の集まる人形町では珍しいとメニューをみるが、昆布うどん付きの丼ものがあるなど確かに関西風。



店内に入るとカウンターと6人〜8人のボックス席、さらに個室もあるようで意外に広い。取り敢えずカウンターに座り、メニューを見る。左に座るご婦人はなごみ定食(鯛めし、ミニ肉うどん、お造り等)らしい。他にお造り定食(お造り盛り合わせ、コシヒカリ白米、なめこ汁)、とろろ定食(とろろ、麦飯、ネギトロなどの小鉢)、とりごぼう親子丼定食(とりごぼう親子丼、ミニうどん、小鉢2)の計4種類、お造りは1500円、その他は1000円となっている。

私は昆布うどんに惹かれてとりごぼう親子丼の定食をお願いした。その後も1人客が続けて来店、カウンターは一杯となる。奥の厨房でメイン料理を作っていてそれ以外はカウンター内で整える。中々見ていて楽しい。



意外に早く私のランチは到着。とりごぼう親子丼には小さな皿に山椒と海苔が用意されているなど芸が細かい。

まずはうどんから、テーブルにある一味を振りかけて頂く。たっぷりとおぼろ昆布が乗せられ、いい香り。昆布だしもしっかりしていてうどんは細めだがしっかりコシがある。汁は関西風にしては少し塩が強い気がしたが。

次に丼、山椒と海苔をパラパラふりかけ、木の匙で頂く。思いの外鶏肉がたっぷりと入っている。

関西風だからか木の器に入っていて薄味のためか出汁がよく効いている。牛蒡と鶏肉の相性は抜群。


他にミニサラダ、釜揚げちりめんと大根おろしの小鉢は味が変わって箸休めにもってこい。全体のバランスがよく、いつものようにまずうどんを頂き、出汁をお吸い物のように頂きながら丼を頂く。

量的にもちょうど良い関西割烹のランチでした。ご馳走さまでした。
なごみ
中央区日本橋人形町2ー25ー10
05055709324

アジサイの季節〜人形町界隈

2022-06-03 05:00:00 | 日記
気がつくと今年のカレンダーも6枚目、つまりあと一ヶ月で半分というところまでやってきている。2月はウメ、3月はハナミヅキ、4月はサクラ、5月は菖蒲やサツキなどが目を楽しませてくれるが、6月と言えばどの花になるのだろうか。



街を歩いているとまず目につくのはサツキ、まだまだ咲いている。ヤマボウシの白い花、勝手にどんどん咲くのはドクダミなどだろうが、やはりアジサイが目につく。



アジサイは色の数が多く、グラデーションが美しい。日本橋・人形町界隈だけでもかなりの種類がある。因みにアジサイの花の色の変化は花に含まれるアントシアニンと土壌に含まれるアルミニウムの化学反応による。ただ、アントシアニンとは全く関係ない種類もある。

アントシアニンは本来赤色だが、土壌がアルカリ性の時には花の色は変化せず、赤色となる。しかし、中性の場合は紫、酸性の場合は青色になる。(リトマス試験紙とは色が逆である。)



土壌によって色の変わらない種類では白色のピラミッド型の花を咲かせるカシワバアジサイ。名前の由来は葉っぱの形が丸くなく、柏の葉のように切れ込みがあるためつけられた名前である。



もう一つ、最初は緑色、徐々に白色になっていくのがアナベルという種類。一つ一つの花は小さく、花全体は大きく成長する。



また、ガクアジサイと呼ばれる日本固有種は『額』のように周りの装飾花が咲く。山アジサイとも呼ばれ、山谷に自生するものもある強い品種である。



ガクアジサイの中でも装飾花が八重咲きのものも、スミダノハナビ(墨田花火)と名付けられたこちらも美しい。



街を歩くだけでも青色、紫色、赤色、緑色、白色と5色の花を楽しむことができるアジサイにはやはり雨がよく似合う。咲き始めと日が経ったものも色が変わるその変化を楽しむのもいい。