hokutoのきまぐれ散歩

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ダメ虎からの脱却〜阪神ファンの戯言

2022-06-05 05:00:00 | 阪神タイガース
6月2日対西武3回戦に勝利して我が阪神タイガースの勝率が4割に乗った。あまり得意でない交流戦も2カード続けて勝ち越し、まあ、少しはマシになってきた。

もともと交流戦は点が取れない、これは今までの経験からわかりきっている。しかし、チャンスが皆無ではないのだ。それを点に結びつけ、勝利するかはわずかな勘の冴えと確率論だと思う。

まずはダメなケース。5月26日対楽天3回戦はガンケル・岸両投手が好投、お互いにチャンスを潰して8回裏まで0対0。1死から8番長坂がクリーンヒット、代打北条が見事にバンドを決め、2死2塁。ここで点が入った方の勝利と誰しも思う。

1番近本が打席に、私はなぜ2塁ランナーを代走に変えないのかと不思議に思ったがベンチは変える気配もない。すると近本がレフト前ヒット。坂本は本塁までよく走ったが、案の定本塁直前で憤死。矢野監督のリクエストでも判定は変わらず。試合は9回に阪神抑えの岩崎が代打銀次にタイムリーを浴びて1対0で敗戦となった。

野球に『もし』や『たら』はない。代走だったら必ずセーフになったかもわからない。しかし、点が入った確率が高くなることは確かなのである。阪神ベンチには足の速い島田や熊谷もいたし、交代捕手の片山もいたのである。

次は良かったケース、6月2日の対西武3回戦。阪神ガンケル、西武隅田の投げ合いだが、阪神がリードしていたが7回表に西武が1点を取って3対1となった。
7回裏は西武は投手が宮川に代わる。トップバッターの3番近本がセンターにヒット、さらに4番佐藤は西武の二塁手呉の緩慢な守備で出塁、無死1、2塁となる。2点差に追いつかれ、阪神としては喉から手が出るほど点が欲しい。

ここで5番大山、セオリーならばバントで1死2、3塁を作るところ。ただ、大山にバントさせたことは殆どな。ここでベンチが中軸にバントをさせる是非が問われる。
普通に打たせてダブルプレーを喰らうリスクと大山がヒットを打つ確率を考える場面。すると矢野監督はバントのサイン、見事に大山はバントを決める。確率論からすると私はこの判断は正しいと思う。というのは自由に打たせてダブルプレーが成立すると2死3塁、ここで糸原が出てきてもまともに勝負はしないであろう。

1死2、3塁となり、西武が前進守備を引く中、糸原は1塁寄りの強いゴロ、これを山川が取れず、タイムリーとなり2点入る。(5対1)これで試合の流れは完全に阪神となり、17安打の猛攻で勝利した。
この2試合から得られる教訓は1点の重い試合では是が非でも点を取りに行くのにどうすべきかである。

そして6月3日対日ハム1回戦。前の試合でバントを命じられた大山が3HR、また6点のビハインドを泥臭く1点ずつ取り、最後は8回裏代打山本のタイムリーで同点、島田の押し出し四球で逆転、近本のタイムリーでダメ押しと逆転勝利を生んだ。決して個人の打撃は大きく良くはなってはいないが、チームとして勝ちに行くことがこの段階でようやくできてきた。1つ1つこなしてチームの浮上を期待できると信じたい。