hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

宿場町を歩く〜越ヶ谷宿②

2022-06-29 05:00:00 | 宿場町
『宿場町を歩く』その6。越ヶ谷宿②、再び旧街道に戻り、街道沿いの建物を見て歩く。すぐのところに田中米穀店、今も現役である。昭和初期の木造二階建の建築物だが、2階の戸袋に貼られている銅板が緑青となり、いい色である。


斜め前の行徳屋も同様の木造二階建、戸袋も先程の建物と同じ造りである。





するとピンクの診療所が現れた。横田診療所としてこちらも現役だが、洋風の木造建築で昭和10年に作られた旧越谷郵便局をそのまま利用している。建物ばかりでなく、庇の金具や照明にもモダンな物が使われていてレトロな映画セットに出てきそうである。



次の道を左に曲がると可愛らしい蔵が見えてくる。『油長内蔵』と言って江戸末期の蔵をここに移築。曳家でここまで持ってくる技術の高さに驚く。週末はまち蔵カフェとして中にも入れるらしい。



先を右に曲がると再び蔵のある家が出てくるがこれが『白鳥家』。周りには黄色やピンク色の百合の仲間が花をつけていて美しい。



次の角は有瀧家の立派な黒塀で囲まれていて中にはタブの木が生えている。さらに中にはマンションと不思議な光景。表札には『タブの木の家』と書かれていた。このタブの木の樹齢は400年とも言われている。


黒塀から50mほど歩くと目の前に大きなけやきの木が見えてきて一段高いところに中町浅間神社が祀られている。欅の木は説明板によると『市の天然記念物に指定され、木の周りが7m、高さが23mある。越谷市では最も高い欅で樹齢600年』らしい。(以下、次回)