outdoor life by mizota

ヨットでのクルージング日本の名山に登るキャンピングカー旅ダイビング野鳥撮影ジギング等溝田正行がした事する事を報告します

遥かなる平ヶ岳

2010年07月09日 08時33分46秒 | 退職生活
二日に渡りブログのアップが出来ず、ご心配お掛けしてすみません

国道とは名ばかりで林道のような352号線にある平ヶ岳登山口は駐車場もトイレもあるけれど、山深い所でAUの電波は全く気配がありませんでした

どうも・・この周辺は「ドコモ」なら通じるようで、昨日も遅くなって下山して、電波が届く所までと頑張って「燧ケ岳」登山口の「尾瀬御池」まで移動したのに・・・ドコモだけしか電波が来てませんでした

以前はAUの方がずっと広いエリアをカバーしてたんだけど

話は変わって、「平ヶ岳」です。

日本百名山の平ヶ岳には山小屋も避難小屋も無く、「日帰り」が基本の山なんですが、国道登山口から頂上を往復すると・・・25キロあります

標高差(頂上の高さと登山口の高さの差)では1300㍍ですが、尾根を歩くのでアップダウンもあるので、どこの山もですが、実際には何割か余分に登ります

百名山の中でも一日の歩行距離では最大級の山なので、朝四時35分に出発しました

僕らが準備していた4時に一人が先発したので二番目の出発です

初めはブナ林の間の林道を進みます

そして林道から登山道に入ると急登で二時間ほどの間に一気に800メートル登ります。

すぐ横に大きな双耳峰の燧ケ岳を見ながら、先発の人を途中で追い越し、快調な滑り出しでした

800メートル上がった所は「下台倉山」でそこで初めて平ヶ岳が見えるんですが・・・遠い

おまけに・・・尾根道は平ヶ岳に向わず、違う方向へ続いています

しかし、進まない限り頂上に立つ事は出来ませんから・・・少し腹ごしらえをして・・・

二時間歩いて、もう一度腹ごしらえをして一時間ほど登ると平ヶ岳の隣りの「池ノ岳」の
「姫ノ池」に飛び出しました

ここからは木道がずっと続いて回りの高山植物を荒らさないようになっています。

一面は高所の湿原の名物ワタスゲの白い綿が風に揺れ、その間に可愛いヒメシャクナゲが無数に咲いており、チングルマ、イワイチョウ、コバイケイソウなどなどのお花畑

なにより一面にある無数の池塘

その池塘の最大が「姫ノ池」なんですが、その奥に見る大きい平ヶ岳の勇姿はここまでの厳しい五時間で疲れた体を癒してくれました。

もう残りは一時間です。

気合を入れなおして、周りの景色を見ながら頂上へ

頂上周辺もそこまでの道の周りも池塘が続き、お花畑が続きます

先日登った荒沢岳、越後駒ケ岳が見え、中ノ岳や巻機山、至仏山、燧ケ岳、遠くに日光白根山や武尊山などなど

晴天にも恵まれて、それはそれは大満足の頂上で弁当を食べ、下山に掛かりました。

姫ノ池まで戻って、後から来る三人に次々出会い少し話をした時は、僕らの脚も強くなったと自信をもっていたんですが・・・

六時間の登りは、予想以上の疲れがあったようで・・・徐々に先日痛めた右足首が痛くなり、それを庇うので左の脚にも負担がかかり

ゆっくりゆっくりの下山となりました

美由紀は極めて元気で、先へ先へと進みます

時々止まって待ってはくれるんですが・・・先に行かれると益々焦って

とうとう呼び止めて後から付いてくるように言って、5時間半掛かってやっと下山しました

疲れが強くなると、眠たくなってくし・・・ほんとに11時間以上歩くと言うのは初めてだったし、疲れました

すぐにシャワーを浴びて・・一時間余りしても誰も下山して来ませんでした。

皆さん苦労しているんだと思いながら、電波が入るところまでと移動したんですが・・・

疲れがひどく、「尾瀬御池」で諦めて泊る事に決定

焼酎を二合ほど呑んだら、どっと疲れがでて、太腿他の筋肉痛も強く横になったらたちまちのうちに朝になっていました。

しかし、思い出すと本当に「素晴らしい山」でした

最近は「皇太子ルート」と呼ばれる非常に楽なコースがあるそうですが・・・この苦労があって初めてこの山の深さと素晴らしさが解り、喜びが大きいと思います

それで今は少し山を下り、福島県檜枝岐村の中土合公園に来てブログを書いています

次は「会津朝日岳」に登る予定ですが・・・足の調子を見なければ

今日の写真は池塘「姫ヶ池」と後方は平ヶ岳です。

綺麗でしょ

写真をクリックすると大きく見えます

コメント
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