outdoor life by mizota

ヨットでのクルージング日本の名山に登るキャンピングカー旅ダイビング野鳥撮影ジギング等溝田正行がした事する事を報告します

末期の日本LPガス業界

2010年07月15日 19時41分04秒 | 退職生活
今日、会津若松でキャンピングカーに使うプロパンガスを充填してもらおうとガス屋さんに行きました

ところが・・・「危険だから」保安基準が厳しくなって充填できないと言うんです

どのような業界にも言えることですが、末期を迎える業界は「危険」と言う言葉を利用して「利益」を確保しようとします

そして実際に一時的に利益が確保できますと言うか「そのように仕向ける」為に「決まり」を作るんですから当然ですが。

今回のプロパンガス協会は、プロパンガスは「極めて危険なもの」だから、専門業者が配管、据付、器具設置、メーター取り付けなどをしたものでなければガスを使ってはいけない

と言うのが基本でそれに付帯して自分達が利益を確保できるように、消費者も本来のガスの特性も全く無視して自分達の欲の為だけに作った法なんです。

しかし・・・その効果は絶大で一般市民の潜在意識の中に「プロパンガスは危険」と言うのが入り込み、全世帯の全員が「オール電化」を望み始めます

現実にそうなっていますが、これで益々衰退が加速することは間違いありません。

実際に我が倉庫ハウスはオール電化ですが、ガスの時より経費は遥かに安くなりましたし、ガスより遥かに早く煮炊きが出来、火力調整が簡単で美由紀は非常に喜んでいます

今のIHヒーターの火力はガスの3倍くらいあるんでしょうか、茶瓶一杯の湯を沸かしても驚くほど早く沸くし、炒め物も楽々です

だから自然淘汰で消える運命だったのかも知れません

実際には電気だって間違えって使えばガスと同様危険なんですが、電力会社は馬鹿で無いから危険とは言いません

僕がヨットで世界を周っていた時もLPガスを使っていましたが、世界中の国で14年間に100回ほど充填してもらって(自分で入れたのも多いけど)「ガスは危険」と言う言葉をただの一度も聞きませんでした

むしろオーストラリアなどでは「ガスは安全」と吹聴するのに努力しているようで、ガソリンスタンドで入れるんですが、ガスを周りに漏らしながら充填してくれます

オーストラリアのLPガスのバルブは、ネジを緩めると空気が抜ける装置が付いています。

大きなタンクから10キロボンベに液化ガスを移す時、上に溜まる気化したガスを放出したほうが簡単に充填できるからなんですが、街中でも平気でやっています

どんな物でも扱い方を間違えば危険にもなりますが、日本のLPガス業界は目先の欲に走って、将来の自分達の首を絞めているのが解っていないようです

これは色々な業界に言える事ですが自分達の業界が扱っている物を「危険」と言ってしまった業界に先はありません。

ヨットやダイビングの雑誌の売れ行きが思わしくないと、先が見えない編集者は「事故特集」を組みます

いかにヨットが危険か、いかにダイビングが危険かを「これでもか!」と言うほど誇張までして書きます

そうすると、怖いもの見たさで間違いなくその号は良く売れて儲かるんです

ところが読者は「危険」が頭の中に残り、始めようと思っていた人は止めてしまうし、すでに始めていた人も「止めたい」と思い始めます

そして日本のヨット業界もダイビング業界も今や風前の灯です

先に立って普及に努めなければならない人達が業界を潰しにかかるんですから、馬鹿らしいと言ったらありません

ただ全ての人がそれ程馬鹿かと言うと、LPガス組合の中にも、その間違いに気付いて直そうと努力している人も少しはいます

目先の欲に走って将来が見えなかった例は漁業の世界も同じです

昔は誰もが自由に海に潜って魚や貝が獲れました

ところが欲張った漁師が組合を作り、それをさせないようにしてしまいました。釣りさえも止めさせようとしてたんですよ。

子供の頃から貝や魚を獲って食べていた人は、幾つになっても、何処に引っ越しても「魚や貝を食べたい」と思うので、買ってでも食べます

ところがこれを禁止してしまったから、禁止されてからの子供は親が連れて行く事も出来ず「馴染みが無いから」大人になっても、魚や貝を食べたいと思いません

「魚が売れないから安い」と嘆いている漁師の方々は、自分が目先の欲に走った事を反省するべきです。

全ての日本人なのかも知れませんが、特に各業界の上に立つ方々には目先のお金でなく「先を見る目」を持って頂きたいと思います

まあ見ていてください。LPガス業界が心を入れ替えない限り20年後はありません

過去40年余、常に20年先を見て生きてきた僕が思う事で多少の年月に差があっても間違った事はありません。

そんな事で、今のボンベのガスが切れたら・・・キャンピングカーの場合はカセットコンロしかありませんね

ただ県に拠ってですが「独占禁止法違反」かそれに近い、LPガス販売組合の「申し合わせ価格」が世界的に見て異常に高いから、自由競争で販売されているカセットボンベを使った方がかなり安くつきます

今日の僕らは久しぶりに街に出たので、外食と買い物をして飯豊山の登山口を下見に行きました

途中の橋に「マイクロバス以上通行できません」と書いてあったけど、進入しました。

ところが・・・山旅を始めてから初めて途中で行けなくなりました

コーナーに岩を置いている家があるんですよね~

置いて無くてもカーブが急だからダメかも知れませんが・・・

そんなんで歩く距離が二キロほど増えます

電波が入らないので、村営の温泉「いいでの湯」の前まで下ってきて天気待ちになっています

予報では日曜日まで悪いようです

これが辛いんですよね~

ここも捨てて南アルプスに移動したほうがいいのかも

はやく梅雨明けして


コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする