outdoor life by mizota

ヨットでのクルージング日本の名山に登るキャンピングカー旅ダイビング野鳥撮影ジギング等溝田正行がした事する事を報告します

真夏のクルージング

2011年07月29日 19時42分48秒 | ヨット世界一周クルージング
昨日はワッチ(見張り)でブログのアップが出来ずすみませんでした

ヨットで世界一周をする場合、一般的なコースは殆どが赤道近くを通ります

唯一赤道から離れるのが地中海なんですが・・・

地中海の夏も暑いです

ただし・・・日本の夏ほどに暑さを感じないのは、湿度が低いからでしょう。

世界60カ国を周って・・・確かに言える事は、日本の夏の暑さは赤道付近をはるかに越えています

そんな国で真夏にクルージングするんですから・・・昼間の凶器の様な太陽光線を避けたいと・・・

夕方五時に四人を乗せた「マハリン」は徳島ケンチョピアを出港しました

そして・・・紀伊水道を南下。

やがて日が暮れて・・・・交代で・・・ベットに入りました

僕一人のワッチです。

日本の海は貨物船の往来が激しく油断できません。

歳のせいで目も悪いから・・・他船の進行方向を確定するのに時間が掛かりますが・・・長袖、長ズボンにして防寒着を着ても寒いくらい。

そんな中・・・

海は不思議で、場所に拠って夜光虫の数が全く違います

普通の夏の海は・・・船首で切った波が筋のようになって広がるんですが・・・その筋の中で夜光虫がキラキラと光り、周りを少し明るくしてくれます

それが「普通」なんですが・・・

昨日の夜の一部の海面は全く違っていました

星は見えていたけど、月はありませんでした。

そして風が殆ど無く、鏡の様な海面だったんですが・・・

進むヨットの周り一面、幅にしてヨットの左右約20メートルほどが全て夜光虫で、ヨットが夜光虫に照らし出されたように・・・眩しくなりました

それはまるで夜光虫で出来た大きな絨毯に乗っているようで・・・

僅か10分ほどですが・・・夢心地の時を過ごしました

暗い海面は海で遭難した人達のお化けが出そうで・・・昔から船乗り達は色々なお化けを造ってきましたが・・・

暗い夜の海だから見える夢のような世界もあるんです。

本州最南端の潮岬に来ると・・・イルカの群に二回遭遇しました

突きン棒漁(船の船首から海面近くに居るカジキやイルカ、クジラ等を棒の先に銛を付けて突く獲物と組み合う男らしい漁法)をしている一隻が・・・

突いて浮かした樽を引っ張っている獲物に、すでに刺さっている「二の矢」に続いて「三の矢」を打ち込もうとしていました

11時半、出港から18時間半、無事に那智勝浦港に到着

昼食の後買い物に行って「温泉手形」も手に入れ・・・

ホテル浦島の送迎船に乗って・・・忘帰洞の温泉に浸かった後、僕はそのまま石畳の上で昼寝

近藤親子は玄武洞へ二つ目温泉

今治会長はマッサージへ

そして六時になって・・・船に乗ってマハリンへ戻ってきました

日本の夏のクルージングらしく・・・台風が発生、北上しそうです

四日までの予定だから・・・影響は避けられないでしょう

でも・・・今から夕涼みしつつ・・・一杯飲みます

コメント
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