outdoor life by mizota

ヨットでのクルージング日本の名山に登るキャンピングカー旅ダイビング野鳥撮影ジギング等溝田正行がした事する事を報告します

幻の魚「クエ」

2011年07月03日 22時36分45秒 | 釣り ヨット ダイビング 山登り
魚突きダイバーにとって「クエ」と言う魚は「特別」な魚です

味もまた特別に美味しいんですが・・・

クエはダイバーが持っている水中銃や銛の射程距離を、一瞬に判断する能力を持っています

その上・・・魚にしては珍しく、こちらを向いたままバックする泳法も備えていて・・・

「後一メートル近づけたら射程距離」と言うような所で・・・じっとこちらを見ています。

ダイバーが・・・静かに少し前に進むと・・・クエはこちらを見ながら・・・静かに胸鰭を動かして後に下がるから・・・距離は同じのままです

そのまま接近を続けると・・・バックで間に合わなくなると体を入れ替えて逃げます

そして・・・近くの岩穴に入るんですが・・・

これは必ずと言って良いくらい、通り抜けのある穴で、そこには居ません

極々稀に・・・ダイバーが隠れて、じっとしていると近づいて来て仕留める事もあるんですが・・・

極々稀ですから・・・100回に一度位の割りになります

そんなクエも油断していて「出会い頭」で仕留める事も稀にありますが・・・

こちらも油断しているから・・・殆どの場合は「後の祭り」となります

でもそんなクエを長く魚突きをしている僕は5匹ほど突いています

刺身も鍋も美味いですが・・・一番好きなのは「煮付け」です

クエの煮付けが喰いたいな~・・・とは・・・いつも思ってますが・・・日本では高くて・・・買って食べたり、料理屋で食べたりは出来ません

でもヨット「ホロホロ三世」で世界を周っていた頃は・・・市場で見つけたら・・・出来るだけ買ってましたから・・・何十匹と食べています

こんな事を書いたのは・・・

今日魚突きに行って・・・潜りこんで・・・石鯛か何かの魚が近づいて来ないかな~・・・と岩に掴まって待っていると・・・

前に姿が見えました

反射的に・・・「約10キロ」と判断。

岩と岩の間の砂の上にこちらを向いて・・・僅かなウネリに身を任せていました。

しかし・・・こんな場合・・・一パーセントの割合ですから・・・

難しいだろうと思いつつ・・・でも息が苦しくなると・・・静かにこちらがバックしてから浮上。

息を整えて・・・少し離れた所から潜り・・・海底を静かに近づいて・・・

クエが近づいてくれるのを待つこと五回

遂に・・・こちらの辛抱が出来なくなって・・・

ジワジワと近づいて行くと・・・浮き上がって下がると思っていたのに・・・そのままじっとしています

「あれ!なんで??」と思うのと・・・それが海藻の塊りと解るのとが・・・殆ど同時でした

確かに・・・透明度も余り良くなく、曇り空で水中は暗かったけど・・・

目が・・・老化で腐ってしまってるんです

ドキドキはさせてくれましたが・・・哀しいですね

そんな事もあった今日のダイビングは八十氏と美樹ちゃんの三人で・・・

軽トラ二台に分乗し、気合を入れて行ったんですが・・・

大した獲物はありませんでした。

でも・・・煮付けるとクエにやや似ている魚や・・・鍋や刺身にする魚、干物や焼き物、煮付けにする魚など・・・五キロほどの魚は突いて戻りました

当分魚が食べられます

帰り道・・・軽トラの荷台一杯に「落ち葉」を積んで来ました

これを家庭菜園に積み上げて・・・「ミミズ養殖&飼育場」になる予定です

ミミズは・・・勿論ウナギ釣りやウナギ筒罠用です

落ち葉を畑に入れ、潜水道具を洗って・・・突いた魚を裁いて・・・

ナカヤ氏のヨット「熊丸」がケンチョピアから橘港に着いたので・・少しお手伝いに行き・・・

戻って・・・久しぶりに突いた魚で一杯呑みました



コメント (2)
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