

晩飯の席について一杯呑もうとしたら「肴」がないんです。
それで「肴ないんか」と聞いた答えでした

僕も大分前に「なんか言ってるな」とは思ったんですが・・・
なんか言ってる場合の3割は僕に説教です。片づけが悪いとか・・・
そして5割はたいしたことがない話しです。
2割くらいは必要な事も言うのですが・・ついついわけがわからんまま返事をしてしまいます

それらが原因でいつももめるんですが・・皆さんはどうでしょうか?

今日は朝起きたら雨でよしえちゃんと山に行く予定はボツ。
昼から天気が良くなって
この前から気になっていた「美由紀の車のタイヤの空気圧が少ない」
家の裏の修理工場に持っていってタイヤ圧を計ると2~2.3なければいけないのに1も無い

それも全てのタイヤが

空気圧が足りないと燃費が悪いしタイヤが変に減るとの事で慌てて僕のロードスターを持っていくとそれも同様ぜんぜん不足

次は罠用の軽トラ。これは去年6月に買ったばかりだから大丈夫と思ったのですが圧は1でぜんぜん不足

バスも持っていこうと思ったけど・・面倒なので次回にしました。
皆さんもタイヤ圧計って見てください。燃費が2~3割違うそうですから

そしてこの前から書いているサスペンスモドキを書きました

興味がある方は読んでください

11章
何気なく車内を眺めていた松田の目が止まった。
すぐに手を伸ばしたのは灰皿だった。 慌てたように開けると数本の吸殻が黄色く変色している。
そこに黄色く変色した紙が一つ小さく丸められていた。
それを取り出して広げる。 正方形の白い紙、それが薬を包む紙であることは明白だった。
家族かトヨタの人間も灰皿の中までは見なかったのだろう。 松田が一番期待していたものが発見できたのだ。
丁寧にビニール袋に入れてジャンバーのポケットにしまいチャックを閉めた。
包み紙から中に入っていた薬の成分を調べることは可能だ。
それが事故を誘発するものであれば単なる事故でなく殺人事件であることの証明になる。
大阪に戻る松田の心は弾んでいた。
すぐ山崎に電話を入れたが不在で伝言を頼んだ。
店に出てすぐ小夜に岐阜に行って岡田の車から薬を包んであった紙を見つけたことと山崎に頼んで成分を調べてもらう予定だと話した。
多恵に一度会いたいと電話した。 多恵にやって貰いたいことを思いついたからだった。
小夜にも言ってある。
これまで調べてはいるが全てが勘だけで何一つ事故に見せかけた殺人と断定できるものは上がっていない。
薬の包み紙から事故を誘発させる成分が見つけられない可能性は十分にある。
もしそのような成分が見つかったにしても他に証拠となる物か動機を発見しなければならなかった。
それを多恵に頼みたいのだ。
翌日の昼過ぎ多恵にあった。 初めから可愛い顔立ちだと思っていたがそこに落ち着きのか自信のようなものが加わっている。
多恵は会うごとに綺麗になると松田は思った。
永田会計課長の使い込みについての回答はまだ来ていないという。
松田は森野に会って欲しいと頼んだ。
二人きりで会っても前社長の娘である。前もって予約をしていけば他に会うことを知っている人がいると考えるだろうから危険があるとは思えない。
この際単刀直入に質問してその反応を見るのが一番だろうと松田が言った。
その質問を多恵は手帳に書いた。
1、父と岡田総務部長を事故に見せかけて殺害した事故を誘発させる薬を知らないか、毒草や毒キノコも含めて
2、犯人の狙いはなにか
この二つの質問をどのタイミングでするかを詳しく打ち合わせた。
数日松田は山崎からの連絡を待った。
包み紙は絶対を期して京都から琵琶湖に向かう途中の山科にある「日本毒物研究所」に山崎が依頼していた。
琵琶湖を囲む山々は薬草の宝庫でもある。
ここの毒物研究所では科学毒物の分析だけでなく自然毒物の分析研究で日本一と言われていた。
そこの宮城所長の毒物に対する取り組みを「週間新話」に掲載した事があった。
その時担当したという経緯がある。
山崎は電話で詳しく事情を話し、書留郵便で包み紙を送っていた。
その結果が出る頃だった。