ファイナンシャルプランナーのニュースチェック

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巡査長が保管自転車“失敬”、「犯罪でない」立件せず 

2006-12-14 23:56:55 | Weblog
巡査長が保管自転車“失敬”、「犯罪でない」立件せず 2006年12月12日 読売
読売 http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20061212i101.htm
産経 http://www.sankei.co.jp/shakai/jiken/061212/jkn061212005.htm
 神奈川県警港北署に一時的に保管されていた自転車を無断で持ち出し、乗っているところを職務質問された同署の30歳代の巡査長を不問とした署長らに、県警監察官室が窃盗容疑で再捜査を指示していたことが11日わかった。
 署長らは「判断は間違っていない」ともみ消しを否定しているが、県警は巡査長を書類送検し、署長らを処分する方針だ。
 調べによると、巡査長は港北署地域課に所属し、10月28日午後、横浜市神奈川区の自宅近くで、署から持ち出した自転車に乗っていたところ、神奈川署員に職務質問された。巡査長のカバンからはドライバーなどの工具や壊れた自転車のカギが見つかった。
 巡査長は署に同行を求められ、警察官であることを明かし、「廃棄処分される予定で、数日前、自宅に持ち帰った。一番新しい物を選んだ」と話した。自転車は、放置自転車で処分のため業者に渡すまで一時保管されていた。
 その後、港北、神奈川両署長が電話で、「(放置自転車は)財物ではないので犯罪ではない」と立件しないことを決め、県警にも報告しなかった。県警監察官室が12月、この件を知り、「署の管理下にある自転車で、無断で持ち出せば窃盗」と再捜査を求めた。
 佐藤栄治・神奈川署長は「一般人であっても同じ判断をした。報告するまでもない事案だ。今もその判断は間違っていない」と話し、田中秀幸・港北署長は「ゴミの自転車を持ち出したので窃盗にあたらない」としている。
 神奈川県警では2005年、緑署副署長(当時)が駅前の放置自転車に乗っていたとして、占有離脱物横領容疑で書類送検され、辞職した。


 いくら廃棄処分される予定のものでも、正規の手続をとらないで、勝手に持ち出せばそれは窃盗以外の何者でもありませんし、本人のカバンから『ドライバーなどの工具や壊れた自転車のカギが見つかった』ことから、カギを壊して持ち出したと推測してほぼ間違いないでしょう。
 両署長は『財物に当たらない』とのわけのわからない理由を盾にうやむやにしようとしたようですが、解釈以前に窃盗を取り締まる側の人間がこんなことをしていては、警察に対する我々市民への尊厳というものがなくなってしまいますし、まして自転車泥棒を現行犯逮捕なんてできなくなるのでは…。
 この両署長はあまりにも組織に対しての危機管理意識に欠けていますし、上長としての責任を取らされることは当然(少なくとも勝手に判断すべきではありませんでした)。当事者である巡査長は処分の重さはともかく、事実上自らお辞め頂く形になるのではないかと思います。

世界主要国のビール消費量、中国が3年連続首位・キリン

2006-12-14 23:52:15 | Weblog
世界主要国のビール消費量、中国が3年連続首位・キリン 2006年12月14日 日経
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20061213AT1D130C313122006.html
 キリンビールが13日発表した2005年の世界主要国のビール消費量調査によると、国別で中国が3年連続の首位となった。都市部の消費者の消費量が増え、2位の米国との差を広げた。
 世界の総消費量は前年比2.8%増の約1億5597万キロリットル(大瓶換算で約2464億本)と20年連続で増加。東京ドームをジョッキに見立てると、前年より3.4杯多い約126杯分になるという。
 国別消費量では、31位のインドも15.9%増となり、経済成長による所得水準の向上を背景にBRICs(ブラジル、ロシア、インド、中国)の伸びが目立った。日本は04年夏の猛暑の反動で2年ぶりに消費量が減り、6位だった。
 キリンは各国のビール協会などから情報を収集し、1975年から同調査を実施している。


 2005年の国別消費量を見ると、中国が3049万キリリットル、アメリカが2388.1万キロリットル、ドイツが949.9万キロリットル、ブラジルが900万キロリットル、ロシアが898.2万キロリットル、日本が634.3万キロリットルの順番。
 まあ、中国(人口13億2000万人)やインド(人口11億万人)の場合、土台となる人口そのものが多いので、都市部で一人当たりの消費量がほんの少し増えるだけでも全体の消費量が増えてしまうのでしょうね。ロシアの伸びが高いのはお酒に対しての文化が多様化してきて、ビールも受け入れ始められたということでしょうか…?
 将来的には、人口が急増しているインドネシア(人口2億3000万人)、パキスタン(人口1億6000万人)、バングラディシュ(1億4000万人)、ナイジェリア(1億3000万人)といった国々あたりも順位を上げてくるのではないかと個人的には考えています。

キリンお酒と生活文化研究所 レポートVol.44 2005年世界主要国のビール消費量はこちら http://www.kirin.co.jp/company/news/13/061213_1.html

今年の漢字は「命」…ご出産やいじめ自殺問題など 

2006-12-14 01:18:12 | Weblog
今年の漢字は「命」…ご出産やいじめ自殺問題など 2006年12月12日 読売夕刊
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20061212i411.htm?from=main4
 1年の世相を表す「今年の漢字」が「命」に決まり、12日、京都市東山区の清水寺で、森清範貫主が特大の色紙に揮毫(きごう)した。
 秋篠宮妃紀子さまが悠仁(ひさひと)さまを出産された一方、いじめによる子どもの自殺が社会問題化、飲酒運転による死亡事故が相次ぐなど、生まれた命、絶たれた命、奪われた命、そして、命の不安への膨らみが理由という。
 日本漢字能力検定協会(本部・京都市)が1995年から年末に全国公募。今年は9万2509票のうち、「命」が8363票を占めた。2位は「悠」、3位は「生」だった。


 一方、こちらは、1年の世相を漢字一文字で示す、恒例の「今年の漢字」の発表。どうやら今年は『命』に決ったようです。
 確かに今年は、いじめや過労による自殺、ひいては高校の必須授業漏れの責任をとる形での複数の校長の自殺など、なぜ彼らの命が絶たれなければならなかったのか…と考えさせられることの連続でしたし、その一方で産みたくても産めない(お産できる場所がない、経済的にもう1人子供をもつことができない、仕事を続けるために今は産めない…等)という、生に関しての様々な問題が噴出した年でもあると思います。

 人はいかなる理由があろうとも、自分で自分の命を絶つことは許されませんし、残される者の気持ちになれば、その行為がどれ程罪深いかわかるはず…。
 私も正直、今年程この『命』と言う言葉の重みを強く感じたことはありませんでした。ありきたりですが、せっかく授かった命は大切にして欲しいと思います。

男児は大翔、女児は陽菜…今年の命名ランキング 

2006-12-14 01:11:27 | Weblog
男児は大翔、女児は陽菜…今年の命名ランキング 2006年12月12日 毎日夕刊
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061212-00000062-mai-soci
 ベネッセコーポレーションが今年1~11月に生まれた赤ちゃんの命名ランキングを発表した。同社発行の育児雑誌の通販利用者約5万人にアンケート調査した。
 男児は1位「大翔(代表的な読みはひろと)」、2位「翔太」で、女児は1位「陽菜(同ひな)」、2位が「葵」。今年活躍した人の名前では、ハンカチ王子こと斎藤佑樹投手の「佑樹」が329位から162位に急上昇した。(以降省略)


 多い名前を見ると、 男の子は大翔(152人)、翔太(127人)、陸(120人)、蓮(112人)、大揮(105人)、優斗(101人)の順。 女の子は陽菜(204人)、葵(153人)、さくら(144人)、美羽(144人)、美咲(119人)、結衣(113人)、美優(112人)、凛(112人)、優菜(111人)、七海(109人)、結名(107人)の順。

 個人的に印象に残った名前としては、
<男の子>
1位の『大翔(ひろと)』、55位『琉生(るい)』   読めません…(汗
45位の『歩夢(あゆむ)』   『あゆむ』という呼び方には女の子の名前のイメージがあったので少し違和感が…。
<女の子>
14位の『心優(みゆ)』、36位の『和奏(わかな)』、46位の『心結(みゆ)』、71位の『心音(ここね)』   読めません…(汗
26位の『心愛(ここあ)』   読めません! しかも、『ここあ』って…(汗 意外にも56人もいますが、アニメキャラクターか何かの名前でしょうか…???
 他にも『へぇ~』と驚きの連続だったのですが、詳しくは名前のランキング(http://women.benesse.ne.jp/hakase/sitemap/namae.html)を見て頂ければよいかと…。


 幼稚園や保育園の先生が生徒の名前をどう呼ぶのか戸惑うと言う冗談話がありますが、これだけ名前が多様化すると年輩の先生は名前を覚えるだけでも実際一苦労なんでしょうね…。
 ちなみに昔は女の子には『○子』とつけるケースが多かったと聞きますが、100位以内にランキングしたのは25位の『莉子(りこ)』、68位の『桜子(さくらこ)』、78位の『菜々子(ななこ)』の3つのみ。(個人的にはこの3つも中々個性的な名前かと思いますが…)
 時代によって名前にも流行り廃りがあるのはわかりますし、親御さんとしては一生懸命考え抜いた末につけているのだとは思いますが、今は実のお爺ちゃんやお婆ちゃんでも『あれ? 孫の名前は漢字でどう書くのだったっけ?』と度忘れしような名前の連続ですし、あまり奇抜な名前をつけてイジメに遭わなければ良いのだけど…と考えるのは心配のし過ぎでしょうか…。この赤ちゃんたち一人一人が幸せに過ごすことができることを心から願っています。

<参考>
読みのランキングはこちらから http://women.benesse.ne.jp/hakase/sitemap/yomi.html
エリア別ランキングはこちらから http://women.benesse.ne.jp/hakase/sitemap/area.html
 それぞれ閲覧可能です。ご参考までに。

強奪ATM紙幣か、不正に抜き出した証拠?インク付着

2006-12-14 00:57:39 | Weblog
強奪ATM紙幣か、不正に抜き出した証拠?インク付着 2006年12月12日 読売夕刊
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20061211it15.htm
 栃木県市貝町の「セブン―イレブン市貝赤羽店」で7日、現金自動預け払い機(ATM)が車で引きずられて強奪された事件で、奪われた現金約760万円の一部とみられる24万2000円分の紙幣が、栃木、群馬両県や都内などの計22か所で見つかったことが11日、栃木県警捜査1課などの調べでわかった。
 いずれも緑色のインクが付着しており、県警はATMから取り出す際に付いたとみて、被害金かどうかの確認を進めている。
 セブン銀行(東京都千代田区)によると、同種のATMは、全国のセブン―イレブンとイトーヨーカドーに計1万1859台(11月末現在)置かれているが、盗まれたのは初めて。
 正規の方法以外で現金を抜き出すと、緑色の特殊インクが噴き出して紙幣に付着し、ATMや自動販売機などでの読み取りが困難になる仕組みだという。
 しかし、飲食店の券売機や、ゲームセンターの両替機、セルフ式のガソリンスタンドなどでもインクの付いた紙幣が見つかった。このため、同行は全国紙などに広告を出し、「インクが付いた紙幣を見つけた人には110番通報してほしい」と注意を呼び掛けている。


 この無理やり引き出すとインクが付着する仕組 仕組みそのものは面白いとは思いますが、報道でこの事実が流されている以上、犯人もとっくに気がついているでしょうね。
 同じ両替機でも銀行にあるものと、ゲームセンターやフランチャイズの飲食店にあるものでは全然性能が違いますし、もし私が犯人の立場ならば、防犯カメラに映像が残るコンビニなどでの利用は避けて、こういった精度の低い両替機でコマ目に換金することを考えますが、犯人はボロを出すでしょうか。
 犯人の1人でも飲み屋さんやホテルなどでこの紙幣を使い、それがきっかけで捕まえることができれば、残りの一味も芋づる式に捕まえることができるのですが、敵も今のところは慎重に動いているようで…。早く犯人が捕まることを心から願っています。

現金振込の本人確認規制、入学金や学費は保護者でもOK

2006-12-14 00:53:00 | Weblog
現金振込の本人確認規制、入学金や学費は保護者でもOK 2006年12月12日 日経
http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20061212AT2C1100911122006.html
 10万円を超える現金振込に来年1月4日から本人確認を義務づける規制について、全国銀行協会と金融庁は入学金や学費などを例外にすることを決めた。入学金や授業料は保護者が運転免許証や保険証などを銀行窓口に持参すれば、本人確認を免除する。新しい規制に伴って窓口が大混雑するのを防ぐ狙い。銀行も混乱防止に向けたサービス向上を迫られる。
 国税や地方税の納入は本人確認の対象外にする。税金や学費以外も、本人が振り込みのために銀行窓口に行けない場合は、名義人と代理人の両方の身分証明書を提示すれば、代理人が本人に代わって振り込める。


 結局学費や入学金に限っては本人確認の免除になったようですね。とはいうものの免許証や保険証の掲示が必要など、ATMからの振込は出来ないようで、忙しい人には待ち時間がつらいのではないでしょうか。
 まあ学校に限っては振込詐欺やマネーロンダリングに利用される可能性は低いでしょうし、妥当な処置ではないかと思います。

学習意欲の格差拡大 高校生4割「家で勉強しない」

2006-12-14 00:47:59 | Weblog
学習意欲の格差拡大 高校生4割「家で勉強しない」2006年12月11日 産経夕刊http://www.sankei.co.jp/kyouiku/gakko/061211/gkk061211000.htm
 教育シンクタンク「ベネッセ教育開発センター」(東京)が全国の小・中・高校生に行った「学習に関する意識実態調査」で「家庭でほとんど勉強しない」と答えた高校生が4割近くに増えていることが11日、明らかになった。小・中学生は家庭での学習時間が延びていたが、成績上位者とそうでない層の学習時間の差は、広がっていた。
 調査は6月と7月に全国の小学生2736人、中学生2371人、高校生4464人に学校を通じて実施。平成2年、8年、13年に行った同じ調査の結果と比較した。
 「家庭での学習頻度」を見ると、週に6~7日勉強すると答えた中学生が前回(13年)の18.7%から28.5%と急増。ところが、高校生では「家ではほとんど勉強しない」が前回の23.1%から27.9%に、「週に1日くらい」も8.8%から9.9%になっており、全体の4割近くが家庭でほとんど勉強しなかった。1日の平均学習時間は小学生が前回の71.5分から81.5分と延び、中学生も80.3分から87分に延びたが、高校生は70.5分でほぼ横ばい。「ほとんど勉強しない」は前回22.8%から24.3%に増え、「約30分」と答えたのも14.3%から15.2%に増えた。
 成績上位者とそうでない児童生徒に分けて家庭での学習時間を見ると、小学生上位者は前回平均の88.1分から105.6分と17.5分増えたが、下位は56.5分から61.9分と5分程度にとどまった。中学生も成績上位者ほど学習時間が大きく増え、下位層はほぼ横ばいとなった。
 高校生では平成2年の調査と比べ、どの層も学習時間が減った。しかし、在籍校の「偏差値」との関係を見ると、「偏差値55」を境に、これを上回る上位者層は落ち込みが少なく、それ以外の高校に在学する生徒は学習離れの傾向がみられるなど、違いがみられた。小学生の調査では付属中学や中高一貫など、中学受験を希望する児童が全体の23.5%と増加傾向で、特に大都市では37.7%と4割近くを占めた。
 児童生徒の価値観では「日本は努力すれば報われる社会だ」を肯定したのは小学生68.5%、中学生54.3%と徐々に下がり、高校生は45.3%だった。
 「お金がたくさんあると幸せになれる」は小学生46.1%、中学生56.1%と徐々に伸び、高校生では62.7%が肯定していた。


 これも学歴社会の行き過ぎがもたらした結末でしょうか。部下の指導をしている管理職の方ならば実感できるとは思いますが、実際は良い大学を出たからといっても仕事ができるとは限りませんし、逆に一流でない私立大学の出身者でも仕事ができ チームを上手くまとめあげる能力にも優れた人も少なくないのですが、採用段階では有名企業程、第一次選抜ではどうしても学歴で判断しがち(有名企業ではあまりにも応募者が多いためどうしても書類選考をせざるを得ないそうです)。
 いくらできる人でも途中でやる気を失ってしまえば、社会に出てからも全力を発揮することは難しくなりがちですし、その諦めの影響が高校生の段階で既に見られていることは心配ですね。
 それにしても高校生の4割が家でほとんど勉強しないですか…。社会人になってからでは勉強したくてもその時間がないのが現実なのに、当人は実際にその状況に置かれなければわからない 人生とはホント皮肉なものだと思います。


ベネッセ教育開発センター 学習に関する意識実態調査はこちら
http://benesse.jp/berd/center/open/report/gakukihon4/2006/sokuho_pdf/gakukihon4_soku.pdf
要約版はこちら
http://benesse.jp/berd/center/open/report/gakukihon4/2006/highlight.html