後期高齢者の初期診療、登録主治医に制限を・国保中央会提言 2006年12月26日 日経
http://health.nikkei.co.jp/news/top/index.cfm?i=2006122507536h1
国民健康保険中央会は25日、2008年度から75歳以上の「後期高齢者」に適用する新しい診療報酬制度に関する提言を発表した。高齢者全員が地域の診療所から主治医(かかりつけ医)を選び、初期診療は登録した主治医だけが担う内容。主治医が受け取る診療報酬はその診療所を登録した高齢者の人数に応じた定額払い方式とすることを求めた。
現行の医療制度では患者は医療機関を自由に選ぶことができるため、軽度の患者まで大病院に集中し、病院が入院医療など本来の役割に集中できない問題が生じている。提言では後期高齢者の初期診療を診療所に限定し、患者が事前に選んだ主治医が病状に応じて専門医がいる病院に患者を紹介する仕組みとする。
この考え方は、診療所と病院の連携ができているという大前提があって初めて実現できるものかと思いますが、中には急を要する病気のケースもあるでしょうし、一律に掛かることができる病院を制限するのは正直賛成できません。
確かに、日本人の大病院志向は困ったものだと思いますし、患者が大病院に殺到する事で、急患への対応が遅れている問題は否定できないと思いますが、それは地元の診療所の医師がどんな分野が得意かわからないから、とりあえず大病院に行くという行為の裏返しではないかと…。
現在の医師法では病院や診療所の宣伝はかなり制限されていますし、むしろこちらの制限を緩和してHPや広報などで事前に情報収集できるようにする(何なら市町村が得意分野別の医師マップを作っても良いと思います)など、情報の開示に積極的になる方が、それぞれの役割分担が出来るようになるのではないかと思いますね。(ただし慢性疾患に関しては地元の診療所に誘導する仕組は必要と捉えています。)
http://health.nikkei.co.jp/news/top/index.cfm?i=2006122507536h1
国民健康保険中央会は25日、2008年度から75歳以上の「後期高齢者」に適用する新しい診療報酬制度に関する提言を発表した。高齢者全員が地域の診療所から主治医(かかりつけ医)を選び、初期診療は登録した主治医だけが担う内容。主治医が受け取る診療報酬はその診療所を登録した高齢者の人数に応じた定額払い方式とすることを求めた。
現行の医療制度では患者は医療機関を自由に選ぶことができるため、軽度の患者まで大病院に集中し、病院が入院医療など本来の役割に集中できない問題が生じている。提言では後期高齢者の初期診療を診療所に限定し、患者が事前に選んだ主治医が病状に応じて専門医がいる病院に患者を紹介する仕組みとする。
この考え方は、診療所と病院の連携ができているという大前提があって初めて実現できるものかと思いますが、中には急を要する病気のケースもあるでしょうし、一律に掛かることができる病院を制限するのは正直賛成できません。
確かに、日本人の大病院志向は困ったものだと思いますし、患者が大病院に殺到する事で、急患への対応が遅れている問題は否定できないと思いますが、それは地元の診療所の医師がどんな分野が得意かわからないから、とりあえず大病院に行くという行為の裏返しではないかと…。
現在の医師法では病院や診療所の宣伝はかなり制限されていますし、むしろこちらの制限を緩和してHPや広報などで事前に情報収集できるようにする(何なら市町村が得意分野別の医師マップを作っても良いと思います)など、情報の開示に積極的になる方が、それぞれの役割分担が出来るようになるのではないかと思いますね。(ただし慢性疾患に関しては地元の診療所に誘導する仕組は必要と捉えています。)