吉野家、郊外店を家族向けに転換・テーブル席を配置 2007年9月20日 日経
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20070920AT1D1906419092007.html
吉野家ディー・アンド・シーは郊外を中心に、テーブル席を備えた家族向け店舗の展開に乗り出す。3年程度をメドに全体の6割に当たる郊外の約600店を順次、新型店舗に切り替える。投資額は100億円強となる見込み。従来の男性中心の客層では成長に限界があると判断、新型店の導入をテコに家族連れや高齢者など多様な顧客を呼び込む。
従来の吉野家は、店員が移動しやすいようにU字型のカウンター席を設置している。新型店は、2―8人程度が同時に座れるテーブルを配置し、家族連れなど複数で訪れた客が一緒に座れるようにする。カウンター席も一部残す。
吉野家の場合、他の牛丼店と比べると、元々郊外の出店比率が高いですし、家族層を取り込まなければ、売上高の継続的な伸びが期待できないと判断したのでしょうか…。
とはいえ、他の顧客層を取り込もうと思えば、メニューの種類を増やさなければ売り上げも伸びない(仮に丼物だけでメニューを展開したところで子供は来たがらないのでは…)でしょうし、かといってメニューを増やすと、これまでの単品経営&高収益主義路線を真っ向から否定することになってしまいます。
正直、沢山のメニューを用意している松屋ならば、こういった選択肢を選ぶ可能性もありかな…と見ていたのですが、今更ファミレスの後追いをしても意味がありませんし、吉野家の場合、以前も牛丼販売停止を受けて複数の代替メニューを販売した当初、(注文を間違えるなど)現場のオペレーションが混乱した過去の教訓があるだけに、いかに少ないメニュー数で顧客を呼び込むかが勝負になるでしょうね。
まあ、吉野家の傘下にはうどんを提供する はなまる といった企業を抱えていていますし、うどんまでは提供できるとして、問題はその次の人気メニューをどう開発するかでしょうか…。今後の吉野家が、どう売り上げを伸ばしながら、同時に現場のオペレーションを両立させていくかが注目されますね。
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20070920AT1D1906419092007.html
吉野家ディー・アンド・シーは郊外を中心に、テーブル席を備えた家族向け店舗の展開に乗り出す。3年程度をメドに全体の6割に当たる郊外の約600店を順次、新型店舗に切り替える。投資額は100億円強となる見込み。従来の男性中心の客層では成長に限界があると判断、新型店の導入をテコに家族連れや高齢者など多様な顧客を呼び込む。
従来の吉野家は、店員が移動しやすいようにU字型のカウンター席を設置している。新型店は、2―8人程度が同時に座れるテーブルを配置し、家族連れなど複数で訪れた客が一緒に座れるようにする。カウンター席も一部残す。
吉野家の場合、他の牛丼店と比べると、元々郊外の出店比率が高いですし、家族層を取り込まなければ、売上高の継続的な伸びが期待できないと判断したのでしょうか…。
とはいえ、他の顧客層を取り込もうと思えば、メニューの種類を増やさなければ売り上げも伸びない(仮に丼物だけでメニューを展開したところで子供は来たがらないのでは…)でしょうし、かといってメニューを増やすと、これまでの単品経営&高収益主義路線を真っ向から否定することになってしまいます。
正直、沢山のメニューを用意している松屋ならば、こういった選択肢を選ぶ可能性もありかな…と見ていたのですが、今更ファミレスの後追いをしても意味がありませんし、吉野家の場合、以前も牛丼販売停止を受けて複数の代替メニューを販売した当初、(注文を間違えるなど)現場のオペレーションが混乱した過去の教訓があるだけに、いかに少ないメニュー数で顧客を呼び込むかが勝負になるでしょうね。
まあ、吉野家の傘下にはうどんを提供する はなまる といった企業を抱えていていますし、うどんまでは提供できるとして、問題はその次の人気メニューをどう開発するかでしょうか…。今後の吉野家が、どう売り上げを伸ばしながら、同時に現場のオペレーションを両立させていくかが注目されますね。