15歳息子にタスポ貸す、書類送検の母「子のため取得…」 2008年6月2日
読売夕刊 http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080602-OYT1T00441.htm
朝日夕刊 http://www.asahi.com/national/update/0602/SEB200806020002.html
毎日夕刊 http://mainichi.jp/select/jiken/news/20080602k0000e040065000c.html
未成年の喫煙を防ぐため、たばこの自動販売機で成人識別を行う顔写真入りICカード「タスポ」を15歳の二男に貸して喫煙を止めなかったとして、福岡県警は2日、福岡市南区の清掃員の母親(41)を未成年者喫煙禁止法違反容疑で福岡区検に書類送検した。
未成年者にタスポを貸与したことによる摘発は初めて。
発表によると、母親は5月12日午後、自宅で塗装工見習の二男がたばこを購入し、喫煙することを知りながら、自分名義のタスポを渡した疑い。県警南署員が同19日、同区内の公園で二男の所持品を調べ、母親名義のタスポやたばこ、ライターを見つけて補導した。
二男は中学3年だった昨年夏ごろから喫煙を始めた。
母親はたばこを吸わず、「タスポは子供のために取得した。本当に悪いことをしたと反省している」と話しているという。
日本たばこ協会の広報担当者は「親子間に限らず、大人が未成年にタスポを貸すことは、たばこを与えることと同じ行為で言語道断。タスポの趣旨を理解して、しっかり管理してほしい」と話していた。
タスポ普及率、18%に上昇…導入地域の拡大が主因 2008年6月2日 読売夕刊
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20080602-OYT1T00611.htm
日本たばこ協会は2日、たばこを自動販売機で購入する際に必要となる成人認証ICカード「タスポ」の発行枚数が5月27日現在で470万枚と4月下旬より180万枚増えたと発表した。
導入地域の拡大が主因で、国内喫煙人口2600万人に対する普及率は7ポイント上昇して18%となった。
タスポの導入地域は5月から北海道や東北、九州など21道県が新たに加わり、宮崎、鹿児島両県と合わせて23道県となった。
6月1日から関西や中部地方などでも導入され、7月には最後発の関東を含めて対象地域が全都道府県に広がる。同協会は2008年度末までに1000万枚の発行を見込んでいる。
未成年者の喫煙防止の切り札として導入されたタスポは、3月時点で83.2%の自販機で導入されているそうですが、喫煙人口に占めるカード発行枚数も18%まで高まったようです。
もっとも、このタスポを発行して貰うには、『タバコ屋などに置かれている申込書に身分を証明できる各種証明書(のコピー)に顔写真を添付して郵送すれば、日本たばこ協会が成人であること及び二重発行でないことを確認した後、2週間程で本人の住所に配達記録郵便扱いで郵送される』という簡単な手続きで手に入れることができるために、早くも15歳の息子のために、ICカードを不正取得した母親が書類送検されるという悪用事例が発生してしまったようです。
『甘やかすにも程がある!!!』と一喝したくなりますが、こういった不正使用は他にも、例えばノンスモーカーの多重債務者に取得させてカードが欲しい未成年に売却するといった手口が流行る可能性も決して否定できませんし、いずれは虹彩認証のような目の色や瞳の形でカード保有者と名義人が同一かを確認できるシステムの導入など、安価で追加導入できる不正対策も検討していく必要があるのでは…といったことを考えてしまいました。
読売夕刊 http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080602-OYT1T00441.htm
朝日夕刊 http://www.asahi.com/national/update/0602/SEB200806020002.html
毎日夕刊 http://mainichi.jp/select/jiken/news/20080602k0000e040065000c.html
未成年の喫煙を防ぐため、たばこの自動販売機で成人識別を行う顔写真入りICカード「タスポ」を15歳の二男に貸して喫煙を止めなかったとして、福岡県警は2日、福岡市南区の清掃員の母親(41)を未成年者喫煙禁止法違反容疑で福岡区検に書類送検した。
未成年者にタスポを貸与したことによる摘発は初めて。
発表によると、母親は5月12日午後、自宅で塗装工見習の二男がたばこを購入し、喫煙することを知りながら、自分名義のタスポを渡した疑い。県警南署員が同19日、同区内の公園で二男の所持品を調べ、母親名義のタスポやたばこ、ライターを見つけて補導した。
二男は中学3年だった昨年夏ごろから喫煙を始めた。
母親はたばこを吸わず、「タスポは子供のために取得した。本当に悪いことをしたと反省している」と話しているという。
日本たばこ協会の広報担当者は「親子間に限らず、大人が未成年にタスポを貸すことは、たばこを与えることと同じ行為で言語道断。タスポの趣旨を理解して、しっかり管理してほしい」と話していた。
タスポ普及率、18%に上昇…導入地域の拡大が主因 2008年6月2日 読売夕刊
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20080602-OYT1T00611.htm
日本たばこ協会は2日、たばこを自動販売機で購入する際に必要となる成人認証ICカード「タスポ」の発行枚数が5月27日現在で470万枚と4月下旬より180万枚増えたと発表した。
導入地域の拡大が主因で、国内喫煙人口2600万人に対する普及率は7ポイント上昇して18%となった。
タスポの導入地域は5月から北海道や東北、九州など21道県が新たに加わり、宮崎、鹿児島両県と合わせて23道県となった。
6月1日から関西や中部地方などでも導入され、7月には最後発の関東を含めて対象地域が全都道府県に広がる。同協会は2008年度末までに1000万枚の発行を見込んでいる。
未成年者の喫煙防止の切り札として導入されたタスポは、3月時点で83.2%の自販機で導入されているそうですが、喫煙人口に占めるカード発行枚数も18%まで高まったようです。
もっとも、このタスポを発行して貰うには、『タバコ屋などに置かれている申込書に身分を証明できる各種証明書(のコピー)に顔写真を添付して郵送すれば、日本たばこ協会が成人であること及び二重発行でないことを確認した後、2週間程で本人の住所に配達記録郵便扱いで郵送される』という簡単な手続きで手に入れることができるために、早くも15歳の息子のために、ICカードを不正取得した母親が書類送検されるという悪用事例が発生してしまったようです。
『甘やかすにも程がある!!!』と一喝したくなりますが、こういった不正使用は他にも、例えばノンスモーカーの多重債務者に取得させてカードが欲しい未成年に売却するといった手口が流行る可能性も決して否定できませんし、いずれは虹彩認証のような目の色や瞳の形でカード保有者と名義人が同一かを確認できるシステムの導入など、安価で追加導入できる不正対策も検討していく必要があるのでは…といったことを考えてしまいました。