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「2~3年ものが一番おいしいのに…」 三輪そうめんの賞味期限改竄で産地が苦悩 

2008-06-12 18:40:50 | Weblog
「2~3年ものが一番おいしいのに…」 三輪そうめんの賞味期限改竄で産地が苦悩 2008年6月10日 産経夕刊
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/080610/biz0806101423007-n1.htm
 中元商戦を目前に、三輪そうめんの老舗、奈良県桜井市の森井食品による賞味期限改竄(かいざん)問題が発覚し、業界がダメージを懸念している。食の安全が注目される中、農林水産省は「消費者をだます表示は許されない」と厳しい視線を向けるが、そうめんは本来保存食で、業界では「2~3年ものが一番おいしい」ともいわれる。今後は、品質に問題がなくても廃棄や家畜の餌になる可能性が高いという。
 「そうめんは古ければ古いほどおいしいという世界で育ってきた。しかし、昨今の食をめぐる不祥事を考えると、業界の常識は通じなかった」。同社の森井一晶社長は6日、農水省から日本農林規格(JAS)法に基づく改善命令を受けて謝罪した。
 同社は平成13年から、1年半の賞味期限で出荷した商品のうち返品分の中身をチェックした上で、賞味期限をさらに1年半先延ばしして再出荷していたが、改善命令を受けて今後は廃棄処分にするという。
 業界では、食品検査機関とも協力してそうめんの品質保持について研究し、7年3月に賞味期限を3年半とする独自規定を設定。しかし、市場に出回る大半の商品については「購入者側の保存方法の悪さなどでカビが生えた場合、不信感を招く」として賞味期限を1年半としている。さらに、船場吉兆などの問題が相次ぎ、「古いほどよい」というそうめん特有の理屈は通じにくくなった。
 もっとも、同業他社は「改竄・再出荷はあり得ない」と口をそろえ、桜井市内の別の業者は「一度出荷されたものは、消費者の信用を考えると二度と使えない。シーズン中に一生懸命売るしかない」と強調。返品されたそうめんは、品質に問題がなくても廃棄されるケースが多く、家畜の餌や飲食店への値引き販売などに回されることもあるという。



 『そうめんは2~3年モノが一番おいしい』というのは、木箱に入った素麺を冷暗所など、適切な湿度と温度の元で管理することが大前提の話ですし、一軒家ならまだしもマンション住まいでは、ビニール袋入りの素麺を台所の棚などに置きっ放しにするなど、そもそも熟成させるための適切な環境にあるとは思えませんし、冷暗所のスペースを確保することも困難な現代で、しかも素麺がビニール袋でパックされ出荷されるような状況で、このような屁理屈?を唱えるのは、所詮は生産者の側に都合の良い論理ではないでしょうか。
 例えは適切ではないかもしれませんが、安物のウイスキーを10年封を空けないまま物置などに放置しても中身が美味しくなるわけではありませんし、きちんと管理した2~3年ものと、工場やスーパーの倉庫などに放置されて結果的に2~3年経ってしまったものは全くの別物。
 『廃棄されるのは勿体無い』という言い分もわからなくもありませんが、だったら、食糧難の海外の国に無償で譲り渡すなり、事情を詳しく説明した上で、半額程度で値段重視の顧客にさばいてもいいわけですし、私は、そうめん業者を庇うようなこのような記事が出てくること自体、却って消費者の不審と混乱を招くだけだと思うんですけどね…。

「内閣信任」衆院で可決、民主など3野党欠席 

2008-06-12 18:33:10 | Weblog
「内閣信任」衆院で可決、民主など3野党欠席 2008年6月12日
読売夕刊 http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20080612-OYT1T00545.htm
日経夕刊 http://www.nikkei.co.jp/news/main/20080612NT000Y67612062008.html
朝日夕刊 http://www.asahi.com/politics/update/0612/TKY200806120094.html
毎日夕刊 http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080612k0000e010050000c.html
 衆院は12日午後の本会議で、自民、公明両党が提出した福田内閣信任決議案を両党の賛成多数で可決した。
 民主、社民、国民新の野党3党は、参院が11日に可決した福田首相問責決議を首相が無視したことに抗議して欠席した。共産党は出席して反対した。内閣信任決議案の可決は現行憲法下で2例目となる。
 与党が信任決議案を提出したのは、野党が過半数を握る参院の首相問責決議に対抗し、政治的効果を相殺するためだ。自民党の小坂憲次国会対策筆頭副委員長は12日午前の記者会見で、「国会として福田内閣信任を明らかにする必要がある」と強調した。
 これに対し、民主、社民、国民新の野党3党は12日午前、国会内で国会対策委員長会談を開き、今国会では衆参両院で一切の審議に応じない方針を確認した。ただし、法案を継続審議にするなど閉会中審査の手続きを行う衆参本会議や委員会には出席することで一致した。河野衆院議長は民主党の鳩山幹事長に電話し、衆院本会議に出席するよう求めたが、鳩山氏は拒否した。鳩山氏は記者団に「衆院で信任決議案を可決しても何の意味もない」と述べた。
 本会議では、池尾和人・慶大教授を日銀審議委員に起用する国会同意人事案も採決し、与党の賛成多数で可決する。しかし、参院では採決されず国会同意は得られない見通しだ。
 一方、与党が検討していた野党4党提出の後期高齢者医療制度廃止法案の趣旨説明と質疑は見送られた。自民党が共産党に法案の答弁などについて民主、社民、国民新各党の委任を取りつけるよう求めたが、民主党などが応じなかった。



 ちなみに福田内閣の国民の支持率は調査会社によって若干の数値のズレはあるものの、いずれも2割程度で低迷。解散はともかく、総理が今の地位を保持している方が不思議な状況ですし、最近は言動にも感情的な言葉が混じるなど、個人的にはもうそろそろ限界かな…と見ているのですが、かといって、後期高齢者医療制度に対する国民の不安が高まっている中で、解散総選挙を行っても不利になることはわかっているだけに、与党は1日でも解散を遅らせたいというのがホンネでしょうし、逆に野党は一気に攻め込めたいところ。
 まあ、ここまでは与党も野党も予定の行動の範囲内でしょうし、次に野党がどういう一手を打ってくるかに関心は高まりそうですね。

谷本整形の点滴作り置き 死亡・入院騒動 ニュース6本

2008-06-12 18:11:04 | Weblog
患者血液から細菌…整形外科・点滴液作り置き 2008年6月12日
読売 http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080611-OYT1T00803.htm
産経 http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/080611/crm0806112316049-n1.htm
毎日 http://mainichi.jp/select/jiken/news/20080612k0000m040135000c.html
 三重県伊賀市の整形外科医院「谷本整形」(谷本広道院長)で、点滴を受けた複数の患者が体調不良を訴え、うち1人が死亡した問題で、同医院の看護師が院内のマニュアルに反し、点滴液を作り置きしていたことが県警の調べでわかった。
 また、患者が治療を受けている病院の検査で、5人の患者の血液から「グラム陰性桿菌(かんきん)類」の細菌が検出されたこともわかった。
 県警は作り置きした際に、細菌が入り込み増殖し、院内感染した可能性があるとみており、業務上過失致死傷容疑での立件を検討する。
 また谷本整形で点滴治療を受けた男女5人(60~70歳代)が、体調不良で入院したことが新たに判明。患者は計19人になった。 → その後4人増えて23人に…。
 グラム陰性桿菌類は、病原性が高いのが特徴で、院内感染を引き起こす代表的なセラチア菌のほか、大腸菌やインフルエンザ菌、緑膿(りょくのう)菌なども属する。
 11日午後、点滴を受けて体調を崩した患者が治療を受けている伊賀市内の2病院の院長らがそれぞれ記者会見し、計5人の血液からグラム陰性桿菌類の細菌を検出したことを明らかにした。患者の多くは細菌感染によって起きる敗血症の症状が出ていた。
 両病院での原因菌の特定には数日かかるという。
 県警はこの日、死亡した伊賀市の市川満智子さん(73)の司法解剖をしたが、死因は特定できなかったと発表した。今後、病理組織検査などを行う。
 谷本整形は、腰痛などの緩和のため、鎮痛剤とビタミン剤、生理食塩水を調合した点滴液を投与している。県によると、5月9日から1か月間に点滴を受けた患者は延べ667人にのぼる。(以降省略)

点滴毎朝作り置き、血液から細菌 院内感染の疑い強まる 2008年6月12日
http://www.asahi.com/health/news/NGY200806110013.html
 三重県伊賀市の診療所「谷本整形」で点滴を受けた患者が相次いで体調を崩して1人が死亡した問題で、同診療所が毎朝、午前中に使う点滴を10パック単位で作り置きしていたことが11日、同県の調べでわかった。多い時は30パックを作り、残った分は次回の
 谷本広道院長は11日午前、記者団に対し、30歳代の女性看護師が「院長の指示に反して点滴を作り置きしていた」と申し出たと説明していた。
 また、伊賀保健所が9日に同診療所で調査した際、看護師は「10パックぐらい朝に作るが、忙しいのですぐになくなる。今日はもうない」と説明したが、10日に調査した保健所職員が、診療所の医療廃棄物用のごみ箱のようなものから未使用の8パックを回収していたことも分かった。
 県警は11日、死亡した市川満智子さん(73)の遺体を司法解剖した。死亡推定時刻は10日未明と分かったが、死因はわからなかった。点滴パックの保管状況などが適正でなかった疑いもあるとみて診療所側から事情を聴いている。

点滴液作り置き、複数の看護師が関与…三重・伊賀の整形外科 2008年6月12日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080611-OYT1T00803.htm
 三重県伊賀市の整形外科医院「谷本整形」(谷本広道院長)で、点滴を受けた複数の患者が体調不良を訴え、うち1人が死亡した問題で、点滴液の作り置きには複数の看護師が関与、余った分については翌日に使用していたことが県の調査でわかった。
 5人の患者の血液から「グラム陰性桿菌(かんきん)類」の細菌が検出されたことも判明。県警は、点滴のパックに注射針で薬剤を入れる際に針についた細菌が混入、時間の経過とともに細菌が増殖した可能性もあるとみて、業務上過失致死傷容疑での立件を検討する。(以降省略)

三重の「谷本整形」を捜索、業務上過失傷害容疑で 2008年6月12日 
読売夕刊 http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080612-OYT1T00440.htm
毎日夕刊 http://mainichi.jp/select/today/news/20080612k0000e040068000c.html
産経夕刊 http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/080612/crm0806121225011-n1.htm
 三重県伊賀市の整形外科医院「谷本整形」(谷本広道院長)で、点滴を受けた患者19人が体調不良を訴え、同市内の市川満智子さん(73)が死亡した問題で、県警捜査1課と伊賀署は12日、業務上過失傷害容疑で同医院の捜索を始めた。
 県警は同医院で常態化していたとされる点滴の作り置きが院内での細菌の繁殖、感染につながったとみて、同容疑での立件が可能と判断し、捜索に踏み切った。
 県警は、問題発覚後、同医院からカルテや点滴用に調合する未使用の薬剤などの任意提出を受けていたが、作り置きと患者の体調不良の因果関係を調べるには、細菌が付着している可能性がある使用済みの点滴パックなどを押収することが必要と判断した。県も立ち入り調査で、7人の患者が体調不良を訴えた今月9日に患者が使用した点滴セットなどを回収し、細菌について鑑定している。
 県などによると、同医院では、看護師が、少量の薬剤の入った「アンプル」と呼ばれるガラス容器から注射針で薬剤を吸い上げ、生理食塩水などの入った点滴ボトルに入れて点滴液を調合していた。
 一方、県の調べで、調合は看護師によって複数の場所で行われ、清潔保持が困難な状況だったことが判明。調合後の点滴液は事務机の上で保管していることもわかり、院内の検査の結果、看護師の指の消毒手順にも清潔が保持できない設備上の問題があったとしている。
 伊賀市の男性(85)が昨年10月、股(こ)関節の治療のために、谷本整形で点滴治療を受け、4日後に死亡していたことがわかった。県警はこの男性の死因についても詳しく調べる。
 また、谷本整形で点滴を受けた男女4人(50~80歳代)が体調不良を訴えたことが新たに判明し、患者は計23人になった。

「常識外れ」いぶかる関係者 点滴液つくり置き 2008年6月12日 産経夕刊
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/080612/crm0806121107003-n1.htm
 看護師による薬剤の「作り置き」が原因だった疑いが強まった診療所「谷本整形」(三重県伊賀市)の集団院内感染。効能の劣化や細菌の繁殖が進みやすい点滴液は、投与の直前に調合するのが基本とされ、医療関係者からは常識を外れた診療所の対応をいぶかる声が相次いでいる。
 点滴液に使用された薬剤を製造、販売する業者は「開封後すぐに使うのが前提。開封したら滅菌状態は保てない」(食塩水の販売元)、「6時間までしか(効果と安全性は)分からない」(鎮痛剤のメーカー)と説明。使用直前にパックから取り出すよう製品に明記しているといい、大阪府内の医薬品卸業者は「そもそも作り置きすることを想定して製造しておらず、開封後の薬剤の取り扱いにまでは責任を持てない」と話している。
 「通常は点滴する直前に調合する」と話すのは愛知県内にある診療所の医師(55)。点滴液はマイナス20度以下で保管しないとウイルスに感染する可能性が高まるためといい、医師は「注意していても院内感染することがある。(薬剤を)作り置きするなら、注射器を使い捨てにしたりして院内の衛生面に気を付ける意味がなくなってしまう」と谷本整形の対応に首をかしげる。
 また、大阪府立急性期・総合医療センター(大阪市住吉区)も「点滴液は細菌が繁殖しやすいので、化学療法として薬剤を調合する場合、滅菌状態の部屋で使用量だけ作ることは大原則。薬剤の作り置きは、医療人として言語道断の行為だ」と厳しく非難する。
 一方で、点滴液の作り置きが水面下で行われている実態を示唆する声も。この医師は今回の問題発覚後、診療所で勤務する看護師から、以前勤めていた医療機関で点滴液の作り置きが行われていたと聞かされたという。医師は「患者さんがたくさん来て、使う人が多かったのではないか」と指摘、問題の根深さを推し量った。

点滴受け、青ざめて「気分悪い」 他の患者目撃 2008年6月12日 朝日
http://www.asahi.com/national/update/0611/NGY20806110005.html
 鎮痛薬だったはずの点滴を受けた後、青ざめた患者が「気分が悪い」と次々に救急車で運ばれた。三重県伊賀市の谷本整形で患者14人が体調の異常を訴え、1人が死亡した問題で、ほかの患者が、9日の診療所の様子を目撃していた。谷本広道院長は11日午前になって、看護師が点滴を作り置きしていたことを明らかにして、謝罪した。関係者からは、感染症の可能性を指摘する声もあるが、三重県警は11日午前も引き続き捜査員を派遣して調べている。
 谷本整形には、問題発覚から一夜明けた11日も、休診を知らずに診察に訪れる患者が相次いだ。
 10年ほど同診療所に通院しているという伊賀市内の女性(77)は、脚と腰の痛みを治療するため1日おきに点滴を受けている。9日正午過ぎも、点滴室で点滴を受けていたところ、一緒に点滴を受けていた男女3人が相次いで「気分が悪い」と訴える様子を目の当たりにしたという。点滴室では、約10人がいすに腰掛けて点滴を受けていた。気分が悪いと訴えた3人はいずれも無色透明の液体を点滴中だったという。
 3人とも顔色が青ざめ、看護師らに横たえられた。3人のうち2人は救急車で相次いで運ばれていったという。この女性は「びっくりした」と話していた。
 亡くなった伊賀市島ケ原の市川満智子さん(73)の夫の篤さん(77)は11日朝、自宅前で取材に応じ「新聞、テレビでしか分からない。何も分からない」と話した。時折涙ぐんでは言葉を詰まらせた。
 篤さんによると、満智子さんは腰痛で1カ月ほど前から谷本整形に通院していた。点滴を受けた9日から具合が悪くなり、翌10日昼に起こしに行って、動かなくなっている満智子さんを見つけた。
 弔問に訪れた知り合いの70代の夫婦は「篤さんは満智子さんに先立たれてかなわんと不安を口にして、参っている様子だった」と話した。




 三重県伊賀市の谷本整形での点滴が原因と思われる死亡事件及び入院騒動ですが、入院患者は計9人増えて23人になりました。
 また患者の血液から院内感染の原因となる「グラム陰性桿菌(かんきん)類」が検出されたようで、点滴を作り置きした時に、細菌が入り込んで増殖し、院内感染が発生してした可能性も疑われているようですね。
 そして、死亡者は1人とされていましたが、実は昨年の10月にもこの谷本整形で点滴を受けた85歳が4日後に死亡していたことが判明。死亡した2人はいずれも高齢なこともあり、点滴との因果関係を立証することは困難だとは思いますが、院内感染の原因となる「グラム陰性桿菌(かんきん)類」が検出されたことを考慮すれば、県警が業務上過失傷害容疑で捜索に入ったのも当然の処置ではないかと思います。

 ちなみに、この点滴を作ったとされる30代の女性看護師は9日に伊賀保健所から調査を受けた時に「10パックぐらい朝に作るが、忙しいのですぐになくなる。今日はもうない」と説明したにも関わらず、翌日に調査に入った保健所の職員がごみ箱?から未使用の8パックを回収するなど、証拠隠滅の疑いさえあり、証言そのものが信用に値しませんし、県の調査では、診療所で『複数の看護師が関わって習慣的に、朝、点滴薬剤の作り置きをして、余った点滴薬剤は次の診療日に使うこともあった(12日 毎日夕刊記事)』と、30代看護師の単独行動ではなく、複数の看護師が関わっていたことが判明しているようで、もはやこうなると、(院長は点滴の作り置きをしないように指導していたと言っていますが)診療所ぐるみで、点滴の作り置きが暗黙の了解で行われ続けていた疑いさえあるのではないでしょうか。

 まあ、24時間患者を受け入れている総合病院ならば、看護師の人数の関係もあり、手が空いたときに、深夜のスタッフが翌朝一番で使う患者のために、点滴を作るケースもあるでしょうし、衛生状態さえきちんとしてくれれば、点滴の作り置きが一概にダメだとは思いませんが、これだけ以前から、自分の所の患者で騒動が発生し続けていて、しかも緊急の患者が来るわけでもない診療所で点滴を作り置きして、時には次の診療日で使う(もし土曜の午前中に作っていたら、月曜日まで丸1日半以上放置している計算になります!!!)なんて、ホント『冗談じゃない!』と思いますし、二度とこのような不幸な事件を起こさないためにも、点滴の作り置きも病院の自主基準に任せるのではなく、『一定の衛生基準の元に、○時間以上経過したものは廃棄する』といった、私達患者の側が安心して医療を受けることができる共通基準を作り上げる必要があるのではないかと思います。

日経平均反落、終値294円安 2週間ぶり1万4000円割れ

2008-06-12 18:05:29 | Weblog
日経平均反落、終値294円安 2週間ぶり1万4000円割れ 2008年6月12日 日経夕刊
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20080612NTE2INK0312062008.html
 12日の東京株式市場で日経平均株価は大幅に反落。終値は前日比294円88銭(2.08%)安の1万3888円60銭と、5月28日以来、約2週間ぶりに1万4000円を割り込んだ。前日の米株式相場の大幅安を受け、トヨタや松下といった主力株を中心に売りが膨らんだ。アジアの主要な株式相場の下落も投資心理を冷やし、郵船や新日鉄が下落。日経平均は下げ幅を360円近くに広げる場面があった。東証株価指数(TOPIX)も大幅に反落。
 原油をはじめとする資源高を背景とした世界的なインフレや米経済の後退懸念のほか、米金融機関の財務に対する不透明感など様々な悪材料が嫌気された。あすの株価指数先物・オプション6月物の特別清算指数(SQ)算出に関連した株式需給の悪化懸念も買い控えにつながった。
 東証1部の売買代金は概算で2兆4563億円、売買高は22億1946万株。値下がり銘柄数は901、値上がりは756、変わらずは69銘柄だった。

上海株続落、1年3カ月ぶり3000割れ 2008年6月12日 日経夕刊
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20080612AT3L1205C12062008.html
 12日の中国株式市場で上海株式相場は大幅に7日続落。上海総合指数の終値は前日比66.708ポイント(2.20%)安の2957.532と、2007年3月16日(2930)以来、約1年3カ月ぶりに節目の3000を下回った。朝方に発表された5月の消費者物価指数(CPI)の高止まりを背景に、中国当局による追加的な引き締め政策への警戒感が高まった。指数はCPIの発表後に下げ幅を拡大し、前場中ごろに3000を下回った。後場は軟調に推移。一時は下げ幅が120ポイントを超え、2900ちょうど近辺まで下げる場面もあった。
 現地時間午前10時(日本時間午前11時)に発表された中国の5月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比7.7%上昇と、上昇率が4月の8.5%上昇から減速した。しかし、CPIについては前日までに減速見通しが出ていただけに好材料視されず、むしろ11日発表の5月の工業品出荷価格指数(卸売物価指数、PPI)が同8.2%と高水準だったことと合わせて、インフレの進行が意識された。


 12日の日経平均ですが、朝方に300円以上下落した後は、その後も低迷が続き、結局終値は前日比294円88銭安い1万3888円60銭で終了しました。
 また、中国市場もとりわけ上海市場が深刻で、これで7日連続で下落し1年3ヶ月ぶりの安値に…。
 為替相場は円安気味に推移していましたので、株価が少しでも回復するかな…と実は密かに期待していたのですが、インドも定例の政策決定会合を待たずに、政策金利である翌日物のレポ金利(市中銀行への貸出金利)を緊急に0.25%引き上げ8%にすると発表&即日実施する(http://www.nikkei.co.jp/news/main/20080612AT2M1201712062008.html)など世界的に金融引き締め姿勢が強まっていることもあり、加えて上海市場も冴えないこともから、午後に入ってからも相場も低迷し続けたようですね。

日本エステート証券、金融庁が登録取り消し

2008-06-12 11:47:33 | Weblog
日本エステート証券、金融庁が登録取り消し 2008年6月12日 日経
日経 http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20080611AT2C1100T11062008.html
読売 http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20080611-OYT1T00713.htm
 金融庁は11日、日本エステート証券(旧AIM証券、大阪市)の金融商品取引業者の登録を取り消したと発表した。虚偽の資金使途を投資家に示しながら私募債を販売していた。また証券会社の財務の健全性を示す「自己資本規制比率」が100%を下回り、回復する見込みがないと判断した。同社は2006年4月以降、業務改善命令を4回受け、07年12月には6カ月間の全業務停止命令も受けていた。


 『日本エステート証券なんて名前の証券会社あったっけ?』と、一瞬考え込んでしまったのですが、大阪にあったAIM証券(2003年11月に設立した時はMMG証券、今年の2月に日本エステート証券に再度名称変更)がいつのまにかまたまた名称変更していたんですね。
 ちなみに、この日本エステート証券。昨年6月に事実と異なる説明で社債を販売したとして6カ月間の業務停止命令を受けていましたが、改善がみられないため昨年の12月27日に再度6ヶ月の処分を実施。
 そしてまもなくその6ヶ月が経過するところだったのですが、それでも状況が改善しないことに加えて、自己資本規制比率が100%を割り込んで回復の見込みもないとして、とうとう金融商品取引業者の登録の取り消しを食らってしまったようです。
 それにしても、4回も業務改善命令を食らうくらいだから生き残ることはまず無理だろうな…とは思っていましたが、いつの間にか会社の名前まで変えているとは…(唖然
 親会社が変わった、合併したといった特別な理由もないのに、5年足らずで社名を2度も変更するなんて、ごくごく個人的には仮に不祥事がなかったとしても、個人様の大切なお金を扱う金融取引業者としては、それだけでも信用に値しないと思います。

滝野川信金、前期最終赤字403億円と発表

2008-06-12 11:42:09 | Weblog
滝野川信金、前期最終赤字403億円と発表 2008年6月11日 日経夕刊
http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20080611AT2C1100711062008.html
 滝野川信用金庫(東京・北)は11日、2008年3月期決算が403億円の最終赤字に転落したと正式発表した。サブプライム関連商品の売却で106億円の損失を計上したほか、サブプライムを含まない証券化商品の減損処理が響いた。3月末に信金中央金庫から200億円の資本支援を受けたが、前期末の自己資本比率は6.04%と1年前と比べて半減した。
 昨年夏以降、金融市場の混乱を受けて保有有価証券の価値が大幅に下落。117億円保有していたサブプライム関連債券をすべて売却したほか、簿価に比べて3割以上価値が下落した有価証券について減損処理を実施した。



 滝野川信金は、そもそも預金積金が6860億円しかありません(平成19年3月末日現在 現在は信用不安もあり預金はもっと流出しているのではないでしょうか…)し、サブプライム損失が預金の1%を超える損失を出したことだけでもかなりの非常事態ですが、2008年3月期決算では、預金総量の5.8%を超える水準の赤字を出したようです…(絶句
 ネット上でこういう発言は好ましくないのかもしれませんが、ここまで財務内容が悪いと法的整理あるいは他の金融機関による救済合併の可能性も十分ありうると思いますし、この金融機関と何らかの取引がある取引先は、やはり万が一の事態も一応は想定した方が良いと思いますし、仮に取引先の金融機関がこの金融機関のみという個人事業主や零細企業があれば、別の金融機関にも法人口座を開いて取引を行うなど、ビジネスが滞らないためのリスクヘッジをしておく必要性が高いと思います。

NYダウは205ドル安 NY原油は5ドルの急上昇 日経平均午前終値は321円安い1万3861円で終了

2008-06-12 11:35:15 | Weblog
NY株、3日ぶり大幅反落 終値205ドル安の1万2083ドル 2008年6月12日 日経
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20080612AT3L1200112062008.html
 11日の米株式市場でダウ工業株30種平均は3営業日ぶりに大幅反落。終値は前日比205ドル99セント安の1万2083ドル77セントだった。原油先物相場が一時1バレル138ドル台に上昇。原油高による景気や企業収益への悪影響が意識され、輸送やハイテク、消費関連など景気敏感株が売られた。金融機関の財務懸念も根強く、銀行株や証券株がさえない展開だった。
 一方、ハイテク比率が高いナスダック総合株価指数は4営業日続落し、54.93ポイント安の2394.01で終えた。

NY原油、大幅反発 136.38ドルで取引終了 2008年6月12日 日経
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20080612ATQ2INYPC12062008.html
 11日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場は3営業日ぶりに大幅反発。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で期近の7月物は前日比5.07ドル高の1バレル136.38ドルで取引を終えた。原油在庫の減少などが需給ひっ迫観測につながった。
 米エネルギー省が発表した週間石油在庫統計で原油在庫が460万バレル減少と、市場予想(90万バレルの減少)を大きく上回って減少した。朝方から買いが先行しており、在庫統計を受けて買い注文が一段と膨らんだ。複数のメディアが中国の5月の原油輸入量が前月と比べて大きく増えたと報じたことなども買い材料となった。
 外国為替市場でドルが対ユーロなどで下落。ドル建てで取引される原油の割安感が買いを誘った面もあった。この日の高値は138.30ドルだった。
 ガソリン、ヒーティングオイルも3営業日ぶりに反発した。

FRB副議長、インフレ予測に警戒感を表明 2008年6月12日 日経
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20080611AT2M1103111062008.html
 米連邦準備理事会(FRB)のコーン副議長は11日、マサチューセッツ州で講演し「インフレ予測の高まりを抑制することが金融政策の運営で極めて重要だ」と述べ、企業や家計が将来の物価上昇を織り込んで動く事態に強い警戒感を示した。
 原油高によるインフレ予測の高まりが沈静化しない場合、物価安定を重視するうえでは「面倒なことになる」とも強調。同時に「原油高は消費に悪影響を及ぼす」と指摘し、米経済の下振れリスクにもあらためて言及した。

日経平均、大幅続落 午前終値は321円安の1万3861円 2008年6月12日 日経夕刊
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20080612AT2D1200712062008.html
 12日午前の東京株式市場では日経平均株価が大幅続落し、1万4000円を割り込んだ。取引時間中の下げ幅は一時、350円に迫った。前日の米株安に加え、原油価格の高騰が世界的なインフレと景気後退につながるとの見方が広がり、ソニーやホンダなど輸出関連株中心に売り注文が出た。
 日経平均の午前の終値は前日比321円78銭(2.27%)安の1万3861円70銭。東京証券取引所第1部の売買代金は概算で1兆1529億円と、盛り上がりに欠けた。



 11日のNYダウは、金融株が不安定なことに加えてNY原油も終値ベースで5ドルを超える上げ幅を記録したことから、200ドルを超える下げ幅を記録。終値ベースでも、前日比205ドル99セント安い1万2083ドル77セントで終了しました。
 で、そのNY原油は、一時138.30ドルまで上昇し、終値ベースでも前日比5.07ドル高い1バレル136.38ドルで終了。
 10日の日経の報道で、米のガソリン価格が11週連続で最高値を更新していますが、この調子では、翌週も更新する可能性も再び現実味を帯びてきたように思います。

 一方の12日の日経平均はあっけなく14000円台を割り込み、一時13837円73銭まで下落し、午前の終値も前日比321円78銭安い1万3861円70銭と2%を大きく超える下落率を記録。
 為替水準は深夜に106円60銭を割り込む水準までドル高となったものの、現在は前日よりも若干円高な107円30銭付近で推移していますからNYの値動きと比べると、日経平均は下げ過ぎている気もしなくもありませんが、先日買い戻された反動もあったのでしょうか。午後からの値動きも気になるところです。