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高級ホテル値崩れ急速 稼働率減少で75%値引きプランも

2009-03-04 16:32:04 | Weblog
高級ホテル値崩れ急速 稼働率減少で75%値引きプランも 2009年2月22日 産経
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/090221/biz0902212232010-n1.htm
 都心の高級ホテルが値崩れを起こしている。景気低迷により客室稼働率が低下し、75%に上る大幅な値引きや割安プランの販売で需要を喚起しているためだ。ただ、稼働率の低迷は続いており、値引きが売り上げの減少を加速させる可能性もある。
 東京を中心に高級ホテル約200軒を集めた予約サイト「yoyaQ.com(ヨヤキュードットコム)」は今年1月の1泊1人当たりの予約平均単価が1万4912円となり、初めて1万5000円を切った。
 これまで1年間の平均は1万8000円程度だったが、景気低迷により低下した稼働率を引き上げたい各ホテルが、「年明けから70~75%という大幅な値引きプランを増やした」(運営会社のカカクコム)という。
 例えば、同サイトでシェラトン都ホテル東京(白金台)の2、3月の最安値が1万2000円となり、割引率は69%に及んでいる。
 ハイアットリージェンシー東京(西新宿)も予約サイト限定で、通常より3割以上も安い2万2000円の宿泊プランを販売。運営するハイアットホテルズアンドリゾーツの方針で通常の値引きはしないが、「改装中で稼働率が落ちているので、てこ入れを図るため」と説明する。
 一方、帝国ホテル東京(内幸町)は、通常の宿泊より2、3割安いプランの販売を強化。食事が付かないプランや、改装工事の周辺の部屋を午後5時以降のチェックインで販売するなどサービスに差を付け、値崩れを防ぐ狙いだ。
 同ホテルは「単純な値引きではなく、特徴を打ち出して“値ごろ”感をだしたい」と話す。
 ただ、値引きや割安プランの利用は一般客が中心で、都心の高級ホテルの主要顧客であるビジネスマンの減少を補うまでには至っていない。実際、ハイアットリージェンシー東京の昨年12月の稼働率は40%程度と低迷。帝国ホテル東京は61・6%と前年同月に比べて7・3ポイント減っている。
 このため、各ホテルは「稼働率と客室単価の低下が重なれば、売り上げの大幅な減少は避けられない」と危機感を募らせる。だが、ほかに有効な需要喚起策を打ち出せないのが実情で、高級ホテルの苦境は当分続きそうだ。



 ほぉ…。高級ホテルといえば、従来もレディースプランなどは取り入れていたものの、料金の大幅値引きは、『客層が変わることでホテルのイメージが下がりかねない(部屋で騒ぐ客などがいると、上客が愛想を尽かせて離れていく)』ことへの警戒感から、ビジネスホテルと異なり、表立っての値引きはあまり行わない(やるとしてもフルムーンパック割引など、静かに滞在してくれそうな客を選ぶ)ものだとばかり思っていましたが、最近はビジネス需要の減退もあり大企業幹部の利用も減ったのか、集客目的で大幅値引きに出るホテルも出てきているようですね。

 それにしても、瞬間安値とはいえ、シェラトン都ホテル東京で1泊1万2000円ですか…(吃驚
 出張目的などでビジネスホテルに泊まるような一般客や(TDLなどへの)観光目的の方でも、ほんの少し予算を上積みすれば手が届きそうな値段ですが、改装中といっても別に夜に工事をやるわけでもありませんし、ネットを駆使すれば、思わぬ掘り出し物が見つかるかも…。
 休日前日以外といったホテルの客足が鈍る時期に宿泊を考えているのならば、『高級ホテルだからパス』ではなく、一応は掘り出し物(割安プラン)が出ていないか調べて見る価値はありそうですね…。

日経平均3日ぶり反発、終値61円高の7290円

2009-03-04 16:18:23 | Weblog
日経平均3日ぶり反発、終値61円高の7290円 2009年3月4日 日経夕刊
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20090304NTE2INK0704032009.html
 4日の東京株式市場で日経平均株価は3営業日ぶりに反発した。大引けは前日比61円24銭(0.85%)高の7290円96銭。3日の米株安を嫌気し、前場は連日で昨年10月27日に付けたバブル経済崩壊後の安値(7162円90銭)を下回る場面があったが、中国の追加景気対策期待や公的年金による買い支え観測を背景に後場は地合いが一変した。建設機械株や鉄鋼株などを中心に買い戻しが広がり、日経平均は上げ幅を90円に広げる場面があった。東証株価指数(TOPIX)も3営業日ぶりに反発。
 朝方は、主力株を中心に幅広く売りが目立ち、日経平均の下げ幅は100円を超える場面があった。政治資金規正法違反の容疑で民主党の小沢一郎代表の公設第一秘書が3日、東京地検に逮捕され、政局のさらなる混迷を嫌って買いを手控えるムードも強かった。
 ただ、下値には連日で公的年金の買いが入ったといい、次第に底堅さを評価して買い戻す動きが強まった。朝方は6億株台だった東証1部の指し値買い注文の合計株数は、後場に入ると連日で8億株台に膨らみ、売り込みづらさが増したという。

「株は今が買い時かも?」 オバマ米大統領が示唆 2009年3月4日 日経夕刊
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20090304AT2M0400Z04032009.html
「株は買い時かも」――。オバマ米大統領は3日、急落した株式市場について収益率などを勘案すれば株価は割安になりつつあるとの認識を示した。
 ブラウン英首相との会談後に記者団に語った。同大統領は「私が注視しているのは日々の株価の変動ではない」と発言。オバマ政権の金融安定化策の懸念についても「絶対にうまくいく」と強調した。
 ただ、保険大手アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)への追加支援など、株式市場が政府の動向に神経質になっている時期。大統領の発言は株の買い推奨と受け取られかねない。ホワイトハウスのギブズ大統領報道官は「(経済的な)落ち込みから脱却するには時間がかかると大統領は言った」と強調。発言を深読みし過ぎないように求めた。



 4日の日経平均は、民主党小沢代表の公設第一秘書が逮捕されるなど、政局の混迷が嫌われたこともあり、開始直後は下落し、10時頃には下げ幅は一時120円を超え、昨年10月27日に付けたバブル崩壊後の最安値(7162円90銭)を下回る、一時7104円63銭まで下げる場面もあったのですが、その後は公的年金の買いと思われる買いが入ったことで、午前は前日比59円55銭安い7170円17銭で終了。
 午後に入ると、公的年金の買い観測に加えて、オバマ米大統領の株価が割安なことを示唆する報道が入ったこと、中国株が16時時点で5~6%の大幅上昇で推移していることが好感されたのか、引き続き上昇して推移し、14時半頃には7320円65銭まで上昇。寄り付きにかけて若干調整したものの、終値も前日比61円24銭高い7290円96銭で終了しました。
 まあ、金曜日こそ110円高と反発したものの、月曜日に288円の大幅安となり、前日火曜日も50円安で今日の上昇もその反動と見るのが妥当でしょうし、2月6日の8076円と比べると、相変わらず900円近く安い水準…。
 つい数週間前までは日経平均が8000円割れするだけで、大騒ぎだったのですが、いつの間にか7000円台前半でも諦めの境地に入っていることにも、どうしても違和感を感じてしまいます。

定額給付金財源法が成立 衆院で再可決

2009-03-04 16:11:06 | Weblog
定額給付金財源法が成立 衆院で再可決 2009年3月4日 日経夕刊
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20090304AT3S0400V04032009.html
 2008年度第2次補正予算関連法案である定額給付金などの財源特例法が4日午後、成立した。同日午前の参院本会議では野党の反対多数で否決。衆参両院の議決が異なったのを受け、与党は同日午後の衆院本会議で3分の2以上の賛成多数で再可決した。
 民主党は参院での否決後、両院協議会の開催を求める動議を衆院に提出したが、与党の反対多数で否決された。
 財源特例法の成立を踏まえ、麻生太郎首相は来週にも追加経済対策の策定を与党に指示する見通し。小泉純一郎元首相は事前に表明した通り、同法を再可決する衆院本会議を欠席した。

給付金財源法案の採決、小泉氏は欠席・小野氏は棄権  2009年3月4日 日経夕刊
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20090304AT3K0400D04032009.html
 2008年度第2次補正予算関連法案である定額給付金などの財源特例法案が4日午後の衆院本会議で与党など3分の2以上の賛成多数で再可決、成立した。小泉純一郎元首相は欠席し、小泉氏の首相秘書官を務めた当選1回の小野次郎氏は途中退席し、採決を棄権した。



 一方、定額給付金財源法ですが、衆議院であっけなく再可決され、懸念されていた造反も、以前から欠席を主張していた小泉元総理と腹心の部下と呼んでも差し支えなさそうな小泉氏の首相秘書官を務めた当選1回の小野次郎氏が途中退席し、採決を棄権したのみ。
 民主党小沢代表の公設第一秘書の逮捕のタイミングがあくまでも偶然か、それとも国家に圧力をかけて狙ったものかは、現時点ではまだはっきりしませんが、少なくともこの定額給付金問題に関しては、結果論とはいえ、完璧と言ってもよいほど造反を押さえ込む形になったようですね…。

 ちなみに、世界各地でも一時給付金制度が実施され、一部では好評を得ている国もあるそうですが、タイを例に取るならば、支給対象者はあくまでも約900万世帯の低所得者層であって、1世帯あたりの給付金額も2000バーツ(約5200円)で、しかも政府の高官が『流通業界が値下げで協力するのは自然な流れ』と事実上の値下げ要請を行なっている状況。
 まあ、日本でもこの事実上の値下げ要請の真似事らしきことはやろうとしているようですが、既に長期のデフレに襲われた日本では、昨年になってようやく価格転嫁が一部でできはじめたところに不況が直撃した形で、政府が期待できるだけの値下げ体力のある業者はかなり限られるでしょうし、しかもタイの場合は物価水準が大幅に異なる(2001年10月時点で、米は3~4倍、現地ビールは3倍、B級外食が6-8倍、バスの初乗り運賃が4~6倍、ヤクルトが5倍など。アジア諸国の中ではタイは物価が高いほうですが、それでも4~8倍程度の格差があるようです)ことを考えれば、タイの支給水準は実質日本の倍以上でしょうし、同程度の財源を使うなら、せめて対象者を低所得者と年金受給者の半分に絞った上で、支給水準を倍くらいにするくらいのメリハリをつけなければ、やはり期待する経済効果は得られないのではないだろうか…などとどうしても考えてしまいます。

民主党小沢代表の公設第一秘書 逮捕問題

2009-03-04 16:06:29 | Weblog
小沢代表の秘書ら3人、規正法違反の疑いで逮捕 容疑を否認 2009年3月4日 日経
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20090303AT1G0303803032009.html
 民主党の小沢一郎代表の資金管理団体「陸山会」が、準大手ゼネコン「西松建設」からの迂回(うかい)献金と知りながら献金を受け取っていた疑いが強まり、東京地検特捜部は3日、小沢氏の公設第一秘書で陸山会の会計責任者、大久保隆規容疑者(47)ら3人を政治資金規正法違反(虚偽記載など)容疑で逮捕した。特捜部は同日、陸山会事務所を家宅捜索した。
 西松建設の裏金を巡る捜査は、民主党トップの資金管理団体を舞台にした違法献金事件に発展。特捜部は同社の政界工作の全容解明を進める。
 特捜部によると、ほかに逮捕されたのは、西松建設の前社長、国沢幹雄被告(70)=外為法違反罪で起訴=と同社元総務部長兼経営企画部長、岡崎彰文容疑者(67)。3人とも容疑を否認しているという。

小沢氏秘書逮捕、民主に激震 進退論、浮上も 2009年3月4日 日経
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20090304AT1C0300N03032009.html
 「政治とカネ」を巡る疑惑が、衆院解散にむけて攻勢を強める民主党を直撃した。3日、小沢一郎代表の公設第一秘書を逮捕した東京地検特捜部は、西松建設から小沢氏側に流れた違法な企業献金の全容解明を進める方針。民主党内では、戸惑いや反発が広がる一方、小沢氏の進退問題や次期衆院選への影響を懸念する声が出ている。
 「何でこういうことを言われるのか全く分からない」。3日午後の民主党幹部会。小沢一郎代表は自らの資金管理団体を巡る違法献金疑惑に不快感をあらわにした。会計責任者で小沢氏の公設第一秘書が逮捕されたのはそのわずか1時間半後。党内に緊張が走った。
 幹部会では小沢氏側に違法性がないことを説明していく方針を確認。鳩山由紀夫幹事長は秘書逮捕の一報が入った後、都内で記者団に「小沢氏は、資金の出し入れはオープンにきちんと処理している、問題はないと話していた。我々はそれを信頼している」と強調した。

小沢氏「何ら間違ったことしていない」 民主緊急役員会で 2009年3月4日 日経夕刊
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20090304AT3S0400604032009.html
 民主党の小沢一郎代表は4日午前の党緊急役員会で、西松建設からの不透明な資金を巡り自らの公設第1秘書が逮捕されたことに関し「法律的にも政治的にも何ら間違ったことはしていない。(秘書の逮捕者については)迷惑をかけた」と述べた。出席した幹部が明らかにした。

小沢氏の地元事務所など捜索 東京地検特捜部 2009年3月4日 日経
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20090304AT1G0401F04032009.html
 西松建設が小沢一郎・民主党代表の資金管理団体に違法に献金したとされる事件で、東京地検特捜部は4日、岩手県奥州市の小沢代表の地元事務所や、同社元総務部長兼経営企画部長、岡崎彰文容疑者(67)=政治資金規正法違反容疑で逮捕=の自宅など関係先を同法違反容疑で家宅捜索した。

小沢氏、代表辞任を否定 「やましいことはない」秘書逮捕で 2009年3月4日 日経夕刊
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20090304AT3S0400G04032009.html
 民主党の小沢一郎代表は4日午前、党本部で記者会見し、準大手ゼネコン「西松建設」からの資金提供を巡る公設第1秘書の逮捕について「何らやましいことはない。それによってどうこうとは考えていない」と述べ、自らの代表辞任を否定した。同時に「総選挙が取りざたされているこの時期に異例の捜査が行われたことに非常に政治的にも法律的にも不公正な国家権力、検察権力の行使だという感じを持っている」と強調した。
 小沢氏の公設秘書の逮捕は、小沢氏の資金管理団体が政治資金収支報告書に西松建設が隠れみのに使った2つの政治団体から寄付を受けたとする虚偽の内容を記載した容疑。政治資金規正法は、企業献金は政党や政党支部、政党が指定する政治資金団体以外にはできないと定めている。

与党、慎重に見守る 小沢氏の国策捜査批判に「あり得ず」 2009年3月4日 日経夕刊
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20090304AT3S0400C04032009.html
 民主党の小沢一郎代表の公設秘書の逮捕について、与党側は捜査の進展を慎重に見守る姿勢を見せている。小沢代表が辞任を否定したことをめぐる野党の足並みの乱れを期待する空気がある一方、民主党が「国策捜査」と批判している点には「あり得ない」との声が多い。
 自民党の細田博之、公明党の北側一雄両幹事長ら与党幹部は4日午前、都内のホテルで会談し、第二次補正予算関連法案の成立を受けて与党として追加経済対策の検討に着手する方針を確認。小沢氏の問題に関しては、両幹事長が「今後の推移を見守るべきだ」と指摘した。細田氏は終了後、記者団に「政界に大きな影響があるかもしれないが、捜査中なので特に申し上げることはない」と述べた。



 う~ん。国会が重大局面を迎えているこのタイミングで、この突然の民主党の小沢代表の公設第一秘書が逮捕されたのには吃驚しましたね。小沢氏側は『やましいことはない』と主張し、民主党が『国策捜査』と批判したことに対して与党は『ありえない』と反論。実際のところはどうなんでしょう…。
 う~ん。私は、安部政権に移行して問題が続出し始めた頃から民主党は衆議院解散&政権政党奪取を念頭においていたと思いますし、当選2.3回程度の若手議員ならまだしも、百戦錬磨の小沢氏とその秘書がこのような初歩的なミスを犯すとはどうしても思えないんですけどね…。
 しかも今は麻生政権の人気が凋落して、いつ衆議院解散が行なわれてもおかしくないタイミング。当然民主党内は動揺し、自民党離れをおこしかけていた自民支持者も支持政党の変更をためらう可能性は十分あり得ると思いますが、ごくごく個人的な意見を述べるならば、やはり与党のかなり上の方から意図的に情報をリークしてこのタイミングを狙っていたのでは…という疑惑をどうしても感じずにはいられませんね。

欧州3市場は続落 英-3.14%、独-0.52%、仏-1.04%

2009-03-04 07:40:50 | Weblog
ロンドン株3日 113.74ポイント安で終了 2009年3月4日 日経
http://www.nikkei.co.jp/news/market/20090303c9ASB7IIAA6030309.html
 3日のロンドン株式相場は3営業日続落。FTSE百種総合株価指数は前日終値に比べ113.74ポイント(3.14%)安の3512.09と、2003年3月13日以来約6年ぶりの安値で引けた。下落銘柄は87。 原油価格が安値圏にとどまっていることから、BPやロイヤル・ダッチ・シェルなどが売られ、石油株は全面安となった。
 金融不安を背景に、銀行のロイズ・バンキング・グループとバークレイズ、ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)は下落。保険のプルーデンシャルとアヴィヴァも下げた。
 建設資材のウォルセリーは、株式割当発行を実施するとの観測から売られた。配当落ちとなった鉱業のエクストラータも安く引けた。
 半面、通期の増益決算を発表したスタンダード・チャータード銀行は上昇して引けた。
 損害保険のアドミラル・グループも増益決算の発表が好感され、買われた。

英銀スタンダード・チャータード、17%増益 新興国市場で好調  2009年03月4日
日経 http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20090304AT2M0302V03032009.html
ロイター  http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnTK840193520090303
 大手英銀スタンダード・チャータードが3日発表した2008年通期決算は、純利益が33億ドル(3200億円)と前の期と比べ17%増えた。米国と欧州部門は赤字だったが、中核とするアジア、中東、アフリカなど新興国市場で好調を維持した。サンズ最高経営責任者は「(高リスク取引を避ける)保守的な経営戦略が奏功した」と強調。ただ09年については「新興国も景気が低迷し収益環境は厳しくなる」と予想している。

ドイツ株3日 DAXは19ポイント安3690 2009年3月4日 日経
http://www.nikkei.co.jp/news/market/20090303c9AS2R0300L030309.html
 3日のフランクフルト株式相場は続落。ドイツ株式指数(DAX)の終値は、前日比19.35ポイント安(0.52%下落)の3690.72だった。終値で3700を割ったのは2004年8月以来。
 コメルツ銀行が続落し7.2%安。流通のメトロは一部アナリストによる投資評価引き下げを受けて5.6%下げた。肥料大手のK+Sも5%超下落。米同業の買収を検討しているとの一部報道が売り材料となった。鉄鋼のザルツギッター、ドイツ取引所もさえない。
 半面、自動車株の一角は好調。ダイムラーが2.5%、VWが2%それぞれ上げた。独政府による新車買い替え特例を受け、2月の新車受注台数が増加したことを好感した。ポストバンク、機械のリンデも高い。



 欧州3市場は、前日の大幅下落の反動もありプラスで始まったものの、イギリスは開始直後に下落に転じ、フランスやドイツも終盤に急落してマイナスに転落。
 英FTSE100は、前日比113.74ポイント安い3512.09ポイント(下落率3.14%)で終了し、6年振りの安値に転落。
 銀行株は、08年の税引後利益が市場予想を上回ったスタンダードチャータードが前日の大幅下落の反動もあり7.33%高だったものの、ロイズTSBが7.89%安、バークレイズが7.26%安、ロイヤルバンク・オブ・スコットランドが4.42%安、HSBCが0.38%安。
 他、インターナショナルパワーが7.96%安、キャイリン・エナジーが7.43%安、リバティ・インターナショナルが7.27%安、プルデンシャルが7.09%安、3iグループが6.56%安、 セヴェラン・トレントが6.31%安、 スミス・アンド・ニュヒューが6.26%安、BGグループが5.95%安、ファーストグループが5.76%安、ナショナル・グリッドが5.70%安、スタンダードライフが5.68%安、コブハムが5.54%安、スロウオイルが5.32%安、セントリカが5.06%安、キャドバリーが4.98%安、ハンマーソンが4.98%安、コンパスグループが4.90%安、ブリティッシュ・エアウェイズが4.89%安、スミスグループが4.78%安、ペンノングループが4.73%安、スコティッシュ・アンド・サザンエナジーが4.67%安、ロンドン証券取引所グループが4.62%安、リーガル・アンド・ゼネラルが4.41%安、ウルズリーが4.39%安、BPが4.32%安、ブリティッシュ・アメリカン・タバコが4.32%安、ユニリーバが4.27%安、カザキミスが4.17%安、カーニバルが4.16%安、リクサムが4.10%安、BAEシステムズが4.06%安、アント・ファガスタが4.00%安、アヴィバが3.93%安、セインズベリ-が3.86%安、リオ・ティントが3.75%安、BスカイBが3.75%安、テスコが3.73%安、リケット・ベンキサーが3.71%安、エクスペリアンが3.58%安、インペリアル・タバコが3.48%安、セージグループが3.34%安、アソシエイテッド・ブリティッシュフーズが3.27%安、フレンズプロビデントが3.25%安、Wmモリソンスーパーマーケットが3.18%安、ロールス・ロイスが3.05%安、テイト・アンド・ライルが3.05%安、オートノミ-・コーポレーションが3.05%安。
 一方、キングフィッシャーが4.38%高、アムリンが4.13%高、オールド・ミューチャルが2.74%高、アドミラル・グループが2.29%高、WPPグループが2.17%高。

 独DAXは、前日比19.35ポイント安い3690.72ポイントで終了(下落率0.52%)し、2004年8月以来の安値に転落。
 銀行株は、ドイツ・ポストバンクが1.83%高だったものの、コメルツ銀行が7.34%安、ドイツ銀行が1.42%安。
 他、メトロが5.62%安、K+Sが5.14%安、ザルツギッターが3.45%安、ドイツ証券取引所が3.28%安、ヘンケルが2.43%安、フレゼニウス メディカル ケアが2.26%安、アリアンツが2.14%安、インフィニオン・テクノロジーズが2.00%安。
 一方、ダイムラークライスラーが2.47%高、フォルクスワーゲンが2.00%高、リンデが1.10%高。

 仏CAC40は、前日比26.91ポイント安い2554.55ポイントで終了(下落率1.04%)。
 金融株は全面安で、ソシエテ・ジェネラルが3.67%安、アクサが2.86%安、クレディ・アグリコルが1.94%安、フォルティスが1.82%安、BNPパリバが0.72%安。
 他、ラファージュが7.10%安、アルカテル・ルーセントが6.27%安、EADSが3.90%安、アルストムが2.81%安、バローレックが2.78%安。一方、ルイ・ヴィトンが1.37%高、アコーが1.21%高。

 欧州ローカル市場も一部指数を除いて全面安で、オランダが3.00%安、ベルギーが2.75%安、スイスが1.81%安、アイルランドが0.85%安、スペインIBEX35が0.70%安となっています。

NYダウは37ドル安→6726ドル、NY原油は41.65ドル、NY金は913.6ドルで終了

2009-03-04 07:32:46 | Weblog
NY株、5日続落 ダウ終値37ドル安の6726ドル 2009年03月04日 日経
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20090304AT3L0400404032009.html
 3日の米株式相場は5日続落。ダウ工業株30種平均は前日比37ドル27セント安の6726ドル02セント(速報値)で終えた。米景気懸念や金融システム不安は根強く、売りが続いた。ただ、前日までに4日続落した後とあって自律反発狙いの買いも入り、方向感に乏しくもみ合う場面が多かった。  ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は同1.84ポイント安の1321.01(同)で終えた。

ガイトナー米財務長官「財政赤字、GDP比3%程度に」 議会証言 2009年03月04日 日経
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20090304AT3K0400104032009.html
 ガイトナー米財務長官は3日、下院歳入委員会での議会証言で、オバマ政権の財政運営について「09会計年度(08年10月―09年9月)の財政赤字はGDP(国内総生産)比で12.3%になるが、これを13年度までにGDP比3%程度まで引き下げる」との考えを明らかにした。

米シティグループ、非中核資産分離のため合弁事業設立を検討 2009年03月04日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnTK840199120090303
 3日付の米ニューヨーク・ポスト紙は、内部情報に詳しい幹部の話として、シティグループが継続保有を望まない事業を切り離す手段として、サードパーティーと合弁事業の設立を検討している、と伝えた。
 その方式は、シティグループがかつて、子会社だったスミスバーニーとモルガン・スタンレーのウェルスマネジメント部門と統合するため、合弁事業を設立してモルガン・スタンレーが51%の株式を握ったのと似た形式だという。
 同紙によると、シティグループが検討の対象としている非中核資産には、シティフィナンシャル、プライメリカ、シティモーゲージ、日本の日興コーディアル、一部のクレジットカード事業などが含まれている。 これについて、シティグループのコメントは得られていない。

米財務省、28行に対し3.95億ドルを新たに資本注入 2009年03月4日 ロイター
 米財務省は3日、不良資産救済プログラム(TARP)に含まれる資本注入計画(CPP)に基づき、2月27日付で28の金融機関に総額3億9490万ドルの資本注入を行ったことを明らかにした。
 このうち、規模が最も大きいのはインテグラ・バンクへの8360万ドル、最も小さいのはザ・ビクトリー・バンクへの54万1000ドルだった。 プログラム開始からこれまでに金融機関・自動車メーカーに投じられた

1月米住宅販売保留指数は‐7.7%の80.4、調査開始以来最低 2009年03月4日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnJT840236920090303
 全米リアルター協会(NAR)が3日発表した1月の住宅販売保留指数は前月比7.7%低下の80.4と、2001年の調査開始以来で過去最低となった。経済の悪化を背景に買い手が引き続き市場に戻っていないことが示された。
 ロイターが集計したエコノミスト予想は3.0%の低下。前月の指数は87.1に若干下方修正された。 前年比でも6.4%低下した。
 NARのチーフエコノミスト、ローレンス・ユン氏は「政府の刺激策を待ちながら様子見を続けている住宅購入希望者は多いものの、雇用の悪化や弱い消費者信頼感は住宅販売の妨げとなる」と述べた。
 短期的には住宅販売が今後も弱い状況が続くと予想する一方、新規購入者向けの8000ドルの税控除などが販売を促進する可能性があるとの見方を示した。

米GM、デルファイのステアリング部門買い戻しを計画 2009年03月4日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnJT840219120090303
 米ゼネラル・モーターズ(GM)は、元部品子会社、デルファイに対する事業再編支援の一環として、デルファイのステアリング部門買い戻しを計画している。ブルームバーグが関係筋の話として伝えた。
 ステアリング部門買い戻しは、デルファイの破産法適用下からの脱却に向けたGMによる支援の一部で、規制当局への提出書類に盛り込まれる見込み。
 関係筋の1人は、GMがデルファイへの支払いの一部を前倒しする可能性があるとしている。
 デルファイは2005年に連邦破産法11条の適用を申請。脱却資金の調達に苦慮している。デルファイとGMは前月、GMがデルファイの一部を買い戻す方向で協議していることを確認したが、具体的な買い戻し資産については明確にしていない。

カナダ中銀が0.5%追加利下げ 過去最低の0.5%に 2009年03月04日
日経 http://www.nikkei.co.jp/news/main/20090303AT2M0303803032009.html
ロイター http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnJT840230320090303
 カナダ中央銀行は3日、政策金利である翌日物金利の誘導目標を0.5%下げ、過去最低の0.5%とすると発表した。2007年12月以降に実施した利下げ幅の合計は4%に達する。世界的な金融市場の混乱収拾には想定以上の時間がかかる可能性があると指摘。景気をテコ入れする目的で追加利下げや、量的緩和に踏み切る用意があることを示唆した。
 米自動車・住宅産業の不振のあおりで、カナダでも輸出の落ち込みや個人消費の不振に拍車がかかっている。大型減税を含めた景気刺激策を実施してきたにもかかわらず、同国経済の需給ギャップ問題は2010年早々まで解決しない恐れがあると判断した。

NY原油、3日ぶり反発 4月物は41.65ドル、前日大幅安で買い戻し 2009年03月04日 日経
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20090304ATQ2INYPC04032009.html
 3日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場は3営業日ぶりに反発。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で期近の4月物は前日比1.50ドル高の1バレル41.65ドルで終えた。前日までの下落を受け、買い戻しが優勢となった。4日に予定されている週間の石油在庫統計の発表を控え、売り買いが交錯する場面もあった。
 前日に原油先物相場は10%超の大幅安となっていたことから、この日は値ごろ感からの買いが入った。ただ、世界的な景気悪化による需要減少の思惑が重しとなり、大きく上値を追う動きも限られた。石油在庫統計では原油在庫は増加する一方、ガソリン在庫は減少すると予想されている。同統計発表後の相場の反応を見極めたいとして持ち高を一方向に傾けづらく上下に振れる展開だったという。
 この日の高値は42.07ドル、安値は39.44ドル。

NY金、7日続落 4月物は913.6ドルで終了、一時3週間ぶり安値 2009年03月04日 日経
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20090304ATQ7IAA0504032009.html
 3日のニューヨーク金先物相場は7営業日続落。ニューヨーク商品取引所(COMEX)で取引の中心である4月物は前日比26.4ドル安の1トロイオンス913.6ドルで終えた。一時905.7ドルまで下げ、2月10日以来3週間ぶりの安値を付けた。株式相場の下落基調を受け、現金化を迫られた投資家らによる金の売りが優勢となった。
 世界の株式相場が低迷していることを受け、ファンドなどが損失の埋め合わせのため、これまでの上昇基調で収益を上げていた金に換金目的の売りを出しているという。運用成績の悪化で追加担保の差し入れが必要となり、株安局面でも以前のような「安全資産」としての金需要が乏しくなっているとの指摘もあった。この日の高値は933.5ドル。 銀、プラチナは続落した。



 3日のNYダウは、前日の大幅下落の反動もあり、開始直後こそ、前日終値(6763ドル29セント)から85ドル程高い6848ドル76セントまで買われる場面もあったのですが、正午前にと昼過ぎに6700ドル割れ寸前まで売り込まれ、その後再び6855ドル29セントまで買い上げられたものの、最後には失速し、結局前日比37ドル27セント安い6726ドル02セントで終了(下落率0.55%)しました。
 ナスダックは0.14%安、S&P500種は0.64%安で700ポイント割れとなっています。
 金融株がやや買い戻され、JPモルガンチェースこそ0.71%安だったものの、アメックスが6.87%高、シティグループが1.67%高(2セント高い1ドル22セントで終了)、バンカメが0.55%高(2セント高い3ドル65セントで終了)。
 GE(ジェネラル・エレクトリック)が今日も下げ止まらず前日比59セント安い7ドル01セントで終了(7.76%安)し、一時6ドル85セントまで下落。GEが2セント安い1ドル99セントで終了し1%安。ホーム・デポが5.17%安、コカコーラが2.17%安などとなっています。 
 
 NY原油は前日比1.50ドル高い1バレル41.65ドルで終了。NY金は前日比26.4ドル安い1トロイオンス913.6ドルで終了しています。