高級ホテル値崩れ急速 稼働率減少で75%値引きプランも 2009年2月22日 産経
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/090221/biz0902212232010-n1.htm
都心の高級ホテルが値崩れを起こしている。景気低迷により客室稼働率が低下し、75%に上る大幅な値引きや割安プランの販売で需要を喚起しているためだ。ただ、稼働率の低迷は続いており、値引きが売り上げの減少を加速させる可能性もある。
東京を中心に高級ホテル約200軒を集めた予約サイト「yoyaQ.com(ヨヤキュードットコム)」は今年1月の1泊1人当たりの予約平均単価が1万4912円となり、初めて1万5000円を切った。
これまで1年間の平均は1万8000円程度だったが、景気低迷により低下した稼働率を引き上げたい各ホテルが、「年明けから70~75%という大幅な値引きプランを増やした」(運営会社のカカクコム)という。
例えば、同サイトでシェラトン都ホテル東京(白金台)の2、3月の最安値が1万2000円となり、割引率は69%に及んでいる。
ハイアットリージェンシー東京(西新宿)も予約サイト限定で、通常より3割以上も安い2万2000円の宿泊プランを販売。運営するハイアットホテルズアンドリゾーツの方針で通常の値引きはしないが、「改装中で稼働率が落ちているので、てこ入れを図るため」と説明する。
一方、帝国ホテル東京(内幸町)は、通常の宿泊より2、3割安いプランの販売を強化。食事が付かないプランや、改装工事の周辺の部屋を午後5時以降のチェックインで販売するなどサービスに差を付け、値崩れを防ぐ狙いだ。
同ホテルは「単純な値引きではなく、特徴を打ち出して“値ごろ”感をだしたい」と話す。
ただ、値引きや割安プランの利用は一般客が中心で、都心の高級ホテルの主要顧客であるビジネスマンの減少を補うまでには至っていない。実際、ハイアットリージェンシー東京の昨年12月の稼働率は40%程度と低迷。帝国ホテル東京は61・6%と前年同月に比べて7・3ポイント減っている。
このため、各ホテルは「稼働率と客室単価の低下が重なれば、売り上げの大幅な減少は避けられない」と危機感を募らせる。だが、ほかに有効な需要喚起策を打ち出せないのが実情で、高級ホテルの苦境は当分続きそうだ。
ほぉ…。高級ホテルといえば、従来もレディースプランなどは取り入れていたものの、料金の大幅値引きは、『客層が変わることでホテルのイメージが下がりかねない(部屋で騒ぐ客などがいると、上客が愛想を尽かせて離れていく)』ことへの警戒感から、ビジネスホテルと異なり、表立っての値引きはあまり行わない(やるとしてもフルムーンパック割引など、静かに滞在してくれそうな客を選ぶ)ものだとばかり思っていましたが、最近はビジネス需要の減退もあり大企業幹部の利用も減ったのか、集客目的で大幅値引きに出るホテルも出てきているようですね。
それにしても、瞬間安値とはいえ、シェラトン都ホテル東京で1泊1万2000円ですか…(吃驚
出張目的などでビジネスホテルに泊まるような一般客や(TDLなどへの)観光目的の方でも、ほんの少し予算を上積みすれば手が届きそうな値段ですが、改装中といっても別に夜に工事をやるわけでもありませんし、ネットを駆使すれば、思わぬ掘り出し物が見つかるかも…。
休日前日以外といったホテルの客足が鈍る時期に宿泊を考えているのならば、『高級ホテルだからパス』ではなく、一応は掘り出し物(割安プラン)が出ていないか調べて見る価値はありそうですね…。
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/090221/biz0902212232010-n1.htm
都心の高級ホテルが値崩れを起こしている。景気低迷により客室稼働率が低下し、75%に上る大幅な値引きや割安プランの販売で需要を喚起しているためだ。ただ、稼働率の低迷は続いており、値引きが売り上げの減少を加速させる可能性もある。
東京を中心に高級ホテル約200軒を集めた予約サイト「yoyaQ.com(ヨヤキュードットコム)」は今年1月の1泊1人当たりの予約平均単価が1万4912円となり、初めて1万5000円を切った。
これまで1年間の平均は1万8000円程度だったが、景気低迷により低下した稼働率を引き上げたい各ホテルが、「年明けから70~75%という大幅な値引きプランを増やした」(運営会社のカカクコム)という。
例えば、同サイトでシェラトン都ホテル東京(白金台)の2、3月の最安値が1万2000円となり、割引率は69%に及んでいる。
ハイアットリージェンシー東京(西新宿)も予約サイト限定で、通常より3割以上も安い2万2000円の宿泊プランを販売。運営するハイアットホテルズアンドリゾーツの方針で通常の値引きはしないが、「改装中で稼働率が落ちているので、てこ入れを図るため」と説明する。
一方、帝国ホテル東京(内幸町)は、通常の宿泊より2、3割安いプランの販売を強化。食事が付かないプランや、改装工事の周辺の部屋を午後5時以降のチェックインで販売するなどサービスに差を付け、値崩れを防ぐ狙いだ。
同ホテルは「単純な値引きではなく、特徴を打ち出して“値ごろ”感をだしたい」と話す。
ただ、値引きや割安プランの利用は一般客が中心で、都心の高級ホテルの主要顧客であるビジネスマンの減少を補うまでには至っていない。実際、ハイアットリージェンシー東京の昨年12月の稼働率は40%程度と低迷。帝国ホテル東京は61・6%と前年同月に比べて7・3ポイント減っている。
このため、各ホテルは「稼働率と客室単価の低下が重なれば、売り上げの大幅な減少は避けられない」と危機感を募らせる。だが、ほかに有効な需要喚起策を打ち出せないのが実情で、高級ホテルの苦境は当分続きそうだ。
ほぉ…。高級ホテルといえば、従来もレディースプランなどは取り入れていたものの、料金の大幅値引きは、『客層が変わることでホテルのイメージが下がりかねない(部屋で騒ぐ客などがいると、上客が愛想を尽かせて離れていく)』ことへの警戒感から、ビジネスホテルと異なり、表立っての値引きはあまり行わない(やるとしてもフルムーンパック割引など、静かに滞在してくれそうな客を選ぶ)ものだとばかり思っていましたが、最近はビジネス需要の減退もあり大企業幹部の利用も減ったのか、集客目的で大幅値引きに出るホテルも出てきているようですね。
それにしても、瞬間安値とはいえ、シェラトン都ホテル東京で1泊1万2000円ですか…(吃驚
出張目的などでビジネスホテルに泊まるような一般客や(TDLなどへの)観光目的の方でも、ほんの少し予算を上積みすれば手が届きそうな値段ですが、改装中といっても別に夜に工事をやるわけでもありませんし、ネットを駆使すれば、思わぬ掘り出し物が見つかるかも…。
休日前日以外といったホテルの客足が鈍る時期に宿泊を考えているのならば、『高級ホテルだからパス』ではなく、一応は掘り出し物(割安プラン)が出ていないか調べて見る価値はありそうですね…。