JR西日本、こだま運賃を最大44%引き 高速に対抗 2009年3月10日 朝日夕刊
http://www.asahi.com/travel/news/SEB200903100025.html
JR西日本が10日から、格安運賃の山陽新幹線「こだま指定席往復きっぷ」を売り出した。博多―広島だと通常より37%安い1万880円で往復できる。割引率が最大の博多―新山口は44%安い。ただし、前日までの購入と2人以上での利用が条件。小学生は大人同伴なら対象区間一律3千円だ。利用期間は3月14日から6月30日まで。今月28日からの高速道路料金値下げに対抗する。
対象区間は駅ごとに決まっており、例えば博多、小倉発は、新山口から新尾道の各駅まで。新山口発は新岩国から岡山の各駅まで。おおむね片道3時間以内の区間。この切符を大人2人以上が買うと、JRグループの「駅レンタカー」を24時間2千円で借りられる(4月27日~5月6日を除く)。
JR九州は博多―鹿児島中央で「2枚きっぷ」を使うと17%引きの1万5600円で往復できる。「さらに値下げしてもお客が増えるか分からない。ただ、(割引について)検討はしていく」と話している。
ほぉ。こだまの優遇料金と言えば、JR東海が一定の制限はあるものの、最大37%の割引を行なう『ぷらっとこだまエコノミープラン』を展開していますが、JR西日本も同様のサービスを期間限定とはいえ提供ですか…。
ちなみに、大阪ー博多間はのぞみを使えば2時間半ちょっと・ひかりなら2時間40分ですが、各駅停車のこだまを使っても4時間超といったところ。
朝日記事では(期間限定ということもあり)最近話題になっている高速道路料金と比較していますが、深夜高速バスを使って博多ー大阪間を移動するのは『体がしんどいから嫌!』という方でも、時間差が1時間半超程度ならば(余程時間が惜しいという単独行動前提の経営者や幹部クラスは別にしても)ほとんどの人にとっては十分許容範囲で、旅行需要もさながら出張需要にも十分耐えうるでしょうし、おそらくは飛行機需要や高速バス需要にも少なからず影響が出てくるのではないでしょうか…。
そういえば、新幹線と競合する飛行機便と言えば、6月4日に開港する静岡空港で『1日3便就航する日本航空(JAL)の福岡便について、搭乗率が70%を切った場合、下回った分の座席1席につき1万5800円を「運航支援金」を払う』という報道がありましたが、静岡県民から見れば、もしJR西日本のサービスが7月以降も継続すれば、若干時間がかかるとはいえ、飛行機よりも大幅に安い値段で博多までこだまを乗り継いで移動可能。6月一杯というのも、ひょっとすると静岡空港に対する配慮もあるのかもしれませんが、当の利用客から見れば、安くて早くて移動できるに越したことはありませんし、この割引サービス 7月以降も続くと良いですね。
http://www.asahi.com/travel/news/SEB200903100025.html
JR西日本が10日から、格安運賃の山陽新幹線「こだま指定席往復きっぷ」を売り出した。博多―広島だと通常より37%安い1万880円で往復できる。割引率が最大の博多―新山口は44%安い。ただし、前日までの購入と2人以上での利用が条件。小学生は大人同伴なら対象区間一律3千円だ。利用期間は3月14日から6月30日まで。今月28日からの高速道路料金値下げに対抗する。
対象区間は駅ごとに決まっており、例えば博多、小倉発は、新山口から新尾道の各駅まで。新山口発は新岩国から岡山の各駅まで。おおむね片道3時間以内の区間。この切符を大人2人以上が買うと、JRグループの「駅レンタカー」を24時間2千円で借りられる(4月27日~5月6日を除く)。
JR九州は博多―鹿児島中央で「2枚きっぷ」を使うと17%引きの1万5600円で往復できる。「さらに値下げしてもお客が増えるか分からない。ただ、(割引について)検討はしていく」と話している。
ほぉ。こだまの優遇料金と言えば、JR東海が一定の制限はあるものの、最大37%の割引を行なう『ぷらっとこだまエコノミープラン』を展開していますが、JR西日本も同様のサービスを期間限定とはいえ提供ですか…。
ちなみに、大阪ー博多間はのぞみを使えば2時間半ちょっと・ひかりなら2時間40分ですが、各駅停車のこだまを使っても4時間超といったところ。
朝日記事では(期間限定ということもあり)最近話題になっている高速道路料金と比較していますが、深夜高速バスを使って博多ー大阪間を移動するのは『体がしんどいから嫌!』という方でも、時間差が1時間半超程度ならば(余程時間が惜しいという単独行動前提の経営者や幹部クラスは別にしても)ほとんどの人にとっては十分許容範囲で、旅行需要もさながら出張需要にも十分耐えうるでしょうし、おそらくは飛行機需要や高速バス需要にも少なからず影響が出てくるのではないでしょうか…。
そういえば、新幹線と競合する飛行機便と言えば、6月4日に開港する静岡空港で『1日3便就航する日本航空(JAL)の福岡便について、搭乗率が70%を切った場合、下回った分の座席1席につき1万5800円を「運航支援金」を払う』という報道がありましたが、静岡県民から見れば、もしJR西日本のサービスが7月以降も継続すれば、若干時間がかかるとはいえ、飛行機よりも大幅に安い値段で博多までこだまを乗り継いで移動可能。6月一杯というのも、ひょっとすると静岡空港に対する配慮もあるのかもしれませんが、当の利用客から見れば、安くて早くて移動できるに越したことはありませんし、この割引サービス 7月以降も続くと良いですね。