ファイナンシャルプランナーのニュースチェック

日々のニュースをFPの視点からチェックしてコメントします

JR西日本、こだま運賃を最大44%引き 高速に対抗

2009-03-14 21:34:23 | Weblog
JR西日本、こだま運賃を最大44%引き 高速に対抗 2009年3月10日 朝日夕刊
http://www.asahi.com/travel/news/SEB200903100025.html
 JR西日本が10日から、格安運賃の山陽新幹線「こだま指定席往復きっぷ」を売り出した。博多―広島だと通常より37%安い1万880円で往復できる。割引率が最大の博多―新山口は44%安い。ただし、前日までの購入と2人以上での利用が条件。小学生は大人同伴なら対象区間一律3千円だ。利用期間は3月14日から6月30日まで。今月28日からの高速道路料金値下げに対抗する。
 対象区間は駅ごとに決まっており、例えば博多、小倉発は、新山口から新尾道の各駅まで。新山口発は新岩国から岡山の各駅まで。おおむね片道3時間以内の区間。この切符を大人2人以上が買うと、JRグループの「駅レンタカー」を24時間2千円で借りられる(4月27日~5月6日を除く)。
 JR九州は博多―鹿児島中央で「2枚きっぷ」を使うと17%引きの1万5600円で往復できる。「さらに値下げしてもお客が増えるか分からない。ただ、(割引について)検討はしていく」と話している。



 ほぉ。こだまの優遇料金と言えば、JR東海が一定の制限はあるものの、最大37%の割引を行なう『ぷらっとこだまエコノミープラン』を展開していますが、JR西日本も同様のサービスを期間限定とはいえ提供ですか…。
 ちなみに、大阪ー博多間はのぞみを使えば2時間半ちょっと・ひかりなら2時間40分ですが、各駅停車のこだまを使っても4時間超といったところ。
 朝日記事では(期間限定ということもあり)最近話題になっている高速道路料金と比較していますが、深夜高速バスを使って博多ー大阪間を移動するのは『体がしんどいから嫌!』という方でも、時間差が1時間半超程度ならば(余程時間が惜しいという単独行動前提の経営者や幹部クラスは別にしても)ほとんどの人にとっては十分許容範囲で、旅行需要もさながら出張需要にも十分耐えうるでしょうし、おそらくは飛行機需要や高速バス需要にも少なからず影響が出てくるのではないでしょうか…。

 そういえば、新幹線と競合する飛行機便と言えば、6月4日に開港する静岡空港で『1日3便就航する日本航空(JAL)の福岡便について、搭乗率が70%を切った場合、下回った分の座席1席につき1万5800円を「運航支援金」を払う』という報道がありましたが、静岡県民から見れば、もしJR西日本のサービスが7月以降も継続すれば、若干時間がかかるとはいえ、飛行機よりも大幅に安い値段で博多までこだまを乗り継いで移動可能。6月一杯というのも、ひょっとすると静岡空港に対する配慮もあるのかもしれませんが、当の利用客から見れば、安くて早くて移動できるに越したことはありませんし、この割引サービス 7月以降も続くと良いですね。

それでもトヨタは庶民にとって雲の上の超一流企業…(溜息 トヨタ関連ニュース5本

2009-03-14 21:26:07 | Weblog
トヨタ、7100円定昇実施へ 春季交渉、実質賃下げ行わず 2009年3月10日 日経
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20090310AT1D090BI09032009.html
 トヨタ自動車は定期昇給分にあたる賃金制度維持分について満額(7100円、組合員平均)を支払う公算が大きくなった。経営側はすでに賃金改善要求(4000円)に対しゼロ回答する意向だが、実質的な賃下げになる初の定昇カットは見送る見通し。交渉の焦点は年間一時金(ボーナス)に移るが、業績が悪化する中で労使の隔たりは依然として大きい。
 トヨタ労組は今春の労使交渉で賃金改善として、昨年要求の月額1500円(組合員平均)を大きく上回る同4000円を求めた。これまでの交渉で経営側は「現在の会社の置かれた状況から、かけ離れた水準」として4年ぶりに賃金改善を見送る姿勢を示している。一方の賃金制度維持分については「生産性向上など責務を果たしている」という組合側の主張を受け入れるもようだ。

トヨタ:「ベアゼロ」決着へ 一時金は「5カ月」軸に 2009年3月10日 毎日
http://mainichi.jp/select/biz/news/20090311k0000m020157000c.html
 トヨタ自動車の09年春闘の賃上げ交渉が4年ぶりにベースアップゼロで決着する見通しとなった。経営側は組合員平均7100円の定期昇給については満額回答する方針で、事実上の賃下げは回避される。今後は回答日の18日に向け、年間一時金(ボーナス)について「基準内賃金5カ月+20万円」を求める組合側と、夏冬合わせた年間支給額を決める年間協定に難色を示す経営側との間で「5カ月」を軸に攻防が繰り広げられる。
 トヨタ労組は連合など上部団体の「物価上昇に見合った賃上げ要求」に同調し、組合員平均4000円のベアを要求。経営側は08年度業績の赤字転落を受け、当初は定期昇給の減額も辞さない姿勢を示した。
 その後の2回の交渉で経営側は「短期的な物価上昇を直ちに賃金に反映するべきではない」とベアゼロ方針を固持。一方で、組合員の生活の安定や業績回復への意欲を維持するためには定期昇給の維持が不可欠と判断した。
 組合側は業績悪化を踏まえ、ボーナスの要求額を前年妥結額の約2割にあたる55万円減額した。しかし経営側は、年間協定は困難との姿勢を崩さず「組合の要求は基準内賃金5・6カ月分にあたるが、赤字企業の相場は4カ月」(幹部)とけん制している。

トヨタ、一時金「満額」見送り 初の夏のみ回答へ 2009年3月12日 日経
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20090312AT1D120CJ12032009.html
 トヨタ自動車は12日、今春の労使交渉で、労働組合による年間一時金の要求に対し満額回答を見送る方針を明らかにした。年間協定を結んで夏季・冬季の支給分を春に一括して決める交渉方式も見直し、今春は夏季分に限って回答する。年間協定を結ばないのは初めて。業績が急激に悪化するなか、満額回答を10年ぶりに見送ると同時に異例の措置をとる。
 トヨタの労組は昨年要求を55万円下回る基準内賃金5カ月プラス20万円(組合員平均198万円)の年間一時金を要求。会社側は「到底応じられない水準」(渡辺捷昭社長)と一貫して厳しい姿勢で、「先行きを見通せないなか、冬季分まで春に決めるのは困難」と交渉方式の見直しも主張してきた。

トヨタ管理職ボーナス半減、業績悪化に「全社で痛み共有」 2009年3月14日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20090314-OYT1T00089.htm
 トヨタ自動車は13日、2009年度に支給する課長級以上の管理職の年間賞与(ボーナス)を前年度より5割程度減らす方針を固めた。
 トヨタは09年3月期の連結営業利益が4500億円の大幅な赤字に転落する見通し。09年度も業績の急激な回復は見込めないと判断し、管理職の人件費を大幅カットする。春闘交渉での組合の要求に対して回答する18日にも正式発表する。
 今回の春闘で、トヨタの労働組合は組合員平均で198万円の年間一時金(賞与)を要求している。組合側の要求額は前年より2割以上少ないが、経営側は業績悪化を理由に満額支給しない方針だ。09年度は取締役に対する賞与も支給しないことを決めており、管理職に対する賞与の大幅カットは、「全社で痛みを共有する」(幹部)狙いがある。
 トヨタの管理職は約9000人。08年度の冬は管理職の賞与を1割カットしていた。

トヨタの2次下請け、初の経営破綻 受注急減 2009年3月5日 
朝日 http://www.asahi.com/business/update/0305/NGY200903050011.html
中日 http://www.chunichi.co.jp/article/economics/news/CK2009030502000261.html
 トヨタ自動車の2次下請け内装品メーカー、日本高周波(愛知県豊田市)が事業を停止し、近く名古屋地裁岡崎支部に自己破産を申し立てる方針であることが5日わかった。帝国データバンク名古屋支店によると、負債額は約26億円。米国発の金融危機が深刻化した昨年秋以降、トヨタの2次下請けメーカーが経営破綻するのは初めて。
 同支店によると、日本高周波は50年の創業で、従業員は約90人。トヨタの高級車ブランドレクサスなどの、ドアの内側や座席頭部の内装品をつくっていた。トヨタ自動車の増産に伴い、04年度に37億円だった売上高は、07年度には113億円と3倍に拡大。07年には新車種向けの工場を豊田市内に新設したという。
 だが、世界的な不況で08年秋以降、受注が大幅に減り、資金繰りが悪化。製品の9割近くを買い取っているトヨタグループの主要部品メーカー、トヨタ紡織が設備を買い取るなどして再建を支援していたが、事業停止を余儀なくされた。



 う~ん。終戦直後以来の巨額の赤字を計上したといっても、さすがはトヨタ自動車。この不況下でも平均7100円の定期昇給(ベースアップ=ベア)を行なうなんて、なんて羨ましい…(溜息
 トヨタと言えば、労組幹部が昨年要求の1500円を上回る4000円の賃金改善を要求するなど、どうも世間の感覚とのずれを感じていたのですが、さすがにこちらは問題外としてでも、並の企業ならば、営業赤字を4500億円を出せば定昇(ベア)も含めて賃上げそのものをストップして賞与も若手社員のレベルまで大幅削減する方が普通。このあたりは、やはり超大企業なんでしょうね…(溜息

 ちなみに、トヨタといえば、2時下請けとはいえ、内装品メーカーの日本高周波(東京本社の日本高周波鋼業や浜松本社の日本高周波技研工業とは全くの別会社)がグループ企業としては初の経営破綻。
 まあ、トヨタグループと言ってもデンソーのような基幹技術をもったグループにとって必要不可欠なメーカーというわけではなく、一内装品メーカーに過ぎませんし、これまでもトヨタ紡績主導で再建支援してきたものの、再建できなかったことから、こちらの法的整理は時間の問題だったのかな…とも思わなくもありませんが、この発表から日を置かずに、トヨタ本社は従来通り定期昇給を行なうと発表したことは、グループ会社に少なからず動揺と心理的反発を招くことになったのではないでしょうか…。

 これまでトヨタが過去最高の利益を上げ続けてきたのも、元はといえばグループ企業が頑張ってきたからこそできたことでしょうし、本社の定昇分の財源を回したところでどうこうなるというものでもないとは思いますが、もう少しグループ企業に対する配慮というものがあっても良かったと思うんですけどね…。

「職質なく捕まらない」とタクシー移動、中国人窃盗団逮捕

2009-03-14 21:18:30 | Weblog
「職質なく捕まらない」とタクシー移動、中国人窃盗団逮捕 2009年3月14日 読売夕刊
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090314-OYT1T00584.htm
 タクシーで移動しながら空き巣を繰り返した二つの中国人窃盗グループを、警視庁が相次いで逮捕していたことがわかった。
 同庁幹部によると、両グループの犯行は首都圏で計約400件、2億円に上るとみられ、逮捕された男らは、「タクシーだと職務質問を受けず、警察に捕まらない」と供述しているという。中国人窃盗グループが、日本人運転手を雇って中古車を使うこれまでの移動手段から、新たな手段に変え始めたとみられ、同庁は警戒を強めている。
 同庁幹部によると、今年2月、さいたま市内の民家に空き巣に入り、現金約250万円などを盗んだ窃盗容疑で逮捕された林杰被告(24)(窃盗罪などで起訴済み)ら4人は、犯行の拠点としていたJRの市川駅(千葉県市川市)付近からこの民家に着くまでの間、金町駅(東京都葛飾区)と大宮駅(さいたま市)でタクシーを2度乗り換えていた。内偵中の捜査員は、4人が外出の際に所持していなかったバッグなどを持ち、深夜にタクシーで戻ってくる姿を度々確認していた。
 林被告は逮捕後、「警察に告げ口する日本人運転手を雇うより、職務質問も受けないタクシーの方が安全」と話し、途中で乗り換えた点については、「運転手に覚えられないようにするため」と供述したという。
 同庁は、林被告らがタクシーを使って首都圏で計約100件(被害総額約5000万円)の盗みを繰り返していたとみて裏付けを進めている。
 また、東京都町田市の民家から現金28万円などを盗んだとして昨年11月に逮捕された別の中国人の男4人も、横浜市旭区の自宅近くから町田駅までタクシーを使っていた。男らは計325件(同約1億5000万円)の盗みを認めたが、どの現場にも流しのタクシーを拾って移動しており、メンバーの1人は「仲間が中古車を使って捕まったので、タクシー移動に切り替えた」と供述しているという。
 同庁関係者によると、中国人窃盗グループはこれまでの犯行では、安く手に入れた中古車を地理に詳しい日本人運転手に運転させて移動していたため、同庁は中古車販売店と連携していた。
 林被告らの逮捕は、かつて加わっていた窃盗グループが雇った日本人運転手が別の窃盗事件で逮捕され、「林という泥棒を自宅に送った」と供述したのがきっかけだったという。
 同庁は、他のグループも、捜査の裏をかくため、移動手段をタクシーに変更している可能性もあるとみて、タクシー業界との具体的な協力方法を模索している。



 はぁ…(惑 大物詐欺師から見れば、庶民からお金を騙し取ることそのものが一種のお仕事という感覚なのでしょうし、窃盗犯も窃盗で生計を立てている輩にとっては、車の移動にかかるガソリン代や運転手の人件費も確実に逃げ切るための一種の必要経費という感覚なのでしょうが、まさか泥棒に入るために、わざわざタクシーを使う輩が出てくるとは思いもしませんでしたねぇ…(吃驚
 捜査する側も、犯人グループが逃亡用の車を準備するところまでは想定済だと思いますが、まさか割高な移動手段となるタクシーを使って盗みに入るなど思いもしなかったでしょうし、今回はたまたま『かつて加わっていた窃盗グループが雇った日本人運転手が別の窃盗事件で逮捕され、「林という泥棒を自宅に送った」と供述した』ことがきっかけで、犯人の逮捕にも繋がったようですが、タクシー運転手の場合、他の業界と比べて比較的過去の経歴を不問とすることも少なくないために、中にはわけありの方や、目先のお金に困っている人もいるでしょうし、今後は『犯行グループが、一味の1人をあらかじめ運転手としてタクシー会社に送り込んで、一定期間勤務しはじめてから、犯行を行いはじめる』ようなパターンも想定しなければならないのかもしれませんね…。

 とはいえ、相手はタクシーだけに具体的にどう取り締まるとなると中々難しそう…。深夜の顧客の中には酔客も少なくないでしょうし、検問でタクシーにも止まってもらうのまでは良いとしても、果たして乗客の身元まで確認させて貰えるかどうか…(惑
 犯人グループも随分厄介な手口を生み出してくれたものです。

中川前財務相、バチカン騒動を否定 警報機報道「事実と違う」

2009-03-14 21:16:05 | Weblog
中川前財務相、バチカン騒動を否定 警報機報道「事実と違う」 2009年3月14日 
日経夕刊 http://www.nikkei.co.jp/news/main/20090314AT3S1400L14032009.html
朝日夕刊 http://www.asahi.com/politics/update/0314/TKY200903140053.html
 自民党の中川昭一前財務相は14日午前に放送されたCS番組で、ローマで開かれた7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議後に訪問したバチカン博物館で、柵を乗り越え警報機を鳴らしたなどとされる問題について「非常に事実と違う」と語り、事実関係を否定した。中川氏は「(博物館を)案内してもらい、つつがなく終わったと思っていたらあの報道。(バチカン側も)全く警報機も鳴っていないし、私に注意もしていないとお怒りになっている」と述べた。



 ん…??? 中川前財務相の一連の騒動と言えば、1ヶ月も前の話ですし、仮に博物館での醜態が事実と異なるのならば、なぜ当人はすぐに否定しなかったんでしょうね???
 まあ、G7終了直後に朦朧とした状態で記者会見を行なった映像が世界中に流されてしまったことから、『どうせ、否定しても信じて貰えないだろう…』とでも受け止めたのかもしれませんが、100歩譲って博物館での醜態が面白半分に捏造された偽情報だとしても、芸能人ならば名前を売るために、時にはスキャンダルも知名度を上げる目的で噂をあえて放置するという選択肢もあるかもしれませんが、中川氏は当時の財務大臣。
 いくら仕事が終わった後のプライベートな訪問であっても、単に『恥知らずな日本人観光客の1人がKY行為をした』では済まされず、『日本の財務大臣が恥ずかしい行為をした』と世界の人は受け止めたでしょうし、それを1ヶ月も経ってから否定するなんて、ホント何を考えているのやら…(呆れ
 中川氏にとっては、『一定期間だんまりを決めることで男を通した』つもりかもしれませんが、事実と異なるならば迅速に否定すればよかっただけのこと。見苦しいにも程がありますね…(溜息

欧州3市場は前半堅調も後半に失速 英+1.12%・独-0.07%・仏+0.42%

2009-03-14 07:44:19 | Weblog
ロンドン株13日 41.62ポイント高で終了 2009年3月14日 日経
http://www.nikkei.co.jp/news/market/20090313c9ASB7IIAA6130309.html
 13日のロンドン株式相場は続伸。FTSE百種総合株価指数は前日終値に比べ41.62ポイント高の3753.68で引けた。 指数への影響が大きい銀行株と鉱業株、石油株がそれぞれ全面高となり、指数をけん引した。
 米国市場で銀行株が上昇したことに連れて、FTSE百種でも銀行株に買いが集まった。HSBCホールディングス、スタンダード・チャータード銀行が5―6%超高で引けた。
 鉱業株は中国での需要期待を背景に金属価格が上昇したことを手掛かりに買われた。エクストラータが1割超高となった。
 ランド・セキュリティーズやブリティッシュ・ランドなどの不動産株も堅調だった。
 半面、英広告最大手のWPPグループ、たばこのブリティッシュ・アメリカン・タバコは下落。ともにモルガン・スタンレーが目標株価を引き下げたことが材料視された。
 航空のブリティッシュ・エアウェイズ(BA)は、ビジネス便の業績不振が深刻化していると発表したことが嫌気され、売られた。

ドイツ株13日 DAXは2ポイント安の3953 2009年3月14日 日経
http://www.nikkei.co.jp/news/market/20090313c9AS2R1300N130309.html
 13日のフランクフルト株式相場は小動き。ドイツ株式指数(DAX)の終値は、前日比2.62ポイント(0.07%)安の3953.60だった。
 BMWが3.5%下落。前日発表の2008年通期決算が大幅減益となったことが嫌気された。鉄鋼株はそろって軟調で、ティッセン・クルップが3.5%、ザルツギッターが2.3%それぞれ下げた。ドイツ銀行、アディダスもさえない。
 一方、ドイツ取引所は9.9%上昇。肥料大手のK+Sは、競合する米同業への買収提案を延期したとの一部報道が好感されて3.5%上げた。透析器大手のフレゼニウス・メディカル・ケアも高い。

独ヒポ・レアル、新たに最大100億ユーロの資本が必要 2009年03月14日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnJT841790120090313
 ドイツ不動産金融ヒポ・レアル・エステートが、新たに最大100億ユーロ(130億ドル)の資本を必要としている。同社の株式約25%を保有するプライベートエクイティのJCフラワーズが13日明らかにした。
 ドイツ政府は、ヒポに新たな資本を注入し国有化することを目指している。ヒポはすでに政府から1000億ユーロ(1287億ドル)超の債務保証を受けている。 
 一方、JCフラワーズが率いる投資家グループはこれに対し補償を求めている。
 JCフラワーズはこの日、ヒポ救済計画を提示。ヒポはバランスシート上に60─100億ユーロの損失があり、政府は同社の新規発行株式を取得し、これを支援することが可能と指摘した。
 投資家グループと政府は15日会合し、妥協案を検討する。ただ、政府に近い筋によると、結果が得られることは予想されていないという。




 欧州3市場は、午後途中まで堅調に推移するも、NY市場がもみ合いになったことが影響したのか終盤に下落。
 英FTSE100は、前日比41.62ポイント高い3753.68ポイントで終了(上昇率1.12%)。
 銀行株は、HSBCが6.67%高、スタンダードチャータードが5.48%高、ロイヤルバンク・オブ・スコットランドが3.32%高、バークレイズが3.06%高、ロイズTSBが2.41%高。
 保険株は、リーガル・アンド・ゼネラルが6.55%高、スタンダードライフが4.92%高、アヴィバが3.72%高だった半面、フレンズプロビデントが5.53%安、アドミラル・グループが3.16%安。
 他、ゼクストラタが10.34%高、ランド・セキュリティーズが8.65%高、ブリティッシュ・ランドが7.22%高、ウルズリーが6.52%高、3iグループが5.70%高、ICAPが5.45%高、カザキミスが4.78%高、ホームリテイルグループが4.56%高、トーマスクック・グループが4.55%高、リクサムが4.36%高、ロンドン証券取引所グループが4.31%高、インターコンチネンタルホテルズグループが4.26%高、 BGグループが4.13%高、リバティ・インターナショナルが3.96%高、テイト・アンド・ライルが3.86%高、キャイリン・エナジーが3.80%高、スロウオイルが3.61%高、ハンマーソンが3.59%高、シャイアが3.14%高、マン・グループが3.10%高、キャピタグループが3.00%高。
 一方、WPPグループが4.70%安、セージグループが2.26%安。

 独DAXは、前日比2.62ポイント安い3953.60ポイントで終了(下落率0.07%)。
 銀行株は、コメルツ銀行が0.94%高、ドイツ・ポストバンクが0.11%高だったものの、ドイツ銀行が2.26%安。
 他、ドイツ証券取引所が9.91%高、K+Sが3.46%高、フレゼニウス メディカル ケアが2.71%高、アリアンツが2.17%高。
 一方、BMWが3.53%安、ティッセン・クルップが3.48%安、ザルツギッターが2.30%安、アディダスが2.21%安。
 ヒポ・レアル・エステートは0.10ユーロ高い0.87ユーロと12.99%の上昇で終了しました。

 仏CAC40は、前日比11.38ポイント高い2705.63ポイントで終了(上昇率0.42%)
 金融株は、BNPパリバが2.99%高、クレディ・アグリコルが1.97%高、ソシエテ・ジェネラルが1.72%高だったものの、デクシアが連日の急騰の反動もあり14.29%安、アクサが2.39%安。
 他、アルカテル・ルーセントが14.51%高、フランステレコムが3.28%高だった半面、ラギャルデールが6.82%安、ラファージュが4.54%安、サンゴバンが3.00%安、プジョーが2.22%安。

 欧州ローカル市場は、スイスが1.74%高、アイルランドが1.23%高、スペインIBEX35が1.19%高、オランダが0.20%高となったものの、ベルギーは0.56%安でした。

NYダウは53ドル高→7223ドル、NY原油は46.25ドル、NY金は930.1ドルで終了

2009-03-14 07:41:18 | Weblog
米国株続伸、ダウ終値53ドル高の7223ドル 2009年3月14日 日経
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20090314AT3L1400114032009.html
 13日の米株式相場は4日続伸。ダウ工業株30種平均は速報ベースで前日比53ドル92セント高の7223ドル98セントで終えた。米銀大手の業績・財務に対する過度に悲観的な懸念が後退したことや米政府の株価対策期待などから上昇が続いた前日までの流れを引き継いだ。短期的な過熱感から利益確定売りに押される場面もあったが、大手銀行株の一角が引き続き買われたほか、製薬株などにも買いが入り、ダウ平均を押し上げた。
 ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は5.40ポイント高の1431.50で終えた。

NY原油、反落 4月物は46.25ドルで終了 2009年3月14日 日経
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20090314ATQ2INYPC14032009.html
 13日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場は反落。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で、期近の4月物は前日比0.78ドル安の1バレル46.25ドルで取引を終えた。石油輸出国機構(OPEC)の総会を控えて売りと買いが交錯したが、午後に売りがやや優勢となった。
 15日に開く総会でOPECは生産量据え置きを決め、過去に決めた減産の順守を優先させるとの見方が市場では多い。ただ、一部加盟国が減産を支持しており、総会で決定される内容への不透明感は強い。総会を巡る思惑が交錯し相場は方向感に乏しかったが、午後に売りが優勢となった。
 国際エネルギー機関(IEA)とOPECがそれぞれ今年の世界の石油需要見通しを下方修正した。ただ、世界的な景気悪化による需要減少は相場にかなり織り込まているとして、反応は目立たなかった。安値は45.77ドル、高値は48.14ドル。 ガソリンは続伸。ヒーティングオイルは反落。

NY金、3日続伸 4月物は930.1ドル 2009年3月14日 日経
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20090314ATQ7IAA0514032009.html
 13日のニューヨーク金先物相場は3営業日続伸。ニューヨーク商品取引所(COMEX)で取引の中心である4月物は前日比6.1ドル高の1トロイオンス930.1ドルで終えた。ドルが一時、軟調に推移したことを手掛かりに金買いが優勢となった。
 朝方に外国為替市場でドルが対ユーロで弱含んだ局面でドルと反対の値動きをしやすい金に買いが入り、一時941.1ドルまで上昇した。ただ、このところ米国株式相場が堅調に推移していることから、リスク回避の動きがやや後退するとの見方も出て、金相場は上値で売りに押され伸び悩んだ。この日の安値は919.6ドル。 銀は3営業日続伸、プラチナは反発。



 13日のNYダウは、中盤に前日終値(7170ドル06セント)を65ドル弱下回る場面(安値は7105ドル86セント)もあったものの、正午前から盛り返し、結局前日比53ドル92セント高い7223ドル98セントで終了(上昇率0.75%)しました。ナスダックは0.38%高、S&P500種は0.77%高で終了しています。
 銀行株は、シティグループが11セント高い1ドル78セントで終了し6.59%高、JPモルガンチェースも55セント高い23ドル75セントで終了し2.37%高だったものの、バンクオブアメリカは1.54%安、アメックスも0.46%安。
 他、今日はGMが高く一時2ドル87セントまで買われ、終値ベースでも前日比54セント高い2ドル72セントで終了し、上昇率も24.77%を記録(フォードは9セント高い2ドル19セントと4.29%高)し、メルクも12.65%高、ファイザーが3.71%高。
 一方、アルコアが4.18%安、ユナイテッド・テクノロジーズも2.94%安で終了しました。

 NY原油は、前日に4.70ドル高となった反動もあったのか、今日は0.78ドル安い1バレル46.25ドルで終了。
 NY金は、前日比6.1ドル高い1トロイオンス930.1ドルで終了しています。