ファイナンシャルプランナーのニュースチェック

日々のニュースをFPの視点からチェックしてコメントします

バカ売れ「500色の色えんぴつ」 

2009-07-07 20:44:22 | Weblog
バカ売れ「500色の色えんぴつ」 2009年7月5日 産経
http://sankei.jp.msn.com/life/trend/090704/trd0907042245014-n1.htm
 通販大手のフェリシモ(神戸市中央区)が6月から販売を始めた「500色の色えんぴつ」が、大人の女性を中心に人気を集めている。1セット3万6000円と、決して安い買い物ではないが、すでに4万件を超える注文が殺到。同社の担当者も「不況のなか、まさかここまで売れるとは」と、予想を上回る人気にうれしい悲鳴を上げている。
 「500色の色えんぴつ」は同社が平成4年に1万セット限定で生産した人気商品。完売後も再販売を求める声が多く、今年12月に社名変更20周年を迎えるのを機に復刻を決めた。
 日々の暮らしを楽しくする商品を提供したいとの思いから企画されたといい、1本1本に「朝食のスクランブルエッグ」「子兎の小さなお耳」などの名前が付けられている。
 注文は20代前半や40代の女性からが多く、購入のきっかけはインターネットが半数以上を占めている。同社広報の鈴木啓美さん(33)は「500色がずらりと並ぶ画像に目を奪われて、衝動的に購入を決めた人が多いのでは」と分析。ひと月に25本ずつ送られるため全色そろえるには20カ月かかるが、これもコレクター心をくすぐっているようだ。
 壁に飾るなどインテリアとして楽しむことができ、9月から専用の収納ラックの販売も始める。申し込み方法などに関する問い合わせは、フリーダイアル0120・055・820。


 う~ん。発想そのものはとても面白いのですが、気になるのは特定の色の補充ができるか…でしょうか。
 おそらくは皆様も、自分の子供時代あるいは自分の子供の持ち物である色鉛筆のセットを思い浮かべてもらえばわかると思うのですが、色鉛筆ともなると、どうしても使う色とそうでない色に差がついてしまうもの。
 会社としても、1本ずつの販売は予定しておらず、25本セット単位での販売は予定しているそうですが、色の指定ができるかどうかまでは、HP上では不明
(http://www.felissimo.info/contents/colors/howto/index.html)ですし、値段的にも子供に買い与えるような代物ではなく、大人の主に女性やデザイナーといったお仕事をされている方を想定顧客層にしているようですね…。
 ちなみに、この500本の色鉛筆にはそれぞれ名前がついていて、ピンク色一つとっても、『木苺のゼリー』『雪ん子のほっぺ』『お姫様とりんご』など、名前を聞いているだけでわくわくさせられてくるのですが、この商品のヒットは、『一通りのものが揃い不要なものは要らないよ』という時代に、ストーリー性を持たせることで購買意欲をそそるという上手い売り込み方をしているものだと感心させられました。おそらく、こういう発想はサラリーマン社会にどっぷり染まった現実主義かつ仕事第一のサラリーマンにはちょっと浮かばない気がしますね…(苦笑

Mスタンレーが保有するサッポロ株を売却の可能性 

2009-07-07 07:18:37 | Weblog
Mスタンレーが保有するサッポロ株を売却の可能性 2009年07月6日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnTK027808720090706
 サッポロホールディングスは6日、不動産事業で提携関係にあるモルガン・スタンレー証券が運用する不動産ファンドが、保有するサッポロHD株の全部または一部の売却を検討する可能性があると発表した。08年12月31日現在、同ファンドは700万株(議決権比率ベースで約1.8%)を保有している。
 サッポロとモルガンは、07年10月に不動産事業に関して資本・業務提携を結んだ。このうち、資本提携については、08年6月30日までにモルガンがサッポロHD株の約5%までの買い増しを視野に入れるとしていた。しかし、保有比率が1.8%にとどまっていたことから、サッポロがモルガンに問い合わせたところ、現在の経済環境が厳しいため、同ファンドが保有する株式の全部または一部の売却を検討する可能性があるとの回答があったという。
 ただ、恵比寿ガーデンプレイスの共同運営など提携関係に変更はない。サッポロ関係者は「資本提携解消ではない」としており、環境が好転すれば、モルガンが5%程度を保有する可能性もあるとしている。



 う~ん。よりによってスティール・パートナーズから買収攻勢を受けているサッポロ株をモルスタが売却ですか…(滝汗
 スティールパートナーズと言えば、日清食品など、圧力をかけるには手強いと思われる一部銘柄から撤収し始める一方で、サッポロ株については18.59%から19.28%まで買い増しています(http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnTK028897420090528 )し、20%を超えると買収防衛策が発動する可能性を想定して、あえて出資比率を抑えているものと思われますが、同じようなタイプの早期の資産売却を求める投資ファンドと手を組んでモルスタの1.8%の持ち株を買い取る可能性だってあるでしょうし、それだけにもし持株が売却されるとすれば、その持株がどこへ行くか非常に気になるところ。
 サッポロは東京に不動産部門を抱えているだけに、その不動産を換金する目的で、ちょっかいをしかけてくる自称投資家さんも少なくないでしょうし、厄介なところに株が売却されなければ…と思います。