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23日の日経平均 50円80銭高い19434円64銭で終了

2017-08-23 16:15:19 | Weblog
東証大引け 小幅反発 米株高で買い戻し 米大統領発言は警戒 2017年8月23日 日経夕刊
 23日の東京株式市場で日経平均株価は小幅ながら6営業日ぶりに反発した。終値は前日比50円80銭(0.26%)高の1万9434円64銭だった。22日の米株高などを受け、売り持ち高を抱えていた投資家の買い戻しが幅広い銘柄に入った。正午ごろトランプ米大統領がメキシコ国境との壁建設に前向きな発言をしたと伝わり、午後は米政権運営の迷走を懸念した売りで伸び悩んだ。
 日経平均の上げ幅は朝方、177円まで広がったが、上値抵抗水準とみられている26週移動平均(1万9584円)水準で戻り待ちの売りが増えた。北朝鮮を巡る地政学上のリスクが上値を抑えた。対外強硬姿勢を示したトランプ氏の発言をきっかけに、鉄鋼輸入制限の連想で鉄鋼株が売られるなど、政治に神経質な展開だった。
 日経平均は前日までの5日間で369円下落していたが、反発力は鈍かった。
 JPX日経インデックス400は小幅続伸し、前日比30.32ポイント(0.21%)高の1万4185.62だった。東証株価指数(TOPIX)も小幅続伸し、3.93ポイント(0.25%)高の1600.05だった。
 東証1部の売買代金は概算で1兆9037億円と3日連続で活況の節目となる2兆円を下回った。3日連続は7月21~25日以来ほぼ1カ月ぶり。売買高は14億5352万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1044と全体の52%を占めた。値下がりは842、変わらずは137銘柄だった。
 ファストリやソフトバンクが上げた。東エレクは上昇した。キーエンスやソニーは買われた。銅先物価格の上昇で、住友鉱は連日で年初来高値を更新した。8月の既存店売上高が好調だったニトリHDは買われた。
 一方、大口の売りが出たとみられる三菱UFJは下げた。公募増資を発表したアインHDは大幅安。資生堂や安川電は下落した。NTTデータや電通は年初来安値を更新した。新日鉄住金は反落した。大阪府吹田市などで停電が発生し、関西電が下落した。
 東証2部株価指数は続伸した。半導体メモリー事業売却を巡り米ウエスタンデジタルと協議すると伝わった東芝が上げた。リミックスは高い。一方、シャープやラクトJが下げた。

新興株23日 ジャスダックとマザーズ続伸、午後は上げ幅縮小 2017年8月23日 日経夕刊
 23日の新興企業向け株式市場で、日経ジャスダック平均株価は続伸した。終値は前日比10円19銭(0.30%)高い3353円08銭だった。22日の米国株の上昇で投資家心理が改善し、時価総額の大きいマクドナルドなどが買われた。ただ、午後はトランプ米大統領がメキシコとの国境の壁建設に意欲的な発言をしたと伝わり、米政権の先行きを懸念する売りが出て上げ幅を縮小した。
 ジャスダック市場の売買代金は概算で884億円、売買高は1億2660万株だった。Mipoxや田中化研、UTが上昇した。半面、前引け時点で上昇していたアエリアが下げに転じたほか、直近は買いが集まっていたNF回路や小田原エンジも売られた。
 東証マザーズ指数は続伸した。終値は前日比5.74ポイント(0.53%)高い1084.94だった。時価総額の大きいミクシィが指数を下支えしたほか、インフォテリや中村超硬も上昇した。一方、そーせいなどバイオ銘柄の下げが目立った。Ubicomやサイステップも売られた。


トランプ氏、国境の壁「絶対に必要」 抗議デモも 初の西部訪問 2017年8月23日 日経夕刊
http://www.nikkei.com/article/DGXLAS0040004_T20C17A8000000/
 トランプ米大統領は22日、メキシコと国境を接する西部アリゾナ州のフェニックスで開かれた支持者集会で演説し、国境での壁建設は「絶対に必要だ」と改めて持論を訴えた。1月の大統領就任以来、初の米西部訪問。不法移民対策での成果をアピールし、国境の壁建設など「米国第一」主義に基づく公約を断行する姿勢を強調することで、支持層の引き締めを図る考えとみられる。
 南部バージニア州で起きた白人至上主義者と反対派の衝突事件以来、トランプ氏が選挙戦スタイルの集会に出席するのは初めて。事件を巡るトランプ氏の人種差別容認発言に非難が集中する中、トランプ氏は自らに批判的なニューヨーク・タイムズ紙やCNNテレビなどを次々に名指しして「非常に不誠実な人々だ」などと批判した。
 会場周辺では大勢の反トランプ派が集まり「人種差別に反対」「トランプ氏はやめろ」などと書かれた紙を掲げたり、シュプレヒコールを繰り返したりして抗議活動を実施。多くの警官が投入され、周囲は緊張した雰囲気に包まれた。
 フェニックスのスタントン市長は21日のワシントン・ポスト紙電子版への寄稿で「人種間の緊張にガソリンを注いで(あおって)いる」とトランプ氏を批判し、訪問に対する懸念を表明した。
 トランプ氏は集会に先立ち、アリゾナ州ユマの国境警備当局の施設を視察。米政府高官は、ユマでは国境沿いの壁建設が進んだことで不法越境が激減したと指摘し、「壁の意義を証明する格好の場所だ」としている。

金正恩氏、ミサイル弾頭の増産指示 研究所を視察 2017年8月23日 日経
http://www.nikkei.com/article/DGXLASGM23H0N_T20C17A8MM0000/
 北朝鮮の朝鮮中央通信は23日、金正恩(キム・ジョンウン)委員長が国防科学院化学材料研究所を視察したと報じた。日時は不明。正恩氏は研究所を刷新して生産能力を拡張し、弾道ミサイルに使う固体燃料エンジンや弾頭を増産するよう指示した。ミサイル開発を推進する姿勢を強調し、合同軍事演習を開始した米韓両国をけん制した。
 同研究所は、大陸間弾道ミサイル(ICBM)の弾頭とエンジン噴射口の耐熱性能強化に必要な炭素繊維複合材を研究、開発している。朝鮮中央通信によると、正恩氏は「科学研究と開発、生産が一体化された最先端拠点に改修しなければならない」と研究所の拡張を指示したという。
 一方で、「複数回のミサイル発射実験を通じて大気圏再突入能力を立証した」と技術力を評価。技術者の「研究環境と生活条件に深い関心を持たなければいけない」と述べて、ICBMの開発を奨励した。

大阪の停電続く…ATM使用できず、信号停止も 2017年08月23日 読売夕刊
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170823-OYT1T50057.html
 23日午前5時40分頃、大阪府吹田市と摂津市、大阪市東淀川区の一部で大規模な停電が起きた。
 関西電力によると、最大約3万4340軒に上り、午後1時10分現在も周辺約2420軒で停電。病院が診療を停止するなどの影響が出ている。吹田市高城町の地中送電線に不具合が起きたことが確認され、関電が停電との関連を調べている。
 吹田市消防本部によると、午前6時頃に同市高城町付近の住民から「爆発音が2度聞こえた」と警察に通報があり、出動した消防隊員らがマンホールの蓋が約10センチずれているのを発見した。
 関電によると、マンホールの下には約7万7000ボルトの高圧電流が流れる地中送電線が4本あり、断線や接触によりショートした可能性があるという。2016年9月に目視点検を行っていたが、異常はなかった。
 府警吹田署によると、午前11時現在、市内の国道などで少なくとも27か所の信号が停止。警察官約100人が交通整理をしている。
 吹田市役所でも全館が停電し、窓口業務の開始が約30分遅れた。断続的に停電が続いた大阪府済生会吹田病院では、外来患者の診察や手術を一時停止。一部の銀行では現金自動預け払い機(ATM)が使用できなくなった。マンション2か所でエレベーターが停止し、小学2年の女児ら2人が一時閉じこめられたという。
 阪急電鉄の京都線正雀―茨木市駅間では信号が7分間表示されなくなった。河原町発梅田行き普通電車が一時運転を見合わせ、乗客約200人に影響が出た。

地中送電線に穴と焦げ跡…爆発音と関連?関電が調査 停電は午後にほぼ復旧 2017年8月23日 産経夕刊
http://www.sankei.com/west/news/170823/wst1708230070-n1.html
 大阪府吹田市など同府北部で23日早朝に発生した大規模な停電で、関西電力は同日、地中送電線に穴が開き、焦げた跡があると明らかにした。関電は停電との関連を調べている。また関電は、同日午後に停電はほぼ復旧したと発表した。
 関電によると、吹田市の全域と摂津市、大阪市東淀川区の一部で一時、最大計約3万4千戸が停電。その後も復旧と停電を繰り返しており、午前11時15分現在で吹田市で約1万4120戸が停電していた。
 大阪府警吹田署や消防によると、停電が発生した時間帯に、吹田市高城町の路上で爆発音がしてマンホールのふたが外れたとの通報があった。この付近の地中を通る送電線が劣化して破裂した可能性があるといい、関電は詳しい原因を調べるとともに、復旧作業を急いでいる。


 23日の日経平均ですが、22日の米国株式市場は、先週後半の調整の反動に加え税制改正や債務上限の引き上げに対して楽観的な見方が広がったことから大きく上昇して終了(ダウ0.90%高、ナスダック1.36%高、S&P0.99%高)する中、前日終値(19383円84銭)よりも163円21銭高い19547円05銭でスタート&直後に19561円32銭まで上昇した後は9時40分頃に19485円近辺上げ幅を縮小してからは緩やかな利食い売り傾向で推移して11時過ぎに19468円14銭まで上げ幅を縮小して、前場は前日比89円33銭高い19473円17銭で終了。
 午後は開始ほどなく19408円47銭まで上げ幅を縮小してからは反発に転じて13時40分頃に19460円近辺まで上昇もその後は伸び悩み。終値ベースでは前日比50円80銭高い19434円64銭で終了しました。
 朝方は米株高に連動して上昇も、トランプ米大統領の国境の壁発言や相変わらずきな臭い北朝鮮情勢に足元をすくわれる形でじりじりと上げ幅を縮小してしまいましたね。

 東証1部の上昇組ではTAC(17.65%高)やジーンズメイト(16.75%高)など4銘柄で10%以上の上昇。メガネの愛眼が9.3%高、ニトリが5.05%高など。
 一方の下落組では、ペッパーフードが7.02%安、日本ペイントが5.95%安となった他、キムラタンがいつもの6円~8円の間を動く値動きで今日は1円安の6円。

 大阪府吹田市などで停電が発生した関連では、関西電力は0.39%安と株価的には様子見。こちらの騒動はほぼ復旧したようですが、手術を急遽キャンセルせざるを得なかった医療機関、停電の影響でアイスが溶けたコンビニなど被害はこれから逐次報告されてくるのだと思います。


22日の米国株式市場は買い戻し ダウ0.90%高、ナスダック1.36%高、S&P0.99%高

2017-08-23 07:20:37 | Weblog
米国株、ダウ続伸196ドル高 税制改革に期待、4カ月ぶりの上げ幅 2017年8月23日 日経
 22日の米株式市場でダウ工業株30種平均は続伸し、前日比196ドル14セント(0.9%)高の2万1899ドル89セントで終えた。上げ幅は4月25日以来ほぼ4カ月ぶりの大きさ。取引終盤にかけて上げ幅を広げ、一時は200ドル超上げた。前日まで下げが続いたハイテク株などに値ごろ感に着目した買いが入った。税制改革への期待が再浮上したことも相場を押し上げた。
 アップルが高い。米長期金利の上昇を受けて利ざやが拡大するとの期待からゴールドマン・サックスなど金融株が買われたほか、防衛需要が意識されて航空機のボーイングも上昇しダウ平均の上昇をけん引した。
 市場では「今週は米政治への不安を強める新たな報道がなく、目先の相場安定への期待が高まった」(ボストン・プライベート・ウェルスのチーフ・マーケット・ストラテジスト、ロバート・パブリック氏)との声があった。相場が落ち着くとの観測から、幅広い銘柄に買いを入れる動きが優勢だったという。
 米政治専門サイトのポリティコが関係者の話として、トランプ米政権と米議会が、法人減税を含む税制改革のとりまとめで前進していると伝えた。政策期待がやや持ち直したことも投資家心理を強気に傾けた。
 ダウ平均はトランプ米大統領の政権運営に対する不安から、前週後半に約350ドル下げていた。24~26日に米ワイオミング州ジャクソンホールで開かれる経済シンポジウムを前に、売りに傾いた持ち高を中立方向に戻す目的の買いが入りやすかった面もある。
 ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は4営業日ぶりに反発し、前日比84.351ポイント(1.4%)高い6297.478で終えた。グーグルの持ち株会社アルファベットやアマゾン・ドット・コムなど主力株や、半導体関連銘柄が軒並み上げた。
 業種別S&P500種株価指数は全11業種のうち10業種が上昇した。「IT(情報技術)」「ヘルスケア」「金融」などの上昇が目立った。一方、「不動産」は下げた。
 百貨店のメーシーズが大幅高。前日夕に経営陣の刷新を含むリストラ策を発表し、好感された。写真・動画共有アプリのスナップが急伸した。調査会社が若年層のフェイスブックの利用が減り、スナップチャットの利用が増えるとの見通しを示し、買い材料視された。最高経営責任者(CEO)の退任が伝わった石油のシェブロンも小高い。
 化粧品大手コティが急落した。朝方発表した2017年4~6月期決算で最終赤字が前年同期から拡大した。1株あたりの損益も市場予想に届かず、売りが出た。高級住宅建築のトール・ブラザーズや医療機器のメドトロニックが安い。四半期決算で売上高がそれぞれ市場予想を下回った。アナリストが弱気の見方を示した外食のチポトレ・メキシカン・グリルも下げた。
 ダウ銘柄では飲料のコカ・コーラとインテル、プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)が下げた。

NY商品、原油が反発 リビア供給減の観測で 金は反落 2017年8月23日 日経
 22日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場は小反発した。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で、期近の9月物は前日比0.27ドル高の1バレル47.64ドルで取引を終えた。方向感に乏しかったが、リビアの原油供給が細るとの観測を背景に原油の買いが優勢となった。
 リビア最大の油田が操業を停止したと米東部時間22日朝に伝わった。増産傾向だったリビアの供給伸び悩みで、原油の需給の緩みが解消に向かうとの思惑を誘った。米エネルギー情報局(EIA)が23日に発表する週間の石油在庫統計で原油在庫が前週比で減るとの見方も相場を支えた。
 ただ、相場の上値は重かった。夏場のドライブシーズンが終わりに近づき、ガソリン需要が減ると見込まれている。原油を精製して作られるガソリン需要減が原油の需給の緩みにつながるとの見方が根強く、相場の重荷となったという。
 ガソリンとヒーティングオイルも反発した。
 金先物相場は反落した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)で取引の中心である12月物は前日比5.7ドル安の1トロイオンス1291.0ドルで終えた。外国為替市場でドルが対ユーロなどで上げ、ドルの代替投資先とされ逆の値動きをしやすい金には売りが優勢となった。
 ただ、週後半に予定されるイエレン米連邦準備理事会(FRB)議長やドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁の講演を控えて様子見ムードも強く、相場の下値は堅かった。
 銀は反落し、プラチナは5営業日ぶりに反落した。


 22日の米国株式市場は、先週後半の調整の反動に加え税制改正や債務上限の引き上げに対して楽観的な見方が広がったことから大きく上昇して終了。
 NYダウは、前日比196ドル14セント高い21899ドル89セントで終了(0.90%高)。
 ナスダックは、前日比84.35ポイント高い6297.48ポイントで終了(1.36%高)。
 S&P500種は、前日比24.14ポイント高い2452.51ポイントで終了(0.99%高)しました。
 バノン首席戦略官の解任で政権運営がしやすくなることへの期待がある(穏健派のティラーソン国務長官やコーンNEC委員長がバノン氏と激しく対立していました)ようですが、北朝鮮情勢がひとまずトーンダウン?して先週の調整の反動から値頃感からの買い戻しが入った面の方が大きいと思います。

 キャタピラ―が1.95%高、シスコが1.92%高、ボーイングが1.73%高、アップルが1.63%高、デュポンが1.44%高、マイクロソフトが1.4%高、ゴールドマンが1.26%高、JPモルガンが1.03%高など。
 一方、インテルは0.77%安。

 NY原油は、前日比0.27ドル高い1バレル47.64ドルで終了。
 NY金は、前日比5.7ドル安い1トロイオンス1291.0ドルで終了しています。