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【熊本】中村氏が再選 八代市長選

2017-08-28 08:19:47 | Weblog
【熊本】中村氏が再選 八代市長選 2017年08月28日 西日本
https://www.nishinippon.co.jp/flash/f_kyushu/article/353982/
 熊本県八代市長選は27日、投開票され、無所属現職の中村博生氏(58)が、無所属新人で元市議の幸村香代子氏(55)を破り、再選を果たした。
 自民県議出身の中村氏は、自民の国会議員や県議、同日選の市議選の自公候補と連携した組織戦を徹底し、一騎打ちを制した。非自民系の元市長らが推した幸村氏は「市民ファースト」を掲げ、草の根選挙で無党派層への支持拡大を図ったが及ばなかった。
 投票率は63・27%で過去最低だった。当日有権者数は10万7240人(市選管調べ)。

★熊本県八代市 市長選挙結果
当 中村博生氏  43501票
  幸村香代子氏 23483票

 熊本県八代市は、県南部の2005年8月に旧八代市と鏡町・千丁町・泉村・坂本村・東陽村が合併して発足した人口12.6万人程の市で、市長選は2013年9月から1期4年現職を務めて再選を目指す59歳の中村博生氏に、元市議で連合熊本が推薦する55歳の幸村香代子氏が挑みましたが、
 「八代の発展を加速するには国、県、周辺市町村などとの連携が課題。それは私にしかできない。任せて」と声を張り上げた中村博生氏が43501票を獲得して
 「県や国とのつながりを重要視する時代は終わった。市民の声に耳を傾け、真剣に向き合っていく。八代市政を市民の手に取り戻す戦いだ」と決意を表明して23483票を獲得した幸村香代子氏に2万票あまりの差をつけて危なげなく再選を決めています。

愛媛 宇和島市長に岡原氏が初当選

2017-08-28 08:17:18 | Weblog
愛媛 宇和島市長に岡原氏が初当選 2017年8月28日 愛媛
https://www.ehime-np.co.jp/article/news201708274453
 任期満了に伴う愛媛県宇和島市長選挙は27日、投開票された。前市議会議員で新人の岡原文彰氏(47)=無所属、同市丸之内1丁目=が2万8402票を獲得、前市議で新人の兵頭司博氏(56)=同、同市津島町岩松=を1万1060票差で破り、初当選を果たした。投票率は70.03%で、前回2013年を1.66ポイント上回った。

★愛媛県宇和島市 市長選挙結果
当 岡原文彰 28402票
  兵頭司博 17342票

 愛媛県宇和島市は、県南部の2005年8月に旧宇和島市と吉田町・三間町・津島町が合併して発足した人口7.4万人程の市で、2001年2月の旧市時代から市長を務めていた石橋寛久氏が引退表明したことから、元市議で56歳の兵頭司博氏と元市議で47歳の岡原文彰氏の2新人による争いとなりましたが、
 市議活動の中で感じたことは、少ない価値観のなかで物事が決められているということ。これではだめだ。このまちは宇和島市民のもので、主役は皆さんだ。これをしっかり取り戻していきたいという気持ちひとつで、市長選に挑戦すると語っていた岡原文彰氏が28402票を獲得して
 障がいを持つ子どものため何かしたいと町議になり(市議と合わせ)21年間続けてきた。皆さんが幸せになるため、宇和島を笑顔あふれるまちにしたい。 福祉ばかりを掲げ「甘い」と言われるかもしれないが、第1次産業も教育も環境も、(政治は)福祉なくして語れない。会話を重ね、責任を持ってスピーディーな決断のできる市政をつくると語り17342票を獲得した兵頭司博氏に11000票以上の差をつけて新人同士の争いを制しました。

愛知 高浜市長に吉岡氏3選

2017-08-28 08:15:00 | Weblog
愛知 高浜市長に吉岡氏3選 2017年8月28日 中日
http://www.chunichi.co.jp/article/front/list/CK2017082802000039.html
 愛知県高浜市長選は二十七日、投開票され、無所属現職の吉岡初浩氏(61)が、無所属新人で元市議長谷川広昌氏(42)を破り、三選を果たした。投票率は51・09%と過去最低で、衆院選と同日選となった二〇〇九年より21・84ポイント下回った。
 吉岡氏は、公共施設の統廃合計画に道筋を付けるなど二期八年の実績を強調。政財界や地域団体などの支援を受け、選挙戦を優位に進めた。長谷川氏は、市政運営が強引だと批判したが、支持は広がらなかった。

★愛知県高浜市 市長選挙結果
当 吉岡初浩  9846票 
  長谷川広昌 8202票

 愛知県高浜市は県中部の人口4.7万人程の市で、市長選は2009年9月から2期8年現職を務めて3期目を目指す61歳の吉岡初浩氏に、元市議で42歳の長谷川広昌氏が挑みましたが、
 「行政サービスの継続のため、事業仕分けや公共施設の総合管理計画を作った。人口を減らさずに雇用を生むまちのため、企業誘致も行っている」などと実績を強調すると共に、「これからも皆さんとのつながりを大事にして、将来の高浜市のため、元気な高齢者や子供たちのためにまちづくりを行っていく。そういう思いをしっかりと訴えていきたい」と述べた吉岡初浩氏が9846票を獲得して
 「市長報酬を半減し、説明責任や情報開示を徹底して、しがらみのない市政を実現したい」と呼びかけて8202票を獲得した長谷川広昌氏を退けて3選を決めています。

群馬 渋川市長に元副知事の高木氏当選 現職破る

2017-08-28 08:13:40 | Weblog
群馬 渋川市長に元副知事の高木氏当選 現職破る 2017年8月28日 上毛
 任期満了に伴う群馬県の渋川市長選は27日投開票され、無所属で元副知事の新人、高木勉氏(65)=横堀=が1万8172票を獲得し、ともに無所属で、自民、公明両党が推薦した現職、阿久津貞司氏(72)=北牧=と元市議の新人、猪熊篤史氏(47)=北橘町真壁=の2人を破って初当選を果たした。高木氏は次点の阿久津氏と4563票差。投票率は2013年市長選を0.61ポイント下回る52.37%にとどまり、過去最低を更新した。
★群馬県渋川市 市長選挙結果
当 18172票 高木勉 65 無新(1)
  13609票 阿久津貞司 72 無現(2)
   3165票 猪熊篤史 47 無新 

 群馬県渋川市は、県中央部の2006年2月に旧渋川市と伊香保町・小野上村・子持村・赤城村・北橘村が合併して発足した人口7.8万人程の市で、市長選は2009年9月から2期8年現職を務めて3期目を目指す72歳の阿久津貞司氏に、元市議で4年前に続く市長選の挑戦となる47歳の猪熊篤史氏、元副知事で8年前の市長選にも出馬した65歳の高木勉氏の2新人が挑みましたが、
 「人口減少の危機突破のために働く場所の確保をしたい。渋川を中核的な都市に再生させたい」などと語った高木勉氏が18172票を獲得して
 「渋川市で子供を産みたい、育てたい、教育を受けさせたい、と思われる町作りをしていきたい」と訴え13609票を獲得した現職の阿久津貞司氏 を破り初当選を決めました。 
 「市の借金を減らし、財政健全化を図り、魅力的で個性的な渋川市政を実現したい」と訴えた猪熊篤史氏は3165票を獲得。
 前回4年前の市長選挑戦者と8年前の市長選挑戦者が票を食い合い現職が有利になるかな…とも思っていたのですが、終わってみれば高木氏が過半の票を獲得。
 現職を破り新市長に就任する高木勉氏の行政手腕に注目が集まりそうです。

茨城県知事選に大井川氏 橋本氏の7選阻む

2017-08-28 08:02:37 | Weblog
知事に大井川氏 刷新訴え初当選、橋本氏の7選阻む 2017年8月28日 茨城
http://ibarakinews.jp/news/newsdetail.php?f_jun=15038318846602
 任期満了に伴う知事選は27日、投票が行われ、即日開票の結果、無所属新人で元会社役員の大井川和彦氏(53)=自民、公明推薦=が、ともに無所属で現職の橋本昌氏(71)と、新人で音大非常勤講師の鶴田真子美氏(52)=共産推薦=を破り、初当選を果たした。7期目を目指す橋本氏の多選を批判し、自民、公明両党の国政選挙並みの支援を受けて選挙戦を繰り広げた大井川氏への支持が2候補を上回った。投票率は43・48%で、前回(31・74%)を11・74ポイント上回った。
 知事選で新人候補が現職を破るのは58年ぶり。大井川氏は、自民党県連の推薦を受けて3月に立候補を正式表明し、7月中旬には公明党の推薦を受けた。公約に「新しい茨城」を掲げ、人口減少社会に対応する新たな産業の集積づくりのほか、多選禁止条例の制定、18歳までの一部医療費の無料化、つくばエクスプレス(TX)の県内区間の延伸検討などを主張した。
 経産官僚とIT企業で役員を務めた経験を強調し、民間の経営感覚を生かした県政を進めるとし、「このまま漫然と24年の繰り返しを続けるのは許せない」と、県政の刷新を訴えた。
 大井川氏は自公連立の枠組みで、自民県議などの支援を受けながら選挙戦を進めた。期間中、自民の岸田文雄政調会長、野田聖子総務相、小泉進次郎筆頭副幹事長、石破茂元防衛相のほか、公明の山口那津男代表と石井啓一国交相など、両党の幹部や閣僚級が次々に応援に駆け付け、政権与党挙げての総力戦を繰り広げた。
 一方で、橋本氏が日本原子力発電(原電)東海第2原発(東海村)の再稼働問題に関して「(無条件で)容認しない」と告示日の10日に表明して争点化を促したのに対し、大井川氏は一貫して「県民の意見を十分に反映する形で慎重に判断する」と訴え、幅広い層の取り込みを図った。
 橋本氏は8割近くの市町村長をはじめ、市町村議員有志、県建設業協会、県農政連、連合茨城、県医師連盟などの支援を背景に、6期24年の実績を強調して選挙戦を進めた。
 後半は連日、大物弁士と一緒に街頭活動を進める大井川氏陣営に対し「県政への介入だ」などと批判。「県民党」を掲げて国対地方の対決構図を打ち出し「茨城のことは茨城が決める」と訴えて支持を求めたが、及ばなかった。
 鶴田氏は東海第2原発の再稼働反対と廃炉、20年の運転延長阻止を掲げ、県民本位の県政を訴えたが、届かなかった。

茨城知事に自公推薦の大井川氏 現職の7選阻む 2017年8月28日 日経
https://www.nikkei.com/article/DGXLASDE22H01_X20C17A8000000/?dg=1&nf=1
 任期満了に伴う茨城県知事選は27日投開票され、自民、公明両党が推薦する無所属新人で元IT(情報技術)企業役員の大井川和彦氏(53)が、現職の橋本昌氏(71)ら無所属の2人を破って初当選した。3日の内閣改造・自民党役員人事後初となった大型地方選で与党が勝利し、10月22日投開票の衆院青森4区、新潟5区、愛媛3区の3補欠選挙に向けて弾みが付いた。
 選挙戦は直前まで大井川、橋本両氏の接戦が続いていた。自民党は岸田文雄政調会長や野田聖子総務相ら幹部や閣僚が相次いで応援に入るなど総力戦を展開。公明党も保守分裂選挙では異例の大井川氏の推薦に踏み切り、公明党の山口那津男代表らが現地入りして支持を呼びかけた。
 初当選した大井川氏は6期24年知事を務めてきた橋本氏の多選を批判し、県政の刷新を主張。橋本氏は日本原子力発電東海第2原発(茨城県東海村)の再稼働は認めない考えを表明し、脱原発票の取り込みを狙ったが、及ばなかった。民進党は自主投票だった。
 総力戦で臨んだ知事選での勝利を受けて与党内には安堵が広がる。自民党は7月の東京都議選と仙台市長選で連敗して危機感を強めていたが、保守分裂の接戦を制し、局面転換に向けた足がかりを得ることができたとの声も出ている。
 続く10月の衆院3補選の結果は安倍晋三首相の衆院解散・総選挙の時期も含めた政権運営に直結する。一方、9月下旬からの臨時国会では民進党など野党は新任閣僚などに追及を強める構え。公明党の斉藤鉄夫選挙対策委員長は「勝ってかぶとの緒を締めなくてはいけない」とのコメントを発表した。

【茨城県知事選】多選に県民「NO」 逆風の自民「大きな勝利」 2017年8月28日 産経
 自民、公明が推薦した新人の大井川和彦氏(53)が、7選を目指した現職の橋本昌氏(71)を破った27日投開票の茨城県知事選。7月の東京都議選以降、根強い政権批判で逆風だった自民にとって「大きな勝利」(陣営関係者)となり、10月に控える「衆院トリプル補欠選挙」にも弾みに。一方の橋本氏陣営は「中央の政争に踏み込まれた」と反発を強めた。
 「7選阻止!」と大書されたのぼりがはためく事務所前で、大井川氏は「多くの自民党幹部に応援して頂き、とても力になった」と選挙戦を振り返った。
 8年前から対立を深めていた「自民と橋本の恩讐のかなた」(県政関係者)となった知事選。多選の是非が最大の争点だったが、自民陣営は逆風を感じていた。
 「政権が信頼を失っていると感じた」「やはり安倍晋三首相自身の問題が大きい」。県議ら陣営幹部はこう振り返る。学校法人「森友学園」への国有地売却や加計学園の問題をめぐって国会が紛糾するたび、自民のチラシを受け取る人が少なくなったという。
 大井川氏陣営によると、橋本氏は街頭で自民批判を展開するなどネガティブキャンペーンに打って出たため、自民県議らは逆に団結を深めたという。
 自民県連の田山東湖幹事長は「おかげで今までにない良い選挙ができた。自民を批判すれば勝てると思ったのだろうが、問われたのは自らの多選問題だ」と皮肉った。
 ただ、支持者は必ずしも自民支持ではない。同県笠間市の農業の男性(75)は「常識的に考えれば橋本氏は世代交代すべき。人気のない自民党推薦でなければむしろ圧勝していたのでは」。土浦市の行政書士、雨貝洋子さん(68)は「権力は長続きさせてはいけない」と強調した。
■「内閣改造意義示せた」 白鳥浩法政大大学院教授(現代政治分析)の話
 「与党候補が勝ったことで内閣改造の一定の意義を示せた。現職が反原発などを主張し、政策がぶれたことに助けられた面もあっただろう。しかし、これで加計学園問題など政権の問題のみそぎが済んだということではなく、有権者の厳しい目は続く」

■「何に勝ったか不明瞭」 松本正生埼玉大教授(政治意識論)の話
 「多選批判と世代交代が重なり、与党候補に有利に働いた。安倍政権の支持率下げ止まり傾向が反映され、10月の衆院補欠選挙を前にメンツを保った形だ。ただ、民進党や野党共闘の候補を破ったわけではなく、何に勝ったのかは不明瞭だ」

★茨城県知事選挙結果
当 49万7361票  大井川和彦
   42万7743票  橋本昌
   12万2013票  鶴田真子美


 茨城県知事選は7選を目指す現職で71歳の橋本昌氏に、自民・公明が支援する53歳の大井川和彦氏、共産が推薦する52歳の鶴田真美子氏の2新人が挑みましたが、
 県政刷新を訴えた大井川和彦氏が49万7361票を獲得して
 東海第2原発について「原発自体は否定しないが、30キロ圏に96万人いるところで、相当古い東海第2の再稼働は不可能だ」と「再稼働を認めない」と主張して42万7743票を獲得した現職の橋本昌氏
 日本原子力発電東海第二原発の再稼働反対などを訴えて12万2013票を獲得した鶴田真美子氏
 を破り初当選を決めました。
 6期24年の長期政権の弊害が指摘され、県市長会と県町村会が現職橋本氏の推薦を決めたのに対して、一部市町の首長が大井川氏支持を訴える保守分裂選挙となり、原発問題や現職の就任期間の長さの問題も関心を寄せるなかどちらが勝つかなと思いましたが、結果は大井川和彦氏の勝利。
 大井川氏は2003年まで経済産業省に勤め、03年よりマイクロソフトアジア執行役常務。2010年シスコシステムズ合同会社専務執行役員。2016年にドワンゴの取締役に就任するなど輝かしい経歴の持ち主のようですが、まずは最初の1期4年でどのような実績を打ち出してくれるのか。
 四半世紀近く同じ方が県知事を務めていたことから、県民の側にも倦怠感があったのかもしれませんが、新知事に就任する大井川氏の手腕が注目されることになるのではないかと思います。