ファイナンシャルプランナーのニュースチェック

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給付金ハガキ 中身丸見えで配達 岡山で苦情80件

2009-04-27 12:23:06 | Weblog
給付金ハガキ 中身丸見えで配達 岡山で苦情80件 2009年4月27日 朝日
http://www.asahi.com/national/update/0427/OSK200904270004.html
 岡山市が市民に発送した定額給付金の「給付決定通知書」のはがきの一部が、内部が見える状態で郵送されていたことがわかった。紙を張り合わせる圧着はがきを使用し、内部には受給者の氏名や振込先の口座番号などが印刷されていた。これまでに少なくとも約80件の苦情が寄せられているという。
 同市では給付金の申請手続きが完了した世帯を対象に今月20日ごろから給付決定通知書の送付を始め、24日には郵便局へ約5800通の配達を依頼した。通知書には定額給付金の受給者氏名と金額、振り込み予定日のほか、金融機関名と口座番号の一部が印刷されている。
 同市によると、25日午後から26日にかけて、「中身が見える状態で配達された」などの苦情や問い合わせが市や郵便局に相次いだ。中には、はがれた部分を郵便局側がセロハンテープで留めて届けたケースもあったという。
 内部の個人情報が見えないように接着する作業は同市職員が担当しており、市では機械で圧力をかける作業が不十分だったとみている。約5800通のうち未配達だった約3600通を急きょ回収したが、約2200通が未回収という。市は「個人情報が含まれる文書なのに慎重さが足りなかった。大変申し訳ない」と話し、苦情があった人には謝罪している。



 で、その定額給付金ですが、給付決定通知書の受給者氏名や支給金額、金融機関及び口座番号が丸見えの状態で配達されるトラブルが一部で発生しているようです。
 原因は「機械で圧力をかける作業が不十分」という実に単純な理由だったようですが、現にストーカーや泥棒が集合ポストから個人情報を盗み出すような時代で、名前はともかく口座番号まで丸見えというのはあまりにも問題があるように思います(住民の側が国保等の還付金を受け取るケースで、口座番号を記入した上で役所に送り返すような場合でも、専用シールを上から貼り付けるのが当たり前な時代ではないでしょうか)し、このようなミスは二度と勘弁してもらいたいところ。
 こういったケースの場合は、苦情があった人にだけ謝罪するのではなく、多少コスト高になっても対象市民全員に謝罪文を送るなり、市民広報等できっちり謝罪すべきではないでしょうか…。。
 個人情報を一番握っているお役所がこのようないい加減な個人情報管理を行なっているようでは、市民は安心できませんね…(溜息

DV夫への給付差し止め求め、新たに3人申し立て 横浜地裁

2009-04-27 11:52:11 | Weblog
DV夫への給付差し止め求め、新たに3人申し立て 横浜地裁 2009年4月27日 産経
http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/090427/trl0904271031000-n1.htm
 DV(ドメスティックバイオレンス)被害者の女性が、夫に世帯全員分の定額給付金を支給するのは不当として給付差し止めを求めている問題で、新たに3人の女性が27日、給付差し止めを求める仮処分申請を横浜地裁に申し立てた。
 弁護団によると、今回申し立てをしたのは神奈川県内に住民票や住所をおく女性3人。うち2人は子供1人分と合わせた3万2000円、残る女性は子供2人分と合わせた5万2000円分の給付差し止めを求めた。いずれの女性も夫から殴られたり、首を絞められるなどの激しい暴力を受けたとして別居している。
 定額給付金は今年2月1日時点の住民基本台帳を基に世帯主に世帯全員分を支給する。このため、居場所を知られることを恐れ、住民票を異動せずに別の場所で暮らすDV被害者は受け取ることができない。



 横浜市と川崎市の女性2人が、『(定額)給付金を受け取れないのは不当』として、両市に対して世帯主の夫への家族全員分の給付を差し止める仮処分申請を申し立てた というニュースを、つい先日のブログでも取り上げたばかりなのですが、新たに横浜地裁に3名のDV被害者がDV加害者である夫への定額給付金の差し止めを申し立てたようですね。
 まあ、自治体が住民基本台帳に基づく機械的な処理をしたがるのは、二重支給防止や事務作業の煩雑さもさながら、それ以上にDV夫との支給金額をめぐるトラブルに巻き込まれることを恐れているのだと思いますが、一体何のために定額給付金を支給するのか(定額給付金の当初の目的は生活支援だったはずです!!!)を考えれば、DV被害者の言い分は至極当然で、加えて『DV被害者は何も好き好んで住民票を移さないで逃げ回っているわけではない』という事情を斟酌すべきかと思います。
 もし(DV被害者やその子供を)本人確認を徹底させたいならば、DV被害者支援施設など県内で何箇所かを事前に指定した上で、DV被害者及びその子供が仮登録するような運用をしてもいい(二重支給防止のためのチェックは全国レベルで生年月日と氏名等をデーターベース化すれば、十分可能と思われます)わけですし、(私個人としては、定額給付金よりも食料品にかかる消費税を1年間凍結するなど、もっと簡便な減税手法の方が良かったのではないかと今でも思っているのですが)支給するならするで、もう少し生活弱者に配慮した支給方法にすべきだったのではないかと思います。

名古屋市長に河村氏 細川氏に23万票差で圧勝

2009-04-27 11:43:49 | Weblog
名古屋市長に河村氏 細川氏に23万票差で圧勝 2009年4月27日 中日
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2009042690212927.html
 名古屋市長選は26日に投票、即日開票され、無所属新人の前衆院議員、河村たかし氏(60)=民主推薦=が、自民、公明支持で元中京大教授の細川昌彦氏(54)、共産推薦で愛知県商工団体連合会長の太田義郎氏(65)ら3氏を大差で破り、初当選した。主要政党の相乗りが崩れ、国政の2大政党が激突した選挙戦は、「市民税10%減税」など大胆な変革案を掲げた河村氏が独走。28年ぶりの「脱相乗り」体制での市長の座に就く。
 河村氏の得票数は51万4514票で、1977年に本山政雄氏が得た46万余票を超えて過去最高。得票率は58・56%となった。
 投票率は50・54%と、77年以来、32年ぶりに50%を超えた。過去2番目に低かった前回の27・5%を23・04ポイント上回った。
 当選した河村氏は「役人出身の市長が続いた市政を変えてくれという市民の期待を感じた。市民税減税を実現させ、政治を庶民に取り戻す」と語った。
 選挙戦は、松原武久市長が細川氏支持を鮮明にし、神田真秋愛知県知事も支援。現市政のあり方を継承するのか、抜本的に変えるのかが争点になった。
 河村氏は高い知名度で序盤から優位に立ち、「減税」や「市職員と市長の給与カット」などの具体的な改革案を分かりやすく訴えて支持を広げた。細川氏は河村氏の公約を「非現実的」と反論、経済活性化策を訴えたが、浸透しなかった。太田氏も福祉施策の充実を訴えたが、現市政への批判票の多くが河村氏に流れた。
 河村氏は27日に当選証書を受け取り、28日に初登庁する。市議会では河村氏を支える民主系が少数与党のため、議案が否決されるなど、波乱の展開も予想される。
 市長選は総選挙の前哨戦ともなり、政権奪取を狙う民主党は小沢一郎代表ら幹部が相次ぎ名古屋入り。西松建設の違法献金事件以降、千葉、秋田両知事選の連敗による党勢のかげりに一定の歯止めをかける形となった。

◆副市長に民間人
 初当選した河村たかし氏は26日、本紙の取材に応じ、副市長に民間の経済人を登用するとともに、専門家らによる市長直属の諮問会議を設置する考えを明らかにした。
 副市長は「市民に『いらっしゃいませ』と言える人を選びたい」とし、民間企業での経験があり、市民サービス精神を備えた人物を選ぶ方針を示した。
 諮問会議は「市長の戦略チーム」と位置づけ、市組織の外部に置く。マニフェスト作成にかかわった税制や地方自治などの専門家集団がメンバーで、中心的役割を果たしてきた後房雄・名古屋大教授(政治学)を事務局長に据える。小泉純一郎首相時代に活用された政府の「経済財政諮問会議」をモデルとしており、小泉元首相と同様、トップ主導の政策を進める狙いがある。
◆名古屋市長選開票結果
当 514514 河村たかし 無新
  282990 細川昌彦  無新
   73640 太田義郎  無新
    7335 黒田克明  無新

公約実現へ波高し 名古屋市長に当選した河村氏 2009年4月27日 中日
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2009042690230256.html
 名古屋市長に初当選した河村たかしさんが「全国初」として掲げた最大の公約は、「市民税の10%減税」と「地域委員会の創設」だ。6月の市議会にも関連議案を提案したい考えだが、議会や市役所内で、こうした政策への反発も強く、船出早々に荒波に直面することになる。
 個人・法人市民税(2009年度見込み2355億円)の10%を減税する構想では、1人あたり年間1万5千円、法人は1社10万円程度、負担が軽くなる計算。消費の喚起に加え、「役所のうみをあぶり出す」狙いもある。ただ、もともと非課税の低所得者層に恩恵がなく、国や県の補助金を削られる可能性がある-と批判された。
 「地域委員会」は小中学校単位に、選挙で選ばれた数人に年数億円の予算や権限を委ねる。福祉や防犯、街づくりなどの使い道を決めるが、不正や不公平をどう防ぐか。市議会の存在意義も問われ、反発は根強い。
 市議会(定数75)の勢力は、推薦を受けた民主系が計28人と最大。だが、対立候補を立てた自民、公明、共産を合わせれば45人と過半数を上回る。民主系は少数与党となる上、民主内部でも離反の動きが出ている。
 「わしの政治の理想を貫くだけ。この1年が勝負」と河村さん。ただ、提案が否決を繰り返されれば公約実現は遠く、求心力が揺らぎかねない。




 で、その名古屋市長選ですが、名古屋市と言えば、人口225万人を抱える中部地方最大の政令指定都市で、与野党の代理戦争としても、この名古屋市長選は県知事選並みに随分注目されていたのですが、こちらは現職の松原武久氏が出馬を見送ったため、自民・公明が推す細川昌彦氏、民主が推す河村たかし氏、共産が推す太田義郎氏、登録制アルバイトの黒田克明氏による4新人の争いとなったのですが、確かに知名度の高い河村氏がやや有利なのかな…とは思っていましたが、予想以上の大差がつきましたね…(吃驚
 名古屋市長選挙は、もし河村氏が敗れれば小沢民主党首が代表辞任に追い込まれかねないという切羽詰った状態で行なわれたのですが、『市民税の10%減税』などを訴えた民主党系候補の河村たけし氏が514514票と過半数を超える(得票率58.56%)支持票を獲得し、『名古屋城本丸御殿の復元など市の4大プロジェクトの凍結、中止』などを訴えた自民・公明が推す細川昌彦氏(282990票)や、『環境関連の公共投資前倒しによる景気対策』などを訴えた共産が推す太田義郎氏(73640票)、黒田克明氏(7335票)を破り初当選しました。
 共同通信によれば、細川氏は公明党の支持層こそ81.3%を取り込んだものの、自民支持層では55.9%しか取り込めず、その一方で河村氏が自民支持層の41.4%の票を獲得したのに加えて、民主支持層は85.9%が河村氏を支持(細川氏支持は10.3%)したのは妥当としても、支持政党なしの方も63.0%が河村氏を支持(細川氏支持は24.5%)。
 世代別でも30歳以上の各年代で河村氏が60%前後の支持率を得て、20代でも河村氏支持が49.4%。やはり『市民税の10%減税』という実にわかりやすい公約が自民支持者や無党派層の心を掴んだのでしょうか…。
 とはいえ、名古屋市議会の勢力は民主党27人+民主党クラブ1に対して、自民23+公明14(他共産が8、市民ネットと社民が各1)。「地域委員会の創設」はともかく、「市民税の10%減税」は実際に税収が減るだけに、与党としてもそう簡単に飲める案でもないでしょうし、自民と公民を合わせれば過半数を占める議会で、どう政策を着実に実現していくのかは中々困難なものがあるでしょうし、それだけに河村新市長がどのような舵取りをしていくのかが、非常に注目されているように思います。

対決型で民主3勝1敗 ミニ統一選の一般市

2009-04-27 11:35:54 | Weblog
対決型で民主3勝1敗 ミニ統一選の一般市 2009年4月27日 共同通信
http://www.47news.jp/CN/200904/CN2009042601000652.html
 自民、民主両党の対決型となった26日の真岡(栃木)、四万十(高知)両市長選は、真岡で自民県議らが推す新人が、四万十では民主、共産、社民各党が推薦する新人がそれぞれ当選した。いずれも任期満了に伴う選挙。
 この結果、首長選や議員選が相次いだ4月の「ミニ統一地方選」で「自・民対決型」の一般市長選は、ともに民主側が勝利した5日の小平(東京)、12日の由利本荘(秋田)と合わせて民主側の3勝1敗になった。
 12日の秋田県知事選では自民系候補が民主系候補に勝利したが、26日に行われた政令市の名古屋市長選で民主推薦の河村たかし氏が当選。民主は3月の千葉県知事選から続いた大型選挙での連敗を食い止めた。各地の地域事情が勝敗を左右した面が強いが、衆院選に向け各党の戦略に影響を与える可能性もある。
 このほか26日は任期満了などにより、8県8市で市長選が投開票された。足利(栃木)では、自民党を離党した渡辺喜美元行政改革担当相の支援を受けた新人が、自民、公明両党推薦の新人を破って初当選した。
 真岡は、地元の佐藤勉国家公安委員長(自民)が初当選した前副市長を、山岡賢次民主党国対委員長が党推薦候補をそれぞれ支援していた。

「ミニ統一地方選」合併市の現職、敗北相次ぐ 2009年4月27日 
読売 http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20090426-OYT1T00755.htm
朝日 http://www.asahi.com/politics/update/0427/TKY200904260158.html
 26日は、名古屋市はじめ11市で市長選の投開票が行われ、4月に地方選挙が集中する「ミニ統一地方選」が幕を閉じた。
 4月は秋田県知事選のほか、5県庁所在地(青森、秋田、富山、名古屋、松江)を含む80市で市長選が予定され、無投票を除く57市で選挙戦が行われた。
 市長選で目立ったのは、相次ぐ現職の敗北だ。現職が立候補して選挙戦になった39市中、17市で現職が敗れた。26日も新潟県十日町市、高知県四万十市の2市で現職が敗れた。12日は茨城県坂東市や島根県出雲市など9市で、19日にも宮城県石巻市、静岡県掛川市など6市で現職が敗れた。
 17市はいずれも05年に合併を経た新市だった。合併後の課題とされた郡部の振興が進まず、地域間でわだかまりが生じたケースも多く、合併後の市政運営の難しさをうかがわせた。
 次期衆院選を占う自民、民主の2大政党対決も注目を集めた。4月の市長選で、自民、民主両党が異なる候補を推薦した「与野党対決型」は東京都小平市長選と高知県四万十市長選の二つ。小平市長選は、民主、共産、社民各党が推薦の現職が自民推薦の新人を破り、四万十市長選では、民主、共産、社民各党推薦の新人が自民、公明両党推薦の現職を破った。
 推薦が双方に出ているわけではないが、実質的な支援を含めた与野党対決型の市長選は四つ。名古屋市長選など二つを民主が制し、栃木県真岡市長選など2市で自民が勝利した。さらに、26日の栃木県足利市長選では、渡辺喜美元行革相が支援した新人が自公両党が推薦した新人を破った。
 4月に選挙が集中したのは、2005年春、財政面の優遇措置を与えた旧合併特例法の期限切れを前に、「駆け込み」での市町村合併が相次いだため。合併後の新自治体で誕生した首長や議員が任期満了を迎えた。

有権者への直接説明ないと「小沢続投」難しい…鳩山幹事長 2009年4月27日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20090426-OYT1T00563.htm
 民主党の鳩山幹事長は26日、松山市で記者会見し、小沢代表の資金管理団体を巡る政治資金規正法違反事件について「衆院選が近いので、小沢氏には地域で車座集会などをこなしてほしい。一切やらなければ、代表として選挙を戦えないことになる。代表として先頭を切って戦ってもらわなければいけない」と述べ、小沢氏が有権者に直接説明しなければ代表続投は難しいとの考えを示した。
 小沢氏は20日から地方行脚を再開したが、事件についての説明が不十分だとの批判が出ていることが念頭にあるとみられる。




 財政面の優遇措置を与えた旧合併特例法の期限切れの関係で、2005年の3~4月に合併が相次いだ影響もあり、先々週12日と先週の19日は自治体首長選挙のピークだったのですが、前日の26日も名古屋市など各地で選挙が行なわれましたので、何日かに分けてその結果を当ブログでもお送りしたいと思います。
 で、今回の与野党対決は、栃木県真岡市では、新人同士の対決で与党系候補が野党系候補を大差で破り初当選したものの、四万十市では、野党系候補が与党系の現職に敗れて1勝1敗。
 ちなみに、5日の小平市長選(http://blog.goo.ne.jp/ibarakiisuzu/e/a3bb46fafd13b096c4395859bc2ef2c4)は、もともと保守色が強く、前回選挙で長年の保守市政を前回はじめて野党系の小林氏がひっくり返した地域で、今回は現職の小林正則氏が38776票を獲得し、与党推薦の坂井康宣氏(16584票)に2倍以上の大差をつけて勝利。12日の由利本荘市長選(http://blog.goo.ne.jp/ibarakiisuzu/e/9b4c76a301226e83d41c8401a7147e50)では、元県議会議員で前回選挙では705票の僅差で現職に敗れた長谷部氏が28146票を獲得し、新人で元市総務部長の渡部聖一氏(23777票)を破った選挙だったのですが、四万十市の市長選は、4年前の選挙でもライバル候補と134票差の大接戦でしたから、こちらは野党が勝利したというよりは、現職批判票をうまく野党系新人候補が取り込んだといったところでしょうか…。
 名古屋市長選も河村氏が予想外の大差で勝利しましたし、これで小沢民主代表への辞任要求は若干は弱まると思いますが、半年以内に行なわれることが確実な衆議院選挙への影響は、どのような形で出てくるのでしょうか…。
 自民党からすれば、名古屋でも勝利して、一気に解散というシナリオが閉ざされてしまいましたし、かといって同盟関係にある公明党との対立を避けるために東京都議選とは日程があまり近くならないタイミングで解散なり任期満了の選挙を行なわなければならないだけに、政局はますます混迷しそうな気がしますね。

(19日の選挙)うるま市長に島袋氏 市政継承 合併を評価

2009-04-26 14:05:47 | Weblog
うるま市長に島袋氏 市政継承 合併を評価 2009年4月20日
沖縄タイムズ http://www.okinawatimes.co.jp/news/2009-04-20-M_1-001-1_001.html?PSID=bb6eee082802d3394b2a2bb9d4bac3f5
琉球新報 http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-143426-storytopic-3.html
 任期満了に伴う、うるま市長選は19日投開票され、新人で前市議会議長の島袋俊夫氏(56)=無所属、自民推薦=が2万5260票を獲得、元県土木建築部長の首里勇治氏(61)=無所属=に4148票差をつけて初当選した。元与那城町長の具志堅順助氏(67)=無所属=は及ばなかった。当日有権者数8万6893人、投票者数5万4350人、投票率は62・55%。同日行われた市議補選では欠員4人の当選が決まった。
 2005年4月の2市2町による市町村合併後、うるま市としては初の投票による市長選となり、合併効果や経済、雇用対策が争点となった。残る6年間の合併特例期間の行政手腕や、市内4地区の地域間格差解消の方法なども問われた。
 島袋氏は、現市政の継承を前面に出して選挙活動を展開。新市建設計画の進展状況など合併効果を評価した。経済政策では同市州崎地区への企業誘致をはじめ、雇用促進などを訴えた。出馬表明が2月と出遅れたものの、自民党の推薦や仲井真弘多知事の応援を取り付け、選挙戦終盤で巻き返した。
 首里氏は現市政の刷新を掲げ、合併効果の検証を呼び掛けるとともに、県での行政経験をもとに県や国とのパイプを強調。市議会野党をはじめ一部与党を取り込んだが及ばなかった。
 具志堅氏は市町村合併に携わった当時の与那城町長としての経歴を打ち出し、行財政改革や観光産業の振興を訴えたが、票を伸ばせなかった。
▽うるま市長選結果
当25260 島袋俊夫 元市議会議長
 21112 首里勇治 前県職員
  6790 具志堅順助 旧与那城町長
   352 金城順正 自営業


 沖縄県うるま市は、2005年4月に具志川市・石川市・勝連町・与那城町の二市二町が合併して発足した 県中部に位置する人口11.4万人の市ですが、市長選は、4年前に初代市長に無投票当選した旧具志川市長だった知念恒男氏が出馬を見送ったため、4人が立候補する激戦となったのですが、元市議会議長としての知名度に加え、高い失業率や低い市民所得など市の厳しい経済状況に対する数値目標を示すと共に、「現市政の継承・発展を掲げ、若者の雇用確保、市民協働のまちづくり」を公約として訴えた島袋俊夫氏が25260票を獲得し、「現市政の刷新を掲げ、合併効果の検証」を呼び掛けるとともに、県での行政経験をもとに県や国とのパイプを強調し、市議会野党をはじめ一部与党も取り込んだ前県職員の首里勇治氏(21112票)、「当時の与那城町長としての経歴を打ち出し、行財政改革や観光産業の振興を訴えた」具志堅順助氏(6790票)、自営業で352票を獲得した金城順正氏を破り、初当選を決めました。
 合併してまだ4年。しかも合併市町に2つの市が混じっていることもあり、地域への予算配分一つとっても中々議会をまとめるのは大変かと思いますが、新市長はどのような市政運営を行なってくれるのでしょうか。新市長の行政手腕に注目ですね。

(19日の選挙)さつま町は現職敗退、南大隅町は森田氏が初当選、錦江町は現職がわずか5票差で再選!

2009-04-26 14:03:34 | Weblog
(鹿児島県)さつま町長選 新人・日高氏が当選 2009年04月20日 南日本
http://www.373news.com/modules/pickup/index.php?storyid=16456
 任期満了に伴うさつま町長選挙は19日投票が行われ、即日開票の結果、新人で元町議の日高政勝氏(64)=無所属=が、現職の井上章三氏(62)=同=を破り、初当選を果たした。
鹿児島県さつま町 町長選挙結果 
当 8898票 日高政勝 無新 元町議
  8325票 井上章三 無現

錦江町長選 現職・野元氏が再選 2009年04月20日 南日本
http://www.373news.com/modules/pickup/index.php?storyid=16460
 任期満了に伴う錦江町長選挙は19日投票が行われ、即日開票の結果、現職の野元良一氏(60)=無所属=が、新人で元町議の楠元忠洋氏(61)=同=を破り、再選を果たした。
鹿児島県錦江町 町長選挙結果
当 3548票 野元良一 無現
  3543票 楠元 忠洋 無新 運送業代表取締役、元町議

(鹿児島県)南大隅町長選 森田氏が初当選 2009年04月20日 南日本
http://www.373news.com/modules/pickup/index.php?storyid=16457
 任期満了に伴う南大隅町長選挙は19日投票が行われ、即日開票の結果、新人で元根占町商工会長の森田俊彦氏(50)=無所属=が、新人で元町議の枝迫勝太郎氏(69)=同=を破り、初当選を果たした。
鹿児島県南大隈町 町長選挙結果
当 4478票 森田俊彦 無新 会社社長
  2536票 枝迫勝太郎 無新 農業


 鹿児島県さつま町は、鹿児島県北部に位置する 2005年3月に宮之城町・鶴田町・薩摩町が合併して発足した人口2.5万人弱の町ですが、町長選は、「町長には強いリーダーシップが必要」と行財政改革による人件費の見直しや農林業の振興などを唱えた元町議の日高政勝氏が8898票を獲得し、4年前の初代さつま町長選で旧町長出身同士の争いを制して1期4年勤め、町政の継続を訴えた井上章三氏(8325票)を上回り初当選しました。

 次に、鹿児島県錦江町は、大隅半島の西部にある 2005年3月に大根占町と田代町が合併して発足した人口9000人の町ですが、町長選は前回は無投票当選した野元良一氏に元町議の楠元忠洋氏が挑む形となったのですが、投票結果は3548票対3543票とこちらも福岡県東峰村の3票差に負けない大激戦となり、かろうじて現職が再選。野元氏は次の4年で何を残すかが強く求められることになるでしょうね…。

 そして、鹿児島県南大隅町は、大隅半島の南部にある、2005年3月に根占町と佐多町が合併して発足した人口9000人の町ですが、町長選は4年前の南大隅町誕生時の初代町長選挙で無投票当選した税所(さいしょ)篤朗氏が出馬を見送ったため、元根占町商工会長の森田俊彦と元町議の枝迫勝太郎氏の2新人の争いとなったのですが、こちらは森田俊彦が圧勝する形で初当選しています。

 ちなみに、平成の大合併では、現在錦江町となっている大根占町と田代町 及び 現在大隈町となっている根占町と佐多町の4町が一緒になるという話もあったのですが、大根占町が反発して交渉も決裂してしまったそうですが、4町が一緒になって人口1万8000人の町を作るのではなく、あえて2町ずつ人口規模もどちらも9000人程度の町として生き残ることを選んだだけに、お互いライバル心も強いですし、それだけに、町長として当選した2人には別の意味でのプレッシャーも中々強いのではないかと思います。

(19日の選挙) 長崎県西海市長に田中氏 88票差、現職山下氏破る

2009-04-26 14:02:02 | Weblog
長崎県西海市長に田中氏 88票差、現職山下氏破る
http://www.nagasaki-np.co.jp/kiji/20090420/01.shtml
 任期満了に伴う西海市長選と市議選(定数二〇)は十九日、投開票され、市長選では元市議で新人の田中隆一氏(62)が、再選を目指した現職の山下純一郎氏(69)=いずれも無所属=を破り、初当選した。市議選でも、二十人の当選が決まった。
 市長選は、二〇〇五年四月の合併以降に噴出した旧町問題や少子高齢化と人口減少への対応策、雇用対策、農商工連携による経済活性化などについて、活発な論戦が展開された。
 当選した田中氏は、知名度不足も懸念されたが、市内各地でミニ集会を重ねながら組織に頼らない草の根選挙を展開。旧町問題に対する市の対応への批判や、“市民力”による閉塞(へいそく)感の打破を訴え、多くの市民の支持を得て、山下氏の票を切り崩した。
 山下氏は、自民県連や公明県本部、市内企業、農協、漁協など幅広い団体の推薦を受け、組織戦を展開。しかし、旧町問題への対応や停滞する市政をめぐり市民の厳しい批判を浴び、田中氏の猛追を受けて敗れた。
 現職十七人、新人十一人の計二十八人が立候補した市議選は、前回より定数が六人減となり、激しい票の争奪戦を展開した。旧町別の当選者は▽西彼六人(立候補者八)▽西海七人(同九)▽大島二人(同三)▽崎戸一人(同四)▽大瀬戸四人(同四)となった。
 当日有権者数は二万六千四百四十二人(男一万二千四百四十九、女一万三千九百九十三)。投票率は市長選、市議選とも85・56%(男84・56、女86・45)で、市長選は前回を3・99ポイント下回った=市選管調べ=。
○夢持てる市に/田中隆一氏の話
 市民の皆さんの勝利。市民と約束したローカルマニフェストを守るのが第一。若い人が流出しないよう住環境を整え雇用の場を確保する。夢と希望の持てる明るい市をつくる。
長崎県西海市 市長選選挙結果
当 11186票 田中隆一  無新 元西海市議
  11098票 山下純一郎 無現 西海市長


 長崎県西海市は、長崎県の半島北部に位置する2005年4月に、西彼町・大瀬戸町・西海町・大島町・崎戸町の計5町が合併して誕生した人口3.2万人の市ですが、市長選は、4年前の市長選で新人同士の争いを制して初代市長になった現職の山下純一郎氏に元西海市議で新人の田中隆一氏が挑む形になったのですが、組織に頼らない選挙を行い知名度不足も心配された新人の田中氏が『旧町問題に対する市の対応への批判や、“市民力”による閉塞(へいそく)感の打破』を訴え11186票を獲得し、自民県連や公明県本部など厚い支持基盤に囲まれていたはずの現職山下純一郎氏(11098票)をわずか88票差で破り見事初当選を決めました。
 この西海市も複数の町村が合併してできた市の例外に違わず、人口の減少が止まらないという悩みを抱えていますが、だからこそ隣接する長崎市や佐世保市に若い方の雇用が流れることなく、地元での雇用の確保は重要な問題。期待の新市長はどのような市政運営を行なってくれるのでしょうか…。

(19日の選挙)福岡 筑前町長選は田頭氏が初当選、東峰村長選はわずか3票差で現職が薄氷の勝利

2009-04-26 13:54:34 | Weblog
3票差は「村政批判」 福岡県東峰村長選 高倉氏再選 「住民の声耳傾ける」 2009年4月20日 西日本
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/90454
 薄氷の勝利だった。19日投開票された東峰村長選。現職の高倉秀信氏(59)が再選を果たしたが、その差はわずか3票。同日夜、同村福井の選挙事務所近くの公民館に集まった支援者の前で、高倉氏は「村政への批判だと思う。住民の声にしっかり耳を傾けたい」と神妙な表情で語った。
 旧宝珠山村と旧小石原村の合併直後の村長選(2005年4月)では、無投票当選した高倉氏。「小さな村同士の合併だったが、融和と協調で光り輝く村を目指してきた」と語るが、告示直前に「村政の転換」を掲げて立候補を表明した元村議会議長の室井勉氏(69)との選挙戦は、村を真っ二つに割る激戦になった。
 3票差について、室井氏は東峰村宝珠山の自宅で、無念さをにじませながら「村政への閉塞(へいそく)感があった証拠だ。行政サービスの低下などで村民一人一人が安心して暮らせる村になっていないことの表れ」と話した。
 高倉氏は「庁舎の一本化問題や医療政策、少子高齢化が止まらないことに、住民の不満があったのかもしれない」と厳しい戦いを分析。「初心に立ち返り、住民目線に立った施策に取り組みたい」と述べた。
■東峰村長選得票 (開票終了)
 当  925 高倉 秀信 無現
    922 室井  勉 無新

田頭氏が初当選 筑前町長選 2009年4月20日
西日本 http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/90433
毎日 http://mainichi.jp/area/fukuoka/news/20090420ddlk40010206000c.html
 任期満了に伴う福岡県筑前町長選は19日投開票され、無所属新人で元町企画政策課長の田頭喜久己氏(58)が、無所属新人で元町議会議長の竹永忠夫氏(61)を破り、初当選した。
 同町は2005年3月、旧夜須、旧三輪の両町合併で発足。田頭氏は職員時代の実績を強調し、地盤の夜須地区のほか、三輪地区にも浸透した。
 投票率は66.59%。当日有権者数は2万3218人(町選管調べ)。
■筑前町長選
当 田頭喜久己 無新     9885 町企画政策課長
  竹永 忠夫 無新     5412 前町議会議長



 先週は自治体選挙のピークということで、当ブログでも何日かにわけて選挙結果をお送りしてきたのですが、今日も4県の結果をお送りしたいと思います。

 福岡県東峰村(とうほうむら)は、福岡県の中南部に位置する2005年3月に小石原村と宝珠山村が合併して発足した人口2500人程の合併した村としては異例のミニ自治体ですが、村長選は4年前の選挙で無投票当選した高倉秀信氏(当時は宝珠山村長)に新人の室井勉氏が挑む形となったのですが、その村長選はなんとなんと現職の高倉秀信氏がたった3票差で新人を退けるという薄氷の勝利!!!
 どちらの候補に投票した人も、今年4月19日の投票日程、自分の投じた1票の重さというものを痛いほど噛み締めたのではないでしょうか。それにしても、前回無投票当選していながら、今回は3票差まで追い込まれるということは、村内にも現職村長への不満がかなり高まっていたことを意味するのでしょうし、再選を決めたとはいえ、高倉氏は非常に苦しい立場に…。それだけに、次の4年間で何を残すかが厳しく問われることになりそうです。

 一方、福岡県筑前町は、2005年3月に旧三輪町と旧夜須町が合併して発足した、県中部の人口3万人程の町ですが、町長選は前回それぞれの町長同士で新町長の座を争い初代筑前町長に初当選した旧三輪町長の手柴豊次氏が出馬を見送ったため、町長選は、 元町企画政策課長の田頭喜久己氏と元町議会議長の竹永忠夫氏による2新人の争いとなったのですが、『はみどりの町、安心・安全の町づくりの推進』などを公約にしていた田頭喜久己氏が職員時代の実績も評価されたのか9885票を獲得し、同じく新人の竹永忠夫氏(5412票)に大差をつけて初当選を決めています。

観光バス横転し8人軽傷 立山黒部アルペンルート

2009-04-26 13:51:36 | Weblog
観光バス横転し8人軽傷 立山黒部アルペンルート 2009年04月25日 北日本
http://www.kitanippon.co.jp/contents/kyodonews/20090425/437843.html
 25日午前11時半ごろ、富山県立山町の立山黒部アルペンルートの立山有料道路で観光バスが道路脇の雪面に横転した。バスには観光客48人が乗っていたが、ガラスが割れた窓から雪の上に投げ出されるなどした8人が打撲などの軽傷を負った。
 上市署によると、現場は標高約1700メートルの「七曲がり」と呼ばれる急なカーブが続く場所。バスは同2、450メートルの室堂から同977メートルの美女平に向けて下山中で、右カーブを曲がった直後に道路左側に脱輪し、路肩にずり落ちて横転した。
 負傷した8人は広島市からツアーで訪れた無職男性(82)のほか、川崎市や奈良県大和高田市などの男女。同署は運転手から事情を聴くなどして事故原因を調べている。
 同アルペンルートは17日に全線開通したばかりで、「雪の大谷」という高さ約15メートルの雪の壁などで人気がある。バスの運行会社の立山黒部貫光(富山市)は「けがをされたお客様におわびするとともに、再発防止に全力を注ぎたい」などとしている。


 立山黒部アルペンルートと言えば、高さ数メートルにも及ぶ雪の壁でも有名な観光地ですが、ゴールデンウィーク初日の25日に、観光バスが脱輪し横転。あやうく大惨事となりかねない事故が発生してしまいました。
 ちなみに、冬の間は除雪のためガードレールが外されているそうで、そのため、本来ガードレールがある場所で止まれなかったと受け止めるべきなのか、それとも、雪が残っていたため、その雪がクッションの役割を果たして、バスが横転して窓から投げ出された被害者も軽傷で済んだと言えるのかは、実際のところ中々難しい判断かと思いますが、どちらしても、こんな山の中のしかも危険な場所での事故など本気で勘弁してもらいたいところ。
 もし、雪が溶けてガードレールを復活させる直前に事故が起きて、バスが谷底に落ちていたらと思うと、考えるだけでもぞっとします。

豚インフル感染の疑い1320人に メキシコ政府発表、死者81人

2009-04-26 13:46:25 | Weblog
豚インフル感染の疑い1320人に メキシコ政府発表、死者81人 2009年4月26日 日経
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20090426AT3K2600826042009.html
 メキシコ政府は25日夕(日本時間26日朝)、豚インフルエンザが原因と見られる死者が81人にのぼったと発表した。前日の発表では68人だった。感染が疑われるのは300人余り増えて1320人となった。死者のうち豚インフルエンザのウイルスが確認されたのは20人と前日から変わり無かった。
 一方、感染が広がっているメキシコ市と2つの州については学校の休校を5月6日まで継続することを決めた。政府はマスクの使用を呼びかけているほか、企業には従業員の休業に柔軟に対応するように求めている。

豚インフルエンザで緊急調査要請 WHO、全加盟国に  2009年4月26日 日経
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20090426AT3K2600426042009.html
 世界保健機関(WHO)は25日夜(日本時間26日朝)、豚インフルエンザの感染拡大を受けて開かれた緊急委員会の合意文書を発表した。文書は「最近の状況は公衆衛生の世界的危機」と明言。チャン事務局長は合意文書の中で全加盟国にインフルエンザに似た症例の緊急調査を実施するよう要請した。
 新型インフルエンザのパンデミック(世界的大流行)に備えて6段階に設定されている警戒水準(フェーズ)の引き上げは見送った。合意文書は「現在のフェーズ3の変更についてはさらに詳細な情報が必要」と説明した。

政府、豚インフルで官邸連絡室 麻生首相「水際対策の徹底を」   2009年4月26日 日経
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20090426AT3S2600626042009.html
 政府は26日午前、首相官邸で関係省庁の局長級会議を開き、メキシコなどで豚インフルエンザの感染が拡大したことへの対応を協議した。官邸内の情報連絡室は「官邸連絡室」に格上げした。27日には関係閣僚会議を開いて対応策を検討する。
 伊藤哲朗内閣危機管理監から報告を受けた麻生太郎首相は米国やメキシコなど関係各国との国際的な連携を強化するとともに、輸入豚の検疫強化など水際対策を徹底するよう指示。情報収集を急ぎ、国民に的確な情報提供をすることも併せて求めた。

豚インフル、「体調は」空港物々しく 2009年4月26日 日経
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20090426AT1G2502125042009.html
 メキシコと米国で人への感染が多数確認された豚インフルエンザへの対応が25日、日本国内でも始まった。空港には帰国者の体調を調べる機器が置かれたほか、チラシなどで注意を呼び掛けた。国や自治体は相次いで電話相談窓口を設置。ただ今のところ旅行者らの多くは冷静に行動している。
 外務省は同日、メキシコ渡航予定者に「事態が沈静化するまでの間、渡航の是非を検討してください」とホームページで呼び掛けた。厚生労働省が同日午後に設置した電話相談窓口には「メキシコに行くがどうしたらよいのか」「現地の状況が知りたい」などの問い合わせが相次いだ。

危険度「フェーズ4」引き上げなら「入国規制」 2009年4月26日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20090426-OYT1T00141.htm
 世界保健機関(WHO)は25日、新型インフルエンザ流行の危険度を引き上げるかどうかの検討に入った。
 危険度は6段階(フェーズ)で、現在は危険性が低い方から3番目の「フェーズ3」だ。人と人の間で感染したことを意味する「フェーズ4」以上に引き上げられた場合、政府は麻生首相を本部長とする対策本部を設置する。
 そして、航空便の到着空港を成田などに限定して検疫職員を重点配備する。発生国からの客船の入国も3港に絞り、発症が疑われる入国者は隔離する。航空会社に運航自粛を要請するほか、在外公館ではビザ発給の基準を厳格化し、入国を制限する。
 外務省によると、米国とメキシコにはそれぞれ約37万5000人、約5800人の邦人がいる。政府は邦人の早期帰国に向けた政府専用機の使用も検討する方針だ。




 1昨日の晩遅くに突然発覚した豚インフルエンザ感染問題ですが、政府も『もし国内で大量感染するならば、アジアで流行っていた鳥インフルエンザの亜種だ』と受け止めていただけに、まさかの豚インフルエンザ大量発生は完全に意表をつかれた形になりましたし、、対応に右往左往している状態となってしまっているようですね…(汗
 まあ、今のところは、アメリカやメキシコが流行の中心ということもあり、帰国者の体調チェックや、最悪患者が大量に発生している国からの豚の禁輸といった対策になるのだとは思いますが、こちらも体力の弱い子供や老人ではなく、若い方が患者の大半を占めているようで、決して侮れない感染?病だと思いますし、研究機関も対豚インフルエンザワクチンを早急に作り医療機関経由で国民に行き渡れるようにするのだとは思いますがメキシコでは既に患者が1000人を超え、死者も81人も出ているだけに、この急激な感染の広がりはやはり心配です。

母子の定額給付金、DV夫に支給しないで…初の仮処分申請 他関連ニュース2本

2009-04-26 13:41:11 | Weblog
母子の定額給付金、DV夫に支給しないで…初の仮処分申請 2009年4月22日
読売夕刊 http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090422-OYT1T00498.htm
朝日夕刊 http://www.asahi.com/national/update/0422/TKY200904220163.html
毎日夕刊 http://mainichi.jp/select/wadai/news/20090422k0000e040036000c.html
 夫の暴力(ドメスティック・バイオレンス=DV)から逃れるため別居している女性2人が22日、定額給付金を受け取れないのは不当だとして、住民票を残している横浜など神奈川県内の2市に対し、世帯主である夫に家族全員分を給付することを差し止める仮処分を、横浜地裁に申し立てた。 給付金を巡り法的手段に訴えるのは全国初。
 5月下旬の支給開始を予定している横浜市は仮処分申請について、「ノーコメント」としている。
 弁護団によると、ほかに女性4人が川崎市などに同様の仮処分申請を検討している。
 給付金は、住民登録に基づき世帯ごとに支給する。申し立てによると、2人の女性は、いずれも子ども2人と暮らしている。夫に居住地を知られたくないため住民票を異動できず、母子3人の給付金(計5万2000円)が夫に渡り、受け取れない恐れがあるとしている。
 弁護団によると、DV被害や離婚訴訟中などの女性約50人に仮処分申請するよう働きかけたが、大半が恐怖心や離婚訴訟への影響などから、泣き寝入りしているという。弁護団は「本当に弱い立場の人が給付金を受け取れない不合理な状態になっている」と話した。
 申し立て後の記者会見で、佐賀悦子弁護士は、国が給付の原則としている住民登録について、「二重給付を防ぐのが理由というが、自治体側の事務負担の軽減を図るというのが本当の目的だと思う」と話し、国や自治体側の都合で支給漏れが生じている点を指摘した。
 弁護団によると、申し立てた女性の1人は、別居後も夫から手紙や電話で嫌がらせを受け、昨年、世帯分離を役所に申し出たが、拒否された。この女性は「子供から『僕たちもお金もらえるんだよね』と聞かれ、何と言っていいか分からなかった。子供も私も傷ついている」と話しているという。
 記者会見では、仮処分の申請を検討しているDV被害者の40歳代の女性会社員が、「自分の安全を守るためには住所を隠して生活するしかない。私たちに我慢してくれというのは間違っている」と涙ながらに訴えた。自治体の一部に給付金相当額をDV被害者へ独自支給する動きがあるが、自分の給付金が夫に渡ることに変わりはないとして、「夫は受け取る資格がなく、不正受給」と話した。

DV被害妻子へ助成金支給、定額給付金と同額で…川崎市 2009年4月21日 読売夕刊
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090421-OYT1T00497.htm
 川崎市は、夫からの暴力(ドメスティック・バイオレンス=DV)から逃れるために居住地を隠して別居している女性と子どもに対し、定額給付金とは別に、同額の助成金を独自に出す方針を決めた。
 阿部孝夫市長が21日の定例記者会見で明らかにした。
 市では、助成金の支給に際しては、定額給付金との二重給付を避けるため、訴訟に至ったケースやDV被害者支援団体から申請があったケースなど、客観的に被害を証明できるような確認作業を厳格にする考えだ。
 定額給付金を巡っては、居住地を隠して夫と別居している横浜市と川崎市の女性2人が、給付金を受け取れないのは不当として両市に対し、世帯主の夫への家族全員分の給付を差し止める仮処分申請を近く横浜地裁に申し立てる予定。
 福岡県久留米市や千葉県船橋市などでも世帯主への給付金とは別に、同額の交付金を出す救済策を講じている。

住民登録のないDV被害者に定額給付金、中野区が支給へ 2009年4月25日
読売 http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090425-OYT1T00077.htm
毎日 http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090425dde041040023000c.html
 夫の暴力(ドメスティック・バイオレンス=DV)から逃れて、住民票を異動しないまま移り住んできたDV被害者に対し、東京都中野区は4月下旬から、定額給付金を支給することを決めた。
 住民票が残る自治体も夫と被害者など家族全員分を支給するため、二重給付となる。国の規定に反するが、同区は、「生活支援という給付金事業の趣旨には沿う」と異例の判断をした。
 給付金は、住民登録した世帯ごとに支給する規定で、夫に居場所を知られないよう住民登録していないDV被害者は受け取れない。救済策として、自治体の一部には、独自財源などから給付金相当額を支払う動きも出ている。
 ただ、独自財源であっても税金による二重払いという意味では同じ。ネットカフェ難民やホームレスへの給付問題に続き、住民登録を支給の前提とした制度の不備が浮かび上がったが、中野区は、給付金の趣旨にこだわって、国に異議を唱えた格好だ。
 同区は、あくまで給付金として国へ補助金を請求する方針で、横山俊(とし)・区民生活部副参事は、「自治事務として国から任された以上、補助金として認められる余地はあると考えている」としている。
 これに対し、総務省定額給付金室は、「一般的には補助金として認められないが、現段階ではノーコメント」としている。
 中野区によると、DV被害者が給付金を受け取るには、婦人相談所などの被害証明を受けた上で、支給基準日(2月1日)の居住確認が必要。対象は、女性約20人に上る見通しで、子どもの分も含めて給付総額約50万円を見込んでいる。
 今月22日には、DV被害者の女性2人が、住民票の残る横浜市などに対し、世帯主である夫への家族分の一括支給を差し止める仮処分を横浜地裁に申し立てている。





 実は、この『DV被害を受けて、夫から逃げ出した妻やその子供は、(DV加害者である夫に居所を突き止めさせないために)住民票を移せないことから、給付金を受け取れないばかりか、そのDV夫が給付金を申請したら、(子供を実際に養育しているわけでもないのに)そのDV夫に妻や子供の分まで給付金が支給されてしまう』問題は、定額給付金の支給が議論されはじめた当初から指摘されていたのですが、とうとう定額給付金の支給の差し止めを求める仮処分申請が提起されてしまったようですね。
 ちなみに、このDV加害者に手当てが支給されてしまう問題は、実は定額給付金だけでなく、生年月日が「2002年4月2日~05年4月1日」で、かつ「第2子以降」の子がいる場合に1人当たり3万6000円を一時金として支給する『子育て応援特別手当』についても、住民基本台帳の情報を元に支給を行なうため、例えば、夫婦2人に子供2人の4人家族で第2子が手当ての対象なら、給付金(2万円(夫の分)+2万円(妻の分)+1.2万円(第1子の分)+1.2万円(第2子の分)に手当て3万6000円(第2子が対象)が上乗せされ給付は10万円にもなるため、もしこのような家族構成で夫のDVから妻が子供を連れて逃げ出して住民票を移せないようなケースでは、妻とその子供は(実際に子供を養っているのは妻であるにも関わらず)その逸失利益は(夫の取り分を除いても)なんと8万円に!!!
 それでなくとも、住民票を移せないために仕事探しそのものが非常に困難なDV被害者(一般的には、DV被害者の子供を伴った妻の平均年収は、一般世帯の半分以下と言われる母子家庭のそのまた3分の2程度と言われています)にとっては、たとえ8万円でも貴重な生活費ですし、私には仮処分申請を求めたDV被害者の気持ちが痛いほど伝わってきます。
 まあ、役所としては、二重支給防止や事務作業の煩雑さもさながら、それ以上にDV夫との支給金額をめぐるトラブルに巻き込まれることを恐れ、このような機械的な取り扱いをしているのだとは思いますが、一体何のために、この定額給付金や子育て応援特別手当を支給するのか、その真の目的を考えれば、どうすべきなのかは明らかなはず…。
 私は、どうせ国民に還元するならば、未だに定額給付金ではなく、食料品にかかる消費税のみを1年間凍結するなど、もっと消費者に実感を持てるものにすべきだったのではないかという気がしてなりません。

 一方、川崎市のようにDV被害者に定額給付金と同額の助成金を支給する方針を打ち出している自治体も一部で見られるようで…。ただ川崎市の場合は、現に夫への定額給付金の申請を差し止める訴えが出ている以上は、DV夫には通常通り支給して、被害者の妻には『同じ金額を支給するから、それで我慢してよ』と解釈した方がよさそう。
 勿論、独自に手当てを支給してくれることそのものはよいとして、どうもなあなあで済まそうという雰囲気が濃厚ですし、川崎市の場合は、手当てもさながら、どう自治体としてDV加害者から警察と蜜に連絡を取り合うなど、DV被害者を守っていく具体的な仕組みを作るのかをもっと真剣に考える必要があるのではないかという気がします。

(19日の選挙)徳島県阿波市長に野崎氏 投票率77・55%、篠原氏に913票差

2009-04-25 09:19:33 | Weblog
(19日の選挙)徳島県阿波市長に野崎氏 投票率77・55%、篠原氏に913票差 2009年4月20日 徳島
 任期満了に伴う阿波市長選が十九日投開票され、無所属新人で前副市長の野崎國勝氏(66)=阿波町善地、農業=が一万三千六百六十二票を獲得し、初当選した。無所属新人で前市議の篠原啓治氏(52)=吉野町柿原、石油販売業=とは九百十三票差の接戦だった。二〇〇五年の合併後、市の基盤づくりに尽くした小笠原幸市長の引退を受け、選挙戦では今後のまちづくりの方向性が問われたが、行政経験豊かな野崎氏に市民の支持が集まった。投票率は77・55%で前回の79・81%を2・26ポイント下回った。
 野崎氏は、三十八年間の県職員としての経験と初代副市長として市の基盤づくりを担った実績をPR。「市民とともに歩む、公正・公平な市政の実現」をキャッチフレーズに、農業立市を目指したまちづくりや商工業への支援、観光振興などを訴えた。
 立候補の決断が篠原氏より約一カ月遅れたが、阿波、市場二町を中心とする市議十一人と丸若祐二県議の支持を得て、旧阿波郡の票を手堅くまとめて、篠原氏に競り勝った。
 篠原氏は「若さと民間の経営感覚」を前面に打ち出した。後援会青年部が活発に動いて旧板野郡の吉野、土成二町で支持を広げたが、基礎票で上回る旧阿波郡の壁を破ることができなかった。
 当日有権者数三万四千四百七十六人(男一万六千三百七十一人、女一万八千百五人)▽投票者数二万六千七百三十七人(男一万二千五百七十二人、女一万四千百六十五人)▽投票率77・55%(男76・79%、女78・24%)▽有効二万六千四百十一票▽無効三百二十五票▽持ち帰り一票。

野崎 國勝氏(のざき・くにかつ) 無新 日本獣医畜産大卒。1966年に県庁入り。脇町農林事務所長、農林水産部次長などを歴任し2002年3月に退職。05年5月から09年2月まで阿波市副市長。阿波町善地。
◎野崎氏の主張
一、関係機関と連携して若者が定着するパワフルな農業産地を育成。
一、商工業への支援と多様な観光資源の整備、充実に努める。
一、幹線、生活道路の整備を促進。
一、学校施設の耐震化や教育内容を充実させ、快適で安心な教育環境をつくる。
一、地域で支え合いながら共生できる社会づくりを構築。
一、共働き世帯でも安心できる多様な子育て支援の一層の充実を図る。
一、市民と行政が一体となった環境施策を総合的に推進。

徳島県阿波市 市長選挙結果
当 13662票 野崎国勝 無新 元副市長
 12749票 篠原啓治 無新 元市議  



 徳島県阿波市は、2005年4月に、吉野町・土成町・市場町・阿波町の4町が新設合併してできた人口4.1万人の市ですが、市長選は初代市長として1期4年を務めた小笠原幸氏が出馬を見送ったため、元市議の篠原啓治氏と元副市長の野崎国勝氏による新人同士の争いとなったのですが、大接戦の末、『「県随一の農業地帯だが、高齢者も多い。商工会などと協力し、担い手を育成する」と基幹産業の農業発展を強調し「市職員が一丸となり、地域で助け合っていけるような市にしたい」』と訴えた元副市長の野崎国勝氏が13662票を獲得し、『「若者が定住し、お年寄りに優しい町作りを考えるべきだ」と主張し「小笠原市長が築いた土台とともに、さらに幸せな街にしていきたい」』と訴えた篠原啓治氏(12749票)をわずか913票差で破り初当選を決めました。
 阿波市はこれまで子育て支援に力を入れ、乳幼児の医療費助成制度は県の水準を常に上回り、08年10月には、対象を9歳未満から12歳未満まで引き上げるなど、県内8市でも最高の水準に維持していますが、人口の減少は止まらず、市の総人口は合併当初より約1500人減り41595人となり、15歳以下の年少人口は5千人割れに…。
 そのような厳しい状況の中で、新市長はどのような市政運営を行なってくれるのでしょうか。今後野崎新市長がどのような施策を打ち出していくのかに注目が集まりそうですね。

(19日の選挙)愛媛県八幡浜市長に大城氏 

2009-04-25 09:15:03 | Weblog
(19日の選挙)愛媛県八幡浜市長に大城氏 2009年04月20日 朝日
http://mytown.asahi.com/ehime/news.php?k_id=39000000904200002
◇現職ら破り初当選
 任期満了に伴う八幡浜市長選は19日投票され、即日開票の結果、新顔で前市副議長の大城一郎氏(44) =無所属=が、再選をめざした現職の高橋英吾氏(68) =同=と新顔で元市議長の山本儀夫氏(58) =同=を破り、初当選を果たした。当日有権者数は3万3067人、投票率は75・02%だった。
 八幡浜市昭和通りの大城氏の選挙事務所は午後10時すぎ、「当選確実」 の知らせが入ると、集まった支持者らの拍手と歓声に包まれた。
 大城氏は笑顔で姿を見せ、「皆さんのおかげで勝たせていただいた。市立八幡浜総合病院の医師確保や、八幡浜港の振興計画の抜本的な見直しなどマニフェストを直ちに実行し、八幡浜を元気にしたい」 と抱負を語った。
 落選した高橋氏は午後10時すぎ同市沖新田の選挙事務所に姿を見せ、「市民病院と港振興の二つの問題で主張が市民に理解されなかった。年齢的にこれで引退したい。市民が新市長を中心に八幡浜をもり立ててほしい」 と話した。
 新・八幡浜市は05年3月、旧八幡浜市と旧保内町が合併して発足。市長選は前回(05年4月) は無投票だったが、2回目の今回は三つどもえの激しい選挙戦になった。

◆市立病院「医師3人確保」港振興計画、見直す考え 「刷新」 訴え、問われる手腕
《解説》 現職と新顔2人の計3人が争った八幡浜市長選は、若さと行動力を強調し、市政刷新を訴えた新顔の大城氏が初当選した。
 選挙戦では、市立八幡浜総合病院の医師不足問題と、市営魚市場の建て替えを含む八幡浜港の振興計画(総事業費約130億円) の是非が最大の争点となった。
 市立病院の医師不足問題について、大城氏は「国や県の責任にして解決を先送りしてはならない。直ちに医師3人を確保する。そのめどはついている」と訴えた。他の2人も「問題の解決に向け、全力で取り組む」 としたが、大城氏は「医師3人を確保する」 と具体的に数字を示して支持につなげた。
 一方、市が02年度から国、県と進めている大型プロジェクトの港の振興計画について大城氏は「本当に必要な事業とは思えない」 として見直す考えを示した。すでに海面埋め立てなどの工事は始まっており、「港まち・八幡浜の再生は港の再開発にかかっている」 といった声もあるだけに手腕が注目される。
愛媛県八幡浜市 市長選挙結果
当 11722票 大城一郎 無新 前市議会副議長
  9084票 高橋英吾 無現 八幡浜市長
  3760票 山本儀夫 無新 元市議会議長



 愛媛県八幡浜市は、県の北西部に位置し、平成17年3月に、旧八幡浜市と保内町が対等合併してできた、人口3.9万人の市ですが、市長選は旧市時代の1999年から3期10年市長を務めた現職の高橋英吾氏に対して、前市議会副議長の大城一郎氏と元市議会議長の山本儀夫氏の2新人が挑む形となったのですが、『市立八幡浜総合病院の医師不足問題には「全身全霊をかけ、直ちに内科医師3人を確保する」と語り、財源確保に向けて「市長の退職金制度廃止、市長給与10%カット、人件費の削減でスリム化」』などを公約に掲げた前市議会副議長の大城一郎氏が11722票を獲得し、『「合併後は8年続けないとまとまりができない。経験者が続投する方が政治が安定する」「旧八幡浜市を含め、この10年間で市の借金を110億円減らし、市職員を30%削減するなどして行政改革にも取り組んだ」と実績を訴え、市立八幡浜総合病院の医師不足については、「内科医師3人を確保して、市の病院として継続させたい」と主張。八幡浜港湾振興ビジョンについては「消費者のために食の安心安全な魚市場を建設する」』と継続を訴えた現職の高橋英吾氏(9084票)、『市立八幡浜総合病院の医師不足問題について「医師の確保を直ちにする。近隣の市町などと連携した広域医療システム構築に取り組みたい」と訴え、八幡浜港湾振興ビジョンは「再開発も必要だが、民意を反映した計画にすべきだ」と強調。「すべての政策について必要性を市民に問い掛ける『八幡浜再生プロジェクト』を設けたい」』と訴えた元市議会議長の山本儀夫氏(3760票)を破り初当選しました。
 新市長となる大城氏がどのような市政運営を行なうのか要注目ですね。

(19日の選挙)香川県丸亀市長、新井氏が再選

2009-04-25 09:09:45 | Weblog
(19日の選挙)香川県丸亀市長、新井氏が再選/市議30人も決まる 2009年04月20日 四国
 丸亀市の市長・市議選は19日、投票が行われ、即日開票の結果、現職の新井哲二氏(65)が3306票差で新人で会社経営平川淳氏(52)を破り、再選を決めた。選挙区制が撤廃され、定数も四削減となった市議選では、定数30人が出そろった。投票率は市長選が65・86%、市議選が65・84%だった。
 新井氏は今回も「草の根選挙」を展開。選挙カーを市内くまなく走らせたほか、企業などのあいさつ回りを精力的にこなした。個人演説会などでは本年度を含めた合併後の5年間で約120億円の歳出削減を達成した実績を強調。「市民の目線に立った市政運営に努める」として有権者の支持を集めた。
 平川氏は経営コンサルタントとして数多くの企業や自治体などの改革に取り組んできた経験をアピール。街頭演説や個人演説会なども精力的に行い、経済情勢が世界的に悪化する中、「今こそ、新しい視点に立った市政が必要」と訴え、新井氏の批判票などを集めたが、及ばなかった。

丸亀市長選開票結果
当30053票 新井哲二(65)無現[2]
 26747票 平川淳 (52)無新



 香川県丸亀市は、香川県中西部に位置する 平成17年3月に旧丸亀市と綾歌町・飯山町が対等合併して誕生した人口11万人の市ですが、旧市時代の平成15年4月から2期6年現職を務めた新井哲二氏に、新人の平川淳氏が挑む形となったのですが、『合併後の5年間で約120億円の支出削減に努めた実績』をアピールした現職の新井哲二氏が30053票を獲得し、『地方が直面する厳しい現状を考える今こそ、新しい視点に立った市政が必要』と訴えた平川淳氏(26747票)を接戦の末破り再選を決めました。
 とはいえ、歳出削減を第一に取り組んだ新井市政に約45%が信任に反対したのも紛れもない事実。旧市部と旧町部との市民融和も十分ではないようですし、次の4年間で新井氏が何を残すのか、厳しく問われることになるように思います。

(19日の選挙)十津川村長選 更谷氏が3選 / 十津川村

2009-04-25 09:07:08 | Weblog
(19日の選挙)十津川村長選 更谷氏が3選 / 十津川村 2009年04月20日 奈良テレビニュース
http://www.naratv.co.jp/miyomiyo/newsread.cgi
 任期満了に伴う十津川村長選挙はきょう投開票が行われ、現職の更谷慈禧さんが3回目の当選を果たしました。
 十津川村長選挙の結果は、更谷慈禧(無・現)当選1668票、弓場季彦(無・新)1524票です。
 投票率は、91.10パーセントでした。
 更谷さんは、村の助役などを務め、2001年に、村長に初当選しました。
 今回は、2期8年の実績を前面に押し出し選挙戦を展開しました。
 当選した更谷さんは「村の宝である林業による村おこしを進めていきたい」と抱負を語りました。
 また、更谷さんは「合併をせず自立した村政を実現し村の魅力づくりに励みたい」とも話しており、3期目の手腕が注目されます。
奈良県十津川村 村長選選挙結果
当 1668票 更谷慈き 無現
 1524票 弓場季彦 無新 前奈良テレビ放送社長


 奈良県十津川村と言えば、県の最南端に位置するユネスコの世界遺産に登録された秘境で有名な、人口4000人程の日本一広い面積を持つことでも知られている村ですが、村長選は、現職で3選を目指す更谷慈禧氏に対して、新人で前奈良テレビ放送社長の弓場季彦氏が挑む形となったのですが、「村の96%は山林。木材不況だが国産材の需要は増え、工務店、山主らもやる気が出てきた。大変な時だから山にシフトしたい。このまま山を荒らすと災害の原因にもなる」と訴えた現職の更谷慈禧氏が1668票を獲得し、「みんなと相談し村政を進める。緊急に村に医師を招きたい。採算性は少し横に置いてでもやるべきことはやっていく」と訴え1524票を獲得した弓場季彦氏を辛くも振り切って再選を決めました。
 ちなみに、この村は合併に否定的な村としても知られていて、事実奈良県内において実質公債費比率が最も低く、両候補とも『合併はしない』と強調していたのですが、観光資源も豊富で周囲は山林ばかりのため、財政状態が良ければ確かに周辺自治体と合併するメリットはなさそう…。
 それだけに、3期9年目に入る更谷氏がどのような村政の舵取りを行なうかに注目が集まりそうですね。