NY株、終値162ドル安 欧州の歳出削減を懸念、1万620ドル 2010年05月15日 日経
http://www.nikkei.com/news/latest/article/g=96958A9C938190E59B9393E2E78DE3E7E2E7E0E2E3E2E2E2E2E2E2E2
14日の米株式相場は大幅に続落し、ダウ工業株30種平均は前日比162ドル79セント安の1万0620ドル16セントで終えた。ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は、47.51ポイント安の2346.85で終えた。欧州各国の厳しい財政に対する不安が引き続き売りを誘った。欧州各国が財政再建へ歳出削減などに取り組めば、欧州の景気が冷えて世界景気の回復も鈍化するとの思惑が強まり、売りが出た面もあった。
欧州の財政・経済不安を背景に欧州株が大幅安となった。投資家が運用リスクを取りにくくなるとの見方が強まり、米国株への売りにつながった。ダウ平均は30の構成銘柄すべてが下落するなど、幅広い銘柄や業種に売りが及んだ。
外国為替市場ではユーロが対ドルで約1年半ぶりの安値を付け、ドル建てで取引される原油先物相場が割高感から下落。これを受けて石油株が下げたことも相場にはマイナス。ダウ平均は一時240ドル超下落した。
米上院がデビットカードの手数料に関する規制を承認したと伝わった。規制の強化で収益を得にくくなるとの思惑から、カード関連の金融株が大きく下げたことも相場の重荷だった。
この日発表された4月の米小売売上高は市場予想を上回ったが、市場参加者の関心は欧州の財政問題の先行きに向かっていたため、買い要因にならなかったという。
業種別S&P500種株価指数は「金融」「素材」などの下げが大きく、全10業種が下落した。ニューヨーク証券取引所(NYSE)の売買高は約15億2000万株(速報値)、ナスダック市場は約25億2000万株(同)だった。
クレジットカード大手のアメリカン・エキスプレス(アメックス)が5%安と、ダウ平均の構成銘柄で下落率首位。同業のビザは10%近く下落、マスターカードも大幅安だった。
四半期決算と併せて発表した業績見通しが慎重と受け止められた百貨店のJCペニーが安い。前日夕に発表した四半期決算が市場予想を下回った同業のノードストロームも売られた。前日夕に四半期決算と併せて発表した5~7月期の売上高見通しが市場予想を下回った半導体大手エヌビディアが急落した。
一方、金先物相場が一時最高値を更新したことから、ニューモント・マイニングなど金鉱大手が上昇した。
NY株「海外株安で米株にも不安強まる」ゴールドマン氏(証券会社ウィーデンの株式ストラテジスト) 2010年05月15日 日経
http://www.nikkei.com/news/latest/article/g=96958A9C9381959CE3E7E2E3E78DE3E7E2E7E0E2E3E2E2E2E2E2E2E2
14日の米国株式市場でダウ工業株30種平均は大幅安となった。欧州の財政問題が金融市場の混乱をもたらし景気を押し下げるとの懸念などから、米国外の株式相場が大幅に下落した。米景気の回復傾向や良好な企業業績を背景に、今年の米株相場は世界的にみて堅調に推移してきたが、米国外の株式相場の弱さをみて投資家が「米株も無傷ではいられない」との見方を強めたのが相場下落の主因だろう。
ダウ平均やS&P500種株価指数の直近高値から前日終値までの下落率は現状では4~5%と、市場参加者が調整の目安とする10%よりかなり小さい。相場が不安定になるなか、ひとまず利益を確定する動きが出やすい状況になっている。
6日の急落後の相場の持ち直しの流れが続かなかったことで、短期的に相場が弱含む可能性は高まったとみている。主な株価指数は直近高値の10%安の水準(ダウ平均は1万0100ドル前後)程度まで下げてもおかしくはない。
NY原油、4日続落 6月物71.61ドルで終了 一時3カ月ぶり安値 2010年05月15日 日経
http://www.nikkei.com/news/latest/article/g=96958A9C938183E09B9C8B82918DE3E7E2E7E0E2E3E2E2E2E2E2E2E2
14日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で、原油先物相場は大幅に4日続落した。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で期近の6月物は、
前日比2.79ドル安の1バレル71.61ドルで取引を終えた。欧州諸国の財政や経済に対する不安からドルが対ユーロで上昇したことを背景に、原油先物相場に売りが膨らんだ。一時は70.83ドルと2月8日以来、約3カ月ぶりの安値を付けた。
外国為替市場でドルが対ユーロで約1年半ぶりの高値に上昇し、ドル建てで取引される原油は割高感が意識され売りが出やすかった。米欧株式相場が大幅安となり、投資家がリスク資産を圧縮したため、原油相場にも売りが膨らんだ。欧州からの原油需要が鈍るとの見方も原油相場の重荷となったという。 ガソリン、ヒーティングオイルも続落した。
NY金、小幅続落 6月物1227.8ドルで終了 一時最高値も利益確定売り 2010年05月15日 日経
http://www.nikkei.com/news/latest/article/g=96958A9C938183E59B9393E2E78DE3E7E2E7E0E2E3E2E2E2E2E2E2E2
14日のニューヨーク金先物相場は小幅に続落した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)で取引の中心である6月物は、前日比1.4ドル安の1トロイオンス1227.8ドルで終えた。欧州の財政懸念を背景に一時1249.7ドルと中心限月としての過去最高値を更新したが、利益確定の売りが出て下げに転じた。
短期的な過熱感が意識されていたうえ、週末とあって、心理的な節目とされる1250ドルに接近すると売りが活発になった。「安全資産」とされる金の先高観は根強いものの、「20日移動平均線/async/async.do/ae=P_LK_ILTERM;g=96958A90889DE2E6E3EBE0E3EAE2E3E5E2E1E0E2E3E29BE0E2E2E2E2;dv=pc;sv=NXのある1180ドル近辺までの下落は健全な調整」(インテグレーテッド・ブローカレッジ・サービシーズのフランク・マギー氏)との指摘があった。 銀、プラチナも続落した
14日のNY株式市場は、欧州の歳出削減を懸念して英独が3.1%強、仏が4.6%弱も下落するなど欧州各市場が急落したことなどを嫌気して、こちらも序盤から大きく下落し、中盤下値を一段と切り下げる嫌な展開。
NYダウも、終始前日終値(10783ドル)を終始下回る冴えない展開で、もみ合いながらも徐々に下値を切り崩す展開で、正午過ぎ、2時過ぎ、3時過ぎと下値をトライする最悪の値動き(下値は10537ドル20セント)となり、終盤やや回復傾向で推移したものの、終値ベースでも前日比162ドル79セント安い10620ドル16セントで終了(1.51%安)しました。
ナスダックは、前日比47.51ポイント安い2346.85ポイントで終了(1.98%安)。
S&P500種は、前日比21.76ポイント安い1135.68ポイントで終了(1.88%安)。
週刊ベースでは、ダウは2.3%安、ナスダックは3.6%安、S&P500種は2.2%安となりました。
ダウ構成30銘柄全銘柄で下落して、アルコアが3.44%安、キャタピラ-が3.03%安、インテルが2.71%安、ボーイングが2.70%安、ヒューレッド・パッカードが2.65%安、デュポンが2.44%安、シスコシステムズが2.31%安、GEが2.27%安、ファイザーが2.17%安。
金融株も、アメックスが5.07%安とこの銘柄としては記録的な下落率を記録した他、バンカメが3.14%安、JPモルガンチェースも2.25%安でした。
NY原油は、前日比2.79ドルの大幅安となる1バレル71.61ドルで終了。
NY金は、前日比1.4ドル安い1トロイオンス1227.8ドルで終了しています。
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14日の米株式相場は大幅に続落し、ダウ工業株30種平均は前日比162ドル79セント安の1万0620ドル16セントで終えた。ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は、47.51ポイント安の2346.85で終えた。欧州各国の厳しい財政に対する不安が引き続き売りを誘った。欧州各国が財政再建へ歳出削減などに取り組めば、欧州の景気が冷えて世界景気の回復も鈍化するとの思惑が強まり、売りが出た面もあった。
欧州の財政・経済不安を背景に欧州株が大幅安となった。投資家が運用リスクを取りにくくなるとの見方が強まり、米国株への売りにつながった。ダウ平均は30の構成銘柄すべてが下落するなど、幅広い銘柄や業種に売りが及んだ。
外国為替市場ではユーロが対ドルで約1年半ぶりの安値を付け、ドル建てで取引される原油先物相場が割高感から下落。これを受けて石油株が下げたことも相場にはマイナス。ダウ平均は一時240ドル超下落した。
米上院がデビットカードの手数料に関する規制を承認したと伝わった。規制の強化で収益を得にくくなるとの思惑から、カード関連の金融株が大きく下げたことも相場の重荷だった。
この日発表された4月の米小売売上高は市場予想を上回ったが、市場参加者の関心は欧州の財政問題の先行きに向かっていたため、買い要因にならなかったという。
業種別S&P500種株価指数は「金融」「素材」などの下げが大きく、全10業種が下落した。ニューヨーク証券取引所(NYSE)の売買高は約15億2000万株(速報値)、ナスダック市場は約25億2000万株(同)だった。
クレジットカード大手のアメリカン・エキスプレス(アメックス)が5%安と、ダウ平均の構成銘柄で下落率首位。同業のビザは10%近く下落、マスターカードも大幅安だった。
四半期決算と併せて発表した業績見通しが慎重と受け止められた百貨店のJCペニーが安い。前日夕に発表した四半期決算が市場予想を下回った同業のノードストロームも売られた。前日夕に四半期決算と併せて発表した5~7月期の売上高見通しが市場予想を下回った半導体大手エヌビディアが急落した。
一方、金先物相場が一時最高値を更新したことから、ニューモント・マイニングなど金鉱大手が上昇した。
NY株「海外株安で米株にも不安強まる」ゴールドマン氏(証券会社ウィーデンの株式ストラテジスト) 2010年05月15日 日経
http://www.nikkei.com/news/latest/article/g=96958A9C9381959CE3E7E2E3E78DE3E7E2E7E0E2E3E2E2E2E2E2E2E2
14日の米国株式市場でダウ工業株30種平均は大幅安となった。欧州の財政問題が金融市場の混乱をもたらし景気を押し下げるとの懸念などから、米国外の株式相場が大幅に下落した。米景気の回復傾向や良好な企業業績を背景に、今年の米株相場は世界的にみて堅調に推移してきたが、米国外の株式相場の弱さをみて投資家が「米株も無傷ではいられない」との見方を強めたのが相場下落の主因だろう。
ダウ平均やS&P500種株価指数の直近高値から前日終値までの下落率は現状では4~5%と、市場参加者が調整の目安とする10%よりかなり小さい。相場が不安定になるなか、ひとまず利益を確定する動きが出やすい状況になっている。
6日の急落後の相場の持ち直しの流れが続かなかったことで、短期的に相場が弱含む可能性は高まったとみている。主な株価指数は直近高値の10%安の水準(ダウ平均は1万0100ドル前後)程度まで下げてもおかしくはない。
NY原油、4日続落 6月物71.61ドルで終了 一時3カ月ぶり安値 2010年05月15日 日経
http://www.nikkei.com/news/latest/article/g=96958A9C938183E09B9C8B82918DE3E7E2E7E0E2E3E2E2E2E2E2E2E2
14日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で、原油先物相場は大幅に4日続落した。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で期近の6月物は、
前日比2.79ドル安の1バレル71.61ドルで取引を終えた。欧州諸国の財政や経済に対する不安からドルが対ユーロで上昇したことを背景に、原油先物相場に売りが膨らんだ。一時は70.83ドルと2月8日以来、約3カ月ぶりの安値を付けた。
外国為替市場でドルが対ユーロで約1年半ぶりの高値に上昇し、ドル建てで取引される原油は割高感が意識され売りが出やすかった。米欧株式相場が大幅安となり、投資家がリスク資産を圧縮したため、原油相場にも売りが膨らんだ。欧州からの原油需要が鈍るとの見方も原油相場の重荷となったという。 ガソリン、ヒーティングオイルも続落した。
NY金、小幅続落 6月物1227.8ドルで終了 一時最高値も利益確定売り 2010年05月15日 日経
http://www.nikkei.com/news/latest/article/g=96958A9C938183E59B9393E2E78DE3E7E2E7E0E2E3E2E2E2E2E2E2E2
14日のニューヨーク金先物相場は小幅に続落した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)で取引の中心である6月物は、前日比1.4ドル安の1トロイオンス1227.8ドルで終えた。欧州の財政懸念を背景に一時1249.7ドルと中心限月としての過去最高値を更新したが、利益確定の売りが出て下げに転じた。
短期的な過熱感が意識されていたうえ、週末とあって、心理的な節目とされる1250ドルに接近すると売りが活発になった。「安全資産」とされる金の先高観は根強いものの、「20日移動平均線/async/async.do/ae=P_LK_ILTERM;g=96958A90889DE2E6E3EBE0E3EAE2E3E5E2E1E0E2E3E29BE0E2E2E2E2;dv=pc;sv=NXのある1180ドル近辺までの下落は健全な調整」(インテグレーテッド・ブローカレッジ・サービシーズのフランク・マギー氏)との指摘があった。 銀、プラチナも続落した
14日のNY株式市場は、欧州の歳出削減を懸念して英独が3.1%強、仏が4.6%弱も下落するなど欧州各市場が急落したことなどを嫌気して、こちらも序盤から大きく下落し、中盤下値を一段と切り下げる嫌な展開。
NYダウも、終始前日終値(10783ドル)を終始下回る冴えない展開で、もみ合いながらも徐々に下値を切り崩す展開で、正午過ぎ、2時過ぎ、3時過ぎと下値をトライする最悪の値動き(下値は10537ドル20セント)となり、終盤やや回復傾向で推移したものの、終値ベースでも前日比162ドル79セント安い10620ドル16セントで終了(1.51%安)しました。
ナスダックは、前日比47.51ポイント安い2346.85ポイントで終了(1.98%安)。
S&P500種は、前日比21.76ポイント安い1135.68ポイントで終了(1.88%安)。
週刊ベースでは、ダウは2.3%安、ナスダックは3.6%安、S&P500種は2.2%安となりました。
ダウ構成30銘柄全銘柄で下落して、アルコアが3.44%安、キャタピラ-が3.03%安、インテルが2.71%安、ボーイングが2.70%安、ヒューレッド・パッカードが2.65%安、デュポンが2.44%安、シスコシステムズが2.31%安、GEが2.27%安、ファイザーが2.17%安。
金融株も、アメックスが5.07%安とこの銘柄としては記録的な下落率を記録した他、バンカメが3.14%安、JPモルガンチェースも2.25%安でした。
NY原油は、前日比2.79ドルの大幅安となる1バレル71.61ドルで終了。
NY金は、前日比1.4ドル安い1トロイオンス1227.8ドルで終了しています。