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(10日の知事選)元キャスターの黒岩氏、知名度生かす 神奈川知事初当選

2011-04-15 05:29:15 | Weblog
元キャスターの黒岩氏、知名度生かす 神奈川知事初当選2011年4月11日 朝日
http://www.asahi.com/politics/update/0410/TKY201104100211.html
 新顔4人が争った神奈川県知事選は、元フジテレビキャスターの黒岩祐治氏(56)が、前同県開成町長の露木順一氏(55)らを破り初当選を決めた。
 3期目出馬が有力視されていた松沢成文知事が一時、東京都知事選に意欲を見せたことで、各党が急きょ候補者選びを始める異例の選挙だった。
 知名度を重視した自民が黒岩氏に立候補を要請。民主、公明も後に続き、3党の県組織が相乗りで支援する態勢が整った。
 黒岩氏は震災を受け、選挙カーから名前を連呼する活動は控えた。「神奈川のことはあまり知らない」と、選挙戦序盤は医療福祉系の専門学校や老人ホームなどを視察し現場の声を拾う形で選挙運動を進めた。
 政党が前面に出るのを避けるため、国会議員らは告示日を除いて応援に入らなかった。それでも知名度を生かし、最後まで選挙戦を有利に進めた。
 露木氏は町長としての13年間の行政手腕をアピール。川崎市長や県西部の首長らが有志で支援したほか、みんなの党の推薦も受けた。被災地支援に加え、知事給与やボーナスの削減なども訴えたが、全県に支持が広がらなかった。
★神奈川県知事 選挙結果
当 1728862 黒岩祐治 無新
  821981 露木順一 無新[み]
  466223 鴨居洋子 無新[共]
  99751 照屋修 無新

知事選:黒岩氏が短期決戦を大差で制し初当選/神奈川 2011年4月11日 神奈川
http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1104110006/
 第17回統一地方選前半戦の県知事選、相模原市長選と、県議選、横浜・川崎・相模原市議選は10日、投票が行われ、即日開票された。無所属の新人4人が出馬した県知事選では、ジャーナリストで民主、自民、公明の県組織が推薦する黒岩祐治氏(56)が、前開成町長でみんなの党、神奈川ネット推薦、ネット横浜支持の露木順一氏(55)、市民団体代表で共産党推薦の鴨居洋子氏(66)らを大差で破り、初当選を果たした。
 3選出馬が有力視されていた松沢成文氏が3月1日に都知事選への転身を表明(後に断念)したことで混乱を極めた県知事選。告示8日前になって黒岩、露木両氏が立候補を表明して構図が固まった短期決戦は、黒岩氏が高い知名度を生かして圧勝した。
 黒岩氏は推薦を受けた政党の支持層を固め、無党派層からも高い支持を得て、序盤から先行。長く務めたフジテレビキャスター、救急救命士制度の誕生につなげたジャーナリストとしての経歴・実績を武器に、戦いを終始優位に進めた。
 政策面では、東日本大震災に伴う原発事故を受け、不安解消と電力確保を目的とした県内全世帯への太陽光パネル無償設置を重点に唱え、支持を広げた。
 露木氏は、知事の給与、ボーナスの大幅カット、退職金廃止といった行革などを訴えた。神奈川と接点が少ない黒岩氏を向こうに回し町長としての実績を掲げ、現場の熟知が重要と主張。首長の同志に擁立、支援されるという、かつてない態勢で戦ったが、推薦を受けた政党の支持層も固めきれず、幅広い支持を集めることはできなかった。
 前回に続いて出馬した鴨居氏は、子どもの医療費無料制度の拡大や需要創出のためのリフォーム助成制度創設を提唱。大震災を受け、横須賀に配備されている米原子力空母の危険性を訴えた。共産党支持層は固めたが、広がりに欠けた。
 知事選の投票率は45・24%で、前回を1・81ポイント下回った。
 当日有権者数は721万7422人(男361万2065人、女360万5357人)。

知事選:「一石を投じた」と露木さんが敗戦の弁/神奈川 2011年4月11日 神奈川
http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1104110012/
 10日投開票の神奈川県知事選でジャーナリストの黒岩祐治さん(56)に敗れた露木順一さん(55)は午後8時10分ごろ、横浜市中区の事務所で取材に応じ、「下から、地域から立ち上がろうという動きに一石を投じることができた」と選挙戦を振り返った。
 知名度が不足した横浜や川崎など都市部で徹底的に演説をこなす一方、地元の県西部は支援を受ける首長や後援会に任せる戦法に徹した。最終的には県内約20市町村長が露木さんの応援に回った。
 中盤以降は企業へのあいさつ回りや、通行人一人一人に直接名刺を配る作戦にも打って出た。「神奈川出身の行政経験がある候補か、落下傘のタレント候補か」を争点に掲げる戦略で、浮動票の取り込みも図ったが届かなかった。
 「われわれの力が及ばなかった。神奈川県は広かった」。共闘した首長仲間からねぎらいの言葉を掛けられた。
 今後については24日に投開票される開成町長選を挙げ、「(露木)町政を確実に受け継いでくれる人に町長になってもらいたい。応援したい」とした。

知事選:「政策が浸透しなかった」と鴨居さんが敗戦の弁/神奈川 2011年4月11日
http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1104110013/
 「手応えは日々増えていたが力不足で政策が浸透しなかった」。10日投開票の神奈川県知事選について、市民団体代表で共産党推薦の鴨居洋子さん(66)は午後9時、横浜市内で会見し敗戦の弁を述べた。
 東日本大震災被災地支援を訴え、防災行政を重視した内容に政策を練り直したが、2度目の挑戦も及ばなかった。
 他候補が松沢成文知事の転身表明後に出馬を決めた一方、鴨居さんの立候補表明は昨年12月下旬。「独走」状態が続いただけに「候補者が出そろうのが遅かったため政策の違いが有権者には分かりにくい選挙になった」と話した。




 神奈川県知事選は、現職の松沢成文氏が一時東京都知事選を目指して立候補を模索するため出馬を見送ったことから、(元)キャスターで56歳の黒岩祐治氏、(元)開成町長でみんなの党が推薦する55歳の露木順一氏、女性団体役員で共産党が推薦する66歳の鴨居洋子氏、不動産業を経営する58歳の照屋修氏の4新人による争いとなりましたが、
 元フジテレビキャスターの黒岩祐治氏が172万8862票を獲得し、
 「神奈川出身の行政経験がある候補か、落下傘のタレント候補か」と訴えみんなの党が推薦に回り82万1981票を獲得した元開成町長の露木順一氏 にダブルスコア以上の大差をつけて圧勝。
 共産党が推薦に回った鴨居洋子氏は46万6223票、照屋修氏は9万9751票でした。
 う~ん。自民・公明・民主の相乗りとはいえ、「神奈川のことはあまり知らない」などと自ら宣言するような方がいきなり県のトップたる知事に本当になってもいいのかな…という不安も感じなくもありませんが、結果的には東京都知事選の出馬を見送った松沢成文氏からの当面のバックアップも得られるでしょうし、とりあえずはお手並み拝見といったところでしょうか…。

(10日の知事選)道知事に高橋氏が3選 184万票、木村氏らに圧勝 投票率59・46%

2011-04-15 05:23:22 | Weblog
道知事に高橋氏が3選 184万票、木村氏らに圧勝 投票率59・46% 2011年04月11日 北海道
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/2011local/285061.html
 第17回統一地方選の前半戦となる北海道など12都道県知事選、札幌市など4政令市長選、41道府県議選、札幌市など15政令市議選は10日、投開票が行われた。道知事選は現職の高橋はるみ氏(57)=自民、公明推薦=が、元農林水産省企画官の木村俊昭氏(50)=民主、社民、国民新推薦=ら新人3氏を圧倒的な大差で破り、3選を果たした。札幌市長選は、3選を目指した現職の上田文雄氏(62)=民主、社民、国民新、市民ネット推薦=が、元総務省自治大学校研究部長の新人本間奈々氏(41)=自民推薦=との一騎打ちを制した。政権交代後初の統一選は、東日本大震災を機に自粛ムードが広がる異例の選挙戦となる中、国政与党の民主、野党自民の対決型となった3都道県知事選は、自民党が支援する東京の現職、三重の新人も勝利し、民主党系は全敗。菅直人政権に厳しい結果となった。
 道知事選の開票は午後8時から順次、全道188の開票所で始まり、高橋氏は全道的に票を伸ばし、前回の173万8千票を上回る184万8千票台に乗せた。
 過去の知事選と比較すると、当時の社会党などの推薦を受けて当選した横路孝弘氏が獲得した1987年の211万票、91年の205万票に次ぐ得票となった。自民党の支援を受けた知事としては、前回の高橋氏の得票が最高で、その記録を自ら塗り替えた。
 木村氏は54万4千票台にとどまり、前回、民主党などの推薦で出馬し大敗した荒井聡氏の98万票を大きく下回った。同党は歴史的惨敗を喫した。
 投票率は東日本大震災が影響して59・46%と、前回の64・13%から大幅に低下した。1947年にトップ得票者が法定得票数に届かず、上位2人の決選投票となった際の59・39%とほぼ同水準で、道知事選では過去2番目に低かった。無効票は2万9964票。
★北海道知事選 選挙結果
当 1848504 高橋はるみ 無現[自]
  544319 木村俊昭 無新[民][社][国]
  176544 宮内聡 無新[共]
  92491 鰹谷忠 無新



 北海道知事選は、現職で自民が推薦する現職の高橋はるみ氏(57歳)に対して、元農水省職員で民主・社民・国民新党が推薦する50歳の木村俊昭氏、共産党道役員で48歳の宮内聡氏、元道会副議長で60歳の鰹谷忠氏の3新人が挑戦しましたが、
 2期8年現職を務めた自民推薦の高橋はるみ氏が184万8504票を獲得し、
 民主・社民・国民新党が推薦して54万4319票を獲得した木村俊昭氏 にトリプルスコア以上の大差をつけて現職高橋氏の圧勝。
 共産党が推薦する宮内聡氏は17万6544票、鰹谷忠氏は9万2491票でした。
 まあ、こちらは知名度の差もあり、結果そのものは十分予想の範囲内だったものの、木村氏の票が民主党へのアゲインストの風で予想以上に伸び悩んだ印象を受けます。

武富士支援、ようやく決着 韓国同業が優先交渉権

2011-04-14 05:35:32 | Weblog
武富士支援、ようやく決着 韓国同業が優先交渉権 2011年4月12日 日経
 会社更生手続き中の武富士支援の枠組み作りがようやく決着した。資産査定や東日本大震災の影響で1カ月ほど遅れたが、韓国の消費者金融大手のA&Pファイナンシャルが11日にスポンサー契約の優先交渉権を取得した。A&Pは韓国国内で有人店舗を使った融資で成長したとされる。武富士は国内に有人店舗網をなお手厚く保有するので、それらを活用して日本市場に参入する狙いとみられる。
 スポンサー選定の最終入札は2度延期した上で3月31日に実施。海外勢の韓A&P、米投資ファンドのサーベラス、TPGキャピタル、国内の中堅ノンバンクのJトラストが参加した。
 武富士側は入札金額に加え、事業継続を前提とした経営計画を重視する考えを示していた。A&Pの入札金額は明らかになっていないが、ある関係者は「有人店を利用する計画が評価された」とみる。A&Pは韓国市場で後発ながら、有人店舗での対面融資を売り物に貸し付けを伸ばした。そのビジネスモデルを日本でも生かしたい考えと見られる。
 国内の消費者金融大手は顧客が過去に払いすぎた利息返還の負担に苦しみ、2006年以降に500店前後あった有人店のリストラに踏みきった。現在、アコム、プロミス、アイフルの有人店舗数は20~40程度。一方で武富士は有人店を今も134店もつ。リストラ先送りが結果として充実した店舗網を残し、A&Pはそこに目を付けた。ただ日本市場は韓国よりも貸付金利が低く、武富士再建の行方はなお不透明だ。



 会社更生法を申請した武富士のスポンサーですが、韓国の同業が優先交渉権を得ました。
 まあ、スポンサー側からすれば、法的整理で債務を棒引きにでき、しかも有人店舗134店を一挙に手に入れることもでき、かつ武富士ブランドを引き続き活用することも可能、しかも既存顧客の中から本当に欲しい優良顧客だけを選ぶことができるというのですから、同じく法的整理に追い込まれた日本振興銀行に食指を伸ばすよりも余程費用対効果も高く、正直かなり美味しい買い物だったのではないかとも思うのですが、かなり顧客も離れているだけに、この134店舗の拠点と武富士ブランドを再興できるかは、まさにスポンサーの実力次第。
 利息制限法の規制強化で消費者金融業界が委縮している中、スポンサー候補がどう武富士を立て直すか要注目です。
 

振興銀が店舗減、預金金利下げ 受け皿機関に譲渡で

2011-04-14 05:32:09 | Weblog
振興銀が店舗減、預金金利下げ 受け皿機関に譲渡で 2011年4月10日 日経
 日本振興銀行は今月25日に業務や資産を公的な受け皿機関である「第二日本承継銀行」に譲渡するのに伴い、店舗数を大幅に減らす。現在68ある店舗のうち42店舗を統廃合し、
26店舗に絞り込む。これまで振興銀に預金した時点の比較的高い金利が適用されてきた預金金利も、譲渡日以降は大幅に下がる。
 振興銀は2010年9月に経営破綻し、元本1千万円以下の預金とその利息までしか保護されないペイオフが初めて発動された。現在は預金保険機構が金融整理管財人となり
清算手続きを進めている。振興銀の破綻後も預金者は比較的高めの金利の適用を受けてきたが、25日以降は1年物で0.03%と、大手銀の定期預金並みの金利に下がる。



 初のペイオフに追い込まれた日本振興銀行ですが、現有68店舗のうち42店舗を統廃合して26店舗(本店、札幌店、秋田店、盛岡店、仙台店、郡山店、宇都宮店、水戸店、大宮店、千葉店、新宿店、横浜店、甲府店、長野店、新潟店、金沢店、静岡店、名古屋店、梅田店、神戸店、岡山店、広島店、高松店、福岡店、熊本店、鹿児島店)まで絞り込むことを決めました。
 そして、これまで高い金利のついていた定期預金金利も、個人顧客は1年物が年0.03%、3年物と5年物、10年物は年0.06%に、法人顧客も1年物が年0.03%、3年物は年0.06%まで引き下げられるようです。
 まあ、金利の適性水準までの引き下げはペイオフが発動された以上は当然としても、さすがにこれだけまで店舗網を絞り切ることができれば、顧客網が欲しいノンバンクなどが手を上げ易くなるのではないかな…とも思うのですが、さてさてスポンサーは見つかるのでしょうか…。

仙台銀、公的資金の活用検討 震災対応で

2011-04-13 05:25:04 | Weblog
仙台銀、公的資金の活用検討 震災対応で 2011年4月11日 日経夕刊
 仙台銀行(仙台市)は11日、東日本大震災で融資先に甚大な被害が出ていることなどを踏まえ、金融機能強化法に基づく公的資金の活用を申請する検討に入った。震災後、被災地域の金融機関による公的資金活用の動きが表面化するのは初めて。予防的に公的資金を受け入れて、復興のための資金需要に応えられる体制を整える狙い。
 仙台銀は同日、今年10月に予定していたきらやか銀行(山形県)との経営統合の時期の延期と同時に発表する。
 金融機能強化法は、中小企業向け融資など金融仲介機能を十分に果たすために健全な金融機関に予防的に公的資金を注入する枠組み。仙台銀は今回の大震災で多くの取引先が被災し、業務再開のめどが立っていない融資先も多い。このため復旧や復興の資金需要に応じられるよう、強化法に基づく公的資金活用の検討に入った。
 具体的な注入時期や金額などは今後、金融庁などと詰める。きらやか銀との経営統合については、震災対応を優先するため、今年10月に予定していた統合時期を延期する。きらやか銀には2009年9月に同法に基づき200億円の公的資金が注入されている。

公的資金の返済期限、約10年延長へ 被災地の金融機関 2011年4月12日 朝日
http://www.asahi.com/business/update/0411/TKY201104110617.html
 金融庁は11日、東日本大震災の被災地にある金融機関に公的資金を入れた場合、返済期限を延長する検討を始めた。今の「15年以内」を10年ほど延ばす。復興に必要なお金を長期にわたって貸し出せるよう、負担を軽くするねらいだ。
 金融庁は金融機能強化法の改正案を今国会に出し、被災地の金融機関が公的資金を申請する場合の特例を設ける。これまでに、経営者の責任を問わないことや、2012年3月としている申請期限を数年間延長することを検討している。
 さらに、返済期限を延長する▽申請時に出す経営強化計画の期間を3年から数年延ばし、収益の回復に時間がかかってもよくする▽融資のうち中小企業向けの割合を高くするという目標を緩める、などを検討し始めた。改正案や政令改正に盛り込む方向だ。
 これらの特例は、公的資金を申請しやすくするねらいがある。公的資金で被災地の金融機関の資本を手厚くするなどして、被災した企業や個人に必要なお金を貸せる環境をつくる。
 被災地の金融機関では、まず宮城県を地盤にする仙台銀行(仙台市)が11日、公的資金を申請する方針を決めた。震災前から、11年3月期連結決算の純損益は地域経済の低迷で23億円の赤字予想だったが、震災が追い打ちをかけている。
 71店舗のうち、今も10店舗が営業を停止している。沿岸部の気仙沼市や南三陸町などの5店舗は、再開のめどすら立たないという。
 融資先にも、地震や津波で営業の見通しが立たない企業が多い。仙台銀の担当者は「業種を限らず、復興に向けて多くの資金が必要になるのは確実です。復興に向けて万全の態勢を整えたい」と言う。
 金融庁は、被災地の他の銀行や信用金庫、信用組合からも同様の申請が相次ぐとみて準備を進めている。ただ、金融機能強化法の公的資金枠は11兆円以上残っているため、資金枠の増額は見送る方針だ。



 つい先日の11日に、山形県のきらやか銀行との経営統合延期の先送りが報じられたばかりの仙台銀行ですが、融資先に甚大な被害が出ていることから、金融機能強化法に基づく公的資金の活用を申請する検討に入りました。
 まあ、仙台銀行の場合、元々は県内で細々と営業する相互銀行だったものの、陽シティ銀行の経営破綻に伴い19店舗の譲渡を受け、現在は店舗網も71店舗まで拡大したものの、県外店舗は東京支店の1店舗のみの、実質宮城県内の銀行ですし、地元の雄である七十七銀行との取引ができない地元の中小零細企業にとっては、万が一にもこの銀行に何かあると資金繰りが著しく苦しくなることは明白。
 きらやか銀行との経営統合も、まずは財務体質を健全化してからの中長期的な課題になってしまうのも致し方ないのではないでしょうか…。

「政府は強盗してでも金を作れ」国民新・亀井代表

2011-04-13 05:20:25 | Weblog
「政府は強盗してでも金を作れ」国民新・亀井代表 2011年4月11日 朝日夕刊
http://www.asahi.com/politics/update/0411/TKY201104110415.html
 国民新党の亀井静香代表は11日の記者会見で、菅政権が東日本大震災の復旧・復興に充てる第1次補正予算案の財源について「強盗してでも金を作って来るのが政府の役割だ」と語った。
 亀井氏は補正予算案について、財政規律を重んじる財務省が主導して編成したとして、かねて不満を表明している。政治主導で予算規模を大幅に積み増すよう求めるために、強盗の例えを持ち出したとみられる。
 亀井氏は「これは財務省の案だ。国民新党が同意しないと閣議は通せない」とも語り、民主党側を強く牽制した。

海外メディア「称賛」の裏で起きていた 報じられない“震災犯罪” 2011年4月12日 ゲンダイネット
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/society/n_security__20110412_3/story/12gendainet000142145/
 震災直後の海外メディアの「ニッポン人称賛」の裏でヒドイ事件が続出していた。
 岩手県警は8日、盛岡市の会社員、松永享容疑者(29)を強姦容疑で逮捕した。松永は7日の余震で停電中だった住宅に侵入し、10代後半の女性を乱暴した疑い。地震と停電の暗闇に震える住民を狙った卑劣な犯行だが、震災絡みの犯行はこれだけじゃない。福島県の地元記者がこう言う。
 「福島原発の事故で避難指示が出ている地域で窃盗が相次いでいます。狙われているのはコンビニの商品やレジと、民家の貴重品。建物が倒壊していて簡単に侵入できますからね。県警は防犯チームをつくって警戒に当たっています」
 日本の治安は、東日本大震災直後、海外メディアから「絶賛」された。「日本の人々には真に高貴な忍耐力と克己心がある」(NYタイムズ)、「他の国ではこんなに正しい行動はとれないだろう。日本人は文化的に感情を抑制する力がある」(BBCワールドニュース)、「国民に自助、共助、公助の意識が身についている」(中国・第一財経日報)……。今の状況からは想像もできない姿だ。
 「犯罪は被災地だけに限りません。東京都内でも震災後のひったくり事件が190件も発生し、震災前に比べて増加傾向にあります。計画停電や節電で薄暗くなったスキを見て犯行に及ぶケースが目立つようです。義援金詐欺も全国で後を絶たず、都道府県の消費者センターなどに相談が寄せられている。とても『称賛』できませんよ」(社会部記者)
 取り締まる側もメチャクチャだ。福島地検は震災後、強制わいせつ事件などで逮捕されていた複数の容疑者を“勝手”に釈放。そのうちの窃盗事件の容疑者が再び建造物侵入容疑で逮捕されるという信じられない事件も起きた。検察が地震と原発にブルっているのだから、犯罪者がツケ上がるのも当然だ。震災絡みの「火事場泥棒」は報じられていないだけだ。



 この人。政治家である以上は多少のパフォーマンスは必要なのでしょうが、もう少し言葉を飾った言い方というものはできないものなのですかねぇ…(呆れ
 どうも海外のマスメディアでは『日本人の秩序ある行動』といった趣旨の称賛の報道が相次いでいることもあり、被災地の治安も守られているイメージがありますが、被災地の間でボランティアを装った強盗や不審者が出入りしたり、実際に無人になった家のガラスが割られて窃盗の被害を受けている家が続出しているのも紛れもない現実。(窃盗犯目線で見れば、今は無人の家に貴重品が残されているケースも多く、自警団さえやり過ごせば、都会の家に盗みに入るより捕まるリスク?は少ない…という邪な思いもあるのではないでしょうか…)
 震災で被害を受けた方のためを思うからこそ、発言には十分気をつけて欲しいものだと思いますし、例えであっても被災者の気持ちを本当に考えているならば、ここまで無神経な発言はでないと思います…(怒!
 この発言は、野党の自民党や公明党、みんなの党及び社民党・共産党から猛反発を受けることは当然としても、連立を組む民主党内でも物議を醸すことになりそうですね…。

福島などで震度6弱、いわき市などで3人死亡 2011年4月12日 読売夕刊

2011-04-12 05:34:26 | Weblog
福島などで震度6弱、いわき市などで3人死亡 2011年4月12日 読売夕刊
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110411-OYT1T00804.htm?from
 11日午後5時16分頃、福島県東部を震源とする地震があり、同県いわき市、古殿町、中島村、茨城県鉾田市でそれぞれ震度6弱を観測した。気象庁によると、震源の深さは6キロ、マグニチュード(M)は7・0と推定される。3月11日にM9・0を記録した地震の余震とみられる。
 福島県警によると、11日夜、いわき市内で土砂崩れが起き、同市田人町石住、高橋貞夫さん(71)方が倒壊。高橋さん方にいた4人のうち、孫の高校生、愛さん(16)が病院に搬送されたが死亡した。高橋さんも肋骨(ろっこつ)を折る重傷。また隣接する1棟も倒壊、1人が遺体で発見された。ほかにも閉じ込められている人がいるとみられ、救出作業を進めている。
 茨城県によると、龍ヶ崎市で男性(46)が転倒し、搬送先の病院で死亡。牛久市では、スリランカ人の男性(46)が地震のショックで倒れるなどして2人が意識不明だという。



 あの東日本を襲った巨大地震の発生から1カ月が経過しましたが、その1カ月経過した11日の夕方に福島県東部を震源とする震度6弱の余震が発生し、3人の方がお亡くなりになるという悲劇がまたまた発生してしまいました。
 ん…。震度6クラスというと、普通余震レベル扱いで片付けられるレベルを完全に超越していますし、阪神大震災の時も大き目の余震はせいぜい震度3か4クラスが2.3回あった程度だったと思うのですが、こう頻繁に余震が発生するようでは被災者の方が避難所などで安心して眠ることもできませんし、被災者の心のケアや復興の遅れ。そして福島第一原発対応がこれ以上深刻にならないかが何よりも心配。
 今はただ、1日も早く現状が落ち着くことを願ってやみません。

堺市長、府議選を「大阪の大震災」と発言…撤回

2011-04-12 05:22:51 | Weblog
堺市長、府議選を「大阪の大震災」と発言…撤回 2011年4月11日 読売夕刊
http://www.yomiuri.co.jp/election/local/2011/news1/20110411-OYT1T00458.htm
 大阪府の橋下徹知事が率いる「大阪維新の会」が10日投開票された統一地方選で府議会の過半数を獲得するなど躍進したことを受け、堺市の竹山修身市長は11日午前、報道陣に、「(府議会の過半数は)本当に大きな大阪の大震災というべきものと思っている。府民のマグマが爆発して、プレートがずれたような衝撃だ」などと話した。
 約1時間半後、発言について、「変革への思いが大きかったという趣旨だったが、東日本大震災で被害を受けた方が多くおられるなか、配慮に欠けた発言で反省しており、撤回したい」とコメントを出した。
 竹山市長は一昨年9月、府部長から橋下知事の支援を受けて初当選したが、その後、橋下知事が掲げる「大阪都構想」に反発し、知事との関係はぎくしゃくしている。10日の堺市議選(定数52)では、維新の会は13議席を獲得し、第1党になった。




 う~ん。『大阪にとって天の恵みというと言葉が悪いが、本当にこの地震が起こってよかった』発言をやらかしてくれた(76歳で元自民党で今回は無所属で出馬して落選した)長田義明議員程酷くはありませんが、長田議員に続いて今度は堺市長が「大阪の大震災」発言ですか…(滝汗

 今回の府議会議員選挙の結果、維新の会が大躍進したことで、大阪都構想も一気に進められかねないだけに、堺市長が自身の支持基盤を失ってショックだったのはわからなくもありませんし、堺市の政令指定都市昇格は市民にとっても長年の悲願(市としては長年望んでいたものの、当時の人口要件を中々満たせず昇格できなかった経緯があります)だっただけに、私個人としても政令指定都市を真っ向から否定するような大阪都構想にはどうしても違和感を感じざるを得ませんが、だからといってわざわざ震災に例えるような発言をしなくてもいいものではないかな…と思います。
 リーダーというものは部下に信頼されてこそリーダーたりうるわけで、だからこそ発言には十分気をつけてほしいものですね。

統一地方選:大阪府議会選は維新の会が大躍進で第1党に 減税日本は13議席

2011-04-12 05:13:39 | Weblog
統一地方選:大阪維新の会が第1党 減税日本は13議席 2011年04月11日 毎日
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/society/n_election3__20110411_2/story/mainichi_20110411k0000m010116000c/
 10日の統一地方選では、大阪や愛知などの首長が代表を務める「首長政党」が台風の目となり、既成政党に加え、機能不全が指摘される地方議会への批判票を集めて存在感を示した。今後は国政への影響力強化も狙う。
 橋下徹大阪府知事が代表の「大阪維新の会」は大阪府議選、大阪・堺市議選で計119人の候補者を擁立し民主、自民、公明、共産などと激突。3選挙で獲得議席は告示前48から2倍超の103に伸ばし、3議会とも第1党となった。府議選(定数109)では57人が当選、過半数を占めた。大阪市議選(同86)では33人、堺市議選(同52)では13人がそれぞれ当選した。
 橋下知事は大阪府と大阪・堺両市を解体・再編する「大阪都構想」実現に向け勢力を拡大し、議会運営でも優位に立った。府議選で当選した維新幹事長、松井一郎氏(47)は都構想について「有権者からご支持をいただいたと思う」と話した。
 東日本大震災発生後、橋下知事は「日本を支えるには東京と大阪の二つの『都』が必要」と述べ、防災面でも都構想の必要性を強調。選挙後は3議会での都構想推進決議に向け会派間の政策協議を優位に運びたい考えだ。
 一方、愛知県議選では、河村たかし名古屋市長が率いる「減税日本」が13議席を獲得したものの、大村秀章知事の「日本一愛知の会」は5議席にとどまった。両党は統一候補43人を擁立。名古屋市内で減税日本が議席を伸ばしたが、同市外では両党とも伸び悩んだ。
 河村市長は2月、愛知県知事選、名古屋市長選、同市議会解散の賛否を問う住民投票の「トリプル投票」を仕掛けて完勝。減税日本は3月の出直し市議選で第1党に躍進した。勢いに乗る減税日本は、統一選の前後半戦合わせて全国で150人以上を公認・推薦し、勢力拡大を目指した。
 しかし、東日本大震災では復興財源確保のため政府・与党内で増税論も浮上。「減税というおかしな風が吹いているが、大災害でそんな余裕があるのか」(愛知県議選の自民党候補)との批判が高まった。愛知の会の候補者は市議や首長経験者中心で清新さに欠けるという側面もあった。大村知事は「自粛ムードで選挙戦が低調だった。現職回帰、保守回帰があった」と振り返った。
 河村市長は「苦しい時は減税をしないとだめ。民のかまどを温めることで経済を盛り上げるのは当然」と主張。独自候補を擁立する衆院愛知6区補選(12日告示、24日投開票)について「増税型の政治がいいのか、減税型政治がいいのか。しっかり判断してもらえると思う」と強調した。

大阪府議会で過半数、「河村流」失速…首長新党 2011年4月11日 読売
 各地の地域政党のうち、注目された大阪府では、橋下徹知事が代表の「大阪維新の会」が府議選で単独過半数を獲得、大阪、堺両市議選でもそれぞれ第1党に躍進した。
 一方、愛知県では大村秀章知事が率いる「日本一愛知の会」、河村たかし名古屋市長の「減税日本」が共に伸び悩んだ。
 「大阪維新の会」は府と大阪、堺両市を解体・再編する「大阪都構想」実現を目指し、府議選(定数109)に60人、大阪市議選(同86)に44人、堺市議選(同52)に15人の計119人を擁立した。
 このうち、府議会では第1党の座を堅持したばかりでなく、戦後初の単独過半数(選挙後の会派統合を除く)に達し、府政運営の決定権を持つことになった。大阪、堺両市議会での躍進と合わせ、「大阪都構想」の実現に大きく弾みをつけたと言える。
 東日本大震災や福島第一原発の事故の影響で、大阪各地の論戦の力点は防災や原子力政策に移って「大阪都構想」をめぐる論戦は低調となり、橋下氏に不利に働くとの見方もあった。
 実際、民主党や自民党も「都構想より防災」と“反維新”の包囲網を広げたが、橋下氏は「震災対策や危機管理上も大阪都構想が必要だ」などと、震災に絡めた訴えを強化する戦術に転換し、有権者の支持をつなぎ留めた。
 これに対し、愛知県議選(定数103)では、「日本一愛知の会」と「減税日本」が共闘し、43人の公認候補を擁立したが、あわせて18議席の獲得にとどまった。減税日本は静岡市長選に公認候補も擁立し、地域から広域、さらには国政へと、勢力拡大を図る意図を鮮明にしたが、静岡市長選では自民党や連合静岡という“既存勢力”の推す候補に敗北を喫した。

「大阪都」に絞り現職次々破った維新の旋風 2011年4月11日 読売夕刊
 東日本大震災の被害の全容がいまだ見えない中で10日、投開票された統一地方選前半戦。
 大阪では、橋下徹知事率いる地域政党「大阪維新の会」の新人候補たちが、既成政党の現職を次々と破り、「維新旋風」を巻き起こした。防災対策を前面に掲げた各党に対し、維新の会は「大阪都構想」に絞って支持を広げ、府議会で過半数を確保した。市議会でも第1党に躍進したが、過半数には届かず、都構想で主導権を握るには他党との連携が欠かせない。秋の大阪市長選をにらみ、橋下知事の出馬を巡る動向が次の焦点となる。
 「橋下代表の実行力は大阪を変える希望。私も一緒に頑張っていきたい」
 維新の新人2人と、民主、自民、公明、共産4党の現職5人が激突した大阪市議選の住吉区選挙区。「維新VS既成政党」の象徴となった激戦区を勝ち抜いた維新の元モデル、伊藤良夏さん(30)は「橋下改革」への思いを口にした。
 出身地の大阪を拠点にファッションショーやCMで活躍した。選挙経験はゼロ。昨年9月、公認直後の集会では約800人の聴衆を前に、緊張であがってしまい、演説はしどろもどろに。それが、わずか半年余で初陣を飾った。
 ただ、当選後も母親から祝福の花束を受け取っただけで、震災の被災者らに配慮して万歳は封印した。
 同市議選の中央区選挙区で当確を決めた維新新人で元コンサルタント会社員の村上満由さん(26)は、橋下知事の等身大パネルの横で支持者らと抱き合って喜んだ。
 実家は兵庫県西宮市で、同志社大に進んだ。中央区と縁はなかったが、維新の公募に応じ、「華がある」と幹部に見込まれ、大阪市中心部の重点選挙区へと送り込まれた。
 出馬を決めたのは昨年10月。選挙運動は大学時代の友人や後輩らが支え、街頭演説には橋下知事のパネルを伴うこともあった。
 当選後は支持者らと「頑張ろう」と拳を突き上げ、「政治家になるチャンスを与えてくれた橋下知事に感謝しています。これからが本当の勝負」と表情を引き締めた。

結成1年で橋下維新が府会過半数、既成政党どう連携 2011年4月11日 産経夕刊
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110411/elc11041109220046-n1.htm
 東日本大震災を受けての選挙戦となった10日の統一地方選。大阪府と大阪、堺の両市を再編する「大阪都構想」を掲げた地域政党「大阪維新の会」(維新)は、府議選や大阪市議選、堺市議選で議席数を大きく伸ばし、両市議会で議会第一党になるとともに、府議会では念願の過半数を握った。維新代表の橋下徹知事や、3議会での維新の発言力がさらに増すことは確実で、有権者に「ノー」を突きつけられた既成政党が、今後どのように動くのかが焦点となる。
 今回の選挙で、維新は大阪都構想を唯一最大の争点と位置づけ、有権者に迫る戦略を立てた。ただ、震災を受けて選挙戦に自粛ムードが漂い、大阪都構想を争点として直線的に訴えづらい状況となり、有権者がどうとらえるのかが見えにくくなった。
 「震災の方が重視されている。今の関心の度合いでは(過半数を)達成できない」
 橋下氏自身、6日の記者会見でそう分析。震災の発生でメディアへの露出が減り、“劇場型選挙”を思うように展開できないことへのいらだちをにじませた。維新幹部も選挙期間中、躍進へ頼みの綱となる無党派層の動向について不安を口にしていた。
 今回の投票率は、府議選で46.46%。前回より1.56ポイント上がったが、維新が期待した大幅アップには至らなかった。
 それでも維新が大きく躍進したことは、強いリーダーシップをもとに“大変革”を打ち立てる橋下氏への期待の大きさを改めて見せつける半面、政権与党の民主党をはじめとする既成政党への不信感の根深さをうかがわせた。
 結成から1年の地域政党が、府議会、大阪、堺両市議会でともに第一党となった意味は小さくない。特に、戦後初めて1会派が選挙で単独過半数を得た府議会では、発言力とともに、責任も格段に重くなる。
 震災後、選挙戦が近づくにつれ、橋下氏は「都構想自体の是非を問うのではなく、都構想に向けた協議を始めるかどうかを問う選挙」と強調するようになった。水面下で他党との連携の可能性を探り始めていたとみられる。
 惨敗した民主をはじめ、今回の選挙で他党が負った傷は深い。だが、地方議会では、知事側の政策をチェックすることも議会本来の役割だ。維新、他党とも、市民への責任を果たすためのスタンスが問われる。

民主が基盤の大阪・平松市長「維新の強さ驚き」2011年4月11日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/election/local/2011/news1/20110411-OYT1T00298.htm
 民主党は、大阪府議会、大阪、堺両市議会でいずれも議席を大幅に減らし、惨敗した。
 特に、大阪都構想を巡り、維新の会代表の橋下知事と対決姿勢を鮮明にしてきた平松邦夫・大阪市長は民主を支持基盤としており、今後、厳しい市政運営を迫られる。
 「維新の会の強さに驚いている。既成政党への失望感が表れたのではないか」。11日未明、大阪市役所で記者会見した平松市長は表情を引きつらせた。2007年の市長選で民主の全面支援を受けて初当選。今回の選挙戦では連日、民主候補の個人演説会に顔を出すなど精力的に応援弁士を務めたが、維新の勢いを止めることはできなかった。
 大阪市議選住吉区選挙区の前民主市議団幹事長・神原昭二さん(61)は、選挙戦で橋下知事批判を展開し、平松市長の応援も受けたが、維新の2新人に敗北。事務所入り口にはこの日、「取材・インタビュー等のお申し出は一切お受けできません」と書かれたはり紙が張り出され、神原さんは事務所に姿を見せなかった。

橋下敗北宣言の真意は?…警戒強める大阪市 2011年4月11日 読売夕刊
http://www.yomiuri.co.jp/election/local/2011/news1/20110411-OYT1T00637.htm?
 「大阪都構想」を掲げ、地域政党「大阪維新の会」が大躍進した統一地方選の大阪府議・市議選から一夜明けた11日、維新の会を率いる橋下徹知事が口にした「敗北宣言」。
 主戦場と位置づけていた市議選で目標の過半数に届かなかったとして、今後は「大阪都」の名称も含め、あらゆる前提をつけずに他党と協議する考えを示した。強気の知事が一転、見せた突然の柔軟姿勢は、自信の裏返しか、既成政党への誘い水か――。維新に苦杯を喫した既成政党や大阪市の関係者は、真意を測りかねている。
 都構想を巡り、橋下知事から「ぶっ壊す」と名指しされた大阪市。前夜、維新の躍進ぶりに「こんなに議席を伸ばすのか」と険しい表情を見せた平松邦夫市長はこの日は登庁せず、幹部らが情報収集にあたった。
 橋下知事の「敗北宣言」に、ある市幹部は「区長公選制や、特別区への区割りなどの前提を崩せば、都構想は成り立たない。公明党などを協議に引き込もうという腹ではないか」と多数派工作の動きに警戒感を募らせ、別の幹部は「既成政党への不信が維新の躍進につながっただけで、都構想が支持されたわけではない」と反発した。

“民主王国”見る影もなし…愛知県議選惨敗 2011年4月11日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/election/local/2011/news1/20110411-OYT1T00269.htm
 愛知県議選で民主党は、改選前の35議席から9減となり、県知事選、市長選・市議選に続く惨敗となった。
 政権交代を支えた“民主王国”は見る影もなく、同党関係者からは「もう救いようがない」とため息が漏れた。
 地域別では、15人を擁立した名古屋市内で15議席から6議席に激減。6期目のベテランで、県連幹事長の杉岡和明さん(59)(名古屋市緑区選挙区)は減税日本の新人に敗れ、「私の不徳だ。指導力が足りず、仲間に申し訳ない」とうなだれた。
 民主党は「定数2割削減」を目玉政策に据え、与党として震災復興に尽くす姿勢を強調したが、告示前に立候補予定者から公認や推薦の辞退が相次ぐなどの劣勢を引きずった。同党県連の牧義夫代表も「減税日本への追い風は弱まったと思っていたが、なぜここまで負けたのか」と声を詰まらせた。






 府県議選で全国的に注目を集めていると言えば、大阪維新の会と愛知の減税日本がどれだけ議席を伸ばすかもかなり注目を集めていたと思いますが、橋下徹大阪府知事率いる大阪維新の会は圧勝して第一党に躍進。
 一方、河村たかし名古屋市長が率いる「減税日本」は13議席を獲得したものの、大村秀章知事の「日本一愛知の会」は5議席に留まったようです。

 ちなみに大阪市鶴見区から出馬して、東日本大震災に関連して『大阪にとって天の恵みというと言葉が悪いが、本当にこの地震が起こってよかった』発言をやらかしてくれた76歳の長田義明議員が再選を決めるかどうかも、ある意味注目を集めていたと思うのですが、府と大阪、堺両市を解体・再編する「大阪都構想」実現を目指す大阪維新の会所属で37歳と若い徳村聡氏が21791票と52.6%に相当する票数を獲得し、12540票(30.3%)を獲得した76歳の現職長田義明氏に圧勝。元看護士で共産党が推薦する久志本京子氏は7078票でした。
 元々維新の会の威勢が良いところにあの発言では区民が失望したのも無理もないでしょうね…。

 参考までに、鶴見区以外の大阪府議会議員選挙の結果を見ると、大阪市都島区と同西淀川区でこそ自民現職が維新の会の候補を振り切って逃げ切り、大阪市旭区でも民主現職が維新の会の候補をかろうじて振り切って逃げ切りましたが、
 大阪市は、北区では維新の会候補が自民候補にダブルスコア近い大差をつけて圧勝。
 此花区では維新の会候補の現職が共産党候補を破り民主候補は勝負にならず。中央区は維新の会の新人が大接戦の末自民現職を破り、西区では維新の会の現職が自民新人をダブルスコア以上の大差で一蹴。
 港区も維新の会の現職が共産新人をダブルスコア以上の大差で破り、大正区では維新の会の新人が共産党の現職を僅差で振り切り、天王寺区でも現職を破って維新の会の新人が当選。
 大正区では共産現職を維新の会の新人が接戦の末破り、浪速区でも維新の会の現職が自民現職を振り切って当選。
 淀川区では維新の会の新人がトップ当選し、続いて公明の現職が当選し、民主候補は公明現職の半分以下の獲得票数しか取れず惨敗し共産候補も一蹴。
 東淀川区では公明現職がトップ当選し、続いて維新の会の新人が当選し、民主現職が敗退。
 東成区では維新の会の新人が大接戦の末自民現職を振り切り、生野区では自民現職と維新の会の新人が当選し、民主現職は敗退。
 城東区では維新の会の現職と自民の新人が当選し、民主現職は敗退。
 阿倍野区では維新の会の新人が自民現職を破り民主新人は惨敗。
 住之江区では維新の会の現職と民主現職が議席を死守し、住吉区では維新の会の現職と公明新人が当選。
 東住吉区では維新の会の新人がトップ当選し、続いて公明現職が当選し、自民新人が落選&民主は敗退。
 平野区では維新の会の現職と公明新人が当選し、共産現職と民主新人は落選。
 西成区では公明現職がトップ当選し、続いて維新の会の新人が当選となり、自民新人と民主元は落選。

 堺市は、堺区では維新の会の新人がトップ当選し続いて公明現職が当選して共産党の現職と民主新人は落選。中区は維新の会の現職が大差で自民と民主の新人を破り、東区・美原区では維新の会の新人が大接戦の末自民現職を破り当選。
 西区では自民新人がトップ当選し、続いて維新の会の新人が当選して民主新人は落選。南区では維新の会の新人と自民の新人が当選し、民主現職は共産候補さえ下回る惨敗。
 北区では維新の会の新人と自民の現職が当選し、民主現職は敗退。

 岸和田市は維新の会の現職と公明の現職が共産ライバルに大差をつけて議席を死守。豊中市は民主現職が敗れ、池田市では維新の会の新人が民主現職を僅差で振り切って当選。
 吹田市では維新の会新人、公明現職、共産新人、民主新人が当選し自民新人が敗れましたが、民主新人と敗れた自民新人との票差はわずか420票の僅差。
 高槻市・三島郡では維新の会の新人に社民現職が弾き飛ばされ、貝塚市では維新の会の現職が無所属新人にダブルスコア近い大差をつけて勝利。
 守口市では維新の会の新人と公明新人が当選し、自民新人と共産新人が大差で敗退。枚方市では民主の現職がみんなの党の新人と最後の議席を巡って争ったものの360票差で弾き飛ばされ、茨木市では維新の会の現職、公明現職、民主現職の現職3人が再選(自民新人は民主現職と205票の僅差)
 八尾市では維新の会の現職、公明現職に民主の新人が滑り込み、共産の現職が僅差で敗退。
 泉佐野市では維新の会の新人が自民現職を破り当選。
 富田林市・南河内郡は維新の会の現職と無所属の現職が共産候補を一蹴。
 寝屋川市では自民現職公明新人に民主現職が共産新人を振り切って当選し、河内長野市では維新の会の新人が共産新人を一蹴。
 松原市では維新の会の現職と公明の現職が議席を守り、民主新人は共産党の新人よりも獲得票数が少ないという屈辱的な惨敗。
 大東市は維新の会の新人と公明の新人に民主現職が弾き飛ばされ、和泉市では維新の会の現職に続いて自民の新人が当選し公明の現職が落選。
 箕面市・豊能郡では維新の会の現職と民衆の新人が当選。
 柏原市では維新の会の現職が無所属候補をダブルスコア以上の大差で破り、羽曳野市では維新の会の新人が自民現職を大接戦(255票差)の末破って当選。
 門真市は維新の会の現職と公明新人が当選。
 摂津市では維新の会の現職が共産候補にダブルスコア以上の大差で勝利し、高石市でも維新の会の現職が自民新人に大差で勝利。
 藤井寺市の無所属新人対決は元衆議員秘書の岡田義信が当選を決め、東大阪市は民主現職が弾き飛ばされ、泉南市でも維新の会の新人が民主現職を破って当選。
 四條畷市では維新の会の新人が民主との新人同士の争いを制して勝利し、交野市では維新の会の新人が民主現職との接戦を制してに勝利。
 阪南市では維新の会の現職が自民新人にダブルスコア以上の大差で勝利し、泉南郡では維新の会の新人が自民現職を破って勝利。

 まあ、何と言うか 表現は不適切かもしれませんが、維新の会の候補 というだけの理由で初当選を決めた候補も何人かいたのではないか…という印象も受けなくもないのですが、問題は4年間でどれだけの実績を残すことができるか…。
 肝心の実績を残すことができなければ、おそらくはかっての小泉チルドレンや、前回の衆議院選挙で初当選を決めた民主の若手議員と同じ運命をたどることになるでしょうし、特に新人議員は4年間でどれだけの実績を残すことができるか、その一挙一足が注視されることになるかと思います。

元阿久根市長が落選 鹿児島県議選

2011-04-11 07:20:33 | Weblog
元阿久根市長が落選 鹿児島県議選 2011年04月11日 共同通信
http://www.47news.jp/47topics/e/204539.php
 鹿児島県議選の阿久根市・出水郡区(定数1)では、元阿久根市長で無所属新人の竹原信一(たけはら・しんいち)氏(52)が、自民党現職の中村真(なかむら・まこと)氏(69)に敗れ、落選した。竹原氏は選挙事務所で「結果を出したのは市民で、それを引き受けるのも市民だ。やるべきことはやった」と力なく語った。
 竹原氏はリコール(解職請求)成立で市長を失職し、1月の出直し選でも落選。県議選でも持論の公務員批判を展開したが、現職とは約2400票の大差がついた。
 阿久根市では、統一地方選後半にリコール成立に伴う出直し市議選(定数16)があり、竹原氏を支持するグループは10人前後が立候補する予定。竹原氏派の前市議は「敗戦の影響は大きく、厳しい戦いになるが、がんばるしかない」と巻き返しを誓った。





 県議選レベルで俄然全国的に注目を集めていたと言えば、阿久根市長に就任するも度重なるリコール騒動と労働法を無視したあげくとうとう出直し市長選で落選すると今度は県議選に出馬した前阿久根市長の竹原信一氏の選挙結果だと思いますが、選挙結果は、元県会副議長かつ自民現職で69歳の中村真氏が全体の51.1%にあたる10192票を獲得し、39.1%に相当する7794票を獲得した竹原信一氏に2400票近い差をつけて再選を決め、竹原氏は敗れました。
 保守分裂の形で出馬した建設会社員で50歳の古賀操氏は1969票に留まっています。

 あの竹原氏の出馬表明に加えて、迎え撃つはずの保守が分裂では選挙結果はどうなるか? とはらはらしていた人も結構いるのではないかと思いますが、結果的には現職の中村真氏に保守票が集中。
 まあ、阿久根市だけなら竹原さんもいい勝負だったのかな…と思わなくもありませんが、この選挙区は阿久根市だけでなく出水郡の方も含まれていますし、おそらくは出水郡の方の大半が現職の中村真氏支持に回ったことがこの結果を生んだのかな…と思います。
 それにしても、中村真氏もまさかこんな形で全国的な注目を集めるとは夢にも思っていなかったでしょうね…。

政府の「旅行は西日本へ」に群馬知事反発

2011-04-11 06:37:17 | Weblog
政府の「旅行は西日本へ」に群馬知事反発 2011年4月9日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110409-OYT1T00069.htm
 政府が今夏の電力不足対策として、「西日本」への家族旅行を勧める節電案を打ち出したことに対し、群馬県の大沢知事は8日の記者会見で「震災で関東、東北の観光地は大きな影響を受けており、これらの地域への旅行を控えるべきとの政府の意思表示ととらえられる」と反発。
 「早期復興のためには経済の活性化が不可欠で、このような表現は厳しく慎むべき」と批判した。
 大沢知事は同日、東京事務所長を通じて政府に抗議を申し入れた。
 県内の観光地は、原発の放射能漏れ事故の影響もあり、キャンセルが相次ぐなど深刻な打撃を受けている。



 う~ん。政府から見れば『東京電力管内の節電はしたいけど、日本全体の「消費の自粛」状態が続くのはたまらない』と思うあまり、言い出したことなのでしょうが、それでなくとも風評被害で観光客が激減している地域の方にとっては不愉快極まりないKY発言でしょうし、群馬県知事が苦言を呈するのも無理もありませんね。
 お金が回るからこそ経済も活性化するわけで、旅行や各種イベントの自粛を最小限に抑え込むことは観光業全体が生き残っていくためにも必要なことですが、今は関西も外国人観光客(個人の旅行はそれ程減っていませんが、団体客が激減しています)の減少に悩まされているだけに、一方の陣営にすり寄ることはとかく物議を醸すことにもなりかねませんし、東北そして日本全体の再興のための舵取り一つとっても非常に難しいものだとつくづく感じます。

きらやか銀:仙台銀との経営統合 合意締結先送り

2011-04-11 06:30:16 | Weblog
きらやか銀:仙台銀との経営統合 合意締結先送り 2011年04月10日 毎日
http://mainichi.jp/select/biz/news/20110410k0000m020017000c.html
 きらやか銀行(山形市)と仙台銀行(仙台市)が4月末に予定していた経営統合の最終合意締結を、先送りする方針を固めた。東日本大震災の影響で保有資産の再評価などを進める必要が出てきたためで、今年10月に予定している持ち株会社設立などのスケジュールの修正も迫られる可能性がある。
 両行は昨年10月に経営統合で基本合意。両頭取を共同委員長とする委員会を設置し統合に向けた準備を進めてきたが、3月11日の震災後は委員会を開催できておらず、再開のめども立っていないという。




 東日本巨大地震の影響が読み切れないこともあり、山形市にあるきらやか銀行と仙台市にある仙台銀行との経営統合の合意締結が先送りされることになりそうです。
 まあ、東北地方の場合、オーバーバンキング状態が金融関係者などから以前から指摘されていて、地銀同士の競争も激しく、この状態を放置すればお互いが共倒れになり悪戯に経営体力を蝕むことにもなりかねないだけに、基本的な経営統合の方針そのものは変わらないとは思いますが、
 山形のきらやか銀行の側から見れば、経営統合相手の仙台銀行の建物にも多くの被害が出ている可能性がある(今は営業できても、中長期的に修復費用をかけずに現在地で営業を継続することができるかどうか は全くの別問題です)ことから、仙台市に多くの拠点を確保できるという最大のメリットの雲行きが少し危うくなってきましたし、それ以上に仙台銀行の取引先企業に多くの被害が出ていて資産査定(デューデリジェンス)に長い時間がかかりそうなことから、万が一にも経営統合を強行したあげく経営が悪化した日にはきらやか銀行の経営陣達が経営責任を追及されることにもなりかねませんし、支店の統廃合により顧客に不便を強いる可能性もある(ちなみに、実は私も、支店の統廃合で強制的に口座を一度も行ったことのない支店に移管され不便を生じた経験をもっています)だけに、一時判断を保留に持ち込んだのも、妥当な判断ではないかと思います。

今度は「パチンコ我慢、自販機なくても」発言 再選を決めた石原都知事

2011-04-11 06:22:54 | Weblog
「パチンコ我慢、自販機なくても」石原氏が持論 2011年4月11日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/election/local/2011/news1/20110410-OYT1T00573.htm?from=main4
 東京都知事選で4選を確実にした石原慎太郎氏は10日夜、都内の事務所で報道各社のインタビューに応じ、東京電力福島第一原子力発電所の事故による電力不足について、「パチンコと自動販売機で合わせて1000万キロ・ワット近い電力が消費されている国は日本以外にない。こういう生活様式は改めたほうがいい。(節電のために)国は政令を出せばいい。パチンコする人は我慢なさい、自販機がなくても生きていける」などと持論を展開した。

4選石原氏「つましくしないと日本もたない」2011年4月11日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/election/local/2011/news1/20110410-OYT1T00567.htm
 東京都知事選で4選を確実にした石原慎太郎氏は10日夜、都内の事務所で「4選して何をやるかと言ったら、同じ事をやるしかない。プラスアルファで災害対策だ。東京は日本のダイナモ。東京が止まれば日本も止まる。日本はこれから大変だ。我欲を抑えて、自分の生活をつましくしないと日本がもたない。日本人全体がスクラムを組みながら肩を組んでやろう」と述べた。




 で、開票発表前から東京都知事選の4選を確実にして余裕を決めこんでいた石原都知事ですが、今度は「パチンコと自動販売機で合わせて1000万キロ・ワット近い電力が消費されている国は日本以外にない。こういう生活様式は改めたほうがいい。(節電のために)国は政令を出せばいい。パチンコする人は我慢なさい、自販機がなくても生きていける」発言をやらかしてくれたようです。
 う~ん。確かに街中が薄暗い中、パチンコ屋のネオンだけが目立っていることには違和感を感じてはいますが、だからといって特定の産業だけを批判するのは筋違いもいいところ(注:私はパチンコはやりませんし、そもそもあのうるさい環境は大嫌いです)だと思いますし、パチンコ産業や自販機は、普段利用しない人にとっては一見無駄に映るかもしれませんが、地方では車で何十分も走らなければコンビニの1件もない地域だってありますし、どれだけ多くの人がパチンコや自販機に関わる産業で働いているのか といった雇用面を少し考えれば、このような感情的な発言は出ないはず…。
 東京都民はこんな排他的で多様な価値観を受け入れられない人を受け入れたのかと思うと、どうしても溜息が出てしまいます。

結局石原氏が圧勝 東京都知事選

2011-04-11 06:16:55 | Weblog
石原氏、都知事で4選 震災対応で現職の強み 2011年04月11日 共同通信
http://www.47news.jp/CN/201104/CN2011041001000506.html
 石原都政の継続か転換かが問われた東京都知事選は10日、現職の石原慎太郎氏(78)が元宮崎県知事東国原英夫氏(53)、元ワタミ会長渡辺美樹氏(51)、元参院議員小池晃氏(50)=共産推薦=らを破り、4選を果たした。
 石原氏は出馬表明直後に起きた大震災の対応で公務を優先するとして、選挙期間中も連日記者会見で都の対応をアピール。被災地も視察、実績を強調し現職の強みを生かした。自民、公明両党から支援を受け、無党派層からも支持を集めた。
 石原氏の高齢多選を批判した東国原氏は、宮崎県知事4年間の実績や「しがらみのなさ」を主張。都政刷新を訴えたが、石原氏との明確な対立軸を示せず支持が広がらなかった。
★東京都知事選挙結果
当 2615120 石原慎太郎 無現
1690669 東国原英夫 無新
1013132 渡辺美樹 無新
623913 小池晃 無新[共]
48672 ドクター・中松 無新
10300 谷山雄二朗 無新
6389 古川 圭吾 無新
5475 杉田  健 諸新
4598 マック赤坂 諸新
3793 雄上  統 諸新
3278 姫治けんじ 諸新

「即当選」歓喜の石原陣営 「もう終り?」他陣営からは恨み節も 2011年4月11日 産経
http://sankei.jp.msn.com/region/news/110411/tky11041101340007-n1.htm
 東日本大震災の影響で異例の自粛ムードで始まった都知事選。10日の投開票では、投票終了と同時に当確の一報が流れると、各陣営から一斉に歓喜とため息があふれた。東京都港区南青山の石原慎太郎氏(78)の事務所では、大勢の支持者が歓声を上げる一方、敗れた陣営からは「思ったような選挙活動ができなかった」と恨み節も聞こえた。
 4選を果たした石原氏の事務所。10日午後8時、投票終了と同時に当確の一報が流れ、詰めかけた大勢の支持者は「(当確が)出たー」「やった」と喜びを爆発させた。自民党の国会議員や都議、公明党の都議らが続々と選挙事務所を訪れ、石原氏の登場でボルテージは最高潮に。司会の石原氏の三男、宏高氏が「みなさんの力によって4選を果たすことができた。ありがとうございます」と謝辞を述べた。
 平成19年の都知事選の選対本部長だった佐々淳行氏は「震災を念頭に、石原さんは選挙中もつらい思いで戦った。慎太郎は日本のため、震災の復興のために頑張る。及ばずながら手伝いたい」とエールを送った。
 東国原英夫氏(53)の事務所では、テレビの石原氏当選確実の一報に、集まった約80人の支援者らからは「え、もうこれで終わり?」と驚きの声が上がり、しばらくしてねぎらいの拍手が送られた。
 宮崎県から駆けつけ、10日間選挙戦を手伝った支援者の舞田恵さん(37)は「あまりにも石原さんの当確が早くてあぜんとした。東京の人は、宮崎県をほうり出したと勘違いしていたのかもしれないと思うと悲しい」と涙をぬぐった。
 渡辺美樹氏(51)の中央区日本橋の選挙事務所に集まった約50人の支援者は「ああ」と小さな声を上げたきり静まりかえった。
 最初は硬い表情だったオレンジ色のジャンパー姿のボランティアらも、渡辺氏が現れると自然と笑顔に。陣営の中川直洋事務局長は「支援者もやりきったというすがすがしい気持ちだと思う。私たちにとって(渡辺氏は)兄貴分だ」とすっきりとした顔を見せた。
 渡辺氏を応援してきた都議会民主会派の大沢昇幹事長は「震災だけが争点になり、さまざまなことが置き去りにされた。知事がしっかり仕事をしなければ、第1党として厳しい態度で臨むことになる」と述べ、足早に事務所を後にした。 
 「堂々と正面から政策を訴えてきた」。小池晃氏(50)は新宿区歌舞伎町の選挙事務所の支持者二十数人の前に姿を見せ、知事選を振り返った。
 石原氏、東国原氏の出馬表明が遅かったことについては「究極の後出しじゃんけん」と厳しく批判。これも論戦がなかった一因と分析し、「本来は延期すべきだったが、選挙を実施するとなったら被災者のためにも正面から政策を論じるべき。これではまともな都政運営はできない」と語ると、支持者から「そうだ」などの声が上がった。
 ドクター・中松氏(82)は世田谷区下馬の選挙事務所で「多選は腐敗する。変わるべきだった」と選挙結果に不満をぶつけた。「この結果は意外。海軍の先輩の遺言を引き継ぎ、草の根で日本をよくしたい」と6度目の出馬を誓った。



 東京都知事選は、一時期再出馬を否定していたものの自民の強い要請もあり結局出馬を決めた現職で4選を目指す石原慎太郎氏に対して、前宮崎県知事で53歳の東国原英夫氏、元飲食会社会長で51歳の渡辺美樹氏、元参院議員で共産党が推薦する50歳の小池晃氏、発明家で82歳のドクター・中松氏、スマイル党総裁で62歳のマック赤坂氏、新しい日本代表で43歳の杉田健氏、元介護会社会長で41歳の古川圭吾氏、政治団体代表で59歳の姫治けんじ氏、政治団体代表で69歳の雄上統氏、映画監督で38歳の谷山雄二朗氏の10新人が挑戦しましたが、
 出馬表明直後に起きた大震災の対応で公務を優先して、選挙期間中も連日の記者会見で都の対応をアピールすると共に、被災地も視察。3期12年の実績を強調した現職の石原氏261万5120票を獲得し、
 宮崎県知事4年間の実績や「しがらみのなさ」を主張し都政刷新を訴え169万669票を獲得した東国原英夫氏、
 早い段階で民間から出馬を表明して注目を集め101万3132票を獲得した渡辺美樹氏、
 共産党が推薦し現職批判で62万3913票を獲得した小池晃氏
 他7人(まとめてすみません)を大差で破り、危なげなく再選を決めました。

 それにしても、東北地方を襲った震災の影響もあり、こういう非常時には現職である石原氏が有利な戦いを進めることになるとは予測していましたが、まさか即当選が決まる程の大差がつくとは…(吃驚
 東国原氏の苦戦は予想の範囲内としても、渡辺美樹氏はもう少し善戦すると期待していましたし、どうも震災への影響一色で染まり、『新銀行東京問題をどうするか』など他の争点が見えず、震災問題に関しても候補者それぞれの違いが分かりにくい中、結局は自民党の強い地盤を持つ石原氏が圧勝したといったところなのでしょうが、石原氏も既に78歳。
 果たしてあと4年間本当に任期を全うできるのか 正直疑問ですし、今回のような出馬を巡って二転三転する騒動は二度と御免。当面は震災対応に尽力してもらうとしても、今後引退を決めるまでに後任を任せられる後継者の育成も真剣に行って欲しいものだと思います。

統一地方選:12都道県知事選など10日投開票 前半戦 

2011-04-10 07:50:53 | Weblog
統一地方選:12都道県知事選など10日投開票 前半戦 2011年04月10日 毎日
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20110410k0000m010024000c.html
 第17回統一地方選前半戦は10日、12都道県知事選と4政令市長選、41道府県議選、15政令市議選が投開票される。知事選と政令市長選は10日深夜、道府県議選と政令市議選は11日未明には大勢が判明する見通し。09年の政権交代後、初めての統一選で、民主、自民両党など主要政党の消長が焦点となる。知事や市長が代表を務める首長政党の動向も注目される。
 東京、神奈川など12都道県知事選には現職9人を含む計39人、静岡市など4政令市長選には計14人がそれぞれ立候補した。浜松市は現職が無投票で当選。選挙戦が民主、自民両党の対決構図となったのは東京、北海道、三重の3知事選と、札幌、広島の2政令市長選にとどまった。
 総定数2330の道府県議選には民主党が571人、自民党が1244人などを擁立。一部地域を除き、投票は午前7時から午後8時までで、即日開票される。





 私の住む地区でも県議選があり、週の前半はそれ程でなかったものの、木曜日頃から急に選挙カーによる宣伝が激しくなりましたが、今日10日は東京都知事選や近隣地域の液状化被害の深刻化が原因で投票事務を拒否する問題が表面化した浦安市(浦安市では投票は実施せず)のある千葉県の県議選など、統一地方選の前半戦が行われます。

 選挙に関心のある方もそうでない方もいるとは思いますが、選挙は貴重な民意を反映するための議員を選ぶ貴重な国民の権利。
 どうか皆様も、関心がないからと棄権するのではなく、是非投票所に行き、1票を投じるようにお願いします。

*今日は全国的にお天気も良さそうですし、投票所にいった帰りにそのまま散歩に出て、桜並木を散策するのも一興ではないでしょうか…。