日々好日・いちよう

ちょっとした日々の一コマです

建築基準法「くみ取り便所」\0

2006-02-28 | 仕事・建物
 仕事はデスクトップパソコンでする。
ノートパソコンはインターネットと写真の加工に使い、
双方のやりとりはUSBメモリーかMOを抜いたり差したり。
実にアナログ的。
「ランにしないの?」といわれるものの、「ウイルスが怖い」
といいつつも、実は面倒なだけ。

デスクトップパソコン(机の下に鎮座)のモニター上は
手近な本棚にしている。
仕事でさっと必要になる本。
主に法規関係と積算資料
積算資料は価格を調べる以上に規格寸法を見ることが多い。
(規格に収めるとコストが抑えられ、無駄も出ない)

構造の偽装で話題の建築基準法は写真の赤い本(赤本)
A5版で厚さは36ミリもある。
建築基準法関係と東京都の安全条例と建築士法、
交通バリアフリー法、ハートビル法が載っている。
構造偽装と東横イン問題で安全条例と交通バリアフリー法以外は
建築関係者以外にも知られる存在になった。

この問題でめったに改正の無い建築士法も変わるらしい。
建築基準法に至っては毎年の様に変わっている。
細かい改正では「赤本」(この頃はこのようには言わなくなったが)
は買い替えないので今のは2001年版、
今年は買い替えるつもりが改正が近いので、様子を見たほうが良さそう。

建築士の試験では「赤本」は持ち込みOK
しかしこのの厚さでは、該当する項目を探すのにも経験が無いと見付けられないし、
見付けても「法第○○条第○○項○○号の政令で定める・・」
なんて続くので、よほど集中しないと目が点になるばかり。

一般的には「建築申請memo」の解説本で確認をして、
なお信憑性を探るために「赤本」を繰る。
なので数年ごとに「赤本」「memo」の順で買っていく。
ちなみに赤本3500円くらい、memo3700円くらい。
年々厚さが増し、値段は上がる。

建築基準法は昭和25年に出来たので、
未だに「くみ取り便所の構造」なんて言うのがある。
曰く、便槽からし尿や臭気が漏れない構造(あたりまえ)
雨水が浸入しない構造(あたりまえ)
井戸から5m以上離すこと(漏れないのに?)
但・・・ならば1.8m以上とすることが出来る。
今どき、誰がこの項目と注視するのだろう。
どの項目も必要でなければ見たく無くなるほどの分かりにくさ。
解説本が賑やかな訳だ。
その他「品格法」や「性能表示」「耐震診断」など
仕事で気合を入れなければ読めない本が、ずらりと並ぶ。

この重い本達が地震で
キーボードに降ってきたらドウなっちゃうのだろう。
クワバラ・クワバラ・・
コメント (3)
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