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日々好日・いちよう

ちょっとした日々の一コマです

重松清『リビング』と雑感

2006-08-04 | 読書
 8月の読書の1冊目
ミステリー以外の本は久しぶりだ。
書店で題名を見て買ってしまった。
「リビング」
住宅には欠かせない部屋だ。
出版社の編集者とイラストの夫婦を元にいくつかの物語がつづられている。
必ずしもリビングが出てくるわけではなかった。
リビング=家族の絆 だったのだろうか?
一編づつ切れ切れに読んだので定かではない。

好みではなかった・・
どちらかというと心理描写より、トントントンと物語が進むのが好きだ。

最後の章は昨夜読んだので印象が深い
両親の離婚で姓が変る6年生
旧姓(?)のお別れに友達にニックネームで呼んでもらいに自転車で回る。
かなり明るく達観している子だ。

この本といい、「ブレイブストーリー」といい
親の離婚と子供を絡めた物語が増えている。
学校今やでも「珍しくない」そうだ。
離婚の当人にはそれなりの理由があるのだろうが
子供には理解されにくいだろう。
傷を抱えながら生きていくしかない。
しかし、どんなに一般的でない家庭でも
子供にとって自分の家庭は「大いなるスタンダード」
他を知らないのだから、正真正銘の「基準」なのだ。
だからひとまとめに基準はあり得ない(子供にとって)

変な成り行きになっちゃったけど
解説の冒頭にある
子供叱るな「来た道だ」
年寄りいびるな「行く道だ」
心して行こう・・
コメント
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