日々好日・いちよう

ちょっとした日々の一コマです

松竹の歌舞伎巡業

2013-08-31 | 趣味・遊び
今日は東武東上線大山駅の板橋区文化会館へ歌舞伎を見に行ってきた。

    



松竹の歌舞伎巡業の西コース(初めて知った)
中村吉右衛門が主役の伊賀道中双六「沼津」

沼津は長い演目の人情話
雲助に頼まれて籠を頼んだものの年寄り雲助でヨロヨロ
あれやこれやで生き別れの親子と分かり・・
歌舞伎に詳しくない私達だったが
イヤホンガイドのおかげで理解出来た。

区立文化会館だけに花道が舞台袖だけの短さ
吉右衛門と中村歌六が客席の間を道にして進む
大サービスに観客は大喜びだった。

歌舞伎の女形はむくつけき小母さんが出たりするが
茶屋の娘は楚々とした美人(中村米吉)
吉右衛門が一目惚れをするお米はギリギリ(中村芝雀)

中で中村又五郎、歌昇親子の襲名口上があったが
ロビーをウロウロしている間に進んでしまい
最後の「隅から隅迄・・」しか見られなかったのが残念至極!!

襲名披露の「連獅子」は素晴らしかった。
華やか、艶やか、親子の息の合い方
(連獅子は父獅子が子どもを崖から落とし
 無事這い上がってきた喜びを父子で舞う)

襲名口上を見られなくても「来てよかった!」実感

演目も滅多に見られない(?)出し物
歌舞伎はやっぱり良いね!
楽しんだ午後でした。


しかし、獅子が子どもを崖から落とすなんてストーリーは
だれが考えたのだろうか?
ライオンの雄は大人になると群れから追い出され
群れのボス雄や雌は狩りの時以外は
草原でグウタラ昼寝をしているはずなのに・・

昔の人の想像力に脱帽。

松竹大歌舞伎
コメント
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