日々好日・いちよう

ちょっとした日々の一コマです

昭和の物たち

2014-04-16 | 生活
先週行った江戸東京たてもの園で見かけた生活用品



酒屋さんのお茶の間(?)
とっくりの原型(?)と小さなおちょこ
もっと小さい盃は、これで何回飲んだのだろう
と思わせるサイズだった。
奥に見えるのは洗濯機
手回しで脱水し、ボタンや厚いところがよく引っかかった。
生地には苛酷な、脱水と言うより絞り機だった。
その奥は、出始めの炊飯器とガスでカパカパと炊くお鍋



仕立て屋さん(名前さえ死語?)
分厚い裁ち台の上でヘラでシコシコ印をつけ
縫い針でチクチク縫って、日野市(間違い)火熨斗、
炭を入れたアイロンで縫い目を押さえる。
知り合いのおばさんは、
始める前に「上手く行きます様に」とお祈りするって言っていた。
女の人の稼ぎの良い仕事の一つだったみたいだ。



小出邸の浴室
小判型の浴槽は浴槽部分と上がり湯部分が別になっていた。
上がり湯部分の真ん中に焚き口があって煙突が立っていた。
手前は人研の洗面器(人研=人造石研ぎだし/昔の定番)は
洗面室から引違い戸を開けて使える設計だった。
使われていた当座は簀の子はこんなに高かくはなかった筈・・



今年になって移築された青梅市の旅館にあった
ケロリン、富山の薬売りの箱
名前だけは憶えていたが鎮痛剤だった。

今は使われなくなった懐かしい物たち
40~50年前の物たちがみんなお役目ゴメンになってしまった。
エネルギーを多くは使わなかった当時の便利用品
今と違って長持ちし、メンテナンスも簡単
壊れたら直して使っていたっけ・・

居候が「この家は壊れた物が直るね」と言っていた。
自宅では壊れたらそのまま捨ててしまうそうだが
直したのは時計のバンド、バックのファスナー、
取れたボタン等々
ボタンぐらいは自分で付けなくちゃ~~ね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする