映画「フロリダ・プロジェクト真夏の魔法」

先週土曜日に見た映画「フロリダ・プロジェクト真夏の魔法」
by 新宿バルト９
家を出る時にモタモタしてしまい、
新宿三丁目のビルの１階に付いたら長蛇の列
「しまった！土曜日の映画は咲けるべきだった！」

ネット予約にチケットはプリントしてきたICタグをかざすと
何もしなくてもチケットを入手出来たが
映画街へ上がるエレベータが行列だった。

それでも劇場に着席すると、コマーシャルが終っていい案配。



定職の無いヤンキー（？）な母とモーテルに暮らす6才の少女
モーテル仲間の子ども達と走り回って遊ぶ日々
余りにリアルな表情の少女に「ヒョットしてドキュメンタリー？」勘違いしそうになる。
小銭が足りないと通りすがりの人に頼んでソフトクリームをゲットし
友達と舐めっこをして、仲良く最後の一かけ迄食べつくす。

ヤンキーママは通りすがりの人に香水を売り生計を立てていたが
上手く行かなくなり、モーテルを追い出されそうになり
いかがわしさの際みになるが
顧客（？）の所持品を盗み転売
行き着く所迄行き、お役所に目を付けられ、
親子離ればなれにされそうになる・・

愛情と互いの信頼は世界一でも立ち行かなくなる親子を
女優と子役が演技ばかりとは思えないリアルさ
心優しいモーテルの管理人と周辺の人々

何とも猥雑で激しく動き回る人々にあっけにとられたり
強気の女の子の大粒の涙に、こちらも泣きそうになったり・・

静かに情感の溢れる映画好きの私はタジタジ・・

それにしてもバルト９はとても気分がいい劇場だ。
前の席は膝のしたに座席があり
前の人の頭で画面が掛ける事は皆無
気分よく胸を揺すられた、土曜の午後でした。