年初に読んだ本
東野圭吾著「むかし僕が死んだ家」講談社文庫刊
https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000197594
カバーが刷新されて、
しおんさんの儚げに本を開かんとしている女性のイラスト
そこいらじゅうびっしょりと濡れそぼっている。
なんとも不思議な題名だが
ー彼女の不透明な記憶に潜む悲しい真実ー
「伏線は螺旋となり、あなたの心を虜にする」
昔の仕事柄「家」とつく本はほって置けない、、
むかし付き合っていた女性が結婚しているのに
「亡父が残した地図の場所に一緒にに行ってほしい」と頼まれ
断りきれずに行く羽目になる。
女性は小学校以前の記憶や写真がない
松原湖近くの古ぼけた空き家にたどり着くが
不思議な家だった。
家の形や家具は整っているものの
人の生活の痕跡が全く見えない。
(ただの挿絵です)
二人が探索するのと一緒に巡るが
探せば探すほど不思議感が募る、、、
いつ読者は、いつ危険な目の遭わされるか
ドキドキしながらページを繰るが、危ないことは皆無
ようやく、「ぼくが死んだ家」の謎が分かって終わりになる。
丁度、身の回りにショックな事柄が起きて
がんじがらめになっていた私だが
意識を遠のかせてもらった一冊でした。
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