日々好日・いちよう

ちょっとした日々の一コマです

福島県いわき市の被災地

2011-06-01 | 仕事・建物
昨日いわき市の友人夫妻が案内をしてくれた被災地
近付くに従って、屋根のブルーシートが増え、瓦屋根の損傷が目に付き
電柱が曲がっている。
東電の火力発電所の北側



震災前は海沿いの風光明媚な新興住宅地だった筈が
堤防が途切れて転がり



道路の舗装はグチャグチャ



遠くをぼんやり見やると丘を背にした、何所にでもある集落の筈が
堤防がゴロゴロし、強い雨のせいかその辺中水浸し



そう古くはない住宅の基礎の下は空洞
取り壊し途中の重機が突き刺したあった。



砂に埋もれた真新しいベタ基礎
4寸角の立派な土台が裂け、柱はへし折れ



ホールダウン金物のボルトだけが突き出て、金物の釘は何処かへ
私もよく使う基礎パッキンや鋼製束も部品と化してしまった。




堤防の上に高々と、復旧工事中の立て看板



堤防のなくなった個所には二重の土嚢
雨上がりの青空が目にしみる。

無遠慮に写真を撮らせてもらっている脇を
工事の作業員を乗せたトラックや、ショベルカーが通り過ぎ
復興手前の解体工事が進んでいた。

「ほらあそこに人」同行の友人の指差す方を見ると
女の人が鍬を振り下ろし、土を耕している。
地元の友人は「畑をする人が増えました」



地元の人は前を向いて進み出しているようだ。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
忙しいところすいません (三山sanzan)
2011-06-01 16:20:52
お疲れ!ありがとう!ぼくも行きたいけど行けないんで。住宅の基礎の下は空洞、4寸角の立派な土台が裂け柱はへし折れ、・・・いちようさんの悲鳴が。「畑をする人が増えました。」がかすかな希望?凄い生きる力?カメラの力も再確認。言葉だけでは、ぼくのこの言葉も生まれなかったかも。ありがとう!
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やはり (いちよう)
2011-06-01 19:01:44
三山sanzan様
テレビで見るのと直に見るのとでは、やはり違いました。
80日経って道路の瓦礫はどけられ邸て、震災当時より随分と奇麗になった筈です。
この場所は復興に向けて着々と進んでいるように見えました。
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