正月休み用に買った本を読んでしまった。
小池真理子著「記憶の隠れ家」講談社文庫
1995年単行本から3年後に文庫化され第20刷目
作家小池真理子の本は今まで読んだ事がなかったが
表題に「家」が付く本にはつい手が伸びてしまう。
中編六編の全てに「・・・の家」が付く
小学校の同級生と偶然再開した女性
乞われるままに自宅を訪れ懐かしいながら驚愕の事実を知る「刺繍の家」
バラックに老人を尋ねつづける妹と兄の秘密「獣の家」
継母の突然死の後の家片付けで知る継母の奥深さ「封印の家」
無くした妻の不倫相手の同級生と再会し真相を知る「花盛りの家」
中学教師を辞め久方ぶりで会ったもとの教え子の真実「緋色の家」
父の介護で田舎に引っ越し、山荘でで突き止めた夫の謎「野ざらしの家」
いずれにも、「死」「記憶」「家」が深く入り込んで
事件当時は思い及ばなかった真実に至る6編
一編一編に帯の「驚愕のラストシーンで、世界が鮮やかに反転する」そのまま
人の記憶はあやふやで、長い間に自分に都合の良いように編集し直す。
そう出なければ、心の均衡が保たれず
時には自分さえも入れ変えてしまう。
そんなミステリーに彩られた充実の六編です。
私の昔の記憶だって当てにならない・・だろう。
大きなドラマはなくとも、小さな思い違い記憶違いは小説以上かもしれない
小池真理子著「記憶の隠れ家」講談社文庫
1995年単行本から3年後に文庫化され第20刷目
作家小池真理子の本は今まで読んだ事がなかったが
表題に「家」が付く本にはつい手が伸びてしまう。
中編六編の全てに「・・・の家」が付く
小学校の同級生と偶然再開した女性
乞われるままに自宅を訪れ懐かしいながら驚愕の事実を知る「刺繍の家」
バラックに老人を尋ねつづける妹と兄の秘密「獣の家」
継母の突然死の後の家片付けで知る継母の奥深さ「封印の家」
無くした妻の不倫相手の同級生と再会し真相を知る「花盛りの家」
中学教師を辞め久方ぶりで会ったもとの教え子の真実「緋色の家」
父の介護で田舎に引っ越し、山荘でで突き止めた夫の謎「野ざらしの家」
いずれにも、「死」「記憶」「家」が深く入り込んで
事件当時は思い及ばなかった真実に至る6編
一編一編に帯の「驚愕のラストシーンで、世界が鮮やかに反転する」そのまま
人の記憶はあやふやで、長い間に自分に都合の良いように編集し直す。
そう出なければ、心の均衡が保たれず
時には自分さえも入れ変えてしまう。
そんなミステリーに彩られた充実の六編です。
私の昔の記憶だって当てにならない・・だろう。
大きなドラマはなくとも、小さな思い違い記憶違いは小説以上かもしれない
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