日々好日・いちよう

ちょっとした日々の一コマです

子供公園の危険な遊具

2006-03-13 | 仕事・建物
 先日NHKの特集を見ていた。

公園の遊具の危険防止の取り組みだった。
大人には何気ないカ所が子供には命取り
取り上げられたところは、回り階段の内側
幼児が足を滑らして転落
腎臓を損傷する大けがになった。

ダミーの人形で転落場面を再現すると
目を覆いたくなる程怖い映像が出現していた。

今どきの遊具では回り階段が人気の的だという。
建築的にはらせん階段は危険なので
東京都の安全上例では避難階段や直通階段は
不特定多数の人が集まる特殊建築物では禁止されている。
屋外の遊具は建築物には該当しないものの
建物の中で危険なものが何故屋外で良いのか?
不特定多数が利用するのにも関わらず
何故子供に危険のチェックがされていなかったのか?

そういえば、散歩コースの公園にも回り階段があった。
テレビに写っていたのと同じような廻り方だった。
子供が落ちてべそをかいていたっけ・・
大けがでなくて良かったけれど、またいつ起きてもおかしくない。

TVでは対応策を探っていたが「回り階段の丸柱に手摺」
私の考えがピンポ~~ン、同じ解決策だった。

建築的な考えでは人はインコースを歩く、
階段の外側の手摺はめったに使われない。
人間行動学に基づいた遊具作りの基本だと思う。

次には散歩コースの公園の危険をチェックをしてみよう。
写真は先週の公園、人気はターザンロープ
ターザンロープやブランコの下の水溜まりでも
遊べる子供に危険がないよう
大人が知恵を絞らねば・・

NHK 「子供の事故は半減できる」
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今どきの建築家・なげきのコーヒー

2006-03-11 | 仕事・建物
 セミナーの終了後、
仲間と喫茶店でお気楽なオシャベリをした。
有名な建築事務所の話しになった。

施工会社から有名な建築事務所に転職した人
「周りはデザイナー的な人ばかりで、
自分一人がチャンとした図面がかけるので、
貴重がられている」
「有名建築家の実施図面は全部施工会社が書くのさ」
「デザインとスケッチは良いけれど
図面はいい加減な住宅の、
ちゃんとした図面を工事会社から依頼された」
等々、今どきの建築家といわれる人の話が続出した。

デザインが出来て、図面が書けて当たり前の話しが
崩れているみたいだ。
耐震偽装問題以前の話しだ。

そういう人に限って、現場の職人さんの前では威張る。
職人さんとキチンと話しが出来ない。
デザイン優先で技術的には問題が多いところがでる。

マスコミにはデザインばかりが優先的に取り上げられ
キチンとした技術は評価されにくい。
そのくせ、「こんなところをチェックしたい」的な記事が出る。

片寄った見方が、真面目に技術を追及している人を苦しめている。

住宅は規模が小さいので一人で全てを押える中にも
デザインだけを尊重しすぎるマスコミに危惧を唱えながら
嘆き(ぼやき?)のコーヒータイムは終了。

ヨモギのように地道ににはびころう〈こじつけ)
あああ・・
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

慌ただしい一日\0

2006-03-10 | 仕事・建物
 今日は忙しい一日だった。

明日のセミナーの資料造りに頑張りすぎた。
紙焼きの写真をスキャンするものの出来は今一つ。
思い余ってデジカメで接写すると
こちらの方がましなので、10枚ほどを撮影する。
にわかの撮影台を作り、マクロでタイマー設定・・
こんなあんなでつい凝ってしまった。
気がつくと4時。

慌ててNPO法人家づくりの会の理事会に出席
こちらも議題山積の上
新人さんや入会希望の人達の作品のビデオを見ているうちに、
8時半・・

FAXは入っているやら、メールやら
ようやくブログに取りかかるも
おっと!! 12時。

美しい梅の花でお茶を濁して
また明日・・
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

光触媒塗料試し塗り\0

2006-03-09 | 仕事・建物
 今日は、光触媒塗料の試し塗りに呼ばれた。

日本エムテクスの「ビーナスコート」藁入り。
火山灰と卵殻膜から採取した「可視光型光触媒」
以前使った光触媒から1歩前進したようだ。
もちろん室内汚染防+有害物質を吸着分解するすぐれ物。

ビーナスコートの使用は今回で3回目になる。
1回目は施主さんと一緒に私も塗った。
今回は塗装やさんが塗るものの、藁入りは始めて。
塗装やさんはビーナスコート自体が始めて。
エムテクスに注意点を聞くと
「藁が固まったらローラーで広げる」
なるほど、藁は固まりやすいんだ・・

さて現場に着くと、
プラスティックの容器の開け方で議論になっている。
親切にも蓋に指3本の手がかりが付いているものの
渾身の力をかけてもびくともしない。
メーカーに電話をするも、
「足を蓋の真ん中にかけて引っ張る」
「開かないのなら切って下さい」そっけなさ。
たぶん、容器の中の塗料が空気(酸素)の吸ってしまい
真空に近い状態になった・・(勝手に想像)

藁をほぐして・水を混ぜて塗りやすくする。
ボードにローラーで試し塗り
やはり藁が固まる、ローラーで引っ張る
ある程度は散るものの、均一にはならない。
水を足したりするも駄目、
ローラーの場所を変えてチョンチョンチョンとしてから延ばす
ようやく塊は分散した。
「まあコンナもんでしょう」
監督さんと塗装屋さん、ようやくホッとする。

返ろうとすると「午後は来ないの?」
いい年の塗装職人が一言
「大丈夫よ!」
頑張って奇麗に塗ってちょうだい・・

ビーナスコート
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

植物塗料の見本塗り

2006-03-08 | 仕事・建物
 植物塗料の見本塗りをした。

床のナラ材と床暖房用の栗の板
壁のシナ合板と枠材関連
いつもはリボスの「カルデット」で全体を塗装するところが
今回は床はお施主さんが塗装することになった。
桐の花から抽出した木童の「桐油」は現場では始めて使う。
リボスより割安だった。

見本塗料が送られてきたので事務所で試し塗りをした。
リボスのクリアーに比べると赤身が少ない。
香りはリボスはオレンジオイルだが
桐油は独特の懐かしい香りがする。
色をつけるなら「柿渋がいいでしょう」と
添えられていたので一緒に試した。
柿渋が木目に入って木目が目立ちすぎる。
その上柿渋は時間が経つに連れて赤黒くなることを
考えると使う気にはなれない。
柿渋駅は2ヶ月も経つと固まってしまうし・・
やはり床は桐油単身で行くことにした。

壁のシナベニヤは2色を使い分ける。
白系と薄赤系
薄赤はクリアーにチーク色を少しだけ混ぜて決り。
白系は難しい、ホワイトにチークを少しづつたらして、
赤みを付ける。
一気に入れてしまうと台なしになるので慎重を期す。
色の調合を決めた数日後、必要な塗料が現場に入ってきた。
今度は塗装屋さんが調合する。
ホワイトにチークを入れると、監督さんが「それでいいね」
塗装屋さんは「マダ足りない」
何回も繰り返した揚げ句ギブアップ
以前の調合は黒みが入り、今回は赤みが入っている。
「同じ缶なのに」

それで私が結論を出した。
自然塗料の白は新しいく取寄せた缶。
白の成分に「土壌顔料」と書いてある。
「土壌顔料」は缶ごとに多少違っていて
黒みが勝っているのやいないのや、
製造元でも細かい調整はできない。
自然塗料故の結果だと。

それで白をドバッと加えて一件落着。
結構スリリングな色見本造りだった。

リボス「カルデット」
木童「桐油」
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

サンシュウ花盛り・原稿書き\0

2006-03-07 | 自然・風景
 今日は原稿ができ上がりそうな気配。
気になりながら少し書いては止めにして、進まなかった。
こんな時は、急ぎもしない雑用がどうも気になる。
切羽詰まらないと出来いのが苦手な原稿。

毎日ブログで「文章修業」のつもりが
自分勝手に好きなことを書くのと、
そうでないところに書く原稿では大違い。
痛感した。

話変わって
近くの植木畑のサンシュウが花盛り
黄色い小花が房になってぎっしりと咲く。
「庭のサンシュウのきい~~いの♪♪♪」
このフレーズしか知らないけれど昔は有名な歌だった。
サンシュウも昔は多かったのかもしれないが
今はめったに見かけない。
今ごろは奇麗だが花が散ると面白みが少ない
(秋には赤い実がぶら下がる)
何しろ3~5mにもなる大きな木
狭い住宅地には似合いそうもない。

間違えやすいのは「マンサク」の花
同じ時期に咲くので近くによらないとはっきりしない。
こちらは房にならずに花びらが捩れてひらひらしている。
マンサクも大木で同じく人気がない。

紅梅・白梅も例年より遅れて咲きだして
もうすぐ「緋寒桜」も咲きそうだ。
その後は桜が気になる・・
公園行きが毎週欠かせない季節の到来だ。

カワセミに地域猫、花は咲くわ、これから勝手に忙しい。
でも先ずは、書きかけの原稿を仕上げてサッパリとしたい。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

地域猫、オペラ座の怪人\0

2006-03-06 | その他
 昨日も和田堀公園へ行った。
カワセミ撮影所はますます盛況。
新しいおばさまや、おじさまカメラマンが増えて
6~7人が三脚に望遠レンズを構えている。
ギャラリーも増える一方みたいだ。

待つこと40分、
遠くで赤茶のお腹を見せていたカワセミ君が
紅梅(以前は臘梅)の枝からジャンピング1回。
あっさり済ませてこの間5分、
まあ見られただけいいか・・

帰りがけに可愛い小猫が2匹。
公園の地域猫、サークルが出来ていて
何時も数人の人達が世話をしている。
「昨年生まれた猫ですか?」
女の子が「ハルちゃんて名前なの」
しゃがむと、大人の猫がよってきて、足の間に座り込む。
「甘えん坊なの」
なでると気持ちよさそう。
野良なのに2匹とも家猫に劣らぬ身だしなみ。
栄養豊富で生活の心配なし、なんでしょう。
以前ゲージに入れられた猫の前に、
治療費の募金をしていたっけ。
写真を取ろうとすると、そっぽを向いて非協力的。
これで散歩の楽しみが増えた。

下流にも餌場がある。
こちらは人はいなくて小さな鍋は空っぽ。
塀際にまた地域猫を発見。
食後の午睡時みたい。
薄目を開けるもすぐ目を閉じる白黒、警戒心なし。
柄行きが可愛くない三毛猫は警戒心全開。
時々見かける「オペラ座の怪人」風な面構え。
人相(猫相)悪い!

私の集合住宅にも野良猫一家が住み着いている。
ゴミだしで会うと、「餌よこせミャー」と鳴く。
前の道は「猫ストリート」と勝手に命名
猫好きが多い地域みたいだ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

天童荒太「包帯クラブ」一気読み

2006-03-04 | 読書
 昨夜2時間で読み終えた。
天童荒太の本の中で一番読みやすい本は
「包帯クラブ」に決定!

「永遠の仔」や「あふれた愛」「家族狩り」「孤独の歌声」は
暗くて、悲惨で、胸が締めつけられて
到底一気読みは出来ない。

題名の「包帯クラブ」からして、リストカットの子供かしらと
しばらく本を開くことをためらった。
(それなのに買ってしまう)

しかし、物語の途上では誰も血を流さなかった。
感情を閉じこめて「香り」の無くなった高校生達が
傷ついた場所に真っ白な包帯を巻くことで
癒され、立ち直っていく表面的には明るいストーリー。

何気ない事でカッとなったり、トラウマにしたり
人の気分は自分でも予測できない。
得に高校生は気分的に一番悲惨な年代
親に心を閉ざし、友達に自分を偽り、良く見せたい年ごろ。
仲間と理解しあうことで親とも上手くやっていけるようになる。
そんな明るい未来を予測させられる天童荒太の始めて(?)展開。
天童荒太も変わりだしたのかもしれない。
いかにも暗そうな著者のポートレートを見て思った。
(書くことで癒されたか?)

読み終えてすぐに床についたものの、
いつもなら、あっという間に眠ってしまうのが、
昨夜は寝つきに気分が悪かった。
やはり、天童荒太の一気読みは止めたほうがいいのかもしれない。
読めないところに「毒」が潜んでいたのかも・・

読んだのは「新書判」
新書判は教養本とか、実用書でなかったのか?
新書判で「小説」とはビックリ。
単行本と同時発売も驚き。
出版業界もボーダーレスか??
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

超 変わり雛「何者?」\0

2006-03-03 | 仕事・建物
 今日はおひな祭り
忙しさにかまけて
菱餅なし、雛あられなし、白酒なし、桃の花なしの
ないない尽くし。
それでも一昨日、もらい物の超変わり雛は出した。

母親を亡くした私をなぐさめようと、
友人のトバさんが作ってくれた。

トバさんは手仕事が大好き、よって奇麗な布集めも大好き。
友人達に声を掛けていっぱいストックしている。
手提げや袋物、時には継ぎはぎのパンツススタイルも見かける。
どれも配色抜群、独特の感覚の持ち主だ。

この変わり雛は白と色物の縮緬と平布(?)の
柄の取り合わせがとても可愛い。
中には小豆と程よい香りのものが入れてある。
「お手玉にもなるのよ」言われたが
目鼻のついている子を放り上げる気にはなれない。

今日、よく見ると「この子達って何者?」
耳の長さからすると「うさぎ」
白いひげからみると「ねずみ」

トバさんに聞こうとしたが、止めた。
「あら、あなた。
 うさぎでも、ネズミでもよろしいんじゃありません」
と、コロコロ笑う。

何ごとも決めつけるのが嫌い(苦手)な
トバさんはきっとこうなる。

まあ可愛いだけで、いいとしよう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

桐野夏生「リアルワールド」朝ご飯 \0

2006-03-02 | 読書
 2月の読書は文庫本5冊だった。
重松清  「流星ワゴン」
北方謙三 「白日」
乃南アサ 「あなた」上下2冊
桐野夏生 「リアルワールド」
白日以外は小学生から大学生までの“お子さま”世界
(流星ワゴンはそうでもないか?)

先週読んだ「リアルワールド」は高校生の犯罪が題材だ。
冒頭スピーカーから「光化学スモッグ注意報」が流れるので
「うちと同じ」
どうやら桐野夏生は杉並在住らしい。
今ごろは1時半頃に決って、スピーカーが何ごとかを知らせる。
大規模災害に備えての毎日の放送なのだろうが、
周辺の建物に反響して、何を話ているのかサッパリ分からない。
災害には無理みたい。

「リアルワールド」は口うるさい母親を高校生がバットで殴り殺す。
1人の男子高生と4人の女子高校生が関わりながら物語は進展する。
それぞれが人に言えない葛藤を抱えて、
「自分だけの秘密」としながらも他の人は何となく察知している。
その辺が大人以前なのかもしれない。
結末は予測のつかない悲劇に終り、残った子は少しだけ大人になる。

以前郊外電車を待ちながら、ビックリする会話を聞いてしまったことがある。
知的な感じの話口の女子高生と、甘え口調のベンチの会話。
「朝ご飯食べてきた?」
「うん毎日、ご飯とみそ汁で出るよ」
「え!おかずもあるの?」
「お母さんがちゃんとお弁当も作るよ」
「うちは食べるとしたら、カップラーメン、
 夜もカップうどんの時もあるよ、
 だから空きどんぶりが山のようになってる」
「カップラーメンなんて食べたら怒られるよ」
かなり淡々とした会話。
甘え口調のお母さんはちゃんとご飯を作る人。

話しぶりと家庭環境にも驚いたが
知的な口調の子は母親を反面教師にして
しっかりした大人になりそうな気がした。
親がどうであれ、子供は独自に育つ。

朝ご飯ぐらい、つくってげてよ・おかあさん!!
そうでなければ子供に作り方を教えてあげて!
(自分で作れなければ教えられないか)

「リアルワールド」を読みながら、この時の光景が思い出された。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

見慣れた景色に?違和感!\0

2006-03-01 | その他
 仕事中何気なく外に目をやると、なんか変?
余分のものが見えた気がする。
毎日見慣れた景色なのに??

目を凝らすと、白いバッテンが並んでいる。
「あれ??」「そうか!」
昨日まで工事用のシートで見えなかったのに
シートが外されたんだ・・

集合住宅の工事中で、
古い木造のアパートが、PCの集合住宅に変わった。
屋上にソーラーパネルを乗せて、裏の架台が目立っている。
この景色もすぐに馴れるに違いない。

それにしてもここに来てから12年、
仕事場の窓から見える景色の中で13軒も建て直した。
来た当座は地震で壊れそうな家ばかり、と思っていたけれど・・

その先の外車のディーラーの屋上にも驚かされる。
夜、屋上の駐車場の車が動き出すたびに、
仕事場(5階)に強烈なライトが差し込む。
最初は「ユーホーか!」とビックリしたものだった。
これは最近でもギョッとさせられる。

私の設計でも現場の近所を脅かせているのかもしれない。

それにしても、写真に撮ると電線の多さに辟易、
景色を眺めているときは無意識のうちに
電線は退けて見ているのかもしれない。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする