日々好日・いちよう

ちょっとした日々の一コマです

世田谷線タイマー撮影の車掌

2006-07-13 | その他
 今日も真夏日、汗だくで動き回った。
最後は世田谷線に乗り下高井戸まで旅行気分。
世田谷線は女性の車掌さんが多い
(ひょっとしたら全員かも?)

今日の車掌さんは白いブラウスのすっきりした人。
途中上町で交替、今度はスーツ姿の人。
どちらもすっきりやせ形で良い姿勢。
採用条件が厳しいのかも?

発車して少し行くと電車溜まりの線路にカメラをのぞいている制服姿の男の人、
先には緑の電車の前に同じ二人、
脚立のカメラをのぞいていた人が駆け出して横に並ぶ・・
なあんだ、記念撮影、
新車なのか新人なのか?
この暑いさなかにスーツ姿でいたわけだ・・
きっと、車掌さんも運転手さんも世田谷線のファンなのに違いない。

写真は山下駅と小田急線豪徳寺駅の交差点
一番見掛けるのは赤い車体・・と思う
乗ったのは青い電車だった。
世田谷線電車
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自然と共生は難しい

2006-07-12 | 仕事・建物
今日は蒸し暑い一日だった。
午前中見積もりの為の現場説明に出かけた。

道路脇の植え込みに虫がブンブン飛び回っている。
犬の糞でと建て主さんに聞くと
「近所はコンクリートだらけで、植込みはここだけ、
犬の用足しに使われている」とか、
都会化は猫や犬にとって暮らしにくくなっているらしい、
その分、糞の一極集中迷惑も甚だしいらしい、
殺虫剤をシュ~~で虫さんはあえなくダウン。

自然の生活が好きで、庭には簡易な池を作ってある、
こちらもブンブン蚊が飛び回って、撤去の憂き目。
オープンな門や車庫もイタズラや泥棒の被害に遭ってガードを固めた。

閑静な住宅街といえども
「自然と共生する事はとっても難しい」と嘆かれた。
壊れたのは自然だけで無いのが恐ろしい。

梅雨中休みとはいえ晴れ間のでた数日、
おかげでサボテンのつぼみがすくすく育ち、
今日は6個も一気咲き。
花も神秘的で香りもグー、
毎年の事ながら、最初の開花は感動ものだ。
昨夜のような月がでると申し分がないのだが、
今夜は無理らしい。
おかげで写真はいまいち・・
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宮部みゆき「ブレイブ・ストーリー」

2006-07-11 | 読書
 先週にまとめて「上」「中」「下」読んでしまった。
残念ながら映画公開に後れを取った。
宮部みゆきファンの私にとって力の入った
「ブレイブ・ストーリー」は欠かせないものの、
あまりにも子供っぽい腰巻きに二の足を踏んでしまった。

しかし、読んでまもなく引きこまれ状態。
11歳の男の子の物語とはいえ、
やはり「宮部」
表層的な表現しかり、
真相描写しかり、
男の子か?
はたまた、子供の体を借りた大人か?
場面転回もテンポよく、
こうなるな?は
ゆっくり付いてくる。

「幻世(ヴィジョン)」は「現世(ウツシヨ)」が生んだ世界
あ!この場面はこの事、こちらはあのこと
考えつつ読んだ。
結果を追及するばかりが正しい事ではない
目的にまっしぐらは、結末を誤る
なんと教育的、なんと示唆に富んだ事か・・

亘君と一緒にブレイブした気分になった。  

現代版「青い鳥」はたまた
「千と千尋の神隠し」を彷彿させる結末が待っている。

さあて、映画はどうした物か??
見るべきか? 止めたほうがいいのか??
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小猫の敵は「カラス」

2006-07-10 | 趣味・遊び
 今夜は満月 
雲と空が良いコントラストで気持ちが洗われる気がする。

昨日のウオーキングもすてきな出来事があった。
3ヶ月ぶりの運動だ、久々で張りきっていた。

「お母さん早いね!」知らないおじさんに声をかけられた。
この季節の花はアジサイ・立葵などは盛りが過ぎて色落ちがしている。
おかげで立ち止まる事も無く1.5キロまでは一直線。

ちょっと公園猫に挨拶のつもり、定位置には愛猫家達が何やら協議の真っ最中。
ベンチにはがりがりに痩せた猫が長々と延びてしっぽをユラユラ・・気分良さそう。
ベンチの下にはまだ子供の気分が抜けない猫が警戒モード。
しゃがんで延びてる猫をそお~~とさわっても平気。

「可愛いね」ご同類のおばさまがよってきて
「この猫、ずいぶん年取ってるね」
平気なのではなく動けなかったのかしら??
足元を見ると先程逃げた猫が靴の匂いをくんくん、なめんばかり・・
その内に足にへばりついて目をつむってしまった。

「まあ可愛い、カラスが怖いのかしら?」先程の叔母様。
そうか、小猫の敵は「カラス」
この前もお尻の下に隠れた猫がいたっけ。

カメラを向けてしゃがんだ足元をぱちり・
叔母様も「1枚撮らせてね」
しかし、このまましゃがみ続けるわけには行かず、
しばらくお相手をしていたが、
連れて帰るわけにも行かず「ごめん」と立ち上がる。

協議が終わったのか叔父様が生まれてまもない小猫を荷台につけて「失礼します」
私にまで挨拶をしていった。
愛猫家グループで産まれた小猫をどうするか協議していたらしい。
足元に寄り添った猫間またベンチの下に隠れた。
早く大きくなってね。
カラスの危機もまもなく終わる事でしょう。
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自己主張の強い植物「教えて」

2006-07-08 | 自然・風景
 今日の午前中は打合せに出かけた。
昨夜遅くまでかって資料作りと出力にコピー、
途中1枚の不足に気づいた。
これでよし!
打合せしながら「ハッ!」
肝心の平面図が無い! 
どうにか設備図で代用して打合せは無事終了。
1枚不足の陰にさらに注意が必要な事を痛感する。

「1日1善」ならぬ「1日1忘」
気をつけなくては・・

気抜け状態の目に飛び込んできた名前不明の花 
花が咲かずとも目立つ、
自己主張の強い植物、
さんざん調べたが名前が分からない、

どなたか教えて!!
花は初めて見たが、
ちょっとしおれている感じだが、
写真にするとシャッキリ!
写真写りが良い・・
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虫の嫌いな?ハエ取り草

2006-07-07 | 自然・風景
 先月通販でハエ取り草を手に入れた。
可愛い株に可愛い葉っぱ、
両開きの葉の先にはギザギザのトゲが付いている。
「可愛いけれど小悪魔的な風貌」
ベランダの小さい虫や、肥料の加減で発生するハエの退治を期待した。

「直射日光のあたらない半日陰」
「水を朝晩2回」手間がかかりそう・・
肥料「特に必要としません」そうか虫を食べて育つからね、

先ほど見ていると、
なんと・・
虫が平気で葉っぱの上を歩いている。
葉っぱは無反応!?
ブヨみたにのでは相手に不足か?
しかし、たった1.8ミリかける1.5ミリ(計ったから正確)
ではハエはいくら何でも無理そう、
ブヨで我慢すべきなのだ!!

何を考えているのだろう
(植物だから考えはない)・・が、
植物には植物なりの作戦があるだろうに。
まさか、虫嫌いのハエ取り草?

今日はおなかが空いていないのかもしれない、
次に期待しよう。 
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涼しくならないエアコン

2006-07-06 | 仕事・建物
 今日は事務所で打合せをした。
建て主さんが「私の方が暇だから・・」と来て下さる。

風通しの悪い打合せ室は湿気がこもってむしむししてきた。
「エアコンを入れましょう」
すぐさま「お願いします」
暑くって迷惑をかけてしまった。
ところがしばらくしても一向に冷えない、
気がつくと窓は開けっぱなし、扉は開きっぱなし。
「これでは涼しくなりませんね」
両方ともピシャリ!
それでも風が来るだけ、
建て主さんも心配してリモコンをいじり回すが一向に改善しない。

今年になって5万円近くかけて修理をしたのに、何という事だ。
また明日電話しなければ・・

打合せが終わって仕事室に戻ると、
窓が開いているだけで涼しい、
わざわざ足を運んできて下さったのに失礼しました。

写真は軽井沢の「小瀬温泉ホテル」の窓先、
涼しげな紅葉、紅葉は湿度の高い所が大好き。

小瀬温泉ホテル
環境は良いが、今一つ・・二つかな?
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姉歯とレーモンド氏

2006-07-05 | 仕事・建物
 今日は一日雨模様
朝からテポドン騒ぎで驚いた。
北朝鮮近くの日本海、一番近いのは日本でなくロシア
ロシアは抗議しないのかしら?
一昨日は中田の引退騒動・・などこの所驚きのニュースが多い。

一方あれだけ騒いだ、耐震偽装騒動は収まってしまった。
嘘つきの姉歯の独り芝居と言う事で幕は閉じられそうだ。
この嘘つきのおかげで被害を被った人たちはこれから先どうなるのだろう?
共同住宅やホテル、再建や改修の費用は?
釈然としない。

日々設計図をにらんで、お施主さんに誠実に、
法規を守り、構造の安定を考え書き進めている。
法規の規制はきつくなる一方だし、提出図面を増える一方
以前より仕上がり時間が格段に延びた。
「ここはこうした方が良いけれど・・」
お施主さんや法規の申し開きが出来ない場合は次なる方法を模索したり・・

先週の軽井沢の「夏のスタジオ」の北澤さんから聞いたレーモンド氏のエピソード
「完成したお宅に気に入らない家具を見つけると、所員に運び出させた」
何とも激しい、何とも勝手、真から建築家
その時のお施主の反応はいかに?

家具の相談をされる事があると喜んで相談に乗る反面
ひどく不釣り合いな家具が入っている事がある
「!?」と思うが、葛藤の末あきらめておしまい。
こんな考えは建築家ではないのだろうが・・

アントニン・レーモンド氏はお施主に訴えられた事が無いのだろうか?
誠実に仕事をしていても、
気に入らない事を指摘されて訴えられた話を聞くようになったご時世
「良い時代だった」のだろう。
もちろん「姉歯は居なかったろうし・・

写真は脇田山荘の塀に咲いていた「雪の下」
ひっそりと、根を張っていた。
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ニンニク収穫&料理

2006-07-04 | 自然・風景
 ベランダのニンニクを掘り起こした。

ちっちゃい植木鉢に、芽の出かかったニンニクを二片埋めておいた。
葉っぱが元気に育ち、茎も美味しそうなのをひたすら我慢
6月の半ば頃に葉が枯れだした。
すっかり枯れて、落ちたので掘り返すと
なかなか見つからない。
「ダメだったかな?」
あきらめかけた頃、株が壊れてパラパラと転がりでた。
何とも情けない、何ともいじらしい・・
皮が無く薄皮だけの裸状態。

早速オリーブオイルに香りを移して
タマネギとイカを炒めた。
香りは新鮮(当たり前か)
歯ごたえもシャキシャキ。
美味しいシーフード炒めが出来た。
目の前のベランダでとれたと思うとお味も格別

おいしかった・・
ごちそうさま。

来年はもっとチャンとしたニンニクを栽培しよう。
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軽井沢見学・軽井沢新スタジオ

2006-07-03 | 仕事・建物
6月24と25日の見学はアントニン・レイモンド「軽井沢新スタジオ」で最後。

フランクロイドの「帝国ホテル」の設計で同行したレイモンドは、そのまま東京に事務所を開いた。
夏の間は軽井沢の「夏の家」に事務所ごと引っ越して仕事をしたという、何とも現世離れをしたうらやましい話だ。

今回は現在の持ち主の許可を取り、本人立ち会いの元に見学をする事が出来た。
緑の中に包み込まれるような円いスタジオと左右に延びた四角い部屋。
階段を数段上りこじんまりとした玄関から入ると、
唐傘を広げたような12角形の部屋の真ん中に
傘の柄のような暖炉がどっしり。
部屋にはスタジオそのままに製図板がおかれている。
所有者の北澤氏の話を聞けたのが今回の宝物。

1962年から72年にレイモンド氏がアメリカに帰るまでスタッフとして働いていた。
とても怖いレイモンド氏に脅え、氏の定位置の長イス(引き出すとベッドになる)から死角に当たる製図板に貼付いていた。
夏の家(現在はペイネ美術館)はすぐ裏手にあった。
今は西側にある小さい家を先に建ててそこに寝泊まりしながら
「新スタジオ」を監理していた。
吉村順三氏は弟子でライバルだった。
などゆっくりしてくつろいだ口調で話して下さる。

今でも北澤氏の事務所には丸太で作った「レイモンド式」の設計依頼があるとか・・
うれしいような悲しいような話が続く。
中でも一番面白かったのはこのスタジオを手に入れた時の事。
財産処分で他を売った所すぐに壊されたり、
変に改装されたりしたのでこのスタジオはぜひ北澤氏が手に入れたかった。
4万円の給料の時に売値は3000万円、キャッシュで1500万円を積み上げて反対を押切買ってしまった。
レイモンド事務所で買う話が出たりした揚げ句、
1500万円が利いてどうにか所有できたとか。
それにしても3000万円はどうしたのでしょう?
なんて、聞けなかった。

しかしいろんな所で昔の名建築が公開されているが、
どうも「違うな」と思ってしまう。
記念碑的に絵や写真で飾り立てたり、
説明文が邪魔だったり、
「どうにかしてよ!」と感じる中、
この建物は本当に愛されて大事にされている気がする。
いくつか家具が増えたりする物の、
ふすまもソファーの布地もそのまま。
唯一円い屋根の「萱」が外され赤い瓦棒の鉄板が露出しているのが悲しい。
「萱が傷んで屋根まで悪くなるので外した。
萱職人がいなくて、手入れが出来ない」
個人で所有する事の難しさを感じる。

ゆっくり畳に座ったり、椅子に腰掛けたり、
あっという間に1時間以上過ぎてしまった。
10年ほど前に[外観だけよ]といわれてきた時に
たまたま北澤氏がいて中まで見せてもらった事があった。
あの時はまだ萱は健在だった。
やはり萱が無いとちょっと間が抜けて見える。

仲間のミチマサさんが突然
「この図面の工事の時にレイモンド氏を見掛けました。
やり方が悪いといって、すごい勢いで怒っていました。
中学生の僕は呆気にとられていました」
思い出したみたいだ。
中学生の時から工事の所を見ていたなんて
ただならぬ中学生だ。
だから今の彼があるわけだ。

いろんな事の凝縮した2日間。
この後も仲間の設計した別荘を見学によったり
建築漬けの2日間。
軽井沢銀座は車で通り過ぎるだけ・・
アウトレットショップは一歩も踏み入れないまま・・
ホームの待合室で缶コーヒーを飲んだだけ・・
それでも十二分に満足した2日だった。

建築家北澤興一氏
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軽井沢見学・脇田美術館アトリエ

2006-07-01 | 仕事・建物
 1970年竣工の脇田アトリエを訪ねた。
設計は吉村順三氏
洋画家脇田和氏の避暑地のアトリエだった所に
覆い隠すように脇田美術館が建っている。
アトリエの方は今は使う人もなく、
事前予約の団体だけが見学できるそうだ。

私たち家づくりの会のメンバー25名が二班に別れて、
美術館の絵画には目も振らず直進する。

庭を囲むように「く」の字に曲がった木造の建物。
1階の半分はピロティーで抜けている。
2階は寝室とアトリエ
今では全くの違和感のないLDKも「く」の字
明るい紫色のカーペットとカウンターキッチンの
ポイントの黄色が40年も前の建築とは思えない。
くの字の狭い方は作り付けのベンチのダイニング
広い方のくの字は庭に面した大きな窓。
障子・ガラス戸・・・行儀よく壁に収まる仕掛けだ。

写真取り放題の仲間は気が済むと、
ゆっくりベンチや椅子に座って雰囲気を楽しむ。
案内して下さった脇田画伯のお嬢さんが
「美術館が建つ前は3本のコブシが楽しめたんですよ」
今は真ん中の1本だけ。
「葉が茂ると美術館が隠れます」
美術館の回廊で視線が遮られてなんとも残念。
今どきは珍しくなくなった吊り下げのキッチンフード、
一点制作の貴重品だったのだろう。
奥はアトリエ、制作途中の絵や筆がそのままにされていた。
ドアのレバーハンドルや照明カバーなど、
一つとしておろそかにしなかった様子が見える。

「時間ですよ!」
後の人たちがじれて催促。
せっかく雰囲気にひたっていたのにまことに残念。

誰となく
「脇田和氏の作品に一言も触れずに悪い事をしたね」
でも「美術館が邪魔」なんて誰もいわなくて良かった。
基本設計は脇田画伯本人なんだから・・

脇田美術館
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