日々好日・いちよう

ちょっとした日々の一コマです

プロ中のプロの本屋さん

2006-12-08 | 読書
高村薫「マークスの山」は最初は(上)だけ買った。
乱読がたたってダブルブッキングをする事がある
1ページ読んで気づく事もあれば、最後で分かる事もある。
同じ本が2冊になる事ぐらい間抜けな事は無い
今回も「あるいは」と別に買う事にした。

すぐに「読んでない」ことに気づき近くの本屋さんに行った。
新聞広告に出たばかりなので平積みを探したが「無い」
その横では本をチョンチョン触ったり動かしたりしている人
場所が空くのを待って一回りしてきてもまだチョンチョン
店員さんだと気づいて「マークスの山は何処ですか?」聞いた。
「う」と言う感じでその人は背を伸ばし、指先が本棚の高い所に一直線
迷う事なく「マークスの山」をつかむ
「下ですよね」
「はい」
何でだろう?
作者もいわず、出版社も言わず、上下も言う事なく差し出された。
本の山の中から、この本の在りかがしっかり分かっていた。

今どきは店頭に本の検索機を操作して探す事が出来るが
こんな機械がいらない人もいた。

友達に話すとやはり驚いて
「それって嬉しいですよね」
「ほんとプロ中のプロ」
何処にも目立たないけれど仕事に誇り(?)を持っている人がいるものだ。

方南町の本屋さん「秀文堂」の話
写真は桜の落ち葉
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高村薫「マークスの山」

2006-12-07 | 読書
11月の5・6冊目の本は大当たり!
以前近所の本屋さんで目をつけていて
一回りして戻ったら無くなっていた本
近くでうろついていた叔父様に先を越されてしまった。

3年前に全面的に書き直してさらに磨きをかけた本。
山梨県の夜叉神峠から広河原に入り「北岳」あたりの
事件が全ての発端になる。
20代の頃なんの訓練もなしにこのルートで北岳に登り
間ノ岳~農鳥岳の白根三山を縦走したっけ・・
(よくも遭難しなかったものだ)
久しぶりにその頃をイメージして読み進めた。

主人公の「合田刑事」は「照柿」のイメージとは違っている。
他の刑事の視線で見るとかなり異なる。
犯人捜査+警視庁内部の戦い+検事畑の戦い
複雑に絡み随所に光る心理描写
「・・はち切れそうな昏い抱負を胸に抱いて・・」など

事件が解決に向かう一歩手前
会話だけの緊迫したページが延々と続き
お風呂にはいれなくなってしまった。

残忍なはずの犯人にた作者は愛情を持っている
読者もつい愛情で読んでしまう。
これが実際の事件なら、憎悪の対象でしかないのだろう。

高村薫は「晴子情話」以降もうミステリーは書かない
と言っていたが残念至極。

しかし連絡方法が今の携帯電話の時代なら
進行も変わった事だろう
平成4年はぎりぎりの線かもしれない。
などと考えながらよ見終わった。

9年前に映画化されていた。
キャストを見ると私のイメージとぴったり。
気になる、見てみたい・・
ミステリーの最高傑作がどのようになっているか・・
映画「マークスの山」
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うれしいお礼の手紙

2006-12-06 | 仕事・建物
とっても嬉しい手紙を貰った。
友達の黒姫山荘で一緒に遊ぶ友達から「お礼」
友達の友達なので詳しい事は知らない
ユニークな人で夫と二人暮らし
夫の描写が面白くって話を聞くのが大好きだった。

この前に仕事先の工事中の建物について色々相談された。
工期が遅れているのに人事みたいに説明する設計者と業者
上棟式に行く時はどうすればいいかなど
仕事先の人に代って聞いた来たので、出来る範囲で答えた。

そのお礼の手紙だ。
建築が無事終わった事
不備があったが解消してもらった事
話の口調そのままで楽しい文面
手すりの事では「落ちたら死ぬ!」
「猫もいるし・・」とある。
思いがけぬ顛末があったようだ。

仕事柄しばしば建築の相談をされる
心細かったり、知識不足だったり、不信感を持ったり
近くに専門家がいたら便利に違いない。
中には面識がなく、名乗りもしない人から延々電話もある。
相談される事はいとわないが
結果報告はまず「ない」
時にはお礼に何がしかの物を送ってくださるが
こんなふうに報告の写真を貰ったのは初めて。
今までで一番「うれしい」

早速返事を書こう。
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常緑つる「ムベ」

2006-12-05 | 自然・風景
現場の帰りに見かけた。
フェンスにからませたり、見かけるつる植物
実が「アケビ」にそっくり
別名を「トキワアケビ」という(今初めて知った)
日本名「トキワ=常葉」常緑樹だ。
長年アケビと思っていたあの実もヒョッとしたら
「ムベ」だったかもしれない。

虫がつきにくく、無粋なフェンスを隠してくれる。
「建築家は蔦で失敗を隠す」
と言われているが、覆い隠すには長年掛かりそうだ。
春には白い小花が咲くのは知っていたが
実がこんなになるなんて、また頭の中の植物図鑑が増えた。

おわびです 
昨日私のホームページの工事不備で
Explorerではアクセス出来なくなっていた。
Netscapeやsafariでは良かったもののチェック不足でした。
ごめんなさい・・・
工事は8割方終了、見てくださいね。
htpp://www/d3.dion.ne.jp/~ichiyou/ 
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藤岡琢也さん自然体

2006-12-04 | その他
夕刊に俳優「藤岡琢也」さんの惜別の記事が載っている
以前見かけた事があった。
現場に行くために赤羽駅のホームの
乗車位置で次の電車を待っていた
違う電車が入ってきてドアが開いた。

ドアの正面に藤岡琢也さんが座っている
着飾って(普段着なんだろう)髪が白く、
色が白く、ピッカピカに輝いて見えた。
端正そのもの、いかにも俳優らしい華やかさと愛嬌
「あっ!」と思うが名前が浮かばない。
挨拶すべきか、知らん顔をすべきか一瞬戸惑う。
あちらは自然体でこちらを見る
つい目をそらしてしまった。
ドアが閉まりぴしっとした姿勢が少しも動かないまま・・

有名人と目があうとどうしていいか分からない
テレビなどでは気楽に声を掛けている叔母様達を見かけるが
そうもいかずついオドオドしてしまう。
目礼位すれば良かった。

写真は花リンゴ、実が沢山なっていた。
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まちまちの柿

2006-12-02 | 仕事・建物
ホームページの改稿を進めていた。
まとまった時間がとれず、一気に変えようと今日張り切った。
ところが朝からあれやこれやするも、フレームが一向に直らない。
理解をしてホームページを作ったわけでなく
パソコンの師匠に基盤をアップしてもらっていた。
師匠に連絡がとれない今日、ヘルプの当てもなく
いじくり回し、スッタモンダの揚げ句
元に戻して(戻っただけまし・・)今日は終了。

おやつに柿を食べよう
生協の食品はサイズがまちまち
大きな柿と中くらいが混ざっている。
スーパーの野菜を見慣れているとかなりびっくりする。
しかし、自然のものは姿形がまちまちなのが本来の姿
一番大きな柿にしようっと!

来週ホームページは一からやり直そう
トホホ・・
分かりかけたからまっ、いいか・・
コメント (9)
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新代田駅、ホームに草

2006-12-01 | 自然・風景
今日は昨日撮り損ねた現場の撮影に出かけた。

バスで京王井の頭線の新代田から電車に乗る
最初この駅ではホームに違和感を覚えた。
ホームに草が生えている・・
田舎の駅ではよく見かける風景が都会では珍しい
駅員の怠慢ではないかと思った。

よく見ると水引草・アジサイ・オシロイバナ
ニセアカシア(?)の幼木
勝手に生えてきたのをそれなりに手入れをしてあるみたいだ。
怠慢ではなく息抜きのための「粋」
見慣れてくると気遣いが感じられるようになった。

この新代田駅から乗る事もあと数回
都会のなかのローカル駅
それでも朝の早い時間は乗降客が多い
電車が行ったばかりで人が少なく写真を撮る事が出来た。
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