日々好日・いちよう

ちょっとした日々の一コマです

上野公園は人の波

2009-04-11 | 自然・風景
久しぶりに上野の都美術館に行った。
長いお付き合いの建て主さんから案内状をいただいた。
「新世紀展」入選
日本画展にはよく行くが、油絵はご無沙汰をしている。
会場に一歩入るって「しまった!」どんな絵なのか見当もつかない
一枚一枚名前と絵を見比べていたが
絵が多い・・(展覧会だから当たり前)
ようやく展示リストを探して8番の部屋番号に行き
見渡した途端「あれだ!!」分かるこの不思議
最近作は年賀状の絵しか知らないのに・何故だ?

作品「女ひとり」
窓から光が当たる一角(たぶん)で静かにお茶を飲む女性
静かに穏やかに抽象と具象が交じり合った(たぶん)静かな風景
幸せなんだな~~
心が静まる作品(たぶん)
行き帰りに見て・立ち止まって堪能した。

暖かいより「暑い」今日、上野公園は人で一杯



西洋美術館ではルーブル展
(西洋美術館を世界遺産にしたいらしい)
国立博物館では「阿修羅展」



公園はお花見の人並み
花は散り葉桜だというのにシートを敷き宴会の真っ最中や
飲み過ぎて寝てしまった人・ひと・・
小川のせせらぎは花びらで埋まり「花道」状態



弁天橋付近も人の波



それでも階段下の「菊桃」は満開



ソフトクリームを買った不忍池のお店の八重桜も満開
(桜に比べてソフトクリームは今一)



日差しジリジリ
人波でヘキエキして、そうそうに引き上げてきた。
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幹に失礼・車庫に失礼

2009-04-10 | 自然・風景
先日見知らぬ人から相談の電話を貰った。
家が古くなり親は移転を考えているが高齢なので心配・と
下町人情で良かった地域が、無礼な新参者に悩まされている。
陽気な人なのか初めての電話とは思えないような打ち解け方で
「お宅の事務所は何処ですか」朗らかに聞かれて
「杉並です」明るく答える。
「下町とは違うの豊かなお屋敷町でしょう」

杉並区の何処もが広い住宅街とは限らないが
今日のBlogの界隈は広く静かな道路にひろ~~い敷地の住宅街

打合せの行き来に好き勝手な道を歩くと
「う・・」



木の幹に包帯??
大事な紅葉(たぶん)の枝の下に車庫を造った。
チト幹とバッティング
幹に失礼・車庫に失礼
お互いが相まみえて・・仲良く共存



一歩さがって見上げると・・
なんの不思議もない景色。
どうしてもこの大木は切りたくない!!
どうしてもここに車庫が欲しい!!
家主の強い意志を感じる紅葉と車庫だが
この横丁がどの道だったのか??
二度と行けそうもない。
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乃南アサ「風の墓碑銘」&解説

2009-04-09 | 読書
小学生にパソコンを使わせたのが間違いの元
何故かPhotoshopが使えない。
ゲームの前の注意事項を復唱させた
 1-ファイルとメニューバーはいじらない
 2-乱暴に扱わない
 3-タイピングはやさしく・・なのに
Photoshopの位置が変わって、起動するものの写真を取り込む途端にいなくなる!!

・・というわけで、今日は以前加工した本の写真「風の墓碑銘」



必ず読む作家の一人「乃南アサ」しかも、熱烈なファンの「音道貴子」女刑事
しかし、なにかが変
馴染んだはずの相方刑事「滝沢」が元のいやな奴に戻ってる。
音道シリーズの初刊は仕方ないにしろ、その後の数冊で気心が知れたはず。
まあ・一方的に中年の滝沢刑事の思い入れだったかも知れないが
読者の私も同じ思い入れで取りついたための齟齬かも・・

取り壊した家の解体現場から出てきた二人の白骨死体
次の殺人事件に回された音道がバラバラだった二つの事件を結び合わせる。
この間、老人施設で働く若者達の前歴があばかれ
思いもよらぬ人物像をあぶり出す。
乱暴者に見えた若者がこわもての仮面を脱ぎさり、心優しい面を見せる。
奥深い刑事の視線で救われ、偽善的成功者が仮面を剥がされる。

気の合った同僚のはずの女性鑑識がとんでもない自己中だったり
音道の私生活と滝沢の家庭がかいま見える。

とんとんと進み、目出度いハッピーエンド。
読んでホッとする展開は毎度の事ながら「おみごと!」

それに巻末の「池上冬樹」の解説が素晴らしい。
時には読んだばかりのストーリーを並べられたり
関連性の薄い文章だったり、ガッカリする事がままあるが
快い興奮そのままに乃南アサの事に触れ、ストーリーに触れ
さりげなく双方を持ち上げる。
こんな解説にも感激しながら2月初めに読み終えた、お勧めの本です。
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入学式の思い出などなど・・

2009-04-08 | 自然・風景
今年の桜は遅い開花だった。
おかげで、入学式は満開の桜の下で行われたのだろう。
ここ数日町中でピカピカの新入生と負けずに着飾ったお母さんを見かける
きっと、思い出ぶかい入学式になったでしょう。



半世紀以上も前の私の入学式も忘れられない。
当時母は小学校の教員
午前中に入学式の準備で忙しかったのだろう
待ち飽きた頃、ようやく帰ってきて急いで手をつないで出かけた。
「早く・はやく」で気が焦ったのか、電柱の横で転んだ。
下ろしたてのタイツが破れ、黒いタイツに肌色のひざ小僧が除く
今でも思い出すが、その後の恥ずかしさは憶えていない。
緊張しまくってひざ小僧に気が回らなかったんだろう。



今日、出がけに遠回りをして見た済美運動場の桜
満開が進み地面もピンクに染まるのに
「公園ではありません無断入場禁止」と無愛想。
(門の外で撮りました)

善福寺川ではにわかカメラマンの叔父様・叔母様に私
桜だけでなく、紅葉も負けてはいない。



今日初めて見つけた電線の移らないスポット
桜に紅葉にメタセコイア
これから、定点観測場にしようか??

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都庁には若葉がよく似あう

2009-04-07 | 自然・風景
今日は先々週に続き、また都庁の前を通り東京建築士事務所協会へ行った。
先月の建築事務所の年次報告の届け出、
今回は「管理建築士講習」の申し込み書類を貰いにいく。
配布を数日早めてくれればいいものを
たった数日違いで二度も足を運ばなければならない・・



桜は何処も満開状態で、ありがたみは薄れてしまった。
都庁には桜より若葉がよく似あう。
メンテナンスが必要な都庁でも若葉が添えられるとキリッと若々しく見える気がする。



午後は家づくりの会の窓口当番
珍しく問い合わせや相談の電話が続いた。
春には「家をどうにかしなくちゃ~~」と思う人が増えるようだ。



帰り着くと玄関前から見える桜も満開
薄暮に夕焼け・・
これだけで充実した一日を過ごした気分になれる。
暖か過ぎて汗ばむほどの今日、明日もお天気で春真っ盛りだろう・・
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お花見と肩凝り

2009-04-06 | 趣味・遊び
土曜日はお花見のどさくさに紛れてブログをお休みし、失礼いたしました。
善福寺川周辺や公園は絶好のお花見日和
桜は90%咲きの見ごろで
白にピンク交じりのあでやかさ。



よくよく見ると、花びらにしわ
開きたくてもも開けない寒さのせいで、たたみ皺が出来てしまったのか??
毎年の事なのか?
定かっではないが初めて気づいた。

土曜日のためか、咲ききらないうちに花見をしてしまったためか
例年より人でが少ない気がする。
それでも、桜の木下にはシートを敷いて家族連れ
友人たち、会社仲間か思い思いに食べ飲み賑やかだ。

そんな高揚した中でも携帯電話は無情
一気に仕事モードにさせられる。
工事中のお隣さんからクレームが寄せられ、
工務店さんは必死で連絡をとってきた。
お施主さんに改めて連絡をとってもらうと難なく一段落。



再度気持ちを緩めてお花見モードに戻る。
おかげで本日は首が回らない。
お付合いで野球のキャッチャー役
ウン十年ぶりにバットを振り、ボールを投げて
錆びついた肩の筋肉がコ~リコリ・・
少し鍛えなくっちゃあ~~
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柳家小三治・独演会

2009-04-03 | 趣味・遊び
昨夜は溝ノ口の落語に行った。
友人が切符を手配してくれていたが、
柳家小三治は落語家で切符の取りにくい筆頭らしい。



子供の頃から落語が好きで、よくラジオを聞いていたし、
新宿の末廣亭に通っていた頃もあったが
ホール寄席は初めてだ。

溝ノ口のすぐ正面の最上階「高津市民館大ホール」で開催された。



舞台の上には緋毛氈にまっ赤な座布団、と金屏風
これだけでワクワク、面白い事が起きそうな気分になる。
前座は三之助さん、こなれた感じで友人は感心しきり。
黒紋付きの師匠は、ゴクゴク何気ない雰囲気で
ごく普通の喋り口だが、次第に舞台設定に載らされて笑いの波
師匠は「落語は笑わないのもあります」とおっしゃるが
人情ばなしでも感動や共感のお返事は「笑い声」になりそう。
シン・としているより観客とてなにかで反応したくなる。

二部は師匠の「朗読」
落語会で「朗読?」だが、師匠からお願いしたようだ。
600人もはいる会場が、壇上と私、皆がそのような気分にさせられる。
これこそ名人のなせる技
気取らず・気張らず、お隣のご隠居さん
そんな雰囲気にさせられる事こそが名人なんだろう。

・・でも朗読よりやはり「落語」がいい!!



会場の入口には世話人さんの筆による看板
こちらも、素敵でした(ぼけて失礼)
誘ってくれてありがとう。
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3ch「美の壺」

2009-04-02 | 趣味・遊び
日曜日の星岡の茶事で本を頂いた。



TVの3チャンネルで金曜日(10時~)に放映される「美の壺」
谷啓さんがとぼけた味をだしながら進行する番組で
日本の古来の「美」を分かりやすく解説する。
「庭」「蔵」「左官」「和紙」・・など
鑑賞する壺を壱・弐・参に分け
「季節の移ろい」
「器と料理が織りなす和」
「飾り包丁に遊び心」など
みじかに感じられる工夫が凝らされている。

以前番組を見ていたら、星岡のご亭主が出てきたのでビックリした事があるが
それを編集し直し、写真を撮り直し、資料を加えて
美しい本になっている。

ご亭主の井関宗脩先生の星岡のお茶会の模様と
懐石料理が掲載され
知っているお部屋・知っている人・見た事のある器とお料理
奇麗な写真になって
年に二回の茶事がさらに楽しく感じられ
誇らしい気持ちになる。

次のお茶事は10月の「夕去りの茶事」
また新たな楽しみが加わった。
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会社の品格

2009-04-01 | ニュース
テンプレートを変えました、見た目さわやかですが内容はいかに??

この所の不況で、勤めを辞めざるを得ない人が続出
姉も29年と9ヶ月働いていた会社が閉鎖した。
まだ3年は働きたいといっていたが、
会社から「もうやっていけない」と説明されて1月、昨日で退職した。
数年前から海外との競争で、暇になっているのが見えていたらしい。



働きはじめは地元の個人経営の会社が、
大手商社に吸収され、待遇がよくなった。
パート勤務が準社員になり
厚生年金、失業保険に加入し、さらに希望者には個人年金まで加えられた。

おばさんばかりの職場でお互い励ましあったり
家庭の不満や亭主の愚痴、
子供の心配事をぶちまけて知恵を授けてもらったり、助けたり。
「働いていてよかった」何度も言っていたっけ・・
家計を助け、子供の世話にならずにすむ蓄えも少しは出来たようだ。

会社閉鎖で社員はもとよりパート社員まで次の仕事を斡旋し
系列会社に移動できるようにしてもらえた人が多いとか。

仕事を引き継ぐ会社に姉達を派遣して
仕事の手順ややりかたの説明をさせ、
取引先に迷惑をかけないように取り計らった。
これぞ会社の品格というものだろう。

会社に「お別れ会に部屋を貸して」とお願いすると
「その費用は会社持ちにさせて下さい」と言われ感激していた。
口うるさいおばさん達の集団から、不平不満はでなかった。
数十人いるみんなが「仕方ないね」と次の生活に移って行ったようだ。

大きな会社が人を人とも思わない使いかたを見聞きするが
こんな素晴らしい会社が今どきは珍しくなっているのだろうか?
ひどい辞めさせられかたをすると、その会社の製品は絶対に買わないだろうし
聞くたびにいやな気持ちにさせられる・はず。
姉達は「伊藤忠商事(の子会社)」と聞くたびに
懐かしい気持ちにさせられる事だろう。

働いていた皆さん、お疲れさまでした。
写真は姉に捧げる「桜」
(今日の泉南中学の前庭)
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