草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

福島県民が泣いているのに誕生祝いを強行した恒三先生

2011年05月24日 | 政局

 渡部恒三先生もよっぽどやきが回ったようである。地震、津波、原発で福島県民が悲嘆にくれているのに、誕生日会でもあるまい。いくら小沢一郎と仲直りができたとはいえ、今日午後5時から二人して憲政会館で開いたというのは、あまりにも非常識だ。原子力発電所をどんどんつくれば、国民が健康になると言っていたのは、一体、誰だったろうか。電源立地の初代事務局局長を務め、福島に原発を建設した張本人は、恒三先生だったのである。自民党を批判する人たちがいるが、その中心にいたのは、田中角栄の子飼いの者たちだ。角栄が新潟県の柏崎に原発をつくるにあたって、まず福島県で先鞭をつけたのである。東京電力の中興の祖とまでいわれている木川田一隆に可愛がられたのも、角栄が間を取り持ったからだろう。今から約40年ほど前のことである。それだけに、東京電力には色々と世話になったはずだ。いくら被害者面をしたり、他人事のようなことを言っても、それは通用するわけがない。恒三先生が小選挙区で勝てたのも、東北電力、東京電力の労働組合の後押しがあったからだ。そうでなければ、保守の牙城である会津で当選できるわけはない。政治家として自分がやってきたことを後悔することもなく、誕生日を祝うことができる神経は、見上げたものである。

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被曝から子供たちを守るため福島県は疎開を決断せよ!

2011年05月24日 | 医学

 福島市や郡山市では子供の遊ぶ姿が見られなくなった。県外に転校する子供が続出している。毎日新聞によると、被曝を恐れて、郡山市から県外の学校に転校した子供の数は325人、中通りに地方では1000人規模になるという。福島第一原発から約100キロ離れた会津若松市においても、親たちは途方にくれている。福島県全体が、風評被害ではなく実害に怯えているのである。さらに、産業活動も落ち込んでいる。観光客はゴールデン連休中は、かろうじて対前年比40パーセント程度は確保したものの、それ以降は閑古鳥が鳴いている。農産物の売れ行きもサッパリで、首都圏で福島県の物産展を行ったりしているが、自分たちの命がどうなるかで戦々恐々としているわけだから、もう一つ力が入らないし、「2ちゃんねる」などでは批判が相次いでいる。放射能物質で汚染されているのではないか、という不信感があるからだ。民主党政権がいくら安全だとか言っても、もはや国民はそんな言葉を信用していない。俳優の山本太郎が福島県を超放射能汚染地帯と位置づけ、そこからの避難を呼びかけているが、それを一笑に付すことができないほどに、福島県は混乱しているのだ。ここまで深刻になると、まずは子供たちだけでも、すぐに疎開させるべきだろう。  

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