草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

御用マスコミの一角が崩れ転覆寸前の民主党政権

2011年05月23日 | マスコミ評

 マスコミの一部は今なお民主党擁護をやっており、厳しく批判されるべきだろう。しかも、面白いことに、その手口が巧妙である。1号機への海水注水中断をめぐって、官邸の関与を問題にしたのがTBSで、逆に菅首相をかばったのが、フジテレビであるのは意味深だ。福島第一原発は現在進行中であるので、責任追及は後回しにすべきだというのが、フジのテレビの論調である。ローカルの系列局である福島テレビで放送した大熊町民の声を全国に流したりで、論点をずらそうと必死だ。それから、NHKも福島県のローカル枠で、放射線に危険はないかのようなデータを、どこかの学者に語らせていた。嗤ってしまったのは、喫煙者や、1日3合の酒を飲む人の癌発生率と比較したりして、冷静に対応することを呼びかけていたことだ。これに対して、国民サイドに立って、事故の究明しようとしているのがTBSなのである。また、福島県の親たちが今日、子供が校庭を利用できる放射線量の基準について、年間20ミリーベルトを撤回するように、文部科学省に要望書を提出した。このことに関してだけは、マスコミ各社とも、いつになく大きく取り上げていたが、民主党政権はマスコミによって誕生した経過があるだけに、マスコミの一角が崩れると、それで一巻の終わりなのである。

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日本人の美徳に反する民主党政権の卑怯な振る舞い

2011年05月23日 | 思想家

 国民に本当のことを伝えないは、ウソはつくはでは、信用がガタ落ちになるのは、しかたがないことだ。誰のせいで、福島第一原発への海水の注入が中断したのかをめぐって、民主党政権は、またまたウソをつきまくっている。菅直人首相が自ら横槍を入れたことを隠蔽するために、コロコロと発言を訂正している。細野豪志首相補佐官の目をキョロキョロさせた態度から一目瞭然なように、完全に自分たちに分が悪いのである。しかし、今回の原発事故対応の不手際は、このことだけではないだろう。今後、続々と発覚してくるはずだ。かつて村松剛は、フランスの詩人のヴァレリイの「人間はうしろ向きに、未来にはいって行く」との言葉を引用しながら「人間は未来を想像するために素材を、既知の過去に求めるほかはないのである」(『歴史に学ぶ』)と書いた。菅首相は日本の歴史を紐解いたことがないし、身を捨てて国難にあたった先人から学んでいないのだろう。已むに已まざることであったとはいえ、日露戦争の旅順攻略で、夥しい部下を死なせた乃木希典は、後日、自ら命を絶った。古来、日本人をそれを美徳としてきたのだ。自己弁護に終始し、卑怯な振る舞いしかしない民主党政権を、日本国民は断じて許すわけはないのである。

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