草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

菅首相に会津の起き上がり小法師は似合わない

2011年05月30日 | 政局

 ネットの産経ニュースで知ってビックリしたが、よりによって菅直人首相が、起き上がり小法師を持ち歩くのだけは、ありがた迷惑だ。福島第一原発の事故で、不安のどん底に突き落とした張本人のくせに、会津の民芸品を見せびらかすだけで、福島県民をおとなしくさせられると思ったらば、お門違いもはなはだしい。起き上がり小法師は、初市に家族の数よりも一つ余計に購入するのが、会津の風習である。家族が一人増えることは、大きな喜びであるからだ。しかし、今、福島県で起きていることはどうだろう。福島第一原発の周辺からは人影が消え、そうした無人地帯がどんどん広がっている。そこから50キロ以上も離れた福島市や郡山市でも、子供たちがいなくなっており、かつてのような活気が失われてきている。職場があるために、父親だけが残って、母親と子供が県外に引っ越すという家庭が続出している。家族そろって、夕餉の食卓を囲む光景は、もはや過去のことになりつつあるのだ。あのニヤニヤした顔でいくら媚を売られても、福島県民は嬉しくも何ともない。それよりも、菅首相には、さっさと退陣して欲しいのである。民主党政権に嘘をつかれて、被曝してしまった者たちの怒りは、当然のように菅首相に向いているのであり、堪忍袋の緒はとっくに切れているわけだから。

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官僚に丸投げする民主党政権のお粗末な原発事故調査委員会

2011年05月30日 | 災害

 冗談にもほどがあるのが、民主党政権が発足させる福島第一原子力発電所の事故調査・検証委員会なるものだ。法務省の検察官や省庁関係者がメンバーだというのだから、人を食った話である。検察官というと正義の味方のように感じるが、最近やったことといえば、民主党政権の不始末を隠蔽するのに手を貸しただけではなかろうか。そんなことをするよりも、週刊現代や週刊ポストが今週号で取り上げているような疑問に、正直に答えることが先決だろう。3月12日の朝、福島第一原発を菅首相が視察するにあたって、スピーディの情報が利用されていたという疑惑が、国民が一番知りたいことである。さらに、1号機への海水注入を中断させようとした菅首相の振る舞いは、本当に常軌を逸していたかどうかも、国民の前に明らかにすべきだろう。自分たちの不手際を表ざたにしないために、官僚を使って調査した振りをするというのは、どこまで国民を愚弄すれば気がすむのだろう。しかし、大新聞やテレビは民主党政権や東京電力に媚びへつらっても、一部の週刊誌は大胆に切り込んでいるし、ネットのブログでは、菅政権を不信任に追い込むべきだという意見が、大勢を占めている。谷垣自民党は、まずは党首討論で菅首相の不手際を徹底的に追及し、完膚なきまでに叩きのめすべきだろう。

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今こそ自民党は闘争心をむき出しにして政権を奪還せよ!

2011年05月30日 | 政局

 菅政権は死に体であるのに、もう一つ自民党は攻め切れないようだ。民主党内の造反を期待しているだけでは、相手を追い詰めることは難しい。やはり、谷垣禎一総裁が闘争心をむき出しにして、正面から激突する以外にないのである。そして、小泉純一郎元首相が言及したように、今回の福島第一原発の事故については、まずはこれまでのエネルギー政策の過ちを認めることが大切だ。これだけ甚大な被害が出ているわけだから、居直ることは許されない。それでいて、野党としての責務も果たすべきだろう。国民の命を軽んじる今の政治は、一日も早く終わらせる必要があるからだ。事態は刻々と深刻化している。枝野幸男官房長官が、大丈夫だといっていたことは真っ赤な嘘であったのだ。昨日も福島市にいる友人から電話があり、「どれだけ被曝しているか検討がつかない」と嘆いていた。国民の風当たりが強まったせいか、ようやく国も重い腰を上げて、学校の校庭の土砂を削ったりすることを奨励しているようだが、そんなことで子供の命が守れるのだろうか。放射能の高濃度汚染地帯である福島県は、見捨てられてしまったような気がしてならない。そうさせないためにも、自民党には不退転の覚悟で頑張ってもらうしかない。昨日の水戸市長選挙で自民系が勝利したように、国民の多くは菅内閣打倒を望んでいるわけだから。  

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