草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

軽薄な情勢論で菅政権を擁護するエセサヨク

2011年05月25日 | 思想家

 日本のサヨクがあまりにもいい加減だから、菅直人首相あたりを擁護するのだろう。吉本隆明、竹内好、高橋和己、さらには埴谷雄高や鶴見俊輔に共鳴したことがある団塊の世代としては、エセサヨクの跳梁跋扈が許せないのである。一般大衆に本当のことを教えるとパニックを起こすらかと、原発事故の情報を隠し通して、2ヶ月以上も経ってからメルトダウンを発表するにいたっては、問題外である。今の政権を追い込む気がないサヨクは、放射能汚染地帯の子供をどう考えているのだろう。大衆の思いを無視して、権力を手にしたいだけだろう。米沢工専門時代の吉本隆明が、大東亜戦争の末期につくった「祖国の山や河よ/ 歴史のしずかな悲しい石よ/今決死のさかいにあって、/しずかにしずかにひそんでいる大きさよ」(「草ふかき祈り」)という詩を口ずさむことがないサヨクは、軽薄な情勢論で右往左往するしかないのだ。大衆の土俗的エネルギーをつかまずして、革命などできるわけがないのに。また、高橋和己が語ったように「レーニンだっておそらく、震えていた。革命なんてそんなものじゃないかな」(「大いなる過度期の論理」・三島由紀夫との対談)というのを知らなければ、決死の行動には移れないのである。  

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口でうまいことを言って民衆をたぶらかすのがサヨクだ!

2011年05月25日 | 思想家

 やっぱりサヨクはそんなものなのである。社民党は菅内閣への不信任案に同調しないのだという。後ろでは手をつないでいるのだから、驚くに値しない。子供への被曝線量の問題で、党首の福島瑞穂がいくら福島の親たちの味方面しても、それはあくまでも表向きなのである。子供たちを死に追いやろうとしている政権を打倒しなくて、どうして子供たちを救うことができるのだろう。まさしく正体見えたりである。堂々と敵に塩を送っているのだから、ある意味では、親たちを騙したことになる。サヨクは権力を手にしたいのである。そのためには手段を選ばないのだ。芥川龍之介の「或る阿呆の一生」のなかに「誰よりも民衆を愛した君は 誰よりも民衆を軽蔑した君だ。」(「英雄」)という言葉がある。そこに出てくる背の低いロシア人というのは、レーニンのことである。前衛党による革命を達成した「英雄」の胸のうちを、芥川が推察したのだった。サヨクというのは、自分の野望の達成のためには、民衆を踏み台にする連中だ。ほとんどが展望なき騒動師であり、独裁によって国家を否定しようとする夢想家なのである。  

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原発の混乱に乗じる極左の狙いは国家解体だ!

2011年05月25日 | 政局

 福島第一原発の影響が深刻化してくるにつれて、頭をもたげてきているのが極左である。このときとばかり福島県民に接近して、自分たちの勢力拡大を図ろうとしている。しかし、彼らが根本的に間違っているのは、今回の危機は国家不在が問題なのであって、国家解体を推し進めるような動きは、百害って一理なしなのである。自衛隊や警察を否定し、無政府状態を容認するようなことは、断じてあってはならない。さらに、許せないのは、極左活動家の大半が、先の総選挙で民主党を応援していることだ。極左に近い社民党の福島瑞穂が閣僚になったりして、民主党と蜜月時代があったのを忘れるべきではないだろう。私たち保守派は、国家の再構築を目指すのであり、国家解体を目論む勢力とは、一線を画すはあたりまえだ。原発事故の対応をめぐっては、国家としての役割を果たし、国民の生命と安全を守ることを主張している。年間1ミリシーベルトを超える地域が軽く400万人を突破するといわれるなかで、混乱なく事態を収拾させるには、国家レベルで何ができるかだ。そこで中心になるのは、自衛隊、警察である。国家非常事態を宣言し、戒厳令を布き、治安の維持を最優先にしながら、ときには強権を発動すべきなのだ。そうした面での危機意識が乏しい極左は、民主党政権の失敗を隠蔽しようとする、あくまでも仇花に過ぎないのである。  

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